2010年12月31日金曜日

よいお年を!

 今年も、あと数時間です。

 多くの方に、今年1年お世話になりました。

 本当に、ありがとうございました。

 人と人とのつながりの大事さも、実感した1年でした。

 多くの方の願いにこたえられず、もどかしい思いをした1年でもありました。

 来年こそは政治変革!

 明日を生きる希望が見える政治になるよう、全力を尽くします。

 今年1年を振り返ると‥‥前半の半年は参院選候補として活動してたので、そのことばかりしか頭に浮かびません (^^;;)

 何か自分の身に変わったことって、あったかな‥‥。

 後半は衆議院5区補選の裏方&応援で、年末は来年の地方選準備しか頭に浮かばない‥‥つまり選挙漬けの1年だったということですね。

 う~ん、来年は少し自分を磨く時間もつくらないと。

 おっと、来年は私も40歳!‥‥時が過ぎるのは早い。

 これから家も掃除します。

 みなさんも、どうぞよいお年を!

 【今日の句】 虎穴から 兎が顔出す 大晦日

2010年12月30日木曜日

今年もあと1日

 今年も明日を残すだけになりました。仕事の合間に何とか年賀状も書き終え、家の掃除は手付かずで‥‥やっぱり慌ただしい年の瀬です。

 今年1年をふり返るテレビの特番や、新聞の特集などを見て、そういえば冬季オリンピックやサッカーW杯のあった年だったことを思い出しました。

 そして今年の1月は、首相は鳩山氏だったんですね。

 新たな政治への期待や、少し言動があやしくなってきた不安などが、年頭に交わされていたことも思い出しました。

 そして1年立って、不安の方が拡大どころか不満へと変わってきた、という方も多いのではないでしょうか。

 党の年末課題とあわせて、年明けすぐの活動資材を準備しています。

 いよいよ来年は、いっせい地方選。

 私も道委員会の仕事と、各地に足を運んで一緒に訴え、大車輪でがんばるつもりです。

 【今日の句】 買出しも せぬまま明日は 大晦日

2010年12月29日水曜日

B型肝炎:年内の解決を!

 B型肝炎訴訟の原告団らが、昨日から官邸前や厚労省前での宣伝や座り込みを始めました(こちら)。

 文字どおり命がけで原告団らがたたかっているのだと思うと、何か自分にできないだろうかと思います。

 肝炎感染の可能性は、誰にでもあります。

 そして患者らには、時間がありません。

 菅首相!

 小沢氏への対応も重大問題でしょうが、国として加害責任を認めるよう、今こそ政治決断すべきでは!

 首相の「冬休み突入」に、こればかりは「ちょっと待った!」と言いたくなります。

 【今日の句】 寒風の 風上なのは 官邸か

2010年12月28日火曜日

現世代の課題は、現世代のうちに

 今日から妻と娘が里帰り。洗濯や自炊は気にならない私ですが、帰ったときに家が寒いと、やっぱりちょっと寂しい感じ。

 私は札幌に残って、正月も宣伝です!

 その前に今年の仕事は今年のうちに‥‥来年の地方選挙に向けた資料などなど、作成しています。

 今日は、依頼されていた原稿も完成。よし、よし。

 温暖化対策に関係した原稿でしたが、夕刊を見ると政府は、温室効果ガスの国内排出量取引制度の導入を先送りしたと。

 日本の温室効果ガス排出は、大きく分けて「産業界:家庭=8:2」です。

 もちろん家庭排出を軽視するわけではありませんが、産業界での実効ある対策が必要で、そのカギを握っているのが排出量取引制度だったはず。

 COP16で「化石賞」を受けたことも恥ずかしいし、そもそも地球的見地で政策が議論されない現状がもどかしい。

 現世代の課題は現世代のうちに!

 「あとは野となれ、山となれ」であっては、ならないと思います。

 【今日の句】 ギリギリは すでに国民 言い続け

2010年12月27日月曜日

政局がらみの話は年末恒例か

 夕方、打ち合わせを終えて事務所に戻る途中‥‥スッテーン!と、見事に今冬の初転び。痛かった‥‥。

 みなさんも、お気をつけくださいね。

 さて、国政は「たちあがれ日本」が連立不参加を決め、民主党役員会は小沢氏の政倫審招致議決を決めたようです。

 ここ数年の年末は、色合いは違いますが新党構想や政局がらみの話が出てきていると思うのは、私の思い違いでしょうか?

 なぜに新党かといえば、政党助成金が「1月1日現在の所属議員数」に応じて交付されるから。

 政治活動にはお金がかかるものですが、税金頼みが正しいことか。

 日本共産党は、この助成金も企業・団体献金も受け取らずに活動していることは、多くの方がご存知だと思います。

 政党助成金制度は他国にもありますが、「選挙で女性候補が半数を占めること」など各国なりの規制をもうけています。

 「税金を使うことは、国づくりにつながること」なのだから、ただの「つかみ金」にはしない、ということなのですね。

 しかし、その「つかみ金」制度なのが日本の政党助成金です。

 それにしても、政局がらみの報道が相次ぎ、多くの方も嫌気が指しているのではないでしょうか。

 いま論じ合うべきは、新しい日本の姿です。

 【今日の句】 白いまま 賀状が残る 5日前

2010年12月26日日曜日

原発抜き・地域再生の温暖化対策へ

 羽幌町で1mもの降雪! 日本海側は大荒れなんですね。交通障害だけでなく、生活上の被害が出ないか心配です。

 札幌は予報に反して?雪は降りませんが、路面はツルツル。

 冬だから当たり前と言えば当たり前ですが、歩きやすい路面の方がありがたい、ですよね。

 さて今日は、頼まれていた原稿書きのために本を読み続け‥‥吉井英勝・衆議院議員著「原発抜き・地域再生の温暖化対策へ」です。

 原発問題の第一人者・吉井さんだけに、かなり詳しく原発の歴史的到達点がわかります。

 同時に、今後の展望として再生可能エネルギーの活用に必要な諸点をまとめています。

 とても、このブログには書ききれない内容だけに、ぜひご一読をすすめます。

 原発の「安全神話」こそ危険であることが、よくわかります。

 そして、だからこそ厳しい国民的監視と、再生可能エネルギーの爆発的普及の具体的道筋が不可欠になります。

 さぁ、この大きなテーマをどうまとめていくか‥‥締め切りだけが迫ってくる‥‥がんばります。

 【今日の句】 各国が 手を引く理由が よくわかる

2010年12月25日土曜日

自民党化が進む菅政権

 ご意見をいただき、ブログに .pdf 形式で画像を挿入しようとしたらうまくいかない‥‥よく見ると .jpg や .gif 形式でしか貼れないようでした。

 やりようがあるのかもしれませんが、また時間を見つけてチャレンジです。

 さて、政府の来年度予算案が閣議決定されました(こちら)。

 企業寄り(正確には大企業寄り!)が鮮明になった予算案であることは、新聞各紙も報じているとおりだと思います。

 ただ、それが「成長戦略」として評価されるとなると、見間違いではないか。

 雇用維持のための法人減税と菅首相はくり返しましたが、減税分が内部留保にまわることは明白。

 景気浮揚に国内需要を拡大するというのなら、カネ余り状態の大企業の内部留保を社会的に還元する仕組みに切り替えるべきではないでしょうか。

 予算案の大きな特徴の1つは、米軍支援に固執していること。

 名護市に「新しい市長が(辺野古への)普天間移設に反対を表明したから」再編交付金停止、って!

 前市政からの継続事業に限った申請でもあるのに、これでは明らかに「脅し」では。

 一般紙でも「すすむ『自民党化』」と書かれているように、政権交代の意味を成さない「2大政党」であることもハッキリしてきました。

 これまでの自民党政治から切り替えるべきは、大企業優遇とアメリカいいなり・軍事力優先の外交だと思います。

 地域資源を生かし、特に農林漁業を基幹産業と位置づけ、持続的な地域経済構造をつくること。

 社会福祉型の経済・雇用対策を強化し、軍事費も聖域なく見直して社会保障の財源をつくって、生活基盤の安定をつくること。

 経済協力も含めて友好的な外交姿勢と、日本の過去の侵略戦争への真摯な反省を基盤に、領土問題や紛争への対応には事実と道理にもとづく態度を貫くこと。

 これら1つ1つを実現するには、もちろん国民的合意が基盤にならないとなりません。

 そのために、いま党としても「つどい」「小集会」を開いて話し合い、各団体にも足を運んで懇談しています。

 今日もデスクワーク中心の1日でしたが、多くの方と語り合いたいと、あらためて強く感じています。

 【今日の句】 見境を なくして今日も 数合わせ

2010年12月24日金曜日

北海道経済の行方を話し合う

 午前中に会議を済ませ、昼には消費税廃止各界連で宣伝。雪のなかでしたが、十勝地方で農家をしているという方や、女性高校生が「上がったら大変だよね~」と言って署名をしてくれました。

 財源のつくりかたと合わせて、地方経済を元気にするためにも一例として住宅リフォーム助成制度の充実を訴えました。

 税収引き上げは、累進課税の強化などの税制措置とともに、適正な税金を払うことができる勤労者世帯や中小企業が増えることも、重要なことと思います。

 財源対策と経済政策の両立は、一歩一歩。

 宣伝後は、TPP問題で真下紀子道議・金倉まさとし道議予定候補(東区)、また西野敏郭道委員長と、手分けして経済団体での懇談に取り組みました。

 農・林・水産・経済・消費者の団体そろって、TPP参加への反対や慎重姿勢を示したのが北海道。

 今日は、道経済連合会、道商工会連合会、道中小企業団体中央会を訪れました。

 道議会では全会一致で意見書を採択したこともあり、この点を契機に道内経済・雇用についての議論にも発展しました。

 製造業のうち9割以上が食関連の地域もある北海道ですから、現状でTPPに参加したら農林水産とともに地域経済が崩壊しかねません。

 別の言い方をすれば、このような地域を支える第一次産業・関連中小企業などを元気にすることが、北海道経済にも貢献となるということです。

 懇談を終えて事務所に戻ると、スタッフがクリスマスケーキを買ってくれていました! 感謝!

 で、このケーキのスポンジやクリームなどは北海道産?‥‥表示だけ見たら、よくわかりませんでした。

 みなさんは、どのようなクリスマスを送られているのでしょうか。

 【今日の句】 手作りの 味には勝る ものはなし

2010年12月23日木曜日

札幌駅は人でいっぱい

 打ち合わせに札幌駅方面へ行ったら、平日の朝ぐらいのラッシュ。クリスマス前の休日で、買い物をされてる方が多いようでした。

 子どもたちは期待に胸を躍らせ、大人たちもこの日ぐらいはと財布の紐もゆるみ‥‥ともならない方もいるでしょうね。

 景気悪化の影響で、賃金減・離職されたという方もいるはずです。

 年末を迎えて、資金繰りに苦しんでいる業者さんも少なくないはずです。

 誰もが安心して、年末を迎えられるように‥‥との思いになります。

 【今日の句】 派遣村 確か首相も 来てたよね

2010年12月22日水曜日

住宅リフォーム助成制度を広げよう

 この時間、外は風が強まってきました。予報では、これから風雪とも強まるとか。

 明日は少し早く起きて雪ハネしないと‥‥と考える夜です。

 今日は建設関係の団体を訪れ、雇用面でも低賃金競争を引き起こすTPP問題での共同の申し入れと、建設業界(とりわけ小規模、一人親方)の現状をうかがいました。

 北海道では36自治体、東北地方では青森県以外すべての県で実現している「住宅リフォーム助成制度」の拡充に向けても意見交換。

 よく「公共事業依存」と言われる北海道の建設業界ですが、それは北海道開発という国策にかかわってきたもの。

 今の時点にたって、くらしや地域の安定に役立つ事業への切り替えも検討すべきだと思います。

 その時に経済波及効果が大きい(こちら)この住宅リフォーム助成制度にも、注目が集まっているということです。

 札幌市でも2009年に条例が成立しましたが、2004年に日本共産党が求めた時には他党はすべて反対でした。

 くり返し効果も検証し、建設業界のみなさんとも意見交換をして、提案を続けるなかで全会一致で昨年、成立できたのでした。

 まだ条件の面で使いやすくする改正が必要ですが、まずは一歩前に進んできたわけです。

 今日も話をうかがい、公契約条例や小規模事業者登録制度なども含めて、業界の持続的発展の道は可能だと実感しました。

 政策的発展に、さらに力を入れたいと思います。

 【今日の句】 5歳児は 今から気にする 枕元

2010年12月21日火曜日

忙しくしているうちに‥‥

 先ほどまで党中央委員会の「綱領・古典の連続教室」を、ネット受講してました。しっかり学びました。

 私が思わずうなずいたのが、志位委員長が韓国訪問した時の、竹島問題の話。

 日本の領土であることも含め、お互いに冷静な協議・検証を進めるうえでも過去の歴史をふまえ、日本の侵略戦争・植民地支配の不当性をキチンと認め、反省したうえでこそ対話の糸口がつかめた、という内容でした。

 日本の侵略戦争に、きっぱりと反対した態度を取り続けた党だからこそ、できることがあると思いました。

 問題は、今日の内容を自分のなかで消化して、肉付けして、自分の言葉でどう語るか。

 党綱領も2000年に改定したように、理論の発展や情勢の進展によって「肉付け」していくものですから、私自身も「科学の目」をもって学習も活動も、がんばっていかねば。

 今日もTPP問題で各団体に資料を届け懇談し、いろいろな要望もうかがってきました。

 ‥‥と忙しくしているうちに、皆既月食を見るのを忘れてた!

 こういうことにうといので良くわかりませんが、私が生きているうちに次は見られるのでしょうか (T_T)

 【今日の句】 月も日も 食べる宇宙の ロマンかな

2010年12月20日月曜日

スジ論が見えない

 菅首相と小沢氏の会談は、予想どおり結論が出ず、小沢氏も政倫審には「出ない」と繰り返しています。

 しかし、こちらで明らかなように小沢氏をめぐる資金疑惑は、まったく解明されていません。

 政党助成金といった税金が原資のものもあるわけですし、過去の疑惑でもそうだったように、政治的に解明することは必要ではないでしょうか。

 そのためには証人喚問が必要だ、と日本共産党は主張してきました。

 さて、民主党というのか菅首相というのか、スジ論とは別に政権浮揚がねらいのように、どうしても見えてしまいます。

 もちろん「政治とカネ」は解決すべきことですが、それならば企業献金をなぜ民主党は再開するのか。

 そういう根本的な問題は議論されず、今回の事態になっていると思います。

 さて今日も、会議とビラ作成で東へ西へ‥‥というほど大げさではありませんが、足を運んでいます。

 夕方に、ちょっと疲れて事務所に戻りシュークリームとコーヒーで一休み‥‥気合を入れて、またビラ作成。

 明日は朝から宣伝です。

 【今日の句】 首相にも 一平卒にも 不満あり

2010年12月19日日曜日

TPPより地域経済応援策を

 札幌市議予定候補のビラ作成で打ち合わせた後、札幌西区・手稲区革新懇の学習会に出向きました。

 総会前の「乗ったら大変!TPP」学習会講師のためです。

 4ヵ国の協定に過ぎなかったTPPが、アメリカもアジアの需要総取りをねらって交渉に参加し、主に自動車・電化製品の輸出増や低人件費圧力を逆手に賃金カットをはかる日本財界の要望で、日本も参加が迫られています。

 しかし、TPPに乗り遅れればアジア経済に乗り遅れるかのような議論は、一面的過ぎる。

 これまでもブログに書いてきたことですが、日本の食糧確保が不安定化し、地域社会と地域経済を崩壊する決定打になるのではないか。

 低賃金競争が進む結果、さらに非正規労働者が増え、国内需要が先細るだけではないのか。

 日本社会が大きく変わる重大問題だけに、国民的議論もせずに進めることへの批判の声を、どう受け止めるのか。

 いま道内各地で広がっている、農林水産分野など地域産業・地域資源を基盤にしたマチづくりの応援こそ急ぐべきですが、TPP参加はこれらの努力まで無駄にしかねません。

 などなど40分、私から話をさせていただき、みなさん熱心に聴いてくださいました。

 グローバル化と言ったって、要は多国籍企業が利益を上げたいがために進める条件緩和の流れが中心軸なのであって、その流れが日本の未来と世界のすべてと考えること自体に、メスを入れるべきなのでは。

 地域循環型・維持調和型の地域経済や地域社会のあり方に、もっと議論を深めるべきと思います。

 道州制と言っても、「誰が」道州制論議を進めているかも注意が必要です。

 同時に、私たちがめざす社会の「旗印」も明確にしないといけないな、とあらためて感じた1日でもありました。

 【今日の句】 雪はねを 思いひとまず 早起きし

憲法を生かしてこそ、日本の安全保障の第一歩

 昨晩は帰ってすぐ熱のある娘とも布団に入って、すぐ Zzz‥‥。というわけで、昨日の分を翌朝に更新します。

 第34回全道基地問題交流集会に、主催者として参加しました。あいさつもおこないました。

 北海道も実は、自衛隊との共用を含めれば、米軍の基地数は沖縄に次いで全国2位、面積で言えば(広い北海道だけに)全国1位!なのです。

 旧ソ連があった時代に、「北の守り」として部隊が多く配備されています。

 ちょうど一昨日、政府が新防衛大綱と中期防を閣議決定したばかり。

 専守防衛という考えを切り替え、「動的防衛力」との概念を打ち出しました。つまりは、自衛隊の海外派兵正当化です。

 他にも憲法の原則を踏みにじる危険性が多くあり、自民党以上に危険な内容になっています(詳しくはこちら)。

 そういうなかでも集会でもあり、日本平和委員会常任理事の川田忠明さんに「『脱軍事同盟』こそ世界の流れ」と題して、講演していただきました。

 北朝鮮という国との「具体的なリスク」は何かを考えること、戦争・軍事力の「収支」で見れば外交力の充実こそ軍配も上がること、「抑止力」が悪循環を生み一触即発になりかけた世界の歴史、そしてARFの「ゆるい」話し合いの場だからこそアジアに適した地域共同体ができる可能性、日本が被爆国である平和憲法を持つ国としてリーダーシップを取ることこそ日本の安全保障に適うこと。
 とても書ききれませんが、これまでの日本外交があまりにも「アメリカいいなり」で自分の頭で考えてこなかったツケが現れていることと、軸も考えもない菅首相のもとではいっそう危険な方向に流されてしまうことを、強く私は感じました。

 展望は、ある。

 歴史と国際情勢が正確にわかれば、そして国民の間にも伝われば、今の軍事力優先の姿勢も変えられると思いました。

 午後からは、全道各地の運動交流。

 高校での自衛隊勧誘の執着、矢臼別・十勝・函館・旭川・苫小牧・青年の活動など、あらためて粘り強く軍事一直線の訓練を監視し、自治体とも協力し、世論を広げる活動が各地でおこなわれていることがわかりました。

 米軍と一体に軍事訓練を拡大していくことが、本当に日本の未来にとって重要なことなのか。

 喜んでいるのは、自国の経費を減らせるアメリカと、武器製造の軍需産業ばかりでないのか。

 よくよく、これからの日本の安全保障について議論が深められなければいけないと思います。

 集会を終えて外に出るとイルミネーション! 思わず1枚。

 夜は、食料・農業にかかわる方々の後援会に足を運んで交流。書ききれませんが、有意義な時間となりました。

 【今日の句】 海兵隊 なくせと首相 過去に言い 

2010年12月17日金曜日

「金余り状態」にこそ、財源をつくるメスを

 来年度予算方針と税制大綱が、閣議決定されました。多くの新聞が「企業減税、家計増税」の主旨で報じているようです。

 ポイントはこちらでご覧いただきたいのですが、財源確保もままならないなか、法人税減税や証券優遇税制の継続などの財界要求が取り入れられたのが、大きな特徴と思います。

 やるべきことは、金余り状態と政府も認めた、大企業の内部留保に着眼した対策ではないでしょうか。

 大企業向けの優遇策を切り替えて財源をつくり、社会保障はじめ家計に還元することが消費拡大→企業にもプラス、となると思います。

 法人減税が、雇用確保につながる保障はありません。

 今日も会議を続け、ビラ作成や学習会講師の準備などなど‥‥帰ってきたら娘が熱を出していて、これまた大変。早く寝てしまいました。

 みなさんも、風邪やインフルエンザには気をつけてくださいね。

 【今日の句】 起きてると 準備できない サンタさん

2010年12月16日木曜日

営農も漁業も成り立つ、有明海再生の道は

 諫早湾・堤防排水門の開門を菅首相が決断したことで、干拓地の農業用水をどうするのか、マスコミなども報じていました。私も不勉強でよくわからなかったのですが、訴訟弁護団・前参議院議員の仁比聡平さんの談話が参考になりました。

 マスコミも、対立をあおるような一方的な影響ばかりでなく、いかに解決策をつくるのか報じてほしいものだと思います。

 共産党だからとか、何党だからというのでなく、きちんと解決の展望を多面的に情報提供し、国民が判断できるようにするのが報道の姿勢ではないでしょうか。

 さて、今日は午前中にビラを2枚つくり、午後からは札幌市議・予定候補の会議に加わり、夜はまたビラ作成の援助と、いわゆる「党務」で時間が過ぎていく‥‥。

 頭と体が、もう1つ欲しい!と、感じた1日だったのでした。

 【今日の句】 もう1つ あったら仕事も たぶん倍

2010年12月15日水曜日

どこを向いているんだ、菅政権

 大詰めの来年度予算編成ですが、菅政権の「向いている目」がひどすぎると感じるのは、私だけでしょうか?

 ①法人税5%下げを決定。首相は「雇用や設備投資に」と言いますが、そんなことにスンナリ応じる財界・大企業ではありません。内部留保にまわるだけ。法人税さえ払えない中小企業が山ほどいるわけで、結局、恩恵を受けるのは大手企業だけではないでしょうか。

 ②その分の財源が見つからず、一定額以上の方の控除廃止などで生み出す方向。一方で、財政難を背景に介護保険の制度改悪がもくろまれるなど、結局ツケが国民にまわる構造は「自民党返り」そのもの。

 ③撤回するとしましたが、仙石官房長官が在沖米軍基地を「甘受して」との発言は異常。知事選の民意に背き、何が何でも日米合意重視の姿勢も「自民党返り」そのもの。いや、さらにひどいかも。

 ④そうなれば、もちろん「思いやり予算」も継続。野党時代の発言は、何だったのか。

 ‥‥などなど、つまりは財界とアメリカに言われたことを最優先、ということではないでしょうか。

 いったい何のための政権交代なのかと、さらに失望が広がることは間違いないと思います。

 私も政治的に色々なお付き合いをさせてもらっていますが、これまでの政治を変えたい、道民・市民のためにがんばりたいという方の思いをも、つぶしてしまうことになりかねないと思います。

 同時に、それだけの政治不信が広がるなかで、新しい政治を進める力として受け止めてもらえるように、日本共産党もがんばらないと!

 今日もTPP問題で団体訪問などを続けましたが、TPPだけでなく政治の行き先の不透明感を誰もが心配しています。

 北海道の高卒生・就職内定率も33%だとか。

 地域経済を活性化するために、農商工連携支援や住宅リフォーム助成など実績が認められている制度導入など、政府が雇用促進というのなら地に足ついた対策こそ必要では。

 各地を歩き政府への不信や怒りが広がっていることを、つくづく実感します。

 【今日の句】 解散も 勝手に決められ ああ総理

2010年12月14日火曜日

子ども未来局の意気込みが見えない

 今日は、保育園に子を預かってもらっている親の1人として、札幌市子ども未来局への交渉に参加してきました。札幌保育連絡会・札幌保育労働組合によるものです。

 東区の道議予定候補・金倉まさとしさんも、駆けつけてましたよ。

 私が座った席の前には、娘が通う保育士さんも並び、担任の保育士さんがマイク持ちをしていて、仕事後に急いで駆けつけてきたことがわかりました。

 要請の中身は多々ありますが、政府が進める「子育て新システム」への不安や心配の声、保育所に入れずに困っている保護者のリアルな実態(そして親身でない区役所の対応!)、給食の外部委託への批判、そして保育士の労働条件改善‥‥。

 予定の2時間では収まりきれないほど、保育現場は苦労をし、保護者も切実な願いを持っていることに市当局は思いを寄せるべきです。

 しかし、回答にどうも歯切れが悪い。

 「子育て新システム」の課題があるから提言・要望すると言い、移行前提の態度ではないかと疑われます。

 給食の外部委託も「現時点では考えていない」が、新システム後の認定こども園で給食施設を持っていない幼稚園を活用する時には課題が残る、とか。

 何より、市の収支状況を盾に要請には応えられないとの回答も随所に聞かれ、保育料も値上げも含めて物言いだったことは見過ごすことができません。

 子どもの権利条例をつくった市として、「国の後追い札幌市」ではなく「国より制度充実の札幌市」とするぐらいの担当局の意気込みがあってもいいのでは、と私は思いました。

 子育て応援の札幌市を、どうつくるか--来年の札幌市議選挙も、問われる1つの重大問題です。

 同時に、政府が進める「新システム」の名の「安上がり保育」を止めるためにも、さらに世論と運動も広げねば。

 昼にはTPP問題で、道生協連やコープさっぽろ本部などを訪問しましたが、どれもこれも重大問題ばかりで身が引き締まる思いで会場を後にしました。

 【今日の句】 「新」の名で 良かったものが あったろか

2010年12月13日月曜日

地方選挙に向けて心ひとつに

 民主党・小沢氏を政倫審に出席させるべきだ、いやダメだと議論が噴出しているそうですが、そもそも出席が議決されても強制力を持たないのが政倫審。明確に説明を求めるのなら、証人喚問がスジではないかと思います。

 さて、茨城県議選挙では党は1議席減。やっぱり残念です。

 今日も地区委員会に出向いて、地方選候補のビラ作成を話し合ってきましたが「この候補だからこそ任せられる」説得力ある宣伝物を作らねば、と思いも強まります。

 道議選に向けた訴えと政策札幌市議選に向けた訴えと政策でも、党議員の値打ちは鮮明です。

 同時に、議員・候補それぞれの個性も輝く宣伝物をつくりたい。

 つくるのは該当地区委員会ではありますが、私も心一つにがんばります!

 札幌も雪が、うっすら積もってツルツルです。

 今日は珍しくマイカーで出勤&移動しましたが、どの車もノロノロ安全運転。

 忙しい師走ではありますが、事故には気をつけませんとね。

 【今日の句】 仮免の 首相に同乗 する無念

2010年12月12日日曜日

政府の予算編成に、何が足りないか

 政府による来年度予算案の調整が大詰めですが、法人税減税をめぐって財源が定まらないとか、武器輸出三原則を緩和するのかとかが担当大臣と財務相とも折り合わず、介護保険も生活介助が外される動きなど「国民生活が第一」は、すでにどこかに消えてしまったような民主党ですね。

 資本金10億円以上の大企業に限っても、空前のカネ余りで内部留保が増大しています。

 経済界シンクタンクやエコノミストからも、この内部留保の活用が内需拡大のエンジンになる指摘も、広がりつつあります。

 だって、この景気が悪いときに、なぜ内部留保が増えたかといえば働く人の給料を下げたからに他なりません。

 そして、即戦力が必要だという理由で新卒採用を絞り込んでいるからでもあると思います。

 ここにメスを入れることが、財源確保・雇用創出のカギになるのではないでしょうか。

 さて今日は、少し時間をいただき家族で新芸能集団「乱拍子」の公演を観に行きました。

 迫力、緩急、勢い! あっという間に時間が過ぎました。

 もちろん娘も大満足。さっそくマネを始めました。

 子どもたちが豊かな文化に触れて成長できる、社会であってほしいですね。

 【今日の句】 会場に 響く太鼓が 気持ちいい

2010年12月11日土曜日

写真から、平和のメッセージ

 午前中は打ち合わせに走り、午後には札幌中心街で街頭宣伝。

 今日は、札幌各区の後援会員さんも駆けつけていただき、南区市議予定候補かみや恭平さん、宮内聡・国会議員団北海道事務所長と私が弁士になった宣伝でした。

 かみやさんは28歳の若さを力に、党議席回復に挑戦します。

 TPP問題や、若い人の就職難解決などを、私も一緒に訴えました。

 宣伝後、日中友好協会北海道支部連合会・札幌支部主催の「60周年記念 沙飛写真展・全国巡回漫画展」に足を運びました。

 沙飛は、中国の報道写真家の草分け的存在です。

 八路軍に従事し、写真で抗日戦争を支えた方でもあります。

 日本の反戦兵士同盟との交流写真や、当時の解放区内での生活などが撮影されているのと同時に、目を背けたくなる戦場写真も展示されていました。

 戦争を正面からもとらえ、同時に「戦争の責任は日本支配層にある」と、日本兵に対する当時の寛容政策の一端も垣間見ることができて、とても意義深い写真展です。

 そして「漫画展」も、上田トシコ・赤塚不二夫・ちばてつやなど、著名な漫画家が子ども時代に中国から引き上げてくるときの回想を描いたものです。

 どれもこれも興味深く、当時のエピソードなども添えられていて、このような戦争は繰り返さないでほしいというメッセージと受け取れます。

 札幌市資料館で12日まで開かれ、15日からは苫小牧市で開かれるはずだったと思います。

 ぜひ、時間のある方は足を運んでいただきたい。

 あらためて平和の尊さを、心から実感しました。

 【今日の句】 論立てる 力は歴史 学ぶこと

2010年12月10日金曜日

悲しみは替われないけれど

 今日は娘の病気の定期検査日。3ヶ月に1度ですが、採血・問診などなどキチンと状況を確認するのです。

 薬を毎日飲むことで問題はないのですが、最初に病状を聞いた時にはやっぱり驚きました。

 病院の待合室に、難病の子どもを描いた絵本があって、親御さんの気持ちを考えるといたたまれなくなります。

 悲しみを替わることはできませんが、子どもの命を優先する政治や社会になるようには、私も力を尽くしていきたい。

 久しぶりに、娘と2人きりで食事を取りました。

 おいしそうにおにぎりを食べる姿に、何だか胸がいっぱいになりました。

 【今日の句】 佑ちゃんも 滑る北国 初体験

2010年12月9日木曜日

国鉄闘争23年の重み

 文書やビラ作成などの実務を終えて、国鉄闘争23年「感謝の夕べ」(道国鉄共闘会議・道労連・札幌地区労連・建交労・全動労争議団)に足を運びました。

 1987年4月、国鉄「分割民営化」の際に引き起こされた「JR採用差別事件」。

 雇用の実現は課題として残っていますが、金銭上の和解が成立し、区切りとなる「夕べ」でした。

 国鉄フェスタや「夕べ」、一の日行動などの時に、連帯のあいさつをしてきた私ですが、実はあいさつの後に、いつも罪悪感に駆られるのでした。

 争議団や家族の苦しみを、私はどれだけ知っているのだろうか。

 こんな若い私が、党を代表して連帯のあいさつだなんて、おこがましい気がする。

 しかし、私以上に苦しみ、悔しい思いをし、それでも励ましあって、たたかってきたのが争議団と家族のみなさん。

 そう何度も何度も思い直し、私は私なりの言葉を探して、心一つにしてきたつもりでした。

 第一部の合唱構成詩、第二部の解決祝賀会。

 あらためて、この23年の重みを知りました。

 私に何ができたのだろうか、と会場で自問自答しました。

 もちろん雇用の確保という課題は残っているし、その解決まで争議団も存続していきます。

 そして、今の日本では非正規労働が広がり、クビを切られた労働者は「ダメ人間」と思わされ、家族も親族もつらい思いをする社会となってきました。

 全労連が、この国鉄闘争を「労働運動再生の環」と位置づけたのが1990年。

 その「環」が一定の解決を迎えた今、本格的な労働運動再生も求められています。

 そして政治的にも、大企業優遇の税制・労働法制の見直しが緊急の課題です。

 もう二度と、こんなことは起こさない。

 そして、今ある労働者への無法な権利侵害を許さない。

 そのために、お互いを責め合う関係ではなく、結ばれた、励ましあう関係へ。

 歴史の歯車を動かす重みと、同時に勇気を、争議団と家族の方から受けたように思います。

 頑張らねば。

 【今日の句】 積み上げた 歴史の光 未来にも

2010年12月8日水曜日

会議で1日、終わってしまいました

 今日は会議を3つ掛け持ち。終わった頃には、もちろん真っ暗。

 今日12月8日は太平洋戦争・開戦の日。あらためて平和の重要性、憲法の持つ意味を確認したい。

 ジョン・レノンが亡くなった日でもあるんですね‥‥あらためて Imagine が心に響きます。

 帰りに大通公園を通ると、何だかまぶしい‥‥そうか、ホワイト・イルミネーションの時期か、と思い出しました。

 何色ものライトアップは華やかですが、その分のエネルギー消費を少しでも抑えて温暖化対策防止や原発に頼らないようにできないか‥‥と考えが浮かぶ私は、ひねくれ者でしょうか。

 そう思っていたら、NGOなどが中心となってカーボン・オフセットの取り組みも始まっているのですね(こちら)。

 環境と調和した活動に、もっと多くの国民的・道民的議論が広がることを期待します。

 常に行動の前提に、地球環境の維持を頭に置くこと。

 有限な地球の未来は、知恵と合意で切り開くしかありません。

 【今日の句】 民・自との 大連立は 知恵じゃない 

2010年12月7日火曜日

軽種馬も昆布も、TPPで大変だ

 軽種馬産地の日高管内では、TPPの影響はどう表れるか--また、日高昆布でも有名な地でもあり、日高管内の農協・漁協をまわり荻野節子浦河町議・秋山三津男新冠町議と、話をうかがいました。

 まず、ひだか東農協。和田功常務理事と竹内一浩営農生産部長が応対してくださいました。

 「TPPとは国の合併」と和田常務。農業対策と両立するという菅内閣ですが、その対策が後手になっていることへの心配が語られました。

 軽種馬はもちろんですが、米農家・酪農家も管内にはいて「第一次産業1.5%で食料の安定供給をしている」のだと、強調されました。

 続いて、日高軽種馬農協へ向かい、応対していただいたのは作田典弘管理部長。

 通年で放牧できるオーストラリアは、それだけでコスト削減が可能なため、繁殖牝馬・競走馬の輸入には関税をかけないと、国産馬がなくなると現地では訴えてきました。

 その結果、現在は340万円が関税としてかかっていますが、もちろんTPPで撤廃となれば町が成り立たなくなるほどの実態があることを、詳しく教えていただきました。

 日本の軽種馬文化や、これからの経済動向にも話は及び、とても多くのことを学ぶことができました。

 時間ができ、表敬も兼ねて町役場に行くと、お忙しいなか池田拓町長が応対していただきました。

 TPPだけでなく町政運営のご苦労や、高齢者の入浴料補助が喜ばれていることなども話をうかがい、激励もいただきました。

 日高中央漁協(浦河町)では吉田正彦参事、ひだか漁協(新ひだか町)では加藤晴夫専務理事から話をうかがいました。

 組合員の半数が昆布漁にかかわっている両漁協ですが、全般的な魚価安、価格決定の仕組み、後継者対策、海難救助など多面的役割、と話は尽きません。

 道内水産物は輸出向けも多く、国内市場の低迷を輸出が魚価回復のけん引役にもなっている点はありつつも、関税ゼロで受ける打撃は計り知れないとのお話でした。

 加工用昆布は中国・韓国と競合し、漁協として原産地表示を求めたりもしています。

 乾燥や加工で、多くの人手を必要とするのが昆布漁だけに、この点でもTPPで地域経済に与える影響は大きいと話されました。

 ここに書いているのは、ほんの一部分で、実際は政治的な内容や制度的な部分も含めて、懇談をさせていただきました。

 国や地域のあり方を、根本から問うTPP。

 国づくりの根本から問われるだけに、さらに力を入れて・頭を使って取り組みたいと強く感じました。

 【今日の句】 首相から 聞いたことない 自給率

2010年12月6日月曜日

明日の懇談に、浦河町へ

 TPPビラをつくりあげて、夕方に浦河町に向けて出発。3時間かかりました。北海道は広い!

 明日に関係団体をまわって、TPP問題で懇談をするためです。

 軽種馬産業と日高昆布で有名な地域で、TPPによる影響はどう表れるのか、どのように地元の方は受け止めているのか、話を聞きたいと思って足を運びました。

 ホテルの近くで夕食を食べ、おまかせ定食を頼んだら‥‥煮魚・焼き魚・揚げ物と魚オンパレード!

 さすがにお腹いっぱいになりました。海の恵みに感謝感謝。

 付加価値をつけて競争力をつければ、TPPと第一次産業は両立できると菅首相は繰り返します。

 しかし、競争を優先する市場頼みで失敗したのが、これまでの新自由主義の路線だったのでは。

 漁業で言えば、水産資源の科学的管理が重要な時期を迎えているなかで、市場頼みは乱獲を助長するだけなのでは。

 おいしい魚をいただきながら、明日の懇談を考えました。

 【今日の句】 菅首相 理念示さず 数合わせ

2010年12月5日日曜日

対談企画で、決意も新たに

 ほっかい新報の新年号企画として、道農協労連・安達利幸委員長さんと対談をさせていただきました。

 本当なら紙智子参議院議員と‥‥と計画していたのですが都合がつかず、党道委員会のTPP対策本部長でもあるワタクシがお話をうかがうことにしました。

 安達さんは、きたみらい農協の勤務でして、網走市でのTPP反対集会に参加した時に、党地区委員会が配ったビラも持っていてくださってました。ありがとうございます!

 さて、対談の中身ですが、TPP問題はもちろん北海道農業の役割、農家の思い、政府や共産党への要望、また農協労働者のやりがいと誇り‥‥などをテーマに対談をおこないました。

 詳しい中身は、新年号までお楽しみ!

 安達さんのお話から、本当に農家・農業を大切にされている方だということが、よくわかりました。

 そして、食は生活の基本=食糧確保は政治の重大問題と、揺ぎなく話されていました。

 菅首相はトマトを食べて喜んでいたようですが、農業生産物を戦略的「商売品」とだけとらえているようなら、大きな間違いだと私は思うのです。

 どの国でも、食料自給率向上を基本にした政策が展開されています。

 価格保障政策とともに、適正な国境措置(関税)で自国の食料を確保しています。

 今の民主党政権のもとでは「食料の安定供給」の考え方が、根本から変えられてしまうことに私は危機感を持っています。

 今日の対談でも、結局TPPで得をするのは誰なのか、がテーマになりました。

 国民の「食」を取引条件に、輸出大企業・多国籍企業ばかりが利益を上げる仕組みなのが、TPPではないのか。

 それが本当に、日本の未来にとって正しい道なのか。

 今日の対談を通じて、あらためて責任を持って私たちも活動していかなければいけないと思いました。

 お忙しいなか札幌まで対談に応えてくださった安達さんに、あらためて感謝!です。

 【今日の句】 誰のため 働く首相か 疑わし

2010年12月4日土曜日

先週に続き、函館市での演説会

 大門実紀史参議院議員のピンチヒッターとして先週来た函館市に、今日もまた演説会で足を運びました。今回は、市戸ゆたか市議の地域での演説会です。

 函館駅から外に出ると、まだ風が強く吹いています。

 演説会に来る方も大変だろうな‥‥と思っていたら、開始10分前には席が埋まり、次々と椅子を出すほど。

 こうやって応援してくださるんですから、本当にありがたいですね。

 高橋佳大地区委員長のあいさつから始まり、市戸市議からは子育て世帯の応援、住宅リフォーム制度の実現めざして頑張るとの演説。

 司会の方から「貫禄の市戸」と紹介されるほど、しっかりとした演説に「市議会に送らないといけない!」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

 次の弁士は古岡ともや道議予定候補。若者の仕事がない一方、大企業には甘い高橋道政の実態を明らかにして「道議会に送っていただき、安心して働ける函館に」と訴えました。

 私からは40分、国政を中心に日本共産党の果たしている役割について話しました。

 真剣に話を聞いてくださっている様子が、よくわかりました。

 国会を見ていると、公約破りと罵詈雑言の連発で、どうすれば政治が変わるのかと多くの方が真剣に考えているのだと思います。

 トンボ帰りで特急に乗ったら、ちょうど知り合いがいて札幌まで政治談義や情報交換。

 帰りの特急で仕事をしようとPCを持っていたのですが、結局何もせずに、これからその分を取り戻します。

 でも、せっかく会ったんだから、そういう話もしないと、ですよね。

 【今日の句】 傘を差し 来られた方の ぬくもりよ

2010年12月3日金曜日

当事者抜きで決めていいのか

 政権交代を引き起こす、1つの大きな引き金だった障害者自立支援法。

 「自立支援」ではなく「自立阻害」だ、と当事者・支援者・保護者などから怒りの声が上がり続けてきました。

 運動のスローガン「私たちのことを、私たち抜きに決めないで」にもとづき、民主党政権のもとで「障がい者制度改革推進会議」が設けられ、新制度に向けて話し合いが続けられてきました。

 しかし‥‥。

 昨日、民主・自民・公明などの賛成で改定案が強行採決されました。

 参議院厚生労働委員会で、質問に立ったのは共産・社民のみで、わずか30分ほど!

 障がい者団体から「なぜ、推進会議にもはからずに採決するのか」「応益負担の仕組みは変わっていない」と指摘されているにもかかわらず、あっという間に委員会→本会議可決です。

 この法案には自立支援法の廃止は明記されておらず、「延命」される余地を残しています。

 沖縄に米軍基地押し付け、派遣労働や後期高齢者医療制度は維持、企業献金は再開、八ッ場ダムも中止見直し、官房機密費にダンマリ、消費税も増税、気候変動対策も逆戻り、そして自立支援法も延命‥‥何のための政権交代だったのでしょう!

 自公政権末期のときも、あまりのいい加減さに腹立たしく思ったものですが、民主党にも同じような感情を持ってしまいます。

 同じように、もどかしく感じている人もいるのではないでしょうか。

 夕方のNHKで「今年の漢字」を町行く人に聞いていましたが、1位は「失」だとか。

 失った政治への信頼を取り戻すには、大企業優遇の経済政策を切り替えること、軍事力ではなく事実と道理にもとづく外交への切り替えが必要だと思います。

 今日の暴風雨、何だか国民の怒りの象徴にも感じられて仕方ありません。

 【今日の句】 浮かぶのは 願いの裏切り 閉会日

2010年12月2日木曜日

朝の地震に驚きました

 朝に石狩中部を震源とする地震に、思わず私もビックリ。下からドンッ!と突き上げるような、典型的な直下型地震でした。

 私の住む札幌市白石区は震度3。

 北広島市も震度3でしたがICでは震度5弱を示すなど、地域によっては被害も出ていたようです。

 札幌も活しゅう曲と言われる断層(?)の上にあるだけに、きちんと備えはしておきませんとね。

 さて、今日の私は4日におこなう函館市での演説会の原稿準備。

 ず~っとパソコンに向かっているだけでも、何だか頭がいっぱいになってくる感じ。

 一方で、暴言を吐いたから懲罰だ、携帯が鳴ったから懲罰だ、と非難の応酬で頭がいっぱいになっている国会議員もいるようです。

 師走になって、年末のやりくりで頭がいっぱいの中小零細業者さんは、たくさんいます。

 地に足をつけた議論こそ、国会で必要だったのでは。

 日本共産党国会議員団は、こちらのように論戦を繰り広げてきました。

 明日の生活に不安を抱える多くの方の、力になれればと切に思います。

 【今日の句】 権力の 維持で頭が いっぱいか(菅首相!)

2010年12月1日水曜日

気候変動対策まで、自民党政権に逆戻りか

 メキシコ・カンクンのCOP16で、京都議定書の延長を認めないとの日本(代表)発言に、思わず私もエッ?と思いました。それはないだろう、と。

 環境団体のネットワーク組織CANから、もちろん「今日の化石賞」1位に選ばれることになりました。

 中国や米国が参加していないことを理由に、菅首相はCOP16を前に「米中を別にした枠組みは、決して地球全体の二酸化炭素削減の枠組みにならない。わが国だけがより重い責任を負うような京都議定書の単純な延長は認められない」と述べたそうです。

 これって、自民党政権時代と同じ内容では?

 何やら地球全体のことを考えたかのような言い振りですが、要は経済界からの圧力に屈してるということですよ。

 京都議定書の議長国は、どこだったんですか?

 世界に向けて、こんな発言をすること自体が恥ずかしい。

 次から次へと約束が破られ、自民党政権に逆戻りする姿に、多くの国民が怒っています。あきれています。

 それを感じられないようなら、政権も末期的ではないでしょうか。

 将来に大きな禍根を残しかねない、今の内閣だと私は確信しています。

 【今日の句】 野党時代 あなたは何を 言っていた

2010年11月30日火曜日

娘と予防接種を受けた

 娘とインフルエンザの予防接種を受けてきました。先週受けるはずだったのが、私の体調不良(単に歯痛)もあって延び延びになっていました。

 久しぶりに娘と2人だけの外出で、待合室で絵本を読んでるのが何だか楽しい。

 午前中という時間だからか、まわりは赤ちゃんばかりで診察室からは泣き声が連発です。

 問診を受け、泣かずに(ギリギリ)注射もしてもらい、勝ち誇ったかのように娘もニコニコ。

 少し休んで問題もなかったので、保育園に送ってから仕事に向かいました。

 まわりの子が小さかったからか、何だか落ち着いて行動する「お姉さん」みたいに見えました。

 子どもの成長って、早いんですね。

 ‥‥なんて感傷に浸る暇もなく ^^; 、昨日の訪問まとめや庶務に追われ、気がつけば1日が終了。

 しかし、これらの下準備が明日の変化をつくるんですよね。

 明日も1日、がんばるぞ。

 【今日の句】 足跡を つける喜び 雪の朝

2010年11月29日月曜日

伊達市をまわる~TPPで利益を受けるのは誰か

 札幌も朝から雪が積もり、いよいよ冬が本格化。そのなか私は、伊達市に向かいました。

 今日はTPP問題で、関係各団体をまわり一緒に反対の世論を広げることを呼びかけ、実態も聞き取ることが目的です。
 初めは伊達市農協で佐藤哲組合長。

 酪農家でもある佐藤組合長からは、農業だけでなくヒト・モノ・カネも自由に移動するTPPの問題点が鋭く指摘されました。

 「農業だけが反対しているように見せて、スケープゴートにされたら思うツボ」との話には、私たちの活動の重要性も指摘されたようでハッとさせられました。

 続いては商工会議所を訪れ、中川哲夫専務理事と懇談。

 農協も会議所会員であり、農商工連携を進め関連企業も多く、TPP参加の与える影響には心配していると中川さん。

 「伊達市だけでなく、日本全体に関わること」とも強調され、政治の責任の重さも痛感します。

 午後、いぶり噴火湾漁の岩田廣美副組合長・宍戸良自理事・川村守伊達支所長を訪れました。

 TPPだけでなく、経営安定対策、後継者問題、食生活のことなど話は尽きず、漁業分野での事業仕分けに対しても強い意見が出されました。

 ザラボヤと高海水温でホタテもダメ、サケもダメと漁師をめぐる状況の深刻さに、ここでも力を発揮しなければと痛感。

 次に、市役所を訪れると、菊谷秀吉市長ほか大坪鐵雄副市長・的場重一経済環境部長・松井知行農務課長と、お忙しいなか待ってくださいました。

 TPPと結んで、日本の今後について大きな展望と緻密な各論が重要だと、菊谷市長。

 話は国と地方自治体の関係にまで及び、この点でも意見交換させていただいたのは有益なことでした。

 最後に、北海道糖業株式会社・道南製糖所を訪れ、小林信幸所長・香川秀吉副所長・土門勝総務課長から話をうかがいました。

 道産ビートを原材料に製糖する工場ですから、農家経営に影響が与えられたらとにかく困る、と小林所長さん。

 今年は猛暑から、収量・品質ともに影響を受けたことも話され、文字通り「農家と一体」の現状がよくわかりました。

 北糖工場にかかわって流通関係などの裾野産業も広くあり、関連産業すべてに大打撃になってしまうTPP。

 菅首相は「農業と両立」と言い続けていますが、財源も乏しく、現実性は見えてきません。

 そもそもTPPで利益を受けるのは、一部輸出大企業・多国籍企業だけだと、たびたび今日の懇談の中でも出されました。

 いま大事なのは、農林漁業を中心にした地域経済を支え、その力で雇用や家計を元気にし、景気回復の道を進めることではないでしょうか。

 雪の伊達市を後にして、やるべき仕事をあらためて整理しています。

 【今日の句】 この国の 基盤わかるか 菅首相

2010年11月28日日曜日

もう国会中継を見なくなった

 帯広の朝は、雪! でも、初めて積もった雪というのはなぜか嬉しいものですね。

 午前中に音更町に行き、入党の訴えなどをおこなって回りました。

 あいにく「検討します」というお返事でしたが、こういう話の積み重ねが大事。

 それにしても、昨日もそうでしたが、国会中継などは「腹が立つし、具合が悪くなる」ので見なくなったという人が相次ぎました。

 民主党政権のいい加減さはもちろん、追及する自民党も揚げ足取りの質問が目立ち、くらしや地域を良くするための論議になっていない、ということです。

 そうですよね、もう生活が大変で、将来も不安だからこそ、新しい政権・新しい政治を国民は望んだんです。

 それが自民党と変わらない(もっとひどく進めているものも)政治では、失望感が大きくなるのも当然です。

 しかし、共産党がその声を受け止めて頑張っていることも、伝えきれていないことも事実なんだと実感しました。

 くらしの声を丹念に聞き、揺るがず議会や国会に発信する。

 新しい国や地域のあり方を、きちんと示す。

 政党・政治家としてやるべき当たり前の仕事ですが、地に足をつけて私も頑張りたいと重ねて思った訪問でした。

 今の時点で、沖縄知事選の結果はまだわからず。

 祈・イハ勝利!

 【今日の句】 今日の日が 歴史の転機と なるように

芽室町と帯広市をまわり

 函館から朝一番の特急に飛び乗り、乗り継ぎ含めて6時間。ようやく演説会場地・芽室町に着きました。

 芽室町では、来年4月の地方選に梅津伸子町議が3期目に挑みます。

 実は梅津さんは宮城県生まれで、石巻市田代の小学校教諭もされていました。

 石巻市生まれの私にとって、いわば“同郷の人”でもあるのです。

 初めて共産党の演説会に来られたという方も含め70ほどに梅津さんと私とで、党議席の大切さや梅津さんの実績・決意を話しました。

 その後、お誘いのなかで80代の女性の方が入党してくださいました!

 食事を済ませて帯広市に向かい、帯広革新懇・治維法同盟十勝支部主催の学習会に参加しました。

 中身は、明神勲・道教育大名誉教授による「戦後史の汚点 レッド・パージをいま検証する――責任を負うべきは誰なのか――」。

 ここに書ききれない程の内容に、私も「目からウロコ」の連続!

 レッド・パージはGHQ「指示」とともに、当時の支配者層の政権維持の目的にGHQ「示唆」を利用しておこなわれてきたのではないか――という点を、明神先生が資料を基に明らかにされました。

 過去の過ちから目を背ける者は、結局現在においても盲目となってしまいます。

 レッド・パージを受けた方々は、経済的・精神的苦痛に追い込まれ、家族や青春を奪われることにもなりました。

 同時に、日本社会にとっても経営者の支配権確立につながり、戦後改革の精神が投げ捨てられ日米安保体制へと進むことにもなりました。

 いま、名誉回復に向けたたたかいも始まっています。

 学ぶべきことの大きさとともに、今の社会を前向きに変える点でもつながっていることに、勇気が湧いてきました。
 せっかく十勝に来たので、昼には芽室町「コーンチャーハン」をいただき、晩には山菜・きのこの手料理をいただきました。おいしかった!

 身も心も満足の1日でした。

 【今日の句】 人を良く する字は食と 読めるなり

2010年11月26日金曜日

函館市電は、暖かかった

 じゅうぶん演説の準備をする時間も持てないまま、函館市へ。特急ではガリ勉状態だったので、まわりの人も気を使ったのでは‥‥でも、そんな余裕もないくらいだったんですよ。

 会場の市民会館まで、せっかくなので市電に乗りました。
 中はクリスマスバージョン!

 ツリーにポインセチア‥‥そういう季節なんだなぁ、としばし浸りました。

 ちなみに、ちょうどこの写真の下側に暖房の送風口があるので、写真を撮った場所に座っているとすごく暑いのですよ。

 さて、演説会は函館で今月・来月と3ブロックでおこなわれるものの、第2回目です(ちなみに第3回目も私が弁士)。

 これは来年4月の函館市議予定候補者の地域割りにあわせて、3会場でおこなうものなのです。

 このブロックでは、本間かつみ市議予定候補がお世話になります。

 本間さんは「函館検定」の上級も合格し、街頭宣伝では裏道までも知り尽くしているほどの「函館好き」。

 それで、ついたニックネームが「ホンマップ」だとか。

 そして、道議予定候補の古岡ともやさんも合わせて決意を訴えました。

 私からも、国政と道政の変革の展望、党議員だからできる仕事を、自分なりの言葉で話しました。

 函館の水産業に追い打ちかけるTPP、高すぎる国保税と函館で増え続けている滞納世帯、市民のくらしを支える政策に必要な財源‥‥などです。

 会場は130人もの方が来ていただき、医療現場で働いていた本間さんの結びつきで「初めて共産党の演説会に来た」という方も、たくさんいらっしゃいました。

 私は私で、大門参議院議員の代理を少しでも役割を果たせたかな‥‥と心配。

 終了後、古岡さん・本間さんと高橋佳大地区委員長・函館市議と食事に行きました(車ですので、ちゃんと2人ともお茶を飲んでます)。

 演説のこと、道政・市政のこと‥‥後は、話の中身は秘密ということで。

 午前中に歯医者に行って、歯の痛みも少し和らいだのが救いです。

 明日は芽室町へ。がんばります。

 【今日の句】 灯りつけ 私も夜景の 一人なり

2010年11月25日木曜日

止めなければ、いけないものばかり

 ずっと風邪が治らないかと思ったら、歯の神経までやられていて歯痛・頭痛がひどい‥‥歯医者さんや痛み止めにお世話になっている日々です。つらい!

 歯磨きを、さぼっているわけではないんです。

 不摂生も、していません(いや、少しだけ)。

 なのに、どうして、この痛み!‥‥どこにもぶつけようがなくて、つい書いてスミマセン。

 事務所に、きかんし印刷の松本さんが来られて、インターネット選挙を見越した活動のセミナーを受けてフムフム。

 まずは続けること、初めて来た人にも私の考えが伝わること、などを大切にしたつもりですが、もっと自らをみがかないと。

 北朝鮮砲撃の問題があって、補正予算採決の日程がずれ込み、大門みきし参議院議員が函館の演説会に行けなくなったので、急きょ明日、私が行くことに (@o@)

 そんなあおりを受けたからではありませんが、民間人殺傷まで及んだ北朝鮮の砲撃は、やっぱり許されません。

 同時に、挑発に乗って軍事的応酬の道にも進んではならないと思います。

 時代を切りひらく、論理力と政治的迫力と突破力が問われているのではないでしょうか。

 まずは、私は歯の痛みを止めないと‥‥。

 【今日の句】 止めたいな 軍事・増税 歯の痛み

2010年11月23日火曜日

北見市・森林シンポは大盛況

 昨日は美幌町に移動し、ネット環境のないところでの宿泊でしたのでブログを更新できませんでした。

 美幌町に来たのは、党北見地区委員会が主催する「森林・林業の再生とまちづくりを考えるシンポジウム」へ参加するためです。

 私はコーディネーターで、パネリストは地元の美幌町の土谷耕治町長、美幌町森林組合の小寺敏隆組合長、協同組合オホーツクウッドピアの山田清理事長、東京農業大学の黒瀧秀久教授、そして紙智子参議院議員。

 5月に旭川市で開いたシンポジウムを契機に、北見地区でも開きたいと準備してきたものです。

 会場は椅子が足りなくなるほど、予定を越える260人が参加!

 土谷町長さんが話されてましたが、美幌町は62%を占める森林面積を地域資源として着目し、「内発的発展をめざそう」と行政と森林組合、関連業者などの連携で施策が進められている町です。

 美幌町森林組合でも、「自由に山づくりできる開かれた組合づくり」をめざしているとのこと。

 そして、技術の向上が構造用集成材として重宝されてきた歴史が山田さんから語られ、黒瀧先生からの助言などが背景となって、これらの活動が一体として進んでいる実態がよくわかりました。

 コーディネーターは「意見が出るかな」ということを心配するものですが、次々と手が上がり森林の大切さや振興策への提案、疑問・質問なども率直に出され、逆に私も忙しくなるほどでした。

 政府も森林・林業再生プランを発表していますが、端的に言って路網の整備と集約化が柱であって、再造林できるだけの価格が保障されない問題点があります。

 もちろん作業の効率化を進めて伐期を迎えた樹木を処理していくのは当然ですが、植林なく「はげ山」になったのでは、森林の多面的機能も循環的機能も果たせません。

 木は、50年、60年、100年先の将来につながるものです。

 政府として長期的な計画を持ち、森林の管理にも一定の財源を投入する必要があります。

 それは雇用にもつながり、地域経済の循環にもなるものです。

 多くの方から意見を聞くことができ、世論形成の一端を担える、このような取り組みに参加できることは、私にとって本当に嬉しいこと。

 残すは、この願いをいかに政治に反映させるかです。

 紙参議院議員とも力をあわせて、北海道からの発信も強めてがんばります。

  【今日の句】 この水も 山の恵みと 手に取って

2010年11月21日日曜日

みなさんも風邪にはご用心

 先日の市田書記局長の国会質問がこちらにアップされました。ご覧くださいね。

 天気の良い日曜日!‥‥ですが、私は朝から頭痛気味。

 関節も痛くなってきて‥‥まずい、風邪かも‥‥。

 熱はないのですが、どうにも気合も入りません。

 明後日に党北見地区委員会が主催する森林シンポジウムに、私もコーディネーター(進行役です)の任があるので明日に出発するので、何とか治さなきゃ。

 というわけで、今日は早めに休みます。おやすみなさい。

 【今日の句】 気遣いを 覚えた娘 やや嬉し

2010年11月20日土曜日

貧困対策に、もっと政治は力を入れて

 道議選に向けたビラ作成の打ち合わせや、土曜日におこなう札幌中心街宣伝などを終えて、今日の夜は「北海道革新懇30周年集会」に参加しました。

 1980年の「社公合意」によって、新たな政治革新の運動体としてつくられた革新懇

 政党としては日本共産党が参加するのみですが、旧社会党支持の方や無党派の方、あるいは宗教者なども参加し、草の根での活動を続けてきています。

 北海道では30年目を迎え、その記念集会に第一部には「平和の祈りひびき愛コンサート」(ソプラノ独唱・清水紫さん、ピアノ伴奏・太田環さん)、第二部では記念講演(宇都宮健児弁護士)がおこなわれました。

 清水さんの澄んだ歌声、気持ちの込められた歌声、そして身近で聴く迫力!

 小林多喜二を題材に、みずから作詞された「赤き花燃ゆ」には感動しました。

 そして、反貧困ネット代表でもある宇都宮さんの講演にも、本当に圧倒されました。

 サラ金問題の解決、背景にある貧困の問題、関係性の貧困への気づき、運動体・ネットワークの重要性、そして憲法。

 単なる法律論などでなく、みずからの弁護士体験、運動の積み重ねという事実をもとにした話だからこそ、説得力が違うのです。

 地に足つけた活動の大事さを、学ばされたように思います。

 政治という分野は、時に「空中戦」となりがちです。

 誰の視点で活動すべきか、あらためて深く考える1日でした。

 【今日の句】 菅さんも 「派遣村」には 来てたよね

2010年11月19日金曜日

11.19北海道集会

 国会中継で市田忠義書記局長の質問を、食い入るように見てしまいました。中身はTPP。

 いわゆる「片道」のため、質問で引き出しながら論をまとめあげていきます。

 北海道の耕地面積や養頭数のデータを答弁させ、大規模化も限界にまできている実態。

 日本は「鎖国」どころか、他国とくらべて関税は低い国で、すでに「開国」状態であるデータ。

 TPPに(交渉含む)9参加国で、すでに4ヶ国とはFTA・EPAは締結済みであって、待ち構えられているのはアメリカ・オーストラリアといった農産物輸出国との関税自由化である事実。

 北海道のように大規模化しても離農が相次ぐのは、輸入自由化が続けられてきたからであり、首相の言うTPPと農業再生の「両立」はありえない--必要なのは市場任せから抜け出し、ルールを構築すること。

 だいたい、このような内容だったと思います。

 揚げ足取りのような質問が目立つなかで、ズバリと迫る質問にスッキリしました。

 元気をもらって、道労連など主催の「11.19北海道集会」に参加しました。


 
 400人の参加で、寒さも吹き飛ばす熱気の集会&デモ行進!

 TPP反対、諸要求実現、沖縄知事選にも連帯‥‥デモの長さに「まだ続いてる!」とビックリする、若い人の声を何度か聞きました。

 日本の北と南から、政治を変える!

 明日もがんばるぞ。

 【今日の句】 乗り遅れ てるのは食料 守ること

2010年11月18日木曜日

政権交代に込めた、国民の願いを裏切るのか

 柳田法務相の「2つ覚えていればいい」発言は、ちょっとひどすぎる。その場をやり過ごせれば、それでいいということでしょう。何の責任感もない、大臣に値しない暴言だと私は思います。

 その合間に、衆院厚生労働委員会では障害者自立支援法の「延命」につながる法案が、あっという間に可決されました(こちら)。

 次々と「政権交代」に込めた国民の願いを、こんなにも裏切るか!

 そんな怒りを持ちながら、TPP問題の懇談にかけまわった1日。

 初めて道選出の国会議員すべてに要望書を送ったという団体では、「食料の問題は、党派を超えて考えるべきもの」と話をうかがいました。

 まさしく、その通り。

 同時に、私たちの活動が足りないのだな、ということもしみじみ感じました。

 所用で道議会に行ったら、ちょうど全運輸労働組合のみなさんが各会派を回られていると聞き、花岡ユリ子・真下紀子道議と一緒に、政府の「地方分権」改革の問題点をうかがいました。

 航空でも船舶でも、国際法にもとづき国内法が整備されているなかで、地方に委譲することで問題が出てきます。

 何より安全の基準や状況が、地方ごとに違っていいのでしょうか。

 だから、これまで本来は国の責任でルールを定めてきたわけです。

 やるべき仕事が多いと感じながら道議会控え室に戻ると、おいしそうなおせんべい‥‥。
 
 

 真下道議がポケットマネーで買ってきてくれたものでした。

 モグモグ食べて、明日もがんばるぞ。

 【今日の句】 3つ目は 「思慮の不足」か 「反省」か

2010年11月17日水曜日

生命の起源解明にも期待

 探査機「はやぶさ」のカプセルに、惑星「イトカワ」の砂粒が入っていたそうですね。

 太陽系形成の解明に、期待がかかるとか。

 何だか、ロマンを感じますね。

 学問上の詳細はわかりませんが、太陽系の解明は生命の起源にもつながるわけですから。

 基礎研究から含め、しっかりした学術予算を政府としても確保してほしい。

 経済性だけで、測れない価値があると思います。

 さて今日は、会議やら文書づくりで大忙し。

 昨日までの交渉まとめ、TPP対策、道議選の作業、会議・打ち合わせ‥‥1つ1つ書ききれませんが、いくつ体があっても足りません (^^:)

 夜は、党道委員長を務められた市山吉次さんの葬儀に参列。

 今の私よりも、はるかに苦労された党の先輩です。

 市山さんの党活動を聞き、私の努力もまだ足りないと、しばし反省。

 歴史をきちんと受け継ぎ、がんばります。

 【今日の句】 この砂も 長く地球に 住んでいる

2010年11月16日火曜日

政府交渉2日目

 今日は内閣府・総務省・防衛省・環境省・文科省への要請です。

 激甚災害制度の改善、地デジ普及にかかわる周知、矢臼別演習場での火災の原因解明‥‥くらしから軍備まで幅広く、取り上げました。

 前進回答の課題もあり、一方で世論を大きくして打開する課題もあり。

 要請とは別に、実態や問題点をフリーに話を聞くレクチャーの時間も取ってもらい、主に私は医療関係について話を積み重ねました。

 午後には紙智子参議院議員に窓口になってもらい、農林水産省に出かけました。

 衆院本会議が入り、政務三役には会えませんでしたが、代わりに山田修路審議官へTPP問題での要請をおこないました。 
 
 農業・水産業・林業と、交渉団の活動地域や体験をもとに実態を伝え、TPP参加にふみきらないように重ねて要請しました。

 2日間を振り返ると、よくこれだけ調べて頭にも入れて、交渉できるものだと(自分の党ながら)感心しました。

 ある省の方が「共産党さんは本当によく勉強しているので、話も進みやすい」と言ってくれました。

 官僚の手の平に乗せられるという意味でなく、これは素直に受け止めたい。

 明日から、この交渉結果を関係団体などへ知らせる活動にも取り組みます。

 時間が、いくらあっても足りない! がんばらないと。

 【今日の句】 東京は コートなしでも 歩けたぞ

2010年11月15日月曜日

政府交渉1日目

 予算編成の時期に合わせて、毎年おこなう対政府交渉。道議会から花岡ユリ子・真下紀子両道議に、金倉まさとし・松永としお両道議予定候補。坂本志郎羅臼町議と交渉に臨みました。

 政権交代の影響からか、年ごとに対応の変化を感じます。

 とは言え、制度設計など実態が反映されるかは別問題ですので、そこは私たちの力量が問われてきます。

 今日は国交省・厚労省・警察庁・農林水産省などとの交渉でしたが、本当に議席がもっとあればと、つくづく感じました。
 

 明日の交渉も、引かずに、筋道立てて交渉したいと思います。

 【今日の句】 待っている 道民の声 届けたい

2010年11月14日日曜日

政府交渉の準備を進め

 出張先で急きょ泊まってくるなどして、更新せずにいました。風邪などではありません (^^;)

 明日から東京に行きます。

 政府の来年度予算編成を見越して、毎年この時期におこなう党北海道としての交渉のためです。

 その調査のための出張だったわけですが、道民の実態を直接反映させる重要な機会だけに、しっかり準備をするわけです。

 参加の予定は、花岡ユリ子・真下紀子両道議に、金倉まさとし(札幌東区)・松永俊雄(釧路市)の両道議予定候補、坂本志郎羅臼町議などです。

 2日間に10省庁で、項目は74にも及びます。

 医療・福祉、農林漁業、自然環境、公共事業‥‥限られた時間のなかで、話を詰めていかなければなりません。

 というわけで、今日もこの後、資料を読み込みます。

 また明日から、北海道は寒さが厳しくなりそう。

 みなさんも、健康にはご注意ください。

 【今日の句】 気がつけば あと1枚の カレンダー 

2010年11月11日木曜日

インフルエンザにご用心

 だんだん寒さが本格化してきましたね。気づけば、歩くときも早足になっているような。

 報道によれば、今年のインフルエンザは流行が早いとか。

 子どもが2回接種しなければならないので、その2回目に合わせて私も接種の予定なのですが、予定の日は11月24日。

 抗体ができるまで2~4週間かかると思いましたので、もう最初のピークは過ぎているかも (^^;)

 みなさんも、お体は大事になさってくださいね。

 さて、今日も会議や文書作成などで慌ただしい。

 15日から東京に行くので、合間に航空券を買いに行きましたが朝の便は、ことごとく満席!

 ギリギリ到着できる便を確保できましたが、緊急の場合は困りますね。

 明日も慌ただしいのですが、気合を入れてがんばるぞ。

 【今日の句】 熱燗が おいしい季節に なりました

2010年11月10日水曜日

TPPでも千島問題でも、がんばり時

 中国漁船の衝突ビデオの流出者は、神戸の海上保安部職員--驚いた、としか言いようがないです。

 なぜ神戸? どうやって入手? 目的は?

 強く関心はありますが、同時に、冷静に捜査を見守るべきではないでしょうか。

 さて、私は今日は終日会議が続いた日。

 地方選まで、あと5ヶ月ほど。

 政策・論戦にかかわることや、TPP問題の運動強化など、かなり忙しくなってきました。

 TPPでは、東京で3000人規模の反対集会が開かれたようです。

 北海道でも、空知管内などで集会が開かれ、12日には札幌で全道規模の集会が予定されています。

 北海道の党として、ここは全力で頑張らねば。

 他の党でも、中央段階とは違う「ねじれ」があるようですが、とりあえず今は一致点で世論を広げることが大事です。

 そして千島問題でも、根室市議会でロシアへの抗議の意見書が全会一致で可決され、日本共産党も仙石官房長官へ申し入れをおこないました(こちらこちら)。

 今こそ筋を通し、事実にもとづく議論が必要です。

 【今日の句】 「開国」は 「地域破壊」と 受け取った

2010年11月9日火曜日

食料確保は、国内でおこなうべきだ

 昨日、北海道では5団体(道農業協同組合中央会、道経済連合会、道消費者協会、道漁業協同組合連合会、道森林組合連合会)による、日本のTPP参加反対の記者会見がおこなわれました(こちら)。

 道議会でも、全会一致で「TPP交渉に参加しないよう」求める決議も可決されました(こちら)。

 そして、党としても北農中央会を訪れ、この問題で共同してがんばる決意も述べました(こちら)。

 北農中央会との懇談には、紙智子参議院議員、花岡ユリ子・真下紀子の両道議に、党道委員会の西野敏郭委員長、そして私も参加しました。

 こちらの写真で、お茶の代わりに牛乳を飲んでいるのがわかりますか?

 自給率向上・消費拡大に向けて、各地で努力を広げている一環です。

 懇談は、和やかな雰囲気のもとで、多くの点での一致もありました。

 きょう私は、道消費者協会、道農業機械商業組合なども訪れ、さらに世論を広げようと思案中です。

 TPPで「農業にも競争力を」との議論がありますが、議論の土俵が違うのではないでしょうか。

 例えば、広大なオーストラリアの作付面積と収量は、どれだけ北海道でさえも規模拡大とコスト削減をしても、追いつくはずがありません。

 競争の土台が、違うのです。

 何より、国の重要な仕事の1つには「安全保障」がありますが、これは領土や防衛に加え、食料の確保も欠かせません。

 だから民主党政権も食料自給率50%を掲げているのに、それと逆行するTPP交渉。

 前原大臣の言葉を借りれば「1.5%が98.5%の食料を支えている」(北農中央会の飛田会長)でもあります。

 食の関連産業が多い北海道です。

 留萌・宗谷・根室などの地方では、製造業の実に9割以上が食関連です。

 何かあれば「では競争力を」との議論がありますが、巨大資本・大型店の出店が自由におこなわれ、各地の産業と商店街が疲弊させてきたのが、この間の「構造改革」の歴史だったのでは。

 道内各地を回ってきた私の実感として、TPPに参加した場合、北海道の10年後は深刻なものになると危機感を持っています。

 貿易の取引材料にするのではなく、食料確保は国内でおこなうべきだ。

 そこを、議論の中心点に据えるべきだと思います。

 まとまりなく書いてしまいましたが、北海道あげたTPP反対の声も広がっているなか、私も全力を尽くしてがんばります。

 娘を保育園に送る、途中のサイクリングロード。もうすぐ秋も、終わりかな。

 【今日の句】 「両立」は ごまかす言葉と 受け取った

2010年11月8日月曜日

疑問を紐解けば、希望は見えてくる

 いろいろあった1日ですが、夜に民青同盟の大学生と、学習交流会をおこなったことを書きます。

 「日本共産党綱領」のテーマで、私が講師を引き受けました。

 90分の持ち時間をいただきましたが、もっと学生と話す時間を取りたいと、独断で60分に縮めさせてもらいました。

 また、綱領も一言一句を解説的に話すのではなく、世界の構造変化、日本国内のリアルな状況、軍事に頼らない平和的環境と持続的な経済のあり方など、実証的な中身も含めて話したつもりでした。

 学生からの意見も、とても興味深い。

 「世界のことを知る機会がない。何が正しいのかを、きちんと見極めないと」

 情報過多とも言える時代ですが、国際対立を助長する報道の強まりや、前向きの努力と変化の情報に出会えないことが、若い世代の閉塞感を強めているのでは。

 教育、農業といった課題から、携帯電話の電磁波の影響やバイト先の商品廃棄の問題まで、くらしや学業を通して感じた疑問も、次々と出されました。

 1年生の男子学生が、「今日の話を聞いて、自分で何かしたいと思いました」との感想を聞いて、とても嬉しく思いました。

 若い人たちに頑張ってほしい、と聞きます。

 同時に、若い人たちに覇気がない、との話もされます。

 「ロストジェネレーション」とか「失われた10年」などを、生き抜いてきている若い世代です。

 希望に向かうために、紐解かないといけない問題が多くあるのです。

 それができれば、新しいパワーが生まれることを、私は確信しています。

 こういう話し合いの場を、何度でも持ちたいですね(どうぞ連絡ください!)。

 今日はこれ以外にも、TPP問題で道農政部から聞き取りや、紙智子参議院議員らと北農中央会で懇談などもおこないましたが、これは明日にでも。

 【今日の句】 グルグルと 紐をからめる 民主党

2010年11月7日日曜日

「春の森」公演へ

 少し前のことですが、家族でうたごえサークル「春の森」の公演を観に行きました。

 脚本を書く関山昭子さんと以前に対談させていただいた縁から、毎年、足を運んでいます。

 自然とふれあい、その実感を込めてうたい、踊る舞台。

 1時間を超える公演ですが、3歳児(!)も立派に役割を果たしていました。

 娘は途中から少しモゾモゾと (^^;) し始めましたが、終わったら「タオルを持って私もやる~」と「風」の役を真似すると言い出しました。

 私たちは、ただ生きていられればそれでいい、というものではないと思います。

 文化に接し、自分の頭で考え、自然にもふれあい、歴史に学び、創作する喜び。

 こういう時もないと、人間が乾いてしまいます。

 「春の森」さんに感謝!です。

 【今日の句】 落ち葉にも 表現したく なる気分

2010年11月6日土曜日

赤旗まつりの熱気が伝わってくる

 事務所スタッフが赤旗まつりの係を務めるため上京し、私は事務所で留守番です。まつりツイッターを見ながら「いいなぁ~」などと独り言。

 4年ぶりの開催だけに、会場もにぎわっているし、多くの方も待ち望んでいたんですよね。

 4年前には、前回の参院候補者として私も参加。

 会場の熱気、多彩なプログラム、参加者同士の交流‥‥本当に元気になるまつりでした。

 おっと仕事、仕事‥‥月曜日に学生との綱領学習会があるため、仕込みの勉強。

 どのように今の社会・政治を見ているか、たくさん学生の話を聞きたい。

 ただ「教える」という立場でなく、一緒に「考えあう」立場で、話し合いたいと考えています。

 【今日の句】 いいなぁと 5回言っても デスク前

2010年11月5日金曜日

TPP問題で道へ申し入れ

 尖閣諸島近辺での中国漁船衝突ビデオが、ユーチューブに流出‥‥こんなことが起きたのかということと、ありえないはずの「流出」が起きたことと、どちらも大きな驚きでした。

 誰が、何の目的で、映像を持ち出し、公表したのでしょうか。

 外交力だけでなく、管理能力も問われる事態。

 警視庁からは、国際テロに関する情報や、外事3課では過激派資料も流出・不明ということも明らかになって、まさか話題の打ち消しでは‥‥と勘ぐりたくもなりますが。

 何にせよ、事態の調査・解明は当然だと思います。

 そして、漁船衝突のような事態を繰り返さないために、尖閣諸島が日本領土である歴史的事実を明らかにする作業も、急がなければならないのではないでしょうか。

 さて、今日は道庁に足を運んでTPP問題で、知事が反対の態度を明確にするよう申し入れ。

 西野敏郭道委員長はじめ、花岡ユリ子・真下紀子の両道議、金倉まさとし道議予定候補(札幌東区)と、高原副知事に要請しました。

 高原副知事からは「農業の崩壊は、北海道の崩壊」「守る思いでは一緒」と話され、多大な影響が与えられることへの懸念が述べられました。

 以前の記者会見では、高橋知事はTPPへの態度を明確にしていません。

 道議会で8日に意見書を上げる予定で調整が進められていますが、その内容を見て知事も態度を表明する旨が、高原副知事からは話されました。

 それにしても次から次へと問題が浮上して、やるべき仕事がたくさんあり、さらに頑張らないとと思います。

 【今日の句】 だんだんと 場当たり政治に 見えてくる

朝から更新です

 更新せずに昨夜は就寝してしまいました。というわけで、朝からパソコンに向かっています。

 昨日は、終日会議の日。

 中座してTPPにまつわる懇談の下準備に顔を出し、その内容も含め私も会議で発言しました。

 どうやら自民党内も反対派がまとまったようで、もちろん「反対」の一致点では、国会でも地方でも、広がりがあっていいと思います。

 同時に、議論の入り口が「農業」「漁業」であっても、出口は「国や地域のかたち」となるのがTPP。

 食料の確保はどうあるべきか、そのために第一次産業をどう支援するか、その結果としての地域経済をどう持続的なものにするか--次なる議論も求められると思います。

 日本共産党は綱領で「国の産業政策のなかで、農業を基幹的な生産部門として位置づける」と明記している党です。

 食料確保と合わせ、繰り返し生産可能で経済安定の持続的基盤にもなります。

 道内でも農協はもちろん道経連もTPP反対を表明し、各地で反対集会が計画されています。

 ところで、日本共産党は明後日から第40回赤旗まつり

 事務所からも、まつりスタッフとして明日から現地入りです。

 つまり、私は留守番‥‥私も行きたいな~。

 【今日の句】 ニコニコと 渡る動画に 詰めはなし

2010年11月3日水曜日

上富良野町で日米共同訓練・反対集会

 JRとバスを乗り継ぎ上富良野町へ。昨日から始まった、自衛隊と米軍の共同訓練に対する反対集会に参加するためです。

 私は道安保破棄実行委員会などの、道団体を代表してあいさつ。

 紙智子参議院議員も駆けつけ、国会報告と連帯のあいさつ。

 今回の共同訓練は、2002年以来で通算12回目になります。

 アメリカのアフガン・イラク戦争を機に、北海道の部隊が常時出動可能な部隊に位置づけられ、共同訓練の度合いも強まっています。

 上富良野に来た米兵はミズーリ州の部隊ですが、そもそもは災害出動時の任務を持つ部隊が、いわば戦力が足りないからと駆り出されたとか。

 日本の防衛というより、アメリカの戦略に追随しているというのが、やはり本質ではないでしょうか。

 集会後、代表抗議団は駐屯地へ、参加者はデモ行進と分かれました(私は抗議団でした)。

 応対した広報担当の方を通じて、本部の方へと抗議・中止の要請を上げることになりましたが、何より積み重ねが大事。

 民主党政権のもとで、専守防衛から海外展開を自衛隊が主任務とされる、大転換が見込まれています。

 しかも、自衛隊が初の恒久的「基地」をジブチに建設する内容が明らかになりました(こちら)。

 憲法9条をないがしろにし、軍事力に前のめりになる姿勢では、自民党も危険でしたが民主党も同等ではないでしょうか。

 着弾地点が見える場所まで移動し、上がった白煙を見ながら、世論を強める活動に力を入れねばと強く思いました。

 【今日の句】 外交の 力のなさが 軍備呼ぶ

2010年11月2日火曜日

計画性なき開発は、人類に跳ね返る

 日本政府は、メドベージェフ大統領の国後島訪問への対抗措置として、駐ロ大使を一時帰国させるようです。

 日本共産党としても昨日、抗議の意思を示すとともに、民主党政権に「半世紀の領土交渉の総括を踏まえ、歴史的事実と国際的道理に立った本格的な領土交渉に踏み出すことを、強く要請する」ことを求めました(こちら)。

 政府は、いつものごとくアメリカに「支持」を求め、アメリカも応えてはいますが、日本政府として主体的な発信能力が問われているのではないでしょうか。

 原則に立って、かつ冷静に厳粛に、対応すべきと思います。

 さて今日は、党道議団と道自然保護協会を訪れて、ダム問題・森林保全などにかかわって話をうかがってきました。

 会長の佐藤謙さん(北海学園大学教授)から、「私たちはどの党とも是々非々で応対します。何でもお聞きください」とのお話があり、北海道から諸外国の実態まで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 種の希少性と合わせて、生物の多様性が守られてこそ、自然が保持されると言えると思います。

 北海道は国有林の面積が大きいだけに、本来はその条件も大きいはずです。

 しかし、乱伐もあり、生態系が崩れ、水源保持もできず、土砂流出も各地で見られます。

 計画性なき開発は、結局、人類に跳ね返ることを冷静に認識しておくべきだと思いました。

 その点で日本は、いい法律ができたとしても、政策の展開は大企業ベースになっており、これでは何も生かされません。

 千島問題にせよ、森林再生にせよ、北海道の党だからこそ深く知り、的確に発信しなければいけないことを、つくづく実感する毎日です。

 【今日の句】 羅針盤 持たず海行く 政府かな

2010年11月1日月曜日

ロ大統領の国後島訪問を、黙って見過ごすわけにいかない

 ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問しました。北海道に住む者として、このまま実効支配を進めようとすることを看過することはできません。

 千島問題の歴史的事実や、党としての解決に向けた政策はこちらに詳しくあるので、参照ください。

 元島民の方や漁師の方々、関係自治体の首長さんなどから、千島問題の未解決によって苦しんできた実態を、私も何度も話をうかがいました。

 住んでいた島に墓があったり、資産が残されていたり。

 ロシア海域に入って来たと主張され、漁師が銃撃される事件もありました。

 国政に訴え続けながら、運動を広げ次世代に引き継ぐための苦労も話を聞いてきました。

 領土問題の未解決で、もたらされている問題の大きさを政府も道民的にも、認識を新たにしてほしい。

 民主党政権が、尖閣諸島問題で弱腰と言われ続けてきましたが、千島問題では(もちろん民主党政権も)自民党政権の「負の遺産」が、あまりにも大きすぎます。

 歴史的事実にもとづけば、北千島までが日本の領土です。

 国際的道理にもとづいて、筋道だてた論立てが必要です。

 それらの中身を夕方に、札幌駅前で緊急の宣伝で訴えました。

 北海道の党として、この問題は力強く進めるためにがんばります。

 【今日の句】 筋もない 姿勢が問題 こじらせる

2010年10月30日土曜日

障がい者団体との懇談会

 障がい者団体との国政懇談会をおこないました。国会から、紙智子参議院議員も駆けつけました。

 札幌からは、伊藤りち子市議のほか田中けいすけ(西区)・太田秀子(東区)・吉岡ひろ子(清田区)の各市議予定候補も参加しました。

 年に1回は、障がい福祉にかかわる懇談会をおこなってきました。

 今年は障害者自立支援法に代わる、当事者参加で新制度に向けた議論が進んでいるなかでの懇談会。

 とは言え、やはり要望が相次ぎます。

 精神障がいを抱える方からは、交通割引や就労での問題が次々と。

 高齢を迎えた場合に、介護保険に移行されてしまう問題点も出されました。

 欠かせない医療支援のあり方も、最近はそもそも医師不足が各地で広がり、じゅうぶんな医療が受けられない状況も広がっています。

 難病を持っている方が「狭間」に陥っていることや、障がいと認定されずに(または時間がかかって)不利益を被っている実態も出されました。

 そして、新法を待たずに自立支援法の抜本改善(応益負担の廃止、報酬単価を月割りに戻す、など)も急がれます。

 そもそも、国際基準や基本的人権とは別に、理念なく財源の節約のみで考え出されたと言っても過言がないのが自立支援法でしたから、その「傷跡」の回復は第一義的課題です。

 障がいは「自己責任」ではないし、社会的な支えあいのもとで人間として生活できる権利を誰もが持っています。

 財源が多いか少ないかから出発するのではなく、誰もが受けうる社会保障から財源を確保するという、原則を明確にする必要があるのではないでしょうか。

 応益負担の廃止には320億円が必要ですが、政党助成金を廃止すれば、すぐに解決できるはずです。

 紙議員も国会で全力を尽くすことを約束しましたが、私もできる仕事に力を尽くしたい。

 さて、懇談会前に、なぜかガムを買おうと思い、何年かぶりに10円のガムを買ったら、なんと‥‥

 引き換えずに、大事に取っておこうかな。

 【今日の句】 10分で 数千年を 交流し