2010年10月26日火曜日

医療新制度もTPP交渉も、反発は必至

 朝に雪、昼に晴れ間、夕方から冷たく強い雨‥‥明日も天気は荒れ気味だとか。

 これは朝の風景。一気に冬ですね。

 さて政界も、荒れ気味の様相。

 沖縄知事選で、民主党は自主投票にするようです。

 方針がまったく反対なのですから、そもそも1つの党であることがどうなのか、との根本的な疑問を持つのですが‥‥。

 厚労省では、新しい医療制度の姿が明らかになりました(こちら)。

 いわゆる「舛添私案」なるものに戻ったようで、他紙では民主党議員から、後期高齢者医療制度を廃止した後の青写真を持っていないまま反対して、結局は厚労省案に乗っかったという話もあったようです。

 問題点はあっても以前の老人保健制度にいったん戻し、その間に新制度を考えればいいのでしょうが、そういう選択を民主党は取らないということ。

 財源は大企業・大資産家優遇税制の見直し、軍事費や不要不急の大型公共事業の削減などでつくることは、党として一貫して訴えてきました。

 ヨーロッパやアメリカなどでは踏み出してきているわけですから、政治の力一つだと思うのです。

 問題は、このような財源確保が日本の政党内に広がらない(=大企業に頭が上がらない党ばかり)ことであって、その点では世論を広げなければ、と思います。

 そして、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への交渉参加。

 第一次産業は日本経済の邪魔者だ、とばかりの外相大臣発言は大問題。

 すでに食糧危機的な国際情勢のもとで、自給自足を切り捨てて、輸入頼みにすることの危険性をどれだけ認識しているのか。

 もちろん北海道の地域経済には大打撃ですし、地域社会も基盤が崩れかねない。

 TPPを歓迎するコメントを出したのは、アメリカのキャンベルさんや、輸出企業を束ねる経済団体のトップだということを見ても、誰のためのTPPかはハッキリしています。

 いったん衰退した農林漁業を回復させることは、容易ではありません。

 ここでも政府が態度を変えないのなら、世論で反撃するしかない。

 やるべきことが、たくさんたくさんあるぞ。がんばらないと。

 それにしても、冷えてきました。みなさんも、お体はお大事にしてくださいね。

 【今日の句】 手袋の 雪を見つめる 子の初冬

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