2010年11月23日火曜日

北見市・森林シンポは大盛況

 昨日は美幌町に移動し、ネット環境のないところでの宿泊でしたのでブログを更新できませんでした。

 美幌町に来たのは、党北見地区委員会が主催する「森林・林業の再生とまちづくりを考えるシンポジウム」へ参加するためです。

 私はコーディネーターで、パネリストは地元の美幌町の土谷耕治町長、美幌町森林組合の小寺敏隆組合長、協同組合オホーツクウッドピアの山田清理事長、東京農業大学の黒瀧秀久教授、そして紙智子参議院議員。

 5月に旭川市で開いたシンポジウムを契機に、北見地区でも開きたいと準備してきたものです。

 会場は椅子が足りなくなるほど、予定を越える260人が参加!

 土谷町長さんが話されてましたが、美幌町は62%を占める森林面積を地域資源として着目し、「内発的発展をめざそう」と行政と森林組合、関連業者などの連携で施策が進められている町です。

 美幌町森林組合でも、「自由に山づくりできる開かれた組合づくり」をめざしているとのこと。

 そして、技術の向上が構造用集成材として重宝されてきた歴史が山田さんから語られ、黒瀧先生からの助言などが背景となって、これらの活動が一体として進んでいる実態がよくわかりました。

 コーディネーターは「意見が出るかな」ということを心配するものですが、次々と手が上がり森林の大切さや振興策への提案、疑問・質問なども率直に出され、逆に私も忙しくなるほどでした。

 政府も森林・林業再生プランを発表していますが、端的に言って路網の整備と集約化が柱であって、再造林できるだけの価格が保障されない問題点があります。

 もちろん作業の効率化を進めて伐期を迎えた樹木を処理していくのは当然ですが、植林なく「はげ山」になったのでは、森林の多面的機能も循環的機能も果たせません。

 木は、50年、60年、100年先の将来につながるものです。

 政府として長期的な計画を持ち、森林の管理にも一定の財源を投入する必要があります。

 それは雇用にもつながり、地域経済の循環にもなるものです。

 多くの方から意見を聞くことができ、世論形成の一端を担える、このような取り組みに参加できることは、私にとって本当に嬉しいこと。

 残すは、この願いをいかに政治に反映させるかです。

 紙参議院議員とも力をあわせて、北海道からの発信も強めてがんばります。

  【今日の句】 この水も 山の恵みと 手に取って

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