2011年2月11日金曜日

食料価格↑‥‥まずは「食料確保」の考え方を整理して

 食料品や原油価格がジワリジワリと上昇--価格にはねかえってくる、これからが心配です。

 エジプトのデモなども、食料高騰など生活不安が背景にありました。

 食料品で言えば、異常気象による生産減と、商品市場への投機資金の流入が大きな原因のようです。

 ニューヨークやシカゴの商品相場では、昨年6月からコーヒーは9割、大豆は5割アップ。

 小麦は2倍、綿花は2.4倍。

 南部アフリカでは、この間、豪雨と洪水で大きな被害で出ており、農作物の60%が被害を受けた小国もあります。

 国際機関からも「食料不安は危機レベル」と、現地からの報告があります。

 このような中で、主にアメリカやオーストラリアからの農産物輸入につながるTPP参加で、本当にいいのか。

 食料確保は、政治の重要課題です。

 まずは自国でまかない、足らざるものを輸入し、海外輸出も国際的・人道的支援の立場から優先すべきだと思います。

 菅首相の「農業再生」は、主に「大規模化・効率化」が中心で、大小の農家による食料供給・環境保全という日本型農業とは相容れないものでは。

 再生産できるよう価格との差を保障する仕組みと、先のような貿易の仕組みを見直すための外交力が必要だと思います。

 今日は札幌中心街で、党道委員会による「TPPストップ」宣伝・署名行動。

 署名に応じてくれたのは、子連れの若いお母さんたちでした。

 私はマイクで話していたので、お母さんたちと対話できずに残念。

 食料のこと、社会全体のこと‥‥いろいろ真剣に考えているのですよね。

 持続的に安定した社会に、どう日本社会をつくっていくか。

 大きな課題ですが、力をあわせて挑まなければならない気持ちが強くなる、日々の情勢です。

 【今日の句】 まず一歩 希望をつくり 始めよう

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