2011年5月26日木曜日

強制は、教育を豊かにしない

 大阪で「維新の会」が、教職員に「君が代」斉唱時の起立を義務付ける条例案を提出しました。

 橋本知事は、違反者を免職にする条例も考えているようです。

 何でも「公務員には思想の自由はない」との持論。

 国際社会で、このような発言をしたらどう思われるでしょう。

 北海道では、道教委が服務規律調査などをおこないましたが、これだって現場を萎縮させ、教員間の信頼が崩れてしまう結果を生んでいます。

 「君が代」の歴史的背景という問題点ともに、強権的行政が、豊かな教育を阻むことになりはしないか。

 しかも大阪の場合は、知事と議会が一体化して「二元代表制」が危うい。

 行政をチェックし、多様な意見を反映することがなくなってしまう恐れ。

 民主主義からの逆行と、私は思います。

 今日は会議の1日でしたが、震災復興・救援や原発問題でも、私たちが今こそ役割を果たさなければと、あらためて強く感じました。

 【今日の句】 義務の名は 支配の言葉に 置き換わる

2 件のコメント:

  1. こんにちは(^0^)/ 
    漸く、初夏の凌ぎ易い季節になりましたね。

    今回のコメントの「橋本知事」は「橋下知事」が正しいですね(苦笑)
    それにしても、彼の言動に独裁者的なものを感じたのは、私だけでしょうか? 
    行政を一元化してチェック機能を麻痺させるような内容の改革案といい、「君が代」の強制化といい、かつての軍国日本の
    復活のような印象を受けます。

    この反動的な流れに対抗するには、共産党をはじめとする民主化勢力の結集が急務かと思います。
    今後のご健闘をお祈り致しております。

    では、又。

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  2.  まゆゆさん、コメントありがとうございます!
     ご指摘のとおり、知事の名前は「橋下」です。自動変換に任せた、私の怠惰なミスです。

     橋下知事に対しては、私もすごく危険を感じます。
     今日の赤旗にも載ってましたが、教職員組合だけでなく弁護士からも異論が出され、幅広い方々との運動も始まっていくようです。大阪の問題、ということにとどめないで北海道にも引き寄せた活動をしなければ、ですよね。
     道教委も負けず劣らずひどいので、関係する方々と力を合わせて、私もきっちりがんばります!
     

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