2011年6月17日金曜日

北海道農業を守れ

 晴れたオホーツク! 降雹(ヒョウ)による農作物被害が出ている北見市に、昨晩から入っていました。

 朝から天気が良く、それだけで気持ちが明るくなります。

 さて、降雹は10日夕方にあって、党地区委員会が冷凍庫に保管していたものを見ると直径5mm~3cmほど。

 北見市を中心に、訓子府町、美幌町、網走市などに広く、計4000haを越えた被害が出ています。

 午前は、道農業改良普及センター・市農政課の方の案内で、菊地豪一・熊谷裕の両市議と4ヵ所の圃場をまわりました。

 特に大きな被害を受けたのが、北見名産の玉ネギ。

 写真でわかるでしょうか。

 少し回復して今日は茎葉が立っていますが、当日はベッタリと横倒しになっていたそうです。

 茎葉1本が玉ネギの1枚に当たるわけでして、折れればそこから病気なども入る恐れがあります。

 皮をむいたら、ベタベタしたり、中が腐っている玉ネギが、たまにありますよね。

 だから1本(1枚)だけダメになっても品質に影響が出るし、まして何本も折れたのでは今年の生産をあきらめるということにもなります。

 防除をおこない、今後の天候次第で少しでも成長を期待するか、廃耕したり共済金を受け取るか――農家としても悩むところです。

 防除にかかる費用などの支援など、行政ができる部分もあると思います。

 午後からは、きたみらい農協に足を運び、概況をうかがいました。

 農協の販売実績で言えば、400億円中170億円が玉ネギだそうで、やはり心配だとのこと。

 農家も大変ですが、生産物がなければ保管・運送や製造加工の仕事にも影響するわけで、今後の状況も注視しなければなりません。

 08年・09年にも被害があり、共済加入は増えたそうですが、せっかく手がけた農作物がダメになった時の気持ちを考えれば‥‥。

 国会議員や道議にも資料を渡し、要望を伝えることを約束しました。

 天気に左右されるのが農業とは言え、安定的な経営と生産ができるよう、政治ができる限りの支援をおこなわなければ!

 【今日の句】 降雹が 硬い涙に 見えてくる

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