2011年6月21日火曜日

問題は延長で議論する「中身」

 明日が会期末の国会で、首相の退陣時期とからめて延長幅が決まらない--こういうことが繰り返されて、また政治不信が広がることが心配です。

 何より、被災者支援を明確に「中身のある」延長であってこそ。

 党内がコントロールできない民主党ではありますが、自民党も党略的な対応ばかりが目につきます。

 その一方で、すでに「大連立」状態でもあるわけで。

 一昨日、復興基本法案が参院で成立しました。

 しかし「中身」は、国からの復興を地方自治体が「義務」を負って実行するという、住民の声を生かした復興とは、反対の道筋のもの。

 財源をめぐる消費税の扱い、原発推進、そして沖縄での辺野古「V字」案‥‥政策的違いが、ここでも見られません。

 住民の声を生かした復興計画づくり、「二重ローン」解消の新たなスキームづくり、世論が高まっている「原発からの徹底」プログラム、復興国債は大企業の内部留保の活用‥‥こういうことこそ、政府が急ぐべきだと思います。 

 【今日の句】 今日もまた 見える景色は 先送り

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