2011年10月27日木曜日

あらためて、北電「やらせ」の問題点

 今日もTPP問題で、札幌市内をグルグルと‥‥「反対」「慎重」など表現は様々ですが、「情報もなく、影響も定かでないまま推進は良くない」ことは共通でした。

 北海道では11月4日に実行委員会による集会があり、第一次産業団体のみならず経済団体・消費者団体・医師会なども加わっています。

 私達も党派・団体を問わず、この点は力を合わせたい。

 さて、昨日の道議会にようやく北電・佐藤社長が参考人招致に応じました。

 本当に反省しているのか疑わしい態度だったことは、報道済みです。

 あらためて、この「やらせ」で何が問題なのか。

 1つは、公益企業としてのあり方です。

 自社製品に対して購入者・国民から不安の声があれば、安全性をきちんと説明しぬくのが一企業のあり方。

 故障や不具合などあれば、製品回収や生産ラインストップまで、どの企業もおこないます。

 しかし北電は、不安の声に多数派工作で応じた。

 よく「反対派も動員するのだから、賛成派も動員して当然」との話も聞きますが、住民団体ならともかく公益企業がおこなうことでは、そもそもないと思います。

 もう1つは、「道民の意見を聴く会」という政策決定上のプロセスで、民意をねじ曲げようとした政治上・民主主義上の問題です。

 これは北電・第三者委員会からも「行政作用」という言葉が用いられて、断罪されています。

 さらに言えば、こういう問題があるにもかかわらず、北電は1999年に「やらせ」が発覚して社長が陳謝しながら日常的に繰り返したという問題でもあります。

 だから道民が怒っているんです。

 今日うかがったところでも、「昨日の委員会では、真下さん(共産党)が一番スジが通っていた」との話がされました。

 全容解明に向かうよう、議会内外で力をあわせて私もがんばります。

 【今日の句】 重大さ 知っているかな 社長さん

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