2011年5月28日土曜日

高橋知事へも要請

 先日の続き‥‥高橋知事へ、道政執行にかかわる要望について、です。

 地方選も終わり、あらためて各会派が要請し、1議席となってしまった共産党は最後に‥‥それだけで悔しい思いです。

 真下紀子道議、青山慶二道書記長に、私も加わっての要請。

 知事から回答がありましたが、全体として一般的な回答という印象。

 議席を減らしたことで対応も軽くされているのかな‥‥とは、私のうがった見方かもしれません。

 被災地支援、原発への対応などとあわせ、私からは国政でも被災地支援の2次補正を党として要望しており、進展に合わせて道でも積極的対応を、と述べました。

 函館の朝市で「国は東北を支援してくれ。道や市が、こういう時こそ地元を支えてほしい」と要望されたことも伝えました。

 資金繰り支援はもちろんですが、観光はじめ産業にも影響を与えている状況だけに、多面的な対応が必要になっています。

 長期的な展望を示した対策も、今後検討を深めなければいけないでしょう。

 議席は減っても、草の根の党の力を生かして、引き続き要望や提案をすすめていきたい。

 求められていることを、しっかり自覚して頑張らなければ、とつくづく感じます。

 【今日の句】 台風が どれだけ運ぶ 放射能(‥‥心配)

2011年5月27日金曜日

北海道電力へ要請

 暑いなぁと思ったら、昨日は25℃まで上がっていたんですね! 今日は何℃だったのやら。

 今日は北海道電力本社へ、要請へ行きました。

 内容は、①泊原発3号機のプルサーマル計画にあたって、MOX燃料の許可申請を国に出したことを取りやめること、②点検中で停止している1号機の再稼動をしないこと、③原発依存を抜け出し、自然エネルギーへの転換をすすめること--が主旨です。

 真下紀子道議はじめ、道議候補だった菊地葉子前小樽市議、中島れい子小樽市議、渡辺正冶・佐々木正江の両余市町議、上村智恵子仁木町議が参加しました。

 仁木町は泊から20kmほどでもありますが、関係4町村ではないため(余市町も)情報などは、まったく入りません。

 住民の不安の大きさが、具体的に次々と語られました。

 対する回答は‥‥「粛々とすすめる。ご理解を」。

 保安院から「お墨付き」をもらっているから、が推進の1つの理由ですが、果たして今の事故を前に道民の理解を得られているのか。

 世論調査を見ても、原発の「縮小」「廃止」派が増えてきています。

 共産党は、何もあるから全部止めろと言ってるわけでもなく、需給量を見ても上記要求は実現できるし、それが道民の不安を解消する道でもあることを訴えているわけです。

 議論が平行線で終わるのは承知してましたが、道民の声が「形」として見えるようにもしていかなければ、と痛感。

 日本共産党はこちらのように、原発撤退を求める署名を開始しました(署名用紙はこちら)。

 ぜひご協力いただき、まわりの方にもお広げください。

 今日はその後、高橋知事へも要請をおこないましたが、長くなるので明日にします。

 【今日の句】 隠蔽が 続けば信じる 方が無理

2011年5月26日木曜日

強制は、教育を豊かにしない

 大阪で「維新の会」が、教職員に「君が代」斉唱時の起立を義務付ける条例案を提出しました。

 橋本知事は、違反者を免職にする条例も考えているようです。

 何でも「公務員には思想の自由はない」との持論。

 国際社会で、このような発言をしたらどう思われるでしょう。

 北海道では、道教委が服務規律調査などをおこないましたが、これだって現場を萎縮させ、教員間の信頼が崩れてしまう結果を生んでいます。

 「君が代」の歴史的背景という問題点ともに、強権的行政が、豊かな教育を阻むことになりはしないか。

 しかも大阪の場合は、知事と議会が一体化して「二元代表制」が危うい。

 行政をチェックし、多様な意見を反映することがなくなってしまう恐れ。

 民主主義からの逆行と、私は思います。

 今日は会議の1日でしたが、震災復興・救援や原発問題でも、私たちが今こそ役割を果たさなければと、あらためて強く感じました。

 【今日の句】 義務の名は 支配の言葉に 置き換わる

2011年5月25日水曜日

入党をすすめて回ってみて

 今日は札幌北区に足を運んでいました。

 これだけの大震災があり、原発事故があり。

 政治を変えるとともに、草の根で支えあう「命綱」の役割を日本共産党が果たそうと、多くの方に入党を呼びかけているのです。

 いい天気で、支部の方とパークゴルフの話などをしながら、支持者・後援会のお宅をまわりました。

 「お金がなくて赤旗を取れなかったけど、共産党なら募金を集めてると思って」

 と話された女性は、急いで茶の間に戻り、私たちに震災の募金を手渡してくれました。

 「あなた達の言うように、庶民の生活が良くならないと経済も良くならないよ」

 と話された男性は、入党申込書に「書いておくよ」と応えてくださいました。

 どの方も被災地や日本の行方を心配し、今のままでいいのかと話されていたのが特徴的でした。

 このような気持ちが寄せ集まれば、必ず社会は変わる。

 そう確信もして、また歩き続けると、遠くに見える青空が心地よい。

 明日も晴れるといいですね。

 【今日の句】 軒先の 交わす言葉が 明日つくり

2011年5月24日火曜日

過去に経験がないのだから

 暖かい日かと思えば、夕方から冷たい雨‥‥忙しい天気ですね。

 今ごろ、という気もしますが、福島第一原発の2号機・3号機も炉心溶融。

 東京電力が認めました。

 大部分の燃料は圧力容器内にあると説明されますが、収束の見通しはさらに厳しくなったのでは。

 長期に渡るのでしょうから、専門家の力を総結集するためにも、掌握できた状況やデータの公開は必須。

 放射能の測定と公開、人体に与える影響‥‥正確に、責任をもって国民に示すべきです。

 原発3機がメルトダウンするという、誰もが体験したことがない状況なのですから、国民に不安が広がるのは当然です。

 それを、根拠もなく安全をくりかえすからこそ、さらに不安が広がるのではないでしょうか。

 本当に政府は、この国民の思いを理解しているのか、腹立たしくもなってきます。

 【今日の句】 小出しって 子どものウソじゃ あるまいし

2011年5月23日月曜日

千島問題で、政治力の発揮を

 寒いなぁと思ったら紋別市では雪! もうすぐ6月なのに、ですよね。

 寒い日や雨の日がけっこうあって、農家は作付けに支障が出ているのでは。

 TPP議論が止まっていますが、日本だけでなく世界でも気候変動があるなか、国として食料を確保するなら国内農業施策の充実こそ! あらためて思います。

 さて、今日は紙智子参議院議員の代理で千島歯舞諸島居住者連盟の総会に参加しました。

 昨年11月にメドベージェフ・露大統領が国後島に足を運び、日本の外交力が問われてきた1年。

 小泉理事長も「焦燥感、いらだちは極限」と、あいさつで述べられました。

 政務官の参加があった昨年の総会にくらべ、今年は関係大臣のメッセージを携えて官僚が参加したのみの現政権。

 千島諸島すべてが日本領という歴史的事実をふまえた原則と、ロシアと国際社会へ訴える内容の戦略性とが、あいまいだった1年だったかもしれません。

 今年の総会でも、元島民の高齢化のことが触れられていました。

 限られた時間です。

 昨年より今年、今年より来年と、少しでも前進できるように。

 閣僚は震災対応で頭がいっぱいなのかもしれませんが、こういう時こそ官僚の力がきちんと発揮されるように政治力を発揮しないと。

 私以上に、もどかしく悔しい思いをしてきた元島民のみなさんなどの願いが、きちんとかなうように党としても力を尽くさなければと、あらためて痛感しました。

 【今日の句】 寒くって いまだに鍋に した我が家

2011年5月22日日曜日

真実がわからない

 福島第一原発1号機への海水注入で、政府からの指示によって約1時間中断した問題。

 何が何だか、わからなくなってきました。

 当初は、班目・内閣府原子力安全委員会委員長が「再臨界の危険がある」との発言を受けて、菅首相が中断指示を出したとのこと。

 しかし、班目氏から、まったく事実と違うことが発言されて(こちら)、政府もニュアンスが若干変わってきました。

 「そんなことを言ったら、私の原子力専門家の生命は終わりだ」とまで言っているのですから、事は深刻では。

 それでも細野首相補佐官は「班目氏が言った記憶がある」。

 ‥‥? 真実は1つ、のはずですが。

 枝野官房長官に至っては、政府からの中断支持は否定しました。

 何が何だか、わからない。

 いや、わからないのも大問題ですが、政府・関係者からそろって、まったく違う発言が出されて、これでいいのでしょうか。

 この政権でいいのか、と根本的な疑問を持ちます。

 事故データや放射能汚染の実態などの公開も含め、政府の対応を腹立たしく思っているのは、私だけではないと思います。

 【今日の句】 責任を 負った発言 してるのか