2011年7月30日土曜日

こんな「やらせ」は罪深い

 新潟県・福島県の豪雨被害が心配です。避難者が40万人を超えるなんて、想像もつきませんでした。

 家屋や水田被害に、きめ細かい保障を。

 生活基盤の復旧こそ、最優先に急いでほしい。

 心配の一方で、怒り爆発なのが原子力安全保安院の「世論誘導」。

 こちらのように、監督機関であるはずの保安院が、なぜ推進の旗振りをするのか。

 泥棒をつかまえてみれば警察官だった、というようなものでは。

 保安院の分離はもちろんですが、根本的な反省や教訓を引き出さずに幕引きは許されない。

 そもそも、1994年の「原子力の安全に関する条約」では、「推進機関」と「規制機関」の分離が義務づけられていました。

 にもかかわらず、日本では「規制機関」が「推進機関」の下に置かれて条約違反を続けてきたわけで、今の事態は国際的信頼にも関わってくる大問題なのです。

 こういう1つ1つがクリアされていれば‥‥と思うと、そして福島で避難されている方々の生活を思うと、本当にこの「やらせ」は罪深い。

 今日は昼に宣伝をおこない、午後は「星置9条の会」学習会で原発問題の講師をおこないました。

 多くの方がビラを受け取り、学習会でも活発な意見のやりとりがありました。

 今こそ「やらせ」の余地が入らないほど、真剣な国民的議論を。

 その先頭に、日本共産党も立ってがんばります。

 【今日の句】 もたれ合い 利益山分け 許すまじ

2011年7月29日金曜日

北海道版・原発ゼロ提言を準備中

 ただいま、北海道版の「原発ゼロ提言」を準備中です。資料を読み、成文化を急いでいるところです。

 泊原発はもちろんですが、建設中の大間原発も、道南地方を中心に北海道にとっては大きな課題。

 函館市まで30km圏にあり、途中は海しかなく遮断物がありません。

 活断層の存在はもちろん、この周辺は火山活動の影響も心配されます。

 函館市に続き七飯町でも、議会で「凍結」を求める意見書が採択されました。

 そして、幌延町には深地層研究センターがあります。

 すでに立杭3本中2本は250mまで掘削され、最終的な核廃棄物処理場とされるのでは、と今も疑念がつきまといます。

 これらも網羅しながら、北海道でこそ再生可能エネルギーの先頭に!とまとめているのですが‥‥発表の際には、ぜひお読みください。

 26日のブログで「北海道の最低賃金は13円アップの691円」と記しましたが、現在の最低賃金が691円でして、正しくは704円となります。ご指摘いただき、ありがとうございました。訂正して、お詫び申し上げます。

 【今日の句】 暑さにも 比例し寝相が 悪くなり

2011年7月28日木曜日

つくられた原発推進世論

 今日も暑いですね。

 下の子の首のまわりには「あせも」ができて、何だかかわいそう。

 上の子は、今日は保育園の遠足(のようなもの)で「冷たい川にも入ってきたよ」とのこと。

 私も涼しいところに行きたい‥‥と思いつつ、パソコンに向かい、今日は夜に札幌東区地区委員会の3中総報告会の講師を務めてきました。

 さて、こちらの記事を赤旗で読んで「やっぱりか」という思いになりました。

 過去5年間で、国の原発広報8億円受注の「日本生産性本部」。

 役員は、ずらりと電力会社や原発メーカーばかりです。

 受注34件中15件は事実上の随意契約でそうで、これは利益共同体そのものではないか。

 そうなると、原発賛成の世論というのは誘導されたものだという、疑いが出るのも当然ですよね。

 安全性などとは違う点で、本当にこのままで、原発推進体制を続けさせていいのか‥‥だって、この事業の原資は、国民の払う電源開発促進税なんですから。

 さらに世論を広げないと!と思いながら、今日も報告をしていました。

 【今日の句】 共同で 賠償責任 負ってくれ

2011年7月27日水曜日

被災者の二重債務解消へ

  今日は札幌も暑かった!‥‥いきなりの強雨もあって、高い湿度がそう感じさせたのかもしれません。夜になっても蒸し蒸しです。

  さて、党は先日、被災地の「二重債務の解消に向けて--日本共産党の緊急提案」を発表しました。

  政府案では、あまりにも狭い債権の買取規模。

  再生可能な事業者を選別して支援するという、「切捨て」型の政府案とも言えます。

  しかし、赤字ぎりぎりで頑張っている中小企業・自営業者がいたからこそ、地域経済は成り立っていたはずです。

  党の案では、国の責任で再建を買い取る公的スキームとして、預金保険機構の資金活用を提案しています。

  また、支援を受けたい方の相談を受ける第3者機関を設けることも提案。

  などなど、詳しくは全文をお読みいただきたいのですが、根本的には「意欲ある全事業者を支援」する姿勢かどうかが、問われる政治的対決点ではないかと思います。

  この問題は、北海道でも業界の方々と懇談すると出てくる問題だけに、私も知らせていきたい。

  国会と地方党組織とで、連携して被災者救援・被災地復興につながれば、と強く思います。

 【今日の句】 涼しさを 雨に期待を してたのに

2011年7月26日火曜日

最低賃金の引き上げに何が必要か

 最低賃金審議会が、2011年度の最低賃金の「目安」を決めました。全国平均は6円アップの736円で、北海道は13円アップの691円です。

 北海道は、生活保護費との「逆転現象」はまだ解消できない状況です。

 審議会でも、最低賃金の大幅引き上げの重要性は認識されてきていますが、被災地を中心とした

 経営難や、中小企業の負担増が理由となり、大幅引き上げには至っていません。

 非正規労働者が増えるなか、最低賃金で正社員並みに働かされ、それでも生活できない状況は何としても改善しなければなりません。

 一方で、経営難に苦しむ中小企業が多いのも事実で、そのために政治的対応が必要であることも、誰もが納得済みのことではないでしょうか。

 では、なぜ、その対応ができないのか。

 政府予算を見ても、中小企業関連予算は毎年ほんのわずか、米軍への「思いやり予算」にも満たない状況です。

 融資枠を広げ資金調達しやすいようにしてる、と政府は言いますが、景気の先行きが不透明ななか、中小企業も手を出しにくくなっています。

 札幌市のように、新採用をした企業に一定の助成という直接措置をする自治体もあり、中小企業が有利な条件で経営ができるような対策を取るべきだと思います。

 大企業傘下で系列に組み込まれている中小企業も多く、元請会社からの低単価・単価たたきを厳しく監視する体制も必要だと思います。

 さて、今日も苫小牧市に向かい、入党の呼びかけ。

 事情があり党を離れていた70代の女性の方が、再入党してくださいました。

 「共産党は好きだから」と言ってくれた一言が、うれしいですね。

  【今日の句】 白球の 音が響いた 季節なり

2011年7月25日月曜日

集まって語れることが嬉しい

  中国での列車事故で、また多くの方が命を失いました。

  テロ行為と同列に論ずるものではありませんが、こう連日、数十人が一気に亡くなることには胸が痛みます。

  だって、1人ひとりに家族があり、友人がいて、未来もあった‥‥。

  この間のJR北海道の事故を連想してしまいましたが、どの国であれ、あらためて問題を構造的にも捕らえて悲しい事故がないようにしてほしい。

  今日も苫小牧市に足を運び、地域の党支部の会議にお邪魔しました。

  86歳の方が「こうやって集まって、勉強できるのが嬉しい」と話されていました。

  いくつになっても、新しい知識を得ることは喜びです。

  そして、多くの人とかかわり、話し合うことで、もっと視野も広がります。

  党支部の話ではありますが、多くの方が「どうしたらいいか」と考えるなか、同じような気持ちなのではないでしょうか。

  国会・議会の論戦とともに、多くの方と語り合える党でなければと、考えさせられた1日でした。

  【今日の句】 原発も 事故も情報 隠さずに

2011年7月24日日曜日

情報弱者を取り残していくのか

 我が家はテレビは旧型(と言うのかな)ですが、HDDに地デジチューナーがついているため問題はありませんが、今日のアナログ停波で、実際にはどれだけ視聴できなくなったのだろう、と気になります。

 正午から、総務省・NHK・民報などへ14万件を超える苦情が寄せられた、という報道も。

 6月末でも29万世帯が未対応、というのが総務省の発表でした。

 実際は、もっと多いと予測されたはず。

 アメリカなどと比べて移行期間の短さへの、指摘もあります。

 費用負担を考えても、いったん停波を止めて延期の措置を取るべきだったのでは。

 まだ使えるテレビを買い換えることも、もったいないように、個人的には思うのですが。

 今からでもできる対応策に、政府は力を尽くすべきです。

 【今日の句】 やめるなら 政党助成の 受け取りを