2012年4月14日土曜日

こんな再稼働を許せるものか

大飯原発の再稼働を、関係閣僚が認めました‥‥しかし、私は認めません!

 電力受給も、ピーク時対策などを講じれば確保できるという試算もあり、徹底した情報公開が必要です。

 安全対策は「計画」でOKを出すなど、まったく安全性は担保されていません。

 福島事故の検証があってこそ、安全対策の前提もできるはずですが、もちろんそれも進んでいません。

 とにかく「再稼働ありき」で急いだ結論だと、多くの方は感じているのではないでしょうか。

 政府は、関係自治体の説得を始めましたが、こんな決め方自体にも納得できないとの声も上がるのでは。



 TPPも消費税増税も、そして原発でも暴走と民意無視の民主党・野田政権!

 世論と運動を広げながら、選挙で決着つけなければなりません。

 今日は労働組合への申し入れ、札幌豊平区・南区で演説会とまわりました。

 紙智子参議院議員からも詳しい国政報告もあり、あらためて日本共産党の出番と実感です。

 南区では、かみや恭平さんも訴えました。若い力で政治を変えよう!










【今日の句】 安全の 政府の言葉が 軽すぎる

「法の下の平等」が生きる社会に

 北朝鮮の「ロケット」発射は失敗に終わったようですが、とはいえ国連安保理決議に違反した事実は変わりません。

 もちろん強く抗議するものですが、これから軍事的対応の応酬にならず、国際社会が一致した対応を進めていく必要があると思います。

 無法を繰り返してきた国とは言え、外交的には道理を尽くすことが日本にとってもプラスなのではないでしょうか。

 ほっかい新報の対談企画で、弁護士の山田佳以先生にお会いしました。

 私より若い山田先生ですが、憲法との出会い、分け隔てなく相談者と接する姿勢などをお聞きして、すばらしい先生だと思いました。

 文字どおり「法の下の平等」が、生かされる社会にしなくては、とも痛感しました。

 詳しくは紙上で、ぜひお読みください!

 年金支給日でしたので、昼には道年金者組合、道社会保障協議会、道消費税廃止各界連での共同宣伝に参加しました。

 とにかく大勢でにぎやかに!と、年金者組合のみなさんは揃いのジャンバーなどもきて、多くの方も署名に応じてくれました。

 私も訴えましたが、拍手をして通り過ぎる方もいました。感謝!

 生活用品も、税金も各種保険料も、値上がりの4月。

 それでいて年金も削減するなんて、生活悪化が進むばかり。

 大型開発や軍事費の見直し・削減、富裕層・大企業への減税撤回‥‥などで、少なくとも下げることはしなくてすむのは「提言」で述べているとおり。

 庶民ばかりに負担の押しつけは、許しません!

 【今日の句】 どさくさに 再稼働まで 押し付けて

2012年4月12日木曜日

自分も問われる対談企画

事務所前での写真です。すでに本州では桜も散っているようですが、本格的な北海道の春は、もうすぐですね。

 京都での自動車暴走で(今の時点で)8人も亡くなった事件には、テレビで見て本当に驚きました。

 哀悼の意を表しますとともに、ケガをされた方々が回復されますよう、心から願います。

 ほっかい新報メーデー号に掲載される明日の対談を控えて、準備などに時間を費やしました。

 何度かおこなってきている対談企画ですが、深く掘り下げた話ができるか、自分自身が問われているようでいつもドキドキします。

 せっかく時間を取っていただくのですから、お相手にも失礼のないよう、きちんと準備したいと思います。

 というわけで、今日は早めにブログを切り上げて、もう少し勉強します‥‥。

 【今日の句】 見えたのは 半年振りの 秋の土

2012年4月11日水曜日

野田首相は、どれだけ福島の現実を知っているか

  今日で震災後、1年と1ヶ月。このブログを書きながら見ているNHKニュースでは、復興へ立ち上がる方々を放映しています。

 複雑な思いを持ちながら、前へ進もうとがんばる被災地。

 一方で、今日の党首討論では「消費税を上げる議論をやりましょう」と野田首相。

 応じる自民党なども、結局は手続き論に終始していて、このやり取りを被災者はどのように受け止めたのでしょうか。

 原発事故だって、首相は「収束宣言」をしたものの、現実は高い線量地域が残され、今だ事故原因だって解明されていません。

 毎月11日は道原発連・国民大運動実行委員会で宣伝にも取り組んでますが、原発撤退・再稼働ストップの署名に、足を止めて協力される方も少なくありません。

 夜には道原発連主催の、福島調査団報告集会をおこない、私も団長として福島の「今」を私なりに報告しました。

 報告なので、項目ごとなどに、きれいにまとめれば、まとめることはできます。

 しかし調査団が学んだことは、原発の過酷事故がもたらす現実の重さでした。

 今だ帰れない故郷、漁に出られずそのままの漁船、徐染の困難、放射能で分断された人間関係とコミュニティ‥‥福島から避難されてきた方も発言していただき、その「重さ」をあらためて痛感しました。

 だからこそ、拙速に再稼働へと前のめりになる野田政権に、本当に腹も立つ。

 北海道の私ができることは何なのか、いつも悩みます。

 何より「原発から撤退」の世論を、さらに北海道に広げること。

 そのための北海道の党議席獲得へ、やれることをやりぬくこと。

 子どもたちに残してしまった大きな負の遺産を、大人の責任として解決していくために、頑張らなければとの思いが強まる報告集会でもありました。

 【今日の句】 来た春を 素直に喜ぶ 明日めざし

2012年4月10日火曜日

告示後に、候補者名を出せないのは変だ

 広尾町議選挙で日本共産党公認2候補の応援から、自宅へ戻ってきました。候補名などは紹介できませんので、写真も私しか写っていないものでご容赦ください。

 現在の選挙制度では、ホームページ等もビラと同じ扱いで候補者名を記載できません。

 告示後に政策は知らせられても、候補者名を知らせられない仕組み自体がおかしい。

 名前の連呼などや、ビラも含む必要以上の大量配布・発信の問題は、自発的に対処していくべきことです。

 国政でも、同じように候補者名は出せないし、ハンドマイクなども禁止だし、高い供託金を出さないと立候補できないなど、知る権利も被選挙権も制約されています。

 昔は選挙期間も長く、候補者討論会なども実施されていました。

 特に若者たちの投票率を本当に上げようとするのなら、このような仕組み自体を見直すべきではないでしょうか。

 本当に民主主義が根付いていく日本に、変えていきたいですね。

 【今日の句】 締め付けの 投票やめて 政策で

2012年4月9日月曜日

軍事対応に前のめりにならず

広尾町議選が明日告示で、日本共産党は、はたて恵子・前崎茂の両現職町議が立候補予定です。

 それで広尾町へ応援に行く準備とともに、明後日11日におこなう福島原発事故調査団・報告集会の準備を大急ぎで!の1日でした。

 実は初めてパワーポイントを使うことにしまして、慣れなさもありつつ、ようやく完成しました。

 この報告集会は、11日(水)18:30~札幌市「かでる2・7」1060会議室です!(参加費として500円かかります)

 沖縄タイムスに柳沢協二・元内閣官房副長官補が、PAC3配備は「軍事的な意味はない。展開の訓練と、先島進出に向けた地ならしが目的だ」と答えた記事が非常に興味深いので、ぜひリンク先をご覧ください。

 北朝鮮が安保理決議に反していることは明白ですが、軍事対応に前のめりになるのでなく、柳沢氏も指摘する外交努力を強めるべきだと思います。

 全国紙などの論調に、そのような視点が見えてこないのが心配です。

 【今日の句】 挑発の 応酬だけでは 先もなく

「保険あって介護なし」の打開へ

 士幌町→幕別町と「つどい」や演説会で回りました。暖かい1日で、だいぶ畑の雪も解けていて、いよいよ農作業も本格化だなぁと思いながら会場へ。

 私の話の前に、それぞれ地元町議さんから町政報告があるのですが、その町のことがよくわかり勉強になります。

 その1つが介護をめぐる状況。

 全国・道内どこでもですが、新しい期となり介護保険料が大幅にアップしています。

 士幌町では基準額で4800円になり、幕別町では前期比29%ものアップ! 

 どちらも新しい施設を建てたことから保険料アップに反映したものですが、つまり今の介護保険は「介護サービスを受けたければ保険料は値上げ」が前提になっている仕組みなんですよね。

 高い保険料を払うと利用料が払えないという事態にもなるわけで、これが「保険あって介護なし」と言われる所以。

 元をたどれば、保険会計で50%程あった国庫負担が24%台まで下がったのが大きな原因です。 

 基金を取り崩すなど保険料アップを抑えている自治体もありますが、このまま進めば介護保険制度自体が大きな矛盾に直面しかねません。

 だから消費税増税で財源を‥‥と野田首相なら言いそうですが、別なところから財源はつくれるはずでしょう。

 そういうことも含めて党の「提言」を中心に話すのですが、みなさん集中して聞く様子がよくわかりました。

 誰もが、安心した老後を願っています。

 政府は在宅介護の流れを強めていますが、それなら「介護の社会化」として始めた介護保険の意義はどこに行ってしまうのか。

 今、介護保険制度については大元から議論が必要だと思います。

 そもそも国政の基本として、社会保障に重きを置くよう転換も必要です。

 「私たちも頑張るからね」と、演説会後には声もかけられました。

 一緒に力を合わせて、安心して老後を送れる日本にしましょう!

 【今日の句】 年輪は 社会を支えた 印かな