2012年5月5日土曜日

原発ゼロへ、新たな一歩を

 今日、原発は「泊(とまり)で止まり」ます! 泊3号機の定期検査入りで、国内全原発が稼働停止という歴史的な1日となります。

 これから「原発なしで電力が足りる」証明の、1日1日となります。

 電力不足が宣伝されますが、過剰な需要見積もりではないかとの指摘があります。

 そもそも、電力が足りないから「原発の危険には目をつぶれ」というのは、言い分としては乱暴ではないでしょうか。

 地震の活動期に入ったと言われる日本で、明日にでも大地震が起きる可能性だってあるわけです。

 政府の安全対策も、電力需給の見積りも、出される情報が信用できないというのが多くの国民の感覚ではないでしょうか。

 政府が決断すべきは「原発ゼロ」であって、再生可能エネルギー普及への取り組みです。

 北海道では、風力や推力など自然エネルギーで「エネルギー自給率」が100%を超える町が苫前町・ニセコ町・幌延町などなどあります。

 「やればできる」ということを、北海道が証明しつつあります。

 今日は雨の札幌で街頭宣伝をおこない、岩内町で青年たちによる学習会&交流に足を運びました。

 泊原発をバックに「原発ゼロへ!」と決意を交わし合いましたよ(写真)。

 その足で泊原発PRセンター「とまりん館」へ行ったのですが、駐車場が満車だったほど関心も高い。

 「とまりん館」入口横には「岩宇プラザ」という、周辺4ヵ町村の地勢や特産品を紹介するコーナーがあるんです。

 豊かな水産資源のある泊村や神恵内村、らいでんスイカ・メロンが有名な共和町。

 岩内町は、道が水力発電をしていた地であり、アスパラガス日本発祥の地でもあるんです。

 原発に頼らない、地域資源を生かした町づくりの議論も期待されます。

 国策としての原子力政策だったのですから、国が新たな町づくりを後押しすることも必要となるのではないでしょうか。

 とにかく、今日を機に新たな情勢となりました。

 福島原発事故の検証も安全対策もないまま、原発再稼働は認められない。

 過酷事故が起きれば取り返しがつかない被害を及ぼし、使用済み核燃料の廃棄先も決まらない原発を、このまま進めていいのか。

 さらに国民的大議論をしつつ、日本共産党は「原発ゼロ」へと力を尽くします。

 私も、1人の父として、子どもたちに原発のない日本を手渡したい、と強く思います。

 【今日の句】 福島と 心ひとつに 子どもの日

2012年5月3日木曜日

政治の基本に憲法を

  今日は憲法記念日。憲法「65歳の誕生日」です。

 道憲法会議・道革新懇・道労連・安保破棄道実行委員会の主催で、「2012憲法を語ろう!道民集会」をおこないました。

 私も安保破棄代表委員で、集会の主催者あいさつ。

 改憲を許さず憲法記念日を迎えられたことを喜びつつ、今の日本で憲法が生かされていない実態や、民主・自民・みんな・大阪維新の会など改憲に向けた具体的な動きがあるなか、確信を持って立ち向かおう--との主旨で、あいさつしました。

 記念講演は藤原真由美弁護士さん(日弁連憲法委員会事務局長)。

 楽屋では、急速に強まる改憲の動きの危険性について、もっと広めていかないといけないですねと意見交換。

 講演でも、具体的にわかりやすく、改憲をめぐる情勢を話していただき、特に自民党の改憲草案には会場から驚きや怒りの声も上がっていました。

 「ねらいは緊急事態条項の創設」と、藤原さん。

 東日本大震災の復興の遅れを逆手に取り、緊急事態での首相への権力集中や人権制限を目論むものです。

 しかし、災害や原子力の現行法でも緊急対策はできるわけで、それをやらなかった政治の責任こそ問われるべき。

 憲法があるから復興が進まないのでなく、憲法の精神と原則をふまえないから復興が進まない!んですよね。

 特別報告として、道教委の勤務実態調査や、札幌白石区での姉妹孤立死にかかわる発言もあり、参加者一同で「憲法を守り、生かす社会を!」と思ったのではないでしょうか。

 昼には党として街頭宣伝もおこない、その中でも「政治の基本に憲法を!」と訴えました。

 【今日の句】 改憲の 大連立に 立ち向かい

大通公園、春満開

みなさんは連休を、どのようにお過ごしですか? 私は‥‥今日も札幌市内を回っています‥‥。

 しかし天気も良く、自転車をこぐ足も軽い軽い。

 写真は大通公園(2日)ですが、噴水が強い風で曲がっているけど、春満開という感じですよね。

 道原発連の会議があったのですが、いよいよあと3日で全原発が停止となり、長年運動してきた団体としての声明も準備しようとなっています。

 安全性は保証されないし、電力会社が出す電力需給の根拠も疑われています。

 この時間のある連休に、あらためて「新しい日本を、どうつくるか」を考え合いたいですね。

 【今日の句】 すぐ夏が 見えてきそうな 五月晴れ

2012年5月1日火曜日

桜のメーデー、希望に燃ゆ

 今日はメーデー! 私は道労連主催の札幌集会・デモ行進に参加しました。

 グングン気温が上がり、昼には桜の花も開き始めています!

 いつも札幌集会は、寒いか風が強いかの日ばかりだったので、こんなに暖かい(どこらか暑いくらい)のは珍しい。

 開会前は恒例の参加者による人文字ですが、今年は「STOP 泊」(道労連HPで、間もなくアップされると思いますので見てくださいね)。

 一方的な職場解雇に対するたたかいの報告、白石区での孤立死を繰り返させない活動、青年たちが広げる革新懇運動‥‥草の根からの運動が、社会を動かしていることを実感する発言が相次ぎました。

 来賓あいさつとして、日本共産党代表として私があいさつし、太田秀子2区予定候補・札幌市議団全員が登壇しました。

 壇上から見ると、多くの組合旗・団体旗に圧倒されます。

 この運動の高まりこそ、財界・アメリカいいなりになっている野田政権の暴走を食い止める力になっているんですよね。

 日本共産党は、その政治の大元を切り替えて、労働者・国民が安心して暮らせる日本へと連帯する決意を私から述べました。

 集会は5000人が参加し、その後のデモ行進も北電本社前を通るルートに今年は変更されていて「泊原発の再稼働やめよう!」などのシュプレヒコールも響いていました。

 デモ行進後は各団体の交流会場にも顔を出し、おいしそうな焼肉やビールを横目に、次から次へ‥‥毎年恒例のことなんですが、今日みたいに暑い日にはうらやましい~!

 移動のさなかにも、またグングン気温が上がって、これでもか!というぐらいに桜が開花しているところもありました。

 いよいよ訪れた春に、希望を燃やす労働者の声!

 やっぱり労働者・国民の声が政治を動かすことに確信を持った、メーデーの1日でした。

 【今日の句】 上げるなら 消費税より 給料を

2012年4月29日日曜日

空から見える北海道は

   女満別空港から飛行機に乗り下を見ると、昨日も書きましたが鮮やかな緑! 畑の秋撒き小麦も、順調に育っているようです。

 しばらく行くと大雪山系を通過していき、窓際でもあったので写真1枚。

 決して地上からは見れない北海道の大自然を眼下にすると、それだけで気持ちも大きくなるから不思議です。

 抜けると右手は空知管内か、今度は水田とわかる風景が見えてきます。

 その面積の広大なこと!

 千歳に近づくと牧草地も見えてきて、小さく牛の姿もありました。

 広大な農地、豊富な森林、長い海岸線‥‥空から見える北海道は、第一次産業や自然エネルギーの大きな可能性があることを示していました。

 だからこそTPPで地域を壊し、放射能によって大地が汚されてはならない。

 空港でスタッフと有坂哲夫・党中央委員会農林・漁民局次長と合流して、党苫小牧地区委員会によるTPPストップめざす集会へと向かいました。

 会場は椅子が足りなくなるほどで、私からは「オール北海道」でTPP反対の声が広がっていることと、党北海道委員会が果たしている役割などをリアルに話して、さらに力を尽くすことを約束しました。

 大きな視野を持つことの大切さを、学んだ移動の1日でもありました。

 【今日の句】 欲しくなる 専用ヘリと タケコプター