2013年3月18日月曜日

必要なのは、子どもと向き合う時間

 全北海道教職員組合(道教組)の、定期大会で来賓あいさつをおこないました。よく北教組と間違えられるので、こちらでよくご覧ください!

 私からは、自分の子育ても通して「子どもを丸ごとつかむ」ことこそ、教育上の諸問題を解決する出発点という主旨のあいさつをしました。

 「いじめ」をはじめ、子どもには様々な「問題行動」が生まれます。

 指導として、他人の立場(権利)を教えること、社会的ルールを教えること、時には道徳的な内容だって話しながら、その行動の「意味」を教えます。

 教師と生徒・児童の1対1の関係だけでなく、集団・クラスで話し合い解決の道を見つけることもします。

 だから教員には、子どもと向き合うための時間が必要なんです。

 しかし現状は、授業時数確保や必要と思われないような事務書類‥‥その中でも、子どもに向かう教員は少なからずいる。

 40人近い学級では、毎日1人とじっくり話すだけでも1ヶ月以上かかります。

 教育環境の整備なくして、管理ばかり強めても教員が疲れ果てるだけ。

 ちょうど一昨日、日本共産党は、いじめ解決へ向けたシンポジウムをおこないました(こちら)。

 求められているのは抑圧でなく、大人が子どもと正面から向き合う姿勢と時間なのではないでしょうか。

 【今日の句】 すぐ横で かまってほしいと 1歳児

0 件のコメント:

コメントを投稿