2013年3月26日火曜日

問題は、国民の声が正確に反映されない選挙制度

 広島高裁での、昨年の総選挙「無効」判決には驚きました。何度も「違憲(状態)」と下されたんですから、本格的な選挙制度改革を急ぐべきです。

 問題は、その中身。

 「0増5減」という小手先の改革でなく、死票が多い小選挙区制度そのものの見直しを進めるべきです。

 昨年の総選挙で、最も死票が多かった小選挙区では、何と72%!の民意が切り捨てられました。

 「4割の得票で8割の議席」という、非民主的な選挙制度なのはハッキリしています。

 維新・橋下氏などは「政権交代を起こすために必要」と言いますが、大事なのは民意が反映されることであって、その民意で政治家・政党が行動すればいい。

 いま自民・公明が進めているのは、比例定数の削減。

 得票数を割り算して、各党に比例配分する仕組みには、何の問題があるのでしょう。

 重複立候補で「敗者復活」が国民合意を得られないのなら、それをやめればいいだけです。

 日本共産党は比例制度中心を求めていますが、せめて中選挙区制度に戻すことも選択肢だと考えています。

 国会多数派は、いつも自分たちに有利になる選挙制度を持ち出します。

 基準は「民主主義」であり「1票の平等」。

 民主主義を守れ!

 【今日の句】 政治家は 勝てば官軍 なくすべき

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