2013年3月23日土曜日

人的交流を、希望へとつなげたい

 昨日のブログに書いたとおり、今日は根室市で領土問題と地域経済についての政治の取り組むべきことを、水産関係や元島民の方々と懇談。とても有益な話が聞けました。

 4月2日の「意見交換会」に向けた下準備でもあるのですが、当日はさらに広い団体・個人の方にもお越しいただき、率直な話し合いができればいいなと心から思いました。

 これまで何度も政治家が根室市に足を運び、政府も「全力をあげる」と言いながら目立った進展が見られなかった「北方領土」。

 一方で根室市・根室管内では、真剣な努力が進められてきました。

 その1つが、ビザなし交流であり人的交流。

 人が動けば経済につながるし、領土交渉の土台は、やはり住民同士の関係にあります。

 「元島民」と「現島民」でも、話し合えば共感関係も生まれると聞きます。

 今日の話し合いでも、さまざまなアイデアが出されました。

 政党としては集団的検討をして責任を持った打ち出しをしなければなりませんが、1つだけあげれば「四島」の若い世代の受け入れ。

 まだ生活インフラも十分でない「四島」から交流で根室市に来て、日本の生活水準に驚きと知識欲が生まれるようです。

 根室市では学校統合のため空き校舎も生まれて、そこで日本語や文化、看護などの資格取得なども教えられると言います。

 いわば「留学生」制度の応用になりますが、こういう1つ1つが領土問題を動かす背景になることを地元の方は実感しています。

 力になれるよう、がんばりたい。

 まずは「意見交換会」成功へ、党中央とも連絡を取り合う予定です。

 知恵は、現地・現場にあることを実感しました。

 ずっとパソコンに向かって書類作成中ですが、私も1つ1つを着実に進めていきたい‥‥!

 【今日の句】 根室でも 春の気配の 陽が照って

「領土問題と根室の地域経済を考える意見交換会」のお知らせ

 先ほど釧路市へ到着。移動のため、道庁前行動には参加できませんでした。今日も悪天候だったのに多くの方が集まっていたはずです。

 釧路へ来た理由は、来月2日の「意見交換会」下準備のためです。

 ●「領土問題と根室の地域経済を考える意見交換会」

 ●日時:4月2日(火)18時30分~20時

●会場:根室市総合文化会館・多目的ホール

 ●日本共産党・小池晃政策委員長(党副委員長)が参加します

 小池さんは前後して、視察や表見訪問をおこないます。

 なかなか進まない、領土問題。

 日本共産党は四島のみならず、全千島諸島が日本の領土である歴史的根拠があるとの立場ですが、四島返還の運動にも力を合わせています。

 領土問題が未解決なために、根室市や管内では、水産はじめ経済分野での制約が生じてきました。

 国全体の経済低迷の影響も、もちろん根室市も例外ではなく「二重苦」の状態です。

 しびれを切らした現地では、戦略的な返還交渉の一環と位置づけ、四島を含めた経済交流等の提案も出されています。

 森元首相の訪ロも契機に、領土問題の進展もあるのではないかとの思いをあると聞きます。

 こういう情勢のもとで、日本共産党はどのような政策を持つべきか。

 もちろん小池さんが来て、党中央として意見交換をし認識を深めること自体が大事な目的です。

 北海道委員会としても、責任ある対策や政策を持つ必要があります。

 そのような打合せをして、私が根室市へ向かっているというのが経過です。

 列車の中でも資料を読み込み、今は領土問題で頭がパンパン!

 夜も遅くなりました。おやすみなさい‥‥。

 【今日の句】 もどかしい 歴史の重み 海の先

2013年3月21日木曜日

生活感覚のある政治を

 森つねと道選挙区予定候補と、道庁前の朝宣伝は寒いっ! また昨晩から雪も積もり、岩見沢・旭川では多重交通事故もあったようで、まだ北海道の春は遠いようです。

 本州では春一番どころか夏日にもなったそうで、気温が違いすぎ!

 北海道は5~6月までストーブを焚くことを本州で話すと、驚かれます。

 かく言う宮城県生まれの私も、初めは皮膚感覚が慣れませんでしたが‥‥。

 だから灯油代の高さは、深刻なんです。

 北海道の企業には「燃料手当」なる冬の特別一時金もありますが、企業経営の厳しさから廃止されている企業も多いはず。

 これで物価2%引き上げるって、生活実感からは納得できないんです。

 物価が下がっている理由は、電化製品などの値下げ幅が大きいため。

 日用品や食料品は、為替や天候の影響なども受け、若干でも上がっている感が私にはあります。

 政治家の生活感覚、が問われて久しい。

 日本共産党から、私から、発信しないといけないですね。

 【今日の句】 上がる株 マネーゲームの 先はどこ

2013年3月20日水曜日

今こそ、ウソまみれだったイラク戦争の検証を

 今日でイラク戦争から10年。札幌でおこなわれたピースウォークに私も参加、約200人で「イラク戦争を忘れないぞ!」とアピールしました。

 大量破壊兵器がある、とイラク戦争を仕掛けたアメリカ。

 当時は世界で、大規模な戦争反対行動が広がりました。

 そのアメリカに、追随していったのがイギリスと日本。

 大量破壊兵器はなかったことは、米政府さえ認めました。

 そして今、イラクはどうなっているのか。

 昨日から「しんぶん赤旗」で、連載「イラク戦争10年」が掲載されています。

 イラク戦争・占領で、犠牲になった無辜(むこ)の命は数十万とも100万余とも。

 占領軍によって、女性に対するレイプ、拷問、殺人も多くあったとの証言も紹介されています。

 米当局は、シーア派・スンニ派・クルド人の「分割統治」を実施。

 コンクリートの壁と検問所で囲まれたシーア派地区まである、と言います。

 戦争前までは宗派を超えて結婚も就職もあったのに、今や政治レベルでの対立も。

 大規模な抗議デモや、混乱に乗じた爆弾テロも、起きています。

 いったい、これでは何のための戦争だったのか。

 何のために、アメリカなどが占領したのか。

 「大量破壊兵器の除去」「独裁から民主主義のイラクへ」

 こうアメリカは掲げ、日本も政府が同様に述べました。

 その「大義」は、まったくのウソだった!

 アメリカも、追随した日本も、責任は大きい。

 中東では、日本は好感度が高い国との評判があったそうです。

 それがアルジェリア人質事件のように、日本人も人質解放の対象とならないほど、事態が進んできたとも見れます。

 医療はじめ生活上の支援は、日本からでも可能です。

 イラク人自身の力での復興を後押しする、政治姿勢の転換が必要だと思います。

 不正義の戦争を、絶対に忘れてはならない!

 【今日の句】 検証を せずに右行く 国を止め

2013年3月19日火曜日

留寿都村議補選&大間原発シンポのお知らせ!

 今日から始まった留寿都村議補選。故坂庭恵子議員の遺志を継ぐ日本共産党公認の候補応援へ、昨日のうちに函館市から移動してきました。

 以前にも書きましたが、故坂庭恵子さんには大変お世話になりました。

 誰にでも温かい恵子さんに、どれだけ私も励まされたことか。

 そして、間近で恵子さんを見ていた候補の決意を思うと、胸が熱くなります。
  
 何としても何としても、勝利を勝ち取らせてほしい!と私からも訴えました。

 昨日に函館市で打合せたのは、下記のシンポジウムのことです!

 ●シンポジウム「海とともに生きる函館で、どう大間原発に立ち向かうか」

 ●パネリスト  水戸保さん(旧戸井町教育長)
          鈴木明広さん(福島避難者ネットワーク函館)
          紙智子さん(参議院議員)

 ●日時 4月6日(土)午後2事~午後4時ころ

 ●会場 函館市芸術ホール(市民会館の隣です←間違いです)

 ●入場料 無料

 大間原発建設凍結で、函館はじめ道南地域は一致しています。

 そもそも原発ゼロを望む方も、「原発は必要かもしれないが、大間原発はダメ」という方もいます。

 大間原発は、日本で初めてのフルMOX。

 しかも、原発を初めて扱う電源開発株式会社。

 過酷事故があれば、海を隔てて被害を受けるのは道南地域。

 それが、保守と言われる方も含めて「大間原発建設凍結」となった背景です。

 日本共産党は即時原発ゼロという方針を持ってますが、この大間原発では建設させないという一致点で活動しています。

 議会でも超党派で国会要請をしていますし、地元ではこの主旨で宣伝もしています。

 大間町では、地域経済の困難さから原発建設への期待もあることは承知しています。

 広い視野を持って、一致点を大事にして、今回のシンポジウムも準備しました。

 国会議員団事務所も主催者の1つで、私も準備にかかっています。

 道南地域の方はもちろん、ぜひ興味のある方はお越しください!

 【今日の句】 対岸の 火事に済まさず まず一歩

2013年3月18日月曜日

必要なのは、子どもと向き合う時間

 全北海道教職員組合(道教組)の、定期大会で来賓あいさつをおこないました。よく北教組と間違えられるので、こちらでよくご覧ください!

 私からは、自分の子育ても通して「子どもを丸ごとつかむ」ことこそ、教育上の諸問題を解決する出発点という主旨のあいさつをしました。

 「いじめ」をはじめ、子どもには様々な「問題行動」が生まれます。

 指導として、他人の立場(権利)を教えること、社会的ルールを教えること、時には道徳的な内容だって話しながら、その行動の「意味」を教えます。

 教師と生徒・児童の1対1の関係だけでなく、集団・クラスで話し合い解決の道を見つけることもします。

 だから教員には、子どもと向き合うための時間が必要なんです。

 しかし現状は、授業時数確保や必要と思われないような事務書類‥‥その中でも、子どもに向かう教員は少なからずいる。

 40人近い学級では、毎日1人とじっくり話すだけでも1ヶ月以上かかります。

 教育環境の整備なくして、管理ばかり強めても教員が疲れ果てるだけ。

 ちょうど一昨日、日本共産党は、いじめ解決へ向けたシンポジウムをおこないました(こちら)。

 求められているのは抑圧でなく、大人が子どもと正面から向き合う姿勢と時間なのではないでしょうか。

 【今日の句】 すぐ横で かまってほしいと 1歳児

2013年3月17日日曜日

労働組合は、職場の憲法の番人

 ある労働相談の解決に立ち会っています。勇気を出して「今の会社のままでは、後輩たちもかわいそう」だと立ち上がる姿に、とても心を打たれます。

 一緒に相談に乗ってくれている労組専従さんから、この間の組合加入の状況もお聞きしました。

 個別のことを詳しく書けませんが、全国的大手の会社や名だたる道内企業からの相談もあるそう。

 この春闘でも労働組合のあり方が問われていますが、賃上げの意義と条件を示して、堂々とたたかっている労働組合があります。

 その名は「道労連」。

 よく報道は「共産党系」などと書かれますが、勝手な書き方で、組合員の政党支持は自由です。

 要求で一致するのが(本来の)労働組合のあり方なので、道労連とは一致する課題で協力・共同の行動は取ります。

 日本共産党も、連合系労組とだって協力・共同することだってありますし。

 ともかく、この道労連には今日の件も含めて、よくお世話になっています。

 労組専従さん曰く「労働組合は、職場の憲法の番人」。

 そう、働くルールを守って労働者を守る労働組合の役割は、今こそ大きい。

 賃金未払い、違法解雇、パワハラ・セクハラ‥‥正社員でも、契約・派遣社員でも、パート・アルバイトでも、困ってることはありませんか?

 雇用主と比べて立場の弱い労働者だからこそ、きちんと法律で守られています。

 私を経由しても構いませんので、気軽に「仕事のお困りごと」はご相談を!

 【今日の句】 闊歩する 蟹工船に 打つ楔