2013年6月15日土曜日

アメリカの都合よく、TPPも訓練再開も許すな

 朝に雨が降っていて心配だった天気も、集会が始まる頃には快晴! 暑いくらいの札幌・中島公園で「TPP参加撤回を求める6.15道民集会」がおこなわれました。

 主催は同実行委員会で、飯澤理一郎・北大名誉教授と鈴木宣弘・東大大学院教授が呼びかけ人となりました。

 全道各地からバスが続々と駆けつけて、主催者発表で5000人!

 飯澤先生も鈴木先生も「このままTPP参加を見過ごすわけにはいかない」と強調。

 鈴木先生は「北海道がダメになれば、地域経済だけでなく日本の食にとっても大打撃」と、北海道での運動を激励しました。

 驚いたことに、十勝町村会長の高橋正夫・本別町長さんが連帯挨拶で登場。

 わざわざ本別町から、しかも十勝町村会長の名でのあいさつですから、その意味は重い。

 「やっと本別町でも雨が降った」と切り出して、農業と地域の思いを語る高橋町長さんのあいさつが胸に響いた、という方も多かったのではないでしょうか。

そして政党あいさつは、日本共産党・社民党・新党大地から。

 紙智子参議院議員が、森つねと道選挙区予定候補とともに登壇しました。

 紙議員が「アメリカとの交渉で何か守れたのか」と、安倍首相に質問したところ「絶対大丈夫とは言えない」と答えた話には、会場から「許せなーい!」の声。

 暑い日だったため、配布された「STOP! TPP」ウチワがGJ!でした。

 デモ行進はトラクターを先頭に、札幌中心街を駅前まで歩いて、最後は自民党道連前も通過し「公約守れ」のコールも、大きく響いていました。
 

 まだまだ参加は決まっていないし、今度の参院選こそ勝負の選挙!です。

 事務所に戻ると、矢臼別演習場では米海兵隊の訓練が再開されたとのこと。

 4町での合意をふまえて、という話ではなかったのですか?

 あまりに地元軽視というか、まったく日本の主権を無視してるのではないか。

 それに対して抗議一つもした形跡がない、日本政府の情けないこと。

 アメリカの都合よく、TPPも訓練再開も進めるなんて、認められません!

 【今日の句】 「取り戻す」 自民よ誰に 言っている

2013年6月14日金曜日

「沈黙は賛成と同じ」

 忙しく会議と作業を終えて(正確には途中でやめて)、向かった先は道庁前。区切りとなる50回目の反原発行動です。

 「本当は50回もやりたくなかったよ」とは、あるスタッフの声。

 政府が原発ゼロの決断さえすれば、暑い日も寒い日も、こんなことをしないですむのに‥‥。

 
 それでも「何か」に突き動かされて、今日まで続けてきたのだと思います。

 その「何か」とは。

 今日スピーチされていた方で、こういうお話がありました。

 「率直に行って、事故が起きる前までは明確な反対運動などしてこなかった。

 漠然と、原発には反対と思っていたけど、してこなかった。

 その間に、全国で54基もつくられた。

 結局、沈黙は賛成することと同じだと気づいた。

 だから、私はこうやって反対の声を上げ続ける」

 私のまわりの方からも「そうだ」の声が、上がっていました。

 私たちの満たされた生活の土台には、いろんな矛盾や危険があった。

 それに気づいていても、もしかしたら見て見ぬふりをしていたかも。

 そういう思い、もちろん私もですが、感じた方が多かったと思うんです。

 このままでは、また同じような原発事故が起きるかもしれません。

 今度は、こんな苦しく悲しいことを繰り返してはならない。

 私にとっては、それが「何か」の部分でした。

 電力需給や経済活動や、さまざまな理屈や解明は必要ですが、人間として大切な「命」を守るという基準で、原発については考えたい。

 それなのに安倍政権は、原発再稼動は「成長戦略」と?

 そもそもの考えの違いがあるようです。

 負けたくない、ですね。

 【今日の句】 立っている アベノミクスも 砂の上

2013年6月13日木曜日

「異次元」なことより、現実社会に根付いた経済対策を

 日経平均は今年2番目の下げ幅。株価が高いか安いかというより、この乱高下状態こそが問題のように思います。

 投資家と言っても、投機筋と言えるような売買が殺到。

 あっという間に流れが変わり、金融市場だけでなく実体経済へも大きな影響を与えるという今の資本主義。

 市場経済ですから、上がり下がりは避けられませんが、この乱高下こそ「異次元」のよう。

 一方で着実に金利が上がってますので、住宅ローンなどにも冷や水になっている状況です。

 こうなると「アベノミクス」は、本当に正しかったのかどうか。

 首相が日曜討論で「投資減税をする」と言っても、わざわざ生中継の会見で「成長戦略」の話をしても、投機筋は反応しませんでした。

 制御不能になってきたのでは、と思います。

 金融緩和は足元の経済へ波及するものでなく、結局は金融市場に流れていく構図がつくられました。

 本来なら設備投資などへ、銀行から流れていけば違う結果もあるのでしょう。

 そう、輸出関連企業ばかりでなく、中小企業や家計消費を温めていく対策の方が求められていたのだと思います。

 一緒にアベノミクスを賞賛していた、他の野党の責任も重い。

 安倍政権が、参院選前の株価下落を恐れて、いっそう同じ路線に進もうものなら深刻な破たんを呼ぶかもしれません。

 異次元なことをしなくていいから、現実社会で地に足をつけた経済対策を進めるべきではないでしょうか。

 今日は保育士さんと、党のことを話し合いました。

 子どものこと、家族のこと、憲法‥‥今が、大人として真剣に物事を考えるときと、私からも話しました。

 確かに危機感いっぱいの現状ですが、裏を返せば、どの党も希望を語れなくなっているということ。

 新しい日本はできるし、あなたの力はここで終わりじゃない--うまく伝えられたかわかりませんが、とても私にとっては新鮮な話し合いになりました。

 【今日の句】 今でしょと そっと背中に 手を置いて

2013年6月12日水曜日

くらしの足元を見てるのは、どの政党か

 昨日の快晴から変わって、今日の函館市は少し肌寒い曇り空。それでも2日間で21ヵ所、292人の方が「青空演説会」にお越しいただきました。ありがとうございました。

 ある会場では、遠くで最後まで話を聞いてくれている男性の姿。

 握手に行くと「もっときつく言ってやれ」。

 かなり安倍政権に、お怒りの様子です。

 別の場所では、同じく最後まで話を聞いてくれる女性の姿。

 「このままでは本当に生きていけない」

 生活にお困りの様子が、ヒシヒシと伝わってきました。

 株価を見るなとは言いませんが、安倍首相は「くらしの足元」にこそ目を向けるべきです。

 首相は「秋に投資減税をしたい」と言っていました。

 減税してほしいのは、投資家よりも明日の生活に苦しむ庶民の方です。

 でも、これでアベノミクスの正体がハッキリしたと思います。

 大株主応援・大金持応援・大企業応援。

 「いずれ家計に回る」と言い訳のように言っていますが、大企業がリストラ・賃金抑制や下請けにもコストカットを迫るなかで、トリクルダウン理論は通用しません。

 それでいて庶民には、消費税増税に社会保障改悪。

 参院選は、自民党のアベノミクスか、日本共産党の「くらし応援で景気回復」かの、正面対決!

 街頭では、具体的な事実や提案をすると、うなずいて聞いてくださる姿が目立ちました。

 函館市では、党市議団の提案から住宅リフォーム助成が実現し、関係する業者に喜ばれています。

 こうして足元から、仕事を増やし地域経済を元気にしよう。

 この流れを、国政で進めるには日本共産党の議席が必要!

 地域から国政を見れば、変えるべきポイントも見えてくるし、可能性も見えてくる。

 その実績も、じゅうぶん日本共産党は持っている。

 他の党にはない「草の根の党」としての強みです。

 こういう党の姿が、さらに広がってほしいなと強く思いました。
 
 【今日の句】 函館は マンホールにも イカマーク

2013年6月11日火曜日

「流れ弾注意」

 函館市の宣伝キャラバンの最中に、飛び込んできたニュースは‥‥矢臼別演習場で、米海兵隊の砲弾が場外へ!? 徹底的な原因究明と訓練中止を望みます。

 昨日から始まった米海兵隊の移転訓練については、私も8日のブログに書きました。

 一昨年は山火事、昨年も喫煙による山火事、そして今年は場外へ砲弾?

 届けられた地図を見ると、着弾地点のすぐそばに国道272号線が走っています。

 そうでなくとも周辺は酪農地帯で、砲撃音に牛が驚かないかと、いつも心配になっているんです。

 そういえばと、思い出したことがあります。

 9年前に沖縄に行った際、移動中の高速道路に、こんな看板がかかっていました。

 「流れ弾注意」

 どうやって注意したらいいんだろうと思いましたが、これが沖縄の現実だと心にズシリときました。

 今度は北海道でも「流れ弾注意」なんでしょうか?

 徹底的な究明がなければ、同じことが起こる恐れもあります。訓練は中止すべきです。

 いつも防衛局へ要請すると「米側へ伝えます」程度の回答でしたが、今度は責任を持って対応できるのか。

 山火事を起こされても、砲弾が飛び出しても、謝罪や中止を求めないなら、主権国家の名が泣きます。

 同じ同盟国でも、ドイツのように訓練内容は事前に情報公開させて、米軍は国内法に従ってもらっています。

 日本共産党は、そもそも日米安保条約は破棄すべきとの立場ですが、それより以前に、対等にモノ言えるぐらいしないとおかしい。

 TPPだって結局、事前協議でアメリカの要求を丸飲みさせられました。

 砲弾による被害が出たり、くらし・経済が壊れてからでは遅すぎる。

 相手がどの国であれ、主権国として堂々と主張するべきです。

 さて函館キャラバンは、まぶしいくらいの日差しを受けて腕も真っ赤!

 実は、右腕は一昨日から早くも皮がむけていて、左腕も時間の問題‥‥。

 イカ漁が始まった道南地方ですが、燃油代対策はじめ函館のくらし・地域経済応援、大間原発建設中止、憲法・歴史の問題など、日本共産党の政策を訴えました。

 どこでも支持者の方や、初めて共産党の演説を聞いたという方に出会いました。

 明日も元気にがんばります!

 【今日の句】 赤鼻が クリスマスでもなく 現れた

2013年6月10日月曜日

明日から函館キャラバン

 参議院選挙の比例2次候補が発表されました。北海道では、小選挙区10区から立候補した木村けんじさんが挑みます。陣容も整い、安倍政権の暴走を止めるために私もがんばります!

 あらためて、今度の参院選では何が問われるのか。

 ①アベノミクスという庶民負担や無秩序経済を続けるのか、国民本位の経済政策に変えるのか

 ②原発推進・輸出の道か、原発ゼロと再生可能エネルギー拡大の道か

 ③くらしと北海道を壊すTPP参加か、主権国家として食料・くらし・地域経済を守るのか

 ④憲法破壊の政治か、憲法を生かす政治か

 ⑤歴史をゆがめて国際社会から孤立の道か、歴史を直視し信頼と協調の外交を進める道か

 前者が安倍政権、後者は日本共産党。

 日本共産党は「力がない」と言われるけど、しんぶん赤旗・日曜版で古賀誠さん(元自民党幹事長)は「自民党と共産党が『2大政党』」と。

 政治の中心舞台におられた当事者の実感としては、正面から批判と打開の道を示すのは日本共産党、ということです。

 問題は、その政策や力も、きちんと有権者のみなさんに知ってもらえるかは私たちの力にかかっているということ。

 というわけで、明日・明後日の函館市内宣伝キャラバンがおこなわれるのに合わせて、私は今日から函館入り。

 石巻市で育った私には、函館のような海の町は、駅に着いた時から妙にテンションが高くなります。

 せっかくですので宣伝場所と時間をお知らせします。お近くの方はぜひ!

 11日(火)
   9:00 朝市
   9:50 港2丁目市営住宅
 10:40 桔梗グリーンコア団地
 11:20  赤川通公団住宅前
  13:10  日乃出町会館前
 13:50 上湯川サンクス前
 14:30 旭岡小学校バス停前
 15:10 滝沢児童公園前
 15:50 日吉3丁目団地前
 16:30 山の手旧ダイエー前
 18:30 北洋銀行五稜郭公園支店

 12日(水)
   9:00 湯浜団地1号棟前
   9:40 深堀町 学園通り北栄測量横
 10:20 本通ラルズ前
 11:00 メガドンキホーテ(旧長崎屋)前
 11:30 中道2丁目市営住宅
 13:10 中島廉売入口
 13:40 函館中央郵便局グリーンベルト側
 14:10 市営住宅松川団地前
 14:40 白鳥郵便局横
 15:20 旧戸井線・セイコーマート横
        (大林スーパーとなり)

 【今日の句】 支援の手 投資家よりも イカ漁を

2013年6月9日日曜日

志位和夫委員長、来札!の演説会

 今日はニトリ文化ホールで、志位和夫委員長を招いた演説会! 席はいっぱい、椅子に座れなかった方もいたようです。申し訳ありません。

 多くの方が足をお運びいただき、司会をしていた私としても、心から感謝申し上げます。

 司会をしていて、会場がよ~く見えました。

 志位委員長が話を終えても拍手が続くので、いつ「閉会の言葉を‥‥」と切り出すか、と思ったほどの盛り上がりでした。

 森つねと選挙区予定候補は、いつも通り元気に、道内を回って聞いた声をもとに「私を国会で働かせて」と力強く訴えました。

 紙智子参議院議員は、TPPの国会論戦を紹介し、食い止めるには日本共産党が伸びるのが一番だと強調。

 東日本大震災での、日本共産党の支援活動にも触れて「このような立場の党を伸ばしてください」と迫力を込めて訴えました。

 志位委員長は「5つの争点」を、リアルに、わかりやすく話しました。

 特に圧巻だったのは、アジア政党会議で日本共産党へ寄せられた期待や、韓国で出版された志位委員長の著書への書評が紹介された部分。

 共産党は、今のまま安住するのではなく、政権を取るために力を尽くすべきだ。

 そういう趣旨の書評だったそうですが、安住してるつもりはないけれど、まだまだ力をつけないといけないな、と私はちょっぴり反省もしました。

 いずれにしても、自民党政治に真正面から立ち向かうなら日本共産党だ、と。

 同時に、どのように新しい政治をつくったらいいのかを、多くの方に広げる努力をしないといけないんですよね。

 政策はもとより、実現手法、国民世論との共同‥‥新しい宿題も、まだまだ多い。

 確信とともに、新しい意欲を強めた1日となりました。

 【今日の句】 投資より 家計に減税 してほしい