2013年11月29日金曜日

間もなく東日本大震災から1000日

 2週出られなかった金曜日の道庁前行動。今日は寒くて寒くて、つま先はジンジンするし、体の芯から冷えてくるし‥‥その中でも準備・片付けまで頑張るスタッフには頭が下がります。

 昨冬も完全防寒で立ち続け、励ましあい労わりあいながら、また冬がやってきました。

 早く国も北海道も「原発ゼロ」を決断すれば、こんなことしなくて済むのに!

 今日はスピーチのなかで「東日本大震災から994日目です」と、話された方がいました。

 間もなく1000日。

 長いようで、あっという間のようにも感じました。

 うちの下の子は、震災の翌月に生まれたんです。

 1000日近くで、もう言葉も理解するし、自分の意思で行動もする。

 それだけの時間を、本当なら故郷で過ごせることができたのなら‥‥と思うと、あらためて被害の深刻さを実感します。

 その間に民主党政権から自民・公明政権に変わり、原発は稼動ゼロの状況になりましたが、また狙われる再稼動。

 被災者・避難者が、人間らしい生活を送れるように政治が果たすべき責任は、だんだんと薄れてきているように見えます。

 野田政権も安倍政権も、言葉のうえでは復興が最優先であるかのように言ってきました。

 被災者の要求と、党も一緒に力を合わせて、中小企業へのグループ補助金などの制度も拡充してきました。

 しかし、まだ仮設住宅に多くの方が暮らし、福島では原発事故が現在進行形。

 その事実を見るだけでも「今は秘密保護法どころじゃないでしょ!」と言いたい。

 凍えるほどの寒さのなかで、今の被災地は‥‥と考えさせられた道庁前行動でした。

 【今日の句】 被災者を 保護する法こそ 急ぐべき

2013年11月28日木曜日

民意を正確に反映する選挙制度を!

 岡山高裁で参院選違憲・無効判決! 衆院も参院も選挙制度改革は待ったなしで、きちんと民意を反映させるなら比例代表制への転換こそ!

 今日も入党の訴えでまわると「今の政治は国民の声など聞こうとしない」との声を聞きました。

 そもそも政治姿勢がなっていないわけですが、選挙制度上も正当性を欠いているわけです。

 得票ごとに議席を比例配分すれば、これだけ自民・公明で多数を占めないし、日本共産党だって大きく伸ばし、国会での議論も大きく変わるでしょう。

 それだけの民意なのに、現実は昨日のような数を頼りにした強行採決。

 稚内では雪は降っていませんが、日本海側や内陸部を中心に積もってきているんですね。

 雪害にも凍結にも、みなさんもお気をつけくださいね。

 【今日の句】 暴走は 民意の裏付け ない証し

2013年11月27日水曜日

日刊宗谷も秘密保護法案反対

 入党のお誘いに稚内市へ。雪が積もる空知・上川管内を過ぎたら、JR車窓から利尻富士が見えました(写真では、わかりづらいかも‥‥)。

 暴風警報が出ていた稚内市ですが、その風の冷たいこと!

 午後に着いてすぐと、夜にお1人とお話して、お1人が「日曜までに家族に話してから」「でも間違いなく入るよ」との嬉しいお返事でした。

 話をしていて、共通して出されるのは「安倍政権は、これまでのどの政権よりもひどい」。

 ちょうど今日の地元紙「日刊宗谷」では、社説で「秘密保護法案は反対だ」と掲げられていました。

 こんな一節に目が行きました。


 「秘密保護法案の次に憲法改正が登場し、自衛隊は国の命ずるままに戦争への第一線に立つということになってからでは取り返しがつかぬ」

 背後にねらわれている集団的自衛権の問題をとらえて、厳しく警鐘を鳴らしています。

 札幌では、札幌弁護士会の呼びかけに600人が集まってデモ行進もおこなわれたようです。

 テレビのニュースで見たら、上田札幌市長も参加されていたようですね。

 多くの方が、この法案は危険ではないか、と感じられているようです。

 決まったわけではないし、反対の世論が稚内市に来ても広がっていることを実感します。

 明日も活動の中心は入党の訴えですが、仲間を増やしながら秘密保護法案を廃案に!

 【今日の句】 上目から 秘密かざして 暗き世に

2013年11月26日火曜日

参議院で必ず廃案だ!

 秘密保護法案の強行採決に、札幌でも抗議の宣伝! 若い人から握手を求められたり、応援の声もかかるなど、反対の世論は根強いぞ!

 出された修正案も2時間の審議で切り上げなんて、ひどすぎるではないですか。

 賛成・反対の世論も拮抗し、何より「よくわからない」方が多いなか慎重審議を求める声も多い。

 国際ペンクラブはじめ、国際社会から批判が出される異例さは、この法案の非民主性を証明していると思います。

 採決では、自民党・みんなの党からも棄権や反対者が出た。

 いったい、この法案を通す道理なんて、どこにあるのか!

 昨日に福島で地方公聴会をおこない、全員が少なくとも慎重審議を求めていたはず。

 何度、福島の声を切り捨てるのか!

 議論の舞台は、いざ参議院。

 夏の参院選で議席を増やした日本共産党は、国会で正面対決するでしょう。

 草の根でも、それに倍する運動量で反対世論を、さらに大きく!

 あきらめてる場合ではありません!

 【今日の句】 いつの世も 強行あとは 落ちてゆく

戦争に向かう時代、道南地方で何が秘密とされたか

 午前中は江差町・乙部町で街頭宣伝をし、午後は北斗市に移動して、党地区委員会の「秘密保護法案」学習会で報告。夜は森町で国政懇談会と、渡島・檜山管内をまわりました。

 昨日いただいた資料がありまして、秘密保護法の学習会でも紹介した中味を、ブログでも紹介します。

 道南地方では、1898年に函館要塞(砲台)が竣工されました。

 これに先立つ勅令では「要塞ニ於ケル各防禦営造物ノ周囲ヨリ外方5750間以内ノ水陸ノ形状ヲ測量、模写、撮影、筆記セムトスル者ハ隷メ当該要塞司令官ノ許可ヲ受クヘシ」と書かれ、撮影などは許可のうえでとなっていました。

 これとは別に要塞地帯法という法律があり、法改正をくり返し最大1万5000m以内と制限区域が拡大され、違反した場合は懲役2年以下または罰金2000円以下となりました。

 また、これとは別に軍機保護法が1937年に公布され、撮影禁止は函館市全域をはじめ銭亀沢村、椴法華村、森町の太平洋側の海岸線、七飯村、亀田村、大野村、上磯町、木古内村、知内村、福山町(いずれも当時)に、対岸の青森県にまで広い範囲とされたのです。

 撮影には許可が必要で、撮った写真は検閲もおこなわれました。

 しかし、市民はもとより観光客も中身など知らないので、青函連絡船の乗客が函館山などを撮影することが相次ぎ、連絡船でも「注意書」が掲示されたり、注意のアナウンスが流されていたというエピソードもあります。

 函館市民でも、路上で女の子が友達を撮影しているところが取り押さえられたり、子どもの写真を撮っているだけでも捕まったりということが、地元新聞でも報じられていました。

 今の秘密保護法が通ったら、このような社会の復活となるのでしょうか。

 渡島管内・八雲町では、国へ「慎重審議」を求める意見書が全会一致で可決されたそうです。

 街頭宣伝でも、戦争を体験された方から「また同じことが起きるのかね」と心配の声が上がっているそうです。

 まだ中身が知られていない、自分たちとの関わりがわかっていない方も多い、との発言もありました。

 そういう状況でも、衆議院での採決が当初の予定より延びてきて、それだけ反対世論が急速に広がっていることだと思います。

 学習会後も「宣伝がんばるよ」など、声をかけてもらいました。

 私もがんばりますよ!

 【今日の句】 国民を 恐れるゆえの 秘密かな

2013年11月24日日曜日

老人「漂流」社会を放置するな

 一昨日の東京→札幌の自宅→昨日は釧路→今日は函館・江差と、移動距離は約2500km! 丈夫な体に育ててくれた両親に感謝の毎日です。

 「赤旗フェスタin 函館」で講演の任を請け負って、秘密保護法やJR北海道の問題、政治情勢などの話をさせていただきました。

 話を聞いてくださる、集中力がすごいんです。

 それだけ「今の政治はおかしい」「どうしたらいいのか」と、多くの方が考えておられるんだなと痛感しました。

もちろん後援会の「出し物」や、市議などによる寸劇、ジャック・モウズさんの心に沁みるステージなど、楽しく1日を過ごせる「フェスタ」でもありました。

 ちなみに写真は、桃太郎役の本間市議と、ヨーコ(?)役の市戸市議です!


江差町に移動して、地域のみなさんとの「つどい」に続けて参加。

 介護の問題、町政の問題‥‥出される不安の声は、どれも切実だし緊急のもの。

 南檜山地域は、道立病院、診療所、介護施設とで連携した地域支援をしていることも、後ほど教えていただきました。

 老後の支えは一義的には国の責任ですが、いま存在している医療・介護の連携でも、やれることは多いと思いました。

 そこで大事になるのが行政の役割で、国がその現場を応援する立場に立つべきだと思います。

 このブログを書いているちょうどその時間、NHKでは「老人漂流社会」との番組を放映中。

 オリンピックもいいけれど、明日の生活もままならない方へ、政治が力を尽くさなくちゃ!

 明日も宣伝、学習会、つどいと檜山・渡島方面を、元気にまわります!

 【今日の句】 6畳の くらしを総理は 知ってるか