2014年10月25日土曜日

安倍政権は、大学まで「ブラック」にする気か

 大学の「ブラック化」を聞く機会に恵まれました。安倍政権が「スーパーグローバル大学」づくりをめざす一方で、国立大学の統制強化と大学自治破壊の実態は、あまりにひどすぎる!

 学問の自由・大学の自治は、戦争の反省から生まれたもの。

 国策に従わせ、真実をゆがめさせ、戦争に加担させた歴史を、また安倍政権のもとで繰り返させられようとしています。

 学校教育法の改悪で、教授会の権限をなくさせ、学長の「リーダーシップ」を強化しようというのがねらい。

 すでに北海道は、新聞でも報じられたように教育大で、学長選の教職員投票が廃止されようとしています。

 学生の声も、教職員の意向も反映させず、何が「大学の自治」なのか。

 文科省の意を受けた学長が、にらみを利かせる大学でいいのでしょうか。

 北星学園大学への脅迫事件も、話題になりました。

 建学理念にたって、この事態に立ち向かっている教員の話も伺いました。

 私立大学も、少子化のなかで経営が苦しくなったとの理由で、教員の給与を半分(!)にするという「ブラック」な状態も知りました。

 財界の意向で「スーパーグローバル大学」に重点投資し、他の大学は再編して「ほどほど」に済ませる、これでどうして高等教育と言えるのでしょう。

 もっと大学同士の連携や情報交換を進めよう、という話になりました。

 党としても、もっと大学へ情報発信をしなければ、と思いました。

 学問の砦を支えることこそ、国富の基盤だと思うのです。

 【今日の句】 学問に 利潤第一 持ち込むな

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