2014年3月29日土曜日

このまま増税に泣き寝入りしてたまるか

 消費税増税の悪影響が、だんだん現実味を帯びてきました。切実な「くらしの声」「業者の声」が報じられてきて‥‥「仕方ない」で済ませず、抗議の声をあげ続けましょう!

 消費税が5%にアップした、1997年当時を少し調べてみました。

 北海道の消費税廃止各界連が取り組んだ署名は何と63万筆を数え、2月27日から4日間では6万筆近くが寄せられたとか!

 増税当日の4月1日は、30分で239筆もの署名数(旭川)というから、すさまじい怒り。

 増税を強行した橋本内閣は、翌年の参院選で惨敗し首相を辞めました。

 この時に日本共産党は、過去最高の得票数で大躍進。

 参議院では、二院クラブ・自由連合の議員と共同で「消費税減税法案」を提出できました。

 結局は廃案となりますが、このような力が16年間、消費税増税を食い止めてきた。

 「共産党が80議席にでもならないよう」にと、当時の民主党づくりに励んでいたのが鳩山元首相。

 その後に合併した民主党が、政権を取った後に「3党合意」で消費税増税のレールを敷いたわけですから、つまりは自民党政治と変わらなかった。

 過去とくらべても、くらしも雇用も深刻さは増しています。

 だから今こそ、日本共産党ががんばらないと。

 だから多くの方に党に加わってほしいし、「しんぶん赤旗」も読んでほしい。

 党として、政策力も組織力も引き上げなくっちゃ。

 新しい政治を、つくらないといけないんだから!

 【今日の句】 世界一 高価な熊手を 見てみたい(‥‥渡辺さん!)

2014年3月28日金曜日

道庁前抗議行動も、何と90回目

 道庁前抗議行動の後に‥‥雨! もう雪が降らない気温なのか~と、春の訪れを本格的に感じた夜となりました。

 さて、その道庁前行動も何と90回目。

 この間は書記長業務や出張などが相次いで、しばらくぶりに参加できました。

 雪が積もり寒かった前回に比べ、歩道から雪は消え、少し心にも余裕ができたような。

 とはいえ90週も準備し続けたスタッフのみなさんは、余裕というより執念や意地の気持ちがよぎるのかもしれません。

 写真のようなバッジまで作っているのを、ご存知でしたか?

 ぜひ道庁前に来ていただいて、一緒に声をあげていただきたいですね。

 どんなことでも継続するのは、本当に大変なこと。

 しかも、暑い夏も寒い冬も、雨でも雪でも、音響からグッズまで準備して参加者を迎える準備をしているんですから。

 今日のスピーチでも出されましたが、どなたも共通して「大人の責任」と話されます。

 政治的に右とか左とかでなく、ダメなものにはダメだと声をあげて今の世代で解決する--。

 こういう運動があったからこそ原発は止まっているし、函館では市長みずからが訴訟に立ち上がることになったのだと思います。

 推進側は、あの手この手で再稼動や新増設をねらってくるでしょうが、いろいろあっても反対の一点で力を合わせるし、明確な意思が表明される状況をつくらないと。

 私は私の持ち場で全力を尽くそうと、道庁前の行動に参加するたびに心から思います‥‥!

 【今日の句】 雨音を 半年ぶりに 聞いた春

2014年3月27日木曜日

「自白強要」の罪深さ

 48年の拘置所生活って、どれだけ長かったことでしょう。袴田巌さんの釈放をまずは素直に喜びたいし、検察も抗告などせず再審公判に応じるべきだと心から思います。

 私も会員になっている国民救援会は、こちらの声明を発表しました。

 袴田さんが無実であることを示す証拠を、検察が隠していたことも明らかになっていました。

 DNA鑑定などからも、再審は当然の成り行きとされてきました。

 冤罪であろう事件を、ここまで引き伸ばした検察の罪は大きい。

 48年、ですよ。

 半世紀も拘置され、人生の大半をムダにされたんですよ。

 自白の強要が、どれだけ罪深いことか。

 取調べの可視化など、待ったなしの改革だと証明されているではありませんか。

 取調べ者優位の仕組みは、戦前の日本社会から引きずる誤りだと私は思います。

 検挙率を競わせる、成果主義的な背景もなかったでしょうか。

 「疑わしきは被告人の利益に」です。

 早く冤罪を認めれば、真犯人を探す時間もあったでしょう。

 半世紀ぶりの日本社会を、袴田さんはどう見たのでしょう。

 人権を守るという意味の大きさを、検察だけでなく、私も、日本社会全体でも考えあう必要があるのではないかと痛感しました。

 【今日の句】 見た桜 昔も同じ 色ですか

2014年3月26日水曜日

海明けは、春の前触れ

 先ほど北見から戻ってきました。2日いない間に、ずいぶん札幌も雪解けが進んだんですね。

 ラジオでは「オホーツク海で海明け」とのニュース。

 これは流氷が沖へ流れ出したことで、港では漁の準備も進みます。

 オホーツクで春を告げる季語、というところでしょうか。

 そして春を告げる魚と言えば‥‥ニシン!

 ニュースで漁業に関するニュースが聞こえてきた‥‥と思ったら今度は、函館ではイカ漁が不振とのこと。

 函館朝市では、イカ刺の代わりにボタンエビを提供している店もあるとか。

 漁ばかりは計画的に進まないものだから仕方ないとはいえ、だからこそ漁業関係者は資源管理や栽培漁業にも力を入れてきたわけです。

 そして海の仕事は、いつも命がけ。

 水産物は価格低迷が続いていますが、希望する方すべてが漁を続けられるような仕組みづくりを進めたいですね。

 【今日の句】 冬タイヤ いつ変えるかと 悩み時

2014年3月23日日曜日

歴史の偽造こそ、未来にとって有害だ

 北見市議選は、菊池豪一・熊谷裕の現職2名が当選! 安平町・むかわ町議選を控える苫小牧地区の「春をよぶ女性のつどい」も、熱気があふれていました。

 オープニングの、こぶし座のみなさんの太鼓や獅子舞から会場は盛り上がり。

 しっかり私も、獅子に頭をかんでもらいました☆

 安倍首相は「日本を取り戻す」とか言いながら、伝統芸能などの文化予算は増やしているのでしょうか。

 豊作や豊漁を願い、生活の中から生まれてきたものこそ、大事にしていく必要があると思います。

 さてさて、続いては安平町議予定候補・奥野たかしさん(代理)、むかわ町議予定候補の北村修さん・大松きみ子さん・もりよ喜久さんのあいさつにも歓声が!

 「むかわに共産党3議席は多すぎる」なんて攻撃がかけられてる、と北村さんが話していました。

 住民の立場で議会をチェックし、安心してくらせる町づくりに意見を述べる議員なら、3人だろうが4人だろうが必要ではないですか。

 そこまで言うなら、他の議員さんは議会ごとにきちんと質問をしているのでしょうか。

 安平・むかわ両町とも、全員の当選をめざしたいです。

 さて私の講演ですが、いただいたお題は「安倍政権を斬る」。

 おっとり刀のような私ですが、くらし・経済、集団的自衛権、歴史認識問題の3つの角度から、安倍政権の問題点や矛盾を話しました。

 特に力を込めたのが、日本軍「慰安婦」問題。

 すでに日本共産党は「歴史の偽造は許されない--『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」の見解を、志位委員長が会見で発表しています(ぜひ、ご覧を!)

 加えて、今日の北海道新聞には、インドネシアで住民から告発をさせないように軍が金を出していたということも明らかになりました。

 「証拠がない」とか「事実が違う」とかには志位委員長の会見で論駁されていますが、こうやって何度も蒸し返しては、被害を受けた方々を何度も傷つけていることに、胸が痛まないのでしょうか。

 昨日の青年たちも学習するなかで、しっかり正面から受け止めていましたよ。

 その誠実さこそ、歴史認識問題の解決に必要なことなのでは。

 いま河野談話を変えることにでもなったら、アジアどころか国際社会から大きな批判を受けるでしょう。

 日本は、あの戦争の反省から国際社会に仲間入りしたんですから。

 他の党が正面から立ち向かえないなかで、日本共産党こそ国会でも地方でも大きく!--と、思わず力が入ってしまいました。

 【今日の句】 厚顔の 危険を世界は 知っている