2014年5月17日土曜日

戦争の事実も、未来への希望も伝えよう

 全道的に寒い1日で、北見峠では積雪29cm! 札幌は雨と強風のなか国民平和大行進(私は参加できず)もおこなわれました。

 娘が「(学童保育の)帰りに見たよ~」と話していました。

 口にはしないけど「大事なこと」と思って、見てくれている方は多くいるんでしょうね。

 聞くところによると、道内のある町からも「今年はわが町も通ってください」と話があり、署名もしていただいたとか。

 この行進、始まりは1958年。

 被爆地広島から東京へ、1000kmかけて歩く最初の行進がおこなわれたそうです。

 核兵器廃絶を願って、これまでの参加者は100万人超!

 今年は安倍政権が集団的自衛権の行使容認へ向かう中だけに、大事な行進になったのだろうと思います。

 うちの娘にも、この行進がなぜ始まったのか、原爆でどのような被害があったのかを話しました。

 どこまで心に残ったかわかりませんが、平和の思いをつなぐ活動は粘り強く続けることが一番だと思います。

 そう、憲法を変えようという彼らになんか負けないように‥‥!

 【今日の句】 子どもらは きっと見ている 感じてる

2014年5月16日金曜日

子どもたちは、安倍首相の家来ではない

 函館の党事務所に、若いお母さんから電話があったそうです。子どもが「日本は戦争する国になるんだね」と言われてビックリ!したとのこと。

 本当に戦争するのかと聞きたくて電話をかけた先が日本共産党ということに、事務所スタッフもビックリ。

 集団的自衛権と、言葉に「自衛」は入るけど、ひらたく言えば自衛隊が海外に出ていって軍事力を使うということ。

 安倍首相は会見で、いろんな事例を紹介していましたが、子ども目線でなくても「それって戦争じゃないの?」との思いも出て当然ですよね。

 特に未来を夢見る子どもたちや若い世代に、戦争の日本へと導いていっていいのか。

 安倍首相、国民や子どもたちは、あなたの家来ではありませんよ。

 昨日も書きましたが、そもそもの想定自体が現実からかけ離れていませんか。

 周辺諸国との関係が心配なら、まずは信頼醸成への外交戦略こそ優先すべきことではないのですか。

 アジア諸国とも、日本国民とも、気持ちが通じ合っていないのが今の安倍政権だと思います。

 【今日の句】 勇ましさ 意味を首相は 取り違え

2014年5月15日木曜日

じっくり世論をつくって反撃を

 とにかく安倍首相が言いたいのは「日本の安全保障をめぐる情勢が変わった」のが、集団的自衛権の容認理由のようです。では、その大前提から検討してみようではないですか。

 ①確かに北朝鮮は核実験をおこないましたし、尖閣諸島付近に中国船も来ています。

 それへの対応は個別的自衛権の問題であり、直接的に集団的自衛権の問題ではないと思います。

 ②「周辺の環境が変わったから、軍事力での対応策も変更する」ということだって、一足飛びではないのでしょうか。

 周辺の環境が変わったなら、それにふさわしく外交戦略を持つことから始めるべきではないのでしょうか。

 ③「周辺の環境が変わる」というのは、相手国の変化とともに、こちらの変化もあってもの--相乗的なものであるという認識が必要なのではないでしょうか。

 日本は過去にアジア諸国へ侵略した側であり、その反省も覆す言動は、相手国には挑発とも受け止められると思います。

 ④安倍首相は「行使も限定」と、いくつかの事例をあげています。

 アメリカへの弾道ミサイルを撃ち落とす技術が、今の自衛隊にはあったでしょうか。

 「紛争に巻き込まれた日本人を救出し、米国が輸送している時に攻撃を受ける」事例となれば、広範囲の全面戦争状態でしょう--そのようなことは本当に想定されるのでしょうか。

 つまり、そもそも限定とされる事例が、今の国際社会で本当に起こり得るのか、という議論はないように思います。

 ⑤「使用は最小限度」としても、決めるのは時の政府なので、限度は拡大できるし「歯止め」にもなりません。

 だから石破幹事長だって、地球の裏側にまで自衛隊が行ける想定も口にしていました。

 地球の裏側まで自衛隊が出て行って、何を「自衛」するのでしょう。

 ⑥安倍首相は会見で、これらが抑止力として働く主旨の発言もしていました。

 抑止力どころか、逆に国民を危険にさらしているように私は思います。

 ⑦本来は、アジアの平和的環境をどうつくるか、と問題を立てていくべきではないのでしょうか。

 安全保障面で不安があるのなら、どのように緊張を緩和させるのか、どのように他国と信頼醸成・協調関係をつくるかのロードマップでも示したほうが、よっぽど建設的のように思います。

 確かに外交とは難しいものでしょうが、力による現状変更は、いまの国際社会では簡単に容認されない時代にもなっているのでは。

 経済的な結びつきも強まり、破滅を生むような力の衝突こそ現実的ではないように思います。

 この狙いの危険性を告発もしていきますが、背景となる問題も複雑だけに、ていねいな話し合いを進めることが大事に思います。

 大上段に構えず、よくわからない点を出し合いながら学び合い世論をつくっていくことが、回り道のようで一番の力になると思います。

 それこそ草の根から民主主義をつくりあげること、なのではないでしょうか。

 法律にたずさわる方も、政治にかかわる人も、働く方も学生さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、子を持つ親御さんも、とにかく日本の将来に不安な方も、いっせいに「一声」あげませんか。

 それだけでも全然違う明日が、見えてくると思います。

 【今日の句】 あわてずに 論理の弱点 見ていこう

子どもが夢に向かえる教育にするのなら

 北海道教育委員会・教育長さんとの懇談を終えて、士別市の会議へと車を走らせていたらラジオから若田光一さん帰還のニュース。地球を「半年で3000周」って、まったく想像できません。

 若田さんは、夢を持つ大切さを語られていたようです。

 若田さん自身が「小さい頃の夢を大事にする」ご両親のもとで育ったとか。

 一般飛行士でなく、国籍が違うメンバーを束ねる船長という重責もあったのですから、ただただすごい。

 それにしても宇宙船に半年いるって、とても私には無理かも‥‥。

 見えた地球の「重み」を、ぜひ若田さんから聞いてみたいものですね。

 さて、立川宏教育長さんとの懇談というのは、「安倍政権の「教育委員会改悪法」に反対する国民的共同をよびかけます」アピールをお届けしたということです。

 真下紀子道議、武藤孝司道労働部長と、足を運びました。

 教育委員会の仕組みや仕事っていうのも、なかなか知られていないところがあるかもしれません。

 教育委員長と教育長の違いだって、私も教員を務めてましたが全然わかりませんでした。

 ともかく今回の改定の問題点を一言であらわせば、本来は独立している教育委員会を、国と首長の支配下に置くということ。

 行き着く先はは教育の画一化であり、安倍政権下では「愛国心」教育の押し付けと、競争主義の激烈化が進むことになると思います。

 集団的自衛権の容認から、実際に自衛隊が戦地に行けるようになれば、それを志願する若者達を国は確保しなければなりません。

 それが彼らが求める「愛国心」の一部でしょう。

 一方で、財界の要求にこたえる一部エリートを育てるためには、早くからの選別が必要で学力テストの意味と符号します。

 つねに正解が求められ、失敗をもとにていねいに教えあう雰囲気が、教室から消えていくことが想像できます。

 今回の改定は単なる組織論でなく、教育上の重大問題なんです。

 ぜひ一度、リンク先から党のアピールをお読みいただけるようお願いします!

 【今日の句】 寛容が ない教育は 息苦し

2014年5月13日火曜日

労働者の声が反映される労働委員会に

 行きたかった~っ → 道労連主催の「北海道労働委員会の民主化を求める市民集会」! もう少し私に仕事早期処理能力があれば‥‥トホホ。

 「労働委員会」という言葉に、なじみが薄いという方もいるかもしれません。

 国や地方公共団体に設置する行政委員会でして、使用者・労働者・公益の各委員が同数で、労働者の団結擁護と、労働関係を公正に調整することが任務です。

 問題は「労働者」の委員配分でして、これまで北海道労働委員会は連合系労組が独占してきました。

 この任命は北海道知事でして、道労連が「偏った任命はおかしい」と裁判をおこしてきました。

 2012年に札幌地裁が、知事の任命に「裁量権の逸脱・濫用にあたる」と「組合差別」を断罪する判決を出したのです。

 労働者委員が、文字どおり労働者の立場を貫かないと、何のための「労働委員会」なのかが問われます。

 一定の組織を持つ道労連がその委員に選ばれないことは恣意的と言わざるを得ませんし、それを札幌地裁も問題視しました。

 働く人の無権利状態や、職場の違法状態が後を絶たないですよね。

 労働組合の意義も問われますが、なにより行政の委員会なんですから、もともとある役割が果たされるような任命になるべきだと思いますよ、高橋知事!

 【今日の句】 偏って いるのは誰か 見定めよう

2014年5月11日日曜日

母の日と、江差線の最終日と

 今日は母の日。娘は「お母さんありがとう」のカードをつくっていました‥‥父の日も待っているよ‥‥。

 特に親孝行らしいことなどしていない私ですが、感謝の気持ちだけは忘れないように。

 さて今日は、JR北海道・江差線(一部)が最終運行日でもありました。

 江差町に出張する時は、この路線を使っていたんですよね。

 途中には天ノ川という駅もあって、車窓から見えるキラキラした川面はとてもきれいでした。

 江差方面でも、木古内方面でも、湯ノ岱などから買い物や通院などで乗車していた方もいたことでしょう。

 こうやって鉄路がなくなっていくことは、やっぱり何だかさびしい。

 運用益とJRビルなどによって、昨年度はJR北海道は黒字だったようですが鉄道事業は変わらず赤字。

 広大で自然条件が厳しい北海道だけに、どうしても公的な力が必要だと思います。

 北海道で総合的な交通体系をどうつくるかは、党の政策課題としても研究中。

 安心して移動できることは、基本的人権の1つです。

 多面的な対策を考えないといけないなと感じています。

 【今日の句】 ガタガタと 線路鳴らした 春列車