2014年8月2日土曜日

25年の歴史は、道労連が求められてきた証明

 道労連・第27回定期大会にて、党道委員会を代表して連帯あいさつをおこないました。全労連・道労連は、結成して今年で25年を迎えるんですね。

 いただいた運動方針案を読むと、この四半世紀で道労連は「なくてはならない」存在になったと書かれていました。

 政府・財界からの激しい攻撃に、正面から向かってきたのは誰か。

 新自由主義・「構造改革」の嵐のなかで、草の根からの粘り強い運動をしてきたのは誰か。

 最低賃金引き上げへ、猛暑の中でも庁舎前で訴え続けてきたのは誰か。

 労働相談があれば夜中でも、道内のどこへでも、駆けつけていったのは誰か。

 大暴走する安倍政権に対して、労働者・道民の反対の声を広げているのは誰か。

 組織を25年も維持するというのは、とてつもない努力が必要です。

 それだけ道労連が求められてきた、ということの証明でもあるのではないでしょうか。

 わが党とは友好・協力の関係で、道労連自身も「一致する要求での団結」「政党からの独立」「資本からの独立」の3つの組織原則を堅持しています。

 残念なことに、労使協調路線の労働組合も見られる一方で、道労連の果たしている役割は今こそ大きい!と思います。

 【今日の句】 ブラックに たたかう力は 団結だ

2014年7月31日木曜日

原発依存の経営にこそメスを

 しばらく出張続きで、更新もしばらくぶりとなりました。それにしても北海道は広いし、毎日暑いし‥‥暑さが苦手な私には試練の(?)季節でもあります。

 生まれが石巻市で、その後も苫小牧市→釧路市と浜風を受ける町だったので、うだるような夏は経験が少なかったのです。

 それでも札幌に来て14年が経つし、最近は日本どこでも暑い夏だから慣れてきた‥‥とはいかないんですね。

 まだ厳しい暑さが続くようですから、みなさんも体にはお気を付けくださいね。

 さて、北海道電力が家庭向け電気料金の再値上げを経産省に申請しました。

 値上げ幅は平均17.03%と、泊原発の長期停止を見込んだ大幅なもののようです。

 経産省は、いっそうの経営合理化を求めるようですが、その点が問題なのか。

 総括原価方式に、メスを入れる必要はないのか。

 ほぼ独占という現状から、発電と送電を分離するなどの構造的な改革は必要ないのか。

 このまま原発停止では延々と値上げとなるというのなら、原発依存の経営から転換する決断はないのか。

 政府でも風力発電のポテンシャルを試算し、道北地方を中心にした送電網整備に取り組んできています。

 再生可能エネルギーの普及には時間がかかる分、火力発電に頼らざるを得ないと考えますが、それでも天然ガスをめぐる今の国際情勢から見て、さまざまな確保先をつくることも考えられると思います。

 このような議論に、北電は「安定的な電力供給に原発は不可欠」と、入口から先に進まない状況でいます。

 とはいえ北電も、多様な電力源の確保には異論はないはず。

 そもそも世論は、原発をやめようと変わっていないのですから。

 政治が、財界や電力会社に向き合わなければいけないのだと、つくづく感じます。

 【今日の句】 外遊で 国民とさえ 向き合わず