2014年8月12日火曜日

お盆前にも一行動!

 昨日は北電前で電気料金値上げ反対宣伝、今日は朝宣伝に、昼は閣議決定撤回を求める憲法会議の宣伝にも参加です。やっぱり安倍政権にはガマンならぬ!

 北電前宣伝には、国民大運動北海道実行委員会、道原発連に佐野ひろみ道議予定候補(札幌北区)も参加して、節約を重ねてきたのにまた値上げですか!と抗議の声をあげていました。

 農民連の野呂事務局長から、電力を多く使う農家・酪農家にとっても大きな負担だと訴え。

 北商連の池田事務局長は、先日福島まで行ってきた様子を語って「この現状を前に再稼動と言えるのか」と厳しく批判しました。

 電気料金と再稼動とは別次元の問題で、天秤にかけてはならないと断じたのは福井地裁の判決。

 原発依存を切り替えない限り、北電は値上げを続けることになるのでしょうか。

 粘り強い運動と、国の大元からの転換が必要だと痛感です。

 憲法会議の宣伝では、一生懸命にリーフを配りました(写真は道高教組の小室さんのものです)。

 私を見て「あなた共産党? 私も赤旗を取ってるよ」という方も。

 「(リーフ)もらえますか」と声をかける、子連れのお母さんの姿も。

 まだまだ「世論が沸騰」という雰囲気ではありませんが、着実に不安や心配の声が広がっている感じです。

 なにしろ被爆者から集団的自衛権への懸念が直接に出されたのに、見解の相違だと冷たくあしらった安倍首相。

 形だけでも(形だけしか)しっかり聞いていたのが歴代首相だったのに、まさしく耳を傾けない立場の安倍首相。

 お盆休みをはさみますが、平和を考える8月だけに私は私の持ち場で力を尽くしたい。

 それが新しい社会を準備している、のですよね。

 【今日の句】 戦地には 首相は行かず 口を出し

2014年8月11日月曜日

軍事費よりもくらしを、訓練よりも農地を

 2日続けて矢臼別関連で‥‥昨日、別海町中心街でおこなった米海兵隊移転訓練反対!全道集会。前日の盆踊りの熱気が覚めやらず、熱い集会となりました!

 オープニング前に松平晃さんのトランペット、うたごえ交流、こぶし座の太鼓などで、だんだん気分も高まります。

 川瀬牧場からのバスも到着して、私が主催者あいさつをおこないスタート。

 紙智子参議院議員の情勢報告、畑田重夫さん(91歳!)の特別報告で、さらに情勢の重みを知ります。

 畑田重雄さんは有名な「徴兵は 命かけても 阻むべし 母・祖母・おみな 牢に満つるとも」の短歌を紹介しました。

 今まさに、平和か戦争かの分かれ道。

 政治学者の畑田さんらしく、前日からの話と合わせて平和運動の原点を話されました。

 教員だった私からすれば、その原点は「教え子を再び戦場に送るな」。

 この言葉が、これほど現実味を帯びたスローガンとして現れるとは。

 デモ行進には、他の方が見たには「涙を浮かべて手を振っていた方がいた」とか。

 たぶん別海町には馴染みのないドラムが鳴り響くデモだったかと思いますが、私たちの真剣な思いが伝わったのなら嬉しい限り。

 演習場を抱える町として、交付金やら隊員との結びつきやらで、口に出しにくいこともあるでしょう。

 それでも、隊員を戦場に送ってはならないという気持ちは一緒。

 中心テーマは米海兵隊の移転訓練の中止を求めるものでしたが、さらに大きく動く情勢と、大きな政治テーマも問われていくべき時。

 ただでさえ昨年、着弾が大きくそれて町民から不安の声が上がった移転訓練。

 これからの訓練は、このままでは集団的自衛権を前提にした進め方にもなっていくでしょう。

 車で札幌に戻るとき、広い台地と山々を見ました。

 別海町の連絡会代表・森高さんの言葉を思い出しました。

 「食糧を生み出し命を育む農家こそ、戦争の対極にいる存在です」

 そう語り、農家である自分が平和運動を続ける意味を話されました。

 軍事費よりも、くらし・福祉にまわせ。

 訓練よりも、農地に使え。

 平和の原点を学んだ2日間でした。

 【今日の句】 戦争は きっとなくせる 道がある

2014年8月10日日曜日

50年目の矢臼別も、変わらず時速4kmで

 矢臼別平和盆踊り&米海兵隊移転訓練反対!全道集会から帰ってきました。今日のブログは矢臼別平和盆踊りの分だけ書きます。

 今年で50回目! 半世紀です。

 故・川瀬氾二さんが住んでいた川瀬牧場は、演習場のど真ん中。

 「私はここで生きていたいのです」と、憲法をD型ハウスの屋根に書きこみました。

 川瀬さんの激励も込めて始まった平和盆踊りに、私は7回目くらいかな。

 まわりは演習場だけど、この牧場のなかは何も変わらない。

 川瀬さんが言っていた「時速4kmの人生」そのままです。

 もちろん周囲の支えや全道・全国の連帯があったからこその、半世紀の歴史だと思います。

 急いで車を走らせて夜の開会集会に駆けつけると、すでに大勢の人!

 900人ほどの参加と翌日に発表されましたが、これまで私が参加したなかでもダントツに参加が多い。

 ステージでのあいさつ、文化行事が続くなかでも、参加者からの掛け声も熱い。

 男声合唱「地底のうた」の迫力に、会場も集中して聞いていて、もう心にビンビン響くすさまじさ!

 花火が上がり、盆踊りを踊り、またステージでうたい踊り‥‥私も合唱団アンラコロの元団員として、ちゃっかりお邪魔してうたいました。

 変わらない、変わっていない矢臼別。

 しかし、これを守るためにどれだけの運動があったことか。

 集団的自衛権の行使容認という日本の岐路に、これだけ多くの方が集まったのは心強い。

 そして受け入れの準備をされた、現地実行委員会のみなさんの奮闘に感謝!

 何でも前夜祭から焼肉に肉80kgを仕入れ、何度も野菜は買出しに行き、テントは社会福祉協議会からも借りて、貸布団200組は地元業者さんは100組しかないため根室からも調達したとか。

 ただのイベントではなく、明日につながる運動の力にしなくては!

 参加された方が、そのように感じたことと思います。

 平和な生活を送るために、粘り強く声をあげ続けること。

 大事なものは何なのか、あらためて気づかされた1日となりました。

 【今日の句】 この土地は 戦のために 使わせぬ