2015年1月31日土曜日

首相は国民の声に向き合うべきだ

 与党の賛成多数により補正予算が衆院本会議で可決されました。テレビ中継された赤嶺・高橋両議員の質問はご覧になったでしょうか? わずか2日の審議では時間が足りない!

 今日は他にも、締め括り質疑で宮本岳志議員、総務委員会では田村貴昭議員が初質問をおこないました。

 予算委員会で言うと、これまで日本共産党は約50分の質問時間でしたが、今日は1時間34分。

 議席を伸ばした意味の大きさを、つくづく委員会室で感じました。

 傍聴し議論を聞いて、つくづく安倍政権が国民の声に正面から答えていないことも痛感しました。

 赤嶺さんから沖縄の民意が何度も示されていることや、強行している工事の現状のひどさを告発しても、普天間基地の解決には辺野古の新基地建設が唯一だ、との強弁ぶり。

 それが否定されているのだ、と赤嶺さんが畳み掛けました。

 高橋さんは、福島県浪江町の写真も示して、被災者の声を代弁しました。

 みなし仮設の問題では、前向き答弁もありました!

 私も一緒に調査に行ったので、そばでパネルを持ちながら現地のことを思い出していました。

 被災者に寄り添うような言葉は出てくるけど、原発再稼働に固執する安倍政権を、どうして信用できるでしょうか。

 質問席からは、ズラッとならぶ大臣全員の顔がよく見えます。

 対して質問は1人。

 私も農水委員会で質問して感じましたが、そこで臆せず正面から論戦に挑んでこそ!が大事なのです。

 北海道でいえば30万人を超える方の期待が寄せられて、いま私が委員会室にいるのですから。

 そもそも道理がなく、民意に反する政治を進めているのが安倍政権なんですから。

 来週には参議院での質疑が始まります。

 論戦と運動で、安倍政権の暴走を止めねば!

 【今日の句】 珍しく 国会前も 雪景色

2015年1月29日木曜日

このまま農政改革を進めていいのか

 議員会館へ多くの方が要請などに見えられます。これから予算委員会にも行きます。いろんな問題山積ですが、報道ではTPP妥結へ日米合意が進んできたとも!

 予算委員会では、補正予算の質疑が今日・明日と2日間おこなわれます。

 政府・与党は、30日の夜にでも本会議を開いて衆議院を通過させたいとのこと。

 3兆5000億円を超える規模でありながら、2日間の議論(衆議院)で済ませていいのか。

 日本共産党からは明日13:26~、赤嶺政賢・高橋千鶴子の両議員が質問に立ちます。

 NHK中継もありますので、ぜひご覧ください!

 先ほど自民党・稲田議員の質問を聞きましたが、農協改革・農政改革にかなりの時間を費やしていました。

 農協改革で生産者の競争力は上がるのだと、まるで郵政民営化時のようにバラ色に描いているように聞こえましたが、実態は違うのではないか。

 かたやTPP交渉は、アメリカと①主食用米の輸入拡大、②牛肉・豚肉でも「大きな進展があった」(全米豚肉生産者協議会)--と報道され、甘利TPP相も「1粒も(輸入米を)増やすな、というのは不可能だ」(27日)と記者会見で述べています。

 もちろんTPPは医療、労働はじめ多くの非関税障壁にも関わる問題ですが、一国の食料と地域社会にかかわる重要問題だけに、このまま突き進ませるわけにはいきません。

結局、農協改革の本質はTPP反対の先頭に立つ農協の解体論であり、農地流動化で企業参入も果たせるようにするのが狙いなのではないか。

 しっかりと論戦に挑んでいきたい。

 議員室に昨日はB型肝炎訴訟北海道原告団事務局から、今日は先ほど北商連のみなさんが要請に見えられ実態も伺いました。

 衆議院に共産党の北海道の窓口ができたことも喜んでくださいました。

 さらに頑張ろうと思う日々です。

 【今日の句】 農業の 危機つくったのは どの党か

2015年1月27日火曜日

本格論戦の開始

 午前に「被災者の生活再建等に対する支援強化の申し入れ」を山谷えり子防災担当相へおこない、午後は衆院本会議で補正予算に対する質疑がありました。本格論戦、開始です!

 日本共産党は、穀田恵二議員が質問に立ちました(こちらで見ることができます)。

 まず「イスラム国」による残虐非道な蛮行を強く非難し、政府へ人命最優先の努力を求めました。

 総選挙で安倍政権は国民から白紙委任を得たわけでなく、国民多数が反対している問題を数の力で強行することは許されない。

 沖縄の相次ぐ審判を、政府は一顧だにしないつもりなのか。

 原発も、深刻な事態をそのままに再稼働や海外輸出をすすめるのか。

 消費税増税の深刻な影響、労働者の状態悪化、中小零細企業の経営困難、社会保障の大改悪--国民の実態を、いったい政府は認識しているのか。

 東日本大震災、阪神・淡路大震災の被災者支援を。

 戦後70周年の今年、憲法の平和主義を守ることこそ、アジアの真の友好を実現する道だ!

 このような柱での質問に、安倍首相は正面から答弁していないと感じました。

 なかでも沖縄の審判については、総理はまた辺野古新基地建設の意義を説明していましたが、それに対して下された審判なわけで、県民の怒りを理解していないのではないかと思えるのです。

 そうでなければ、穀田議員が質問したように「およそ民主主義の国とはいえない」のです。

 これから委員会で詰めた質問をおこなっていくわけですが、かみあわせた議論をしていきたい。

 安倍政権の主要政策は、国民多数が反対しているものばかり。

 その民意や国民の実態を突き付けながら、あるべき日本と政治の姿を提起していく。

 読み込む資料は山のようですが、がんばりますよ!

 【今日の句】 速読を 身に着けたいと 思う夜

2015年1月26日月曜日

自共激突の通常国会

しばらくぶりのブログ更新となりました。今日から通常国会! 先ほど政党助成法廃止法案を、新議員団そろって提出してきましたよ。

 長丁場の国会だけに、気力も体力も充実させて国会内外の活動に挑みます!

 ところが一方で、イスラム国による人質事件。

 さまざまな努力がされたものの、湯川さんにかかわる映像を政府は、信ぴょう性が高いと認めました。

 事実なら残念でなりませんし、このような残虐な仕打ちは本当に許されない。

 後藤さんの解放へ、日本政府としても人命優先で、最大の努力をおこなってほしい。

 同時に、昨日の日曜討論で安倍首相は、米国主導の有志連合に自衛隊の後方支援が可能であるとの発言をおこないました。

 日曜討論で志位委員長も、この点には厳しく批判しました。

 いま最優先にやるべきことは後藤さんの安全確保ですし、その後に政府の今回の対応は検証される必要があると思います。

 後方支援と言いながら実態は戦争参加となり、イラク戦争のような泥沼の事態ともなれば、解決とは逆行することにならないのでしょうか。
 

 さて通常国会に先立って出された来年度予算案は、庶民負担増に対して、大企業減税や軍事費拡大という露骨な中身になっています。

 これから議員団全体で質問の割り振りをしていきますが、正面から安倍政権の暴走に立ち向かっていきたい。

 今回の通常国会は「自共対決」「自共激突」になります。

 その論戦の先頭に、私も立ってがんばりたい。

 召集日に合わせて、国会周辺では請願デモや国会行動が連続しておこなわれています。

 時間の許す限り私も参加して、国会内外で暴走ストップを!

 【今日の句】 聞いてきた 地域の声を 思いだし