2015年5月21日木曜日

農協法改定は、生産者のプラスになるのか

 農林水産委員会は、今日から農協法等改定案の審議が始まりました。私も質問に立ち、協同組合としてのあるべき組織のあり方などと、農協の性格が変わることについて問いました。

 そのうち1つだけ上げるとすれば、現行農協法第8条を削除し、改定案では「収益」の言葉が出ることに着目しました。

 協同組合なのですから、本来は営利目的にはなりません。

 しかし、改定案ではその根本が削除され、収益を上げる主旨になっていると思うのです。

 組合員への「最大の奉仕」を農協がすることになっています。

 この「奉仕」の意味があったからこそ、期中に米価下落の補てんや、子牛価格高騰に対する支援もおこなえました。

 収益を上げることを現行法に持ち込めば、期末の黒字化に重きが置かれ、期中の上記のような取り組みはできなくなるのではないか--だから本会議質問でも、その角度からおこなったわけです。

 時間切れとなり質問にできず、また別の機会に問いたいと思いますが、だから農協を株式会社化するのではないかと不安の声が出るのも当然だと思います。

 さらに多くの論点について、問うていきたいと考えています。

 【今日の句】 私とて ポツダム宣言 読んでます

2015年5月19日火曜日

要望や抗議が続く国会前

 野党席から「反対!」の声が上がる中、政府の言う「平和安全法制特別委員会」の設置が衆院本会議で決まりました。このまま成立など許さないため、国会内外で力を尽くします!

 特別委員会の設置が決まったとは言え、まだ本会議での趣旨説明の日程は合意されていません。

 そもそも10本もの重要法案を束ねて、一括で議論しましょうという進め方もおかしい。

 その中身1つ1つも、憲法との整合性などが問われるべきです。

 何より、これまでと見解を180度変えた憲法解釈を前提にして出された法案だけに、大元から大問題です。

 今週末から私も北海道で問題点を伝える活動を強めますが、論戦と運動の力で廃案に追い込みたい。

 さて今日は、朝からJA青年部のみなさんの国会前座り込み激励からスタート!

 TPP国会決議を守れ!とのシュプレヒコールは、議員会館にいてもよく聞こえていました。

 発言のなかに「本当は地元に戻って作業をしたいんだ」との、心からの思いが語られているのも聞こえました。

 そう、TPP交渉などしなければ、こんな集会などする必要もない。

 私も、農家の方から聞いた「今の政府は生産者の方を向いているのか、アメリカの方を向いているのか!」との言葉に触れてあいさつしました。

 いったい誰が得するTPPなのか。

 実態を、さらに多くの(特に「消費者」の方に!)方に広げなければと思っています。

 そして質問で、しっかり政府に歯止めをかけつつ、撤退を求める。

 慌ただしくて毎日更新できていないブログではありますが、しっかり国会議員の本分を果たしていきたいと心から感じる毎日です。

 【今日の句】 この国は 官邸だけの ものじゃない

2015年5月17日日曜日

これが安倍政権の一番の弱み

 沖縄は3万人を超える県民集会! 大阪では大阪市解体に反対多数! 北海道でも昨日TPP国会決議守れ!‥‥日本を大元から壊すことに、根っこでは反対の声が広がっているんですよね。

 東京から急いで戻った北海道のTPP国会決議守れの集会も、熱気あふれるものでした。

 この場にいた自民党の議員のみなさんは、何を感じられたでしょう。

 規模が大きい北海道の農家と言え、さらに規模の大きいアメリカやオーストラリアの農家にはかなわない、根本的な不安があるんです。

 それがわからないのか、TPPに突き進む安倍政権。

 紙智子参議院議員とデモ行進もしながら、シュプレヒコールの熱気に「TPPから北海道を守れ!」との思いを感じました。

 沖縄の声を聞け、大阪の声を聞け、そして北海道の声を聞け!

 
 このデモが終わった後に、国民平和大行進にも飛び入りで駆けつけました。

 「戦争立法」をこのままにして、平和の声を上げずにはいられません!

 毎年いっしょに歩く平和大行進ですが、今年は街角のみなさんの視線も暖かったように思います。

 そう、国会では与党が多数でも、国民の思いが多数とは限らない。

 明日は農業関係調査で千葉県入りしたのですが、しっかりと現場の思いを受け止めたい。

 それが安倍政権の、一番の弱みなんですから!

 【今日の句】 北海道 やっぱり寒いと まだ5月