2015年8月7日金曜日

笠井さんが第1委員会室に戻ってきた!

 衆院予算委員会で迫力の質問をした笠井亮さん! ほんとに嬉しい瞬間でした。対して今日の安倍首相、朝から元気がないように見えたのは私だけ‥‥?

 本会議前、エレベーターが一緒になったとき「緊張してるんですよ~」と、本当に緊張してるように話されていた笠井さん。

 少しずつ身体を慣らしてきましたが、やっぱり復活の舞台は第1委員会室。

 ここは予算委員会など重要な質疑をおこなう部屋ですが、いつもここで論戦の先頭に立ってきた笠井さんは誰が呼んだか「第1委員会室の男」。

 川内原発の再稼動について、国会前でも国民世論も、地元の議会も住民も、火山学会の学者も不安や懸念の声を上げてるじゃないか!と、1つずつ詰めていくなかで笠井さんの声のトーンも上がっていきました。

 昨年までテレビで見ていたのと、自分も議員となり質問を組み立てる経験をして聞くのとでは、笠井さんの一言一言も聞こえ方も違ってくるんですよ。

 まだ無理はしないでほしいけど、笠井さんが戻ってきて本当に本当によかった!

 ところで久しぶりに安倍首相も間近で見ましたが、かなり疲れているのか朝から元気がない。

 ちなみに甘利大臣もお疲れの様子で、こちらはTPP交渉疲れ?

 戦争法案に対する反対世論の広がりに、首相補佐官や自民党議員の問題発言が続いて、安倍首相も追い込まれているかもしれません。

 しかも合意するだろうと見込んで、甘利大臣も「最後の交渉」とまで言い切っていたTPP交渉がまとまらず、次回会合の見通しも立たないのでは安倍首相も相当ガッカリしたのでは。

 日本共産党の衆議院議員21人そろって論戦に立ち向かえるようになって、安倍政権暴走ストップの力は明らかに増しました。

 議論の舞台の多くは参議院に移っていますが、衆議院でも力を尽くしていきたい!です。

 【今日の句】 延長を したこと後悔 してるかな

2015年8月6日木曜日

1人の人生を、安倍首相はどう思っているのか

 どうしても安倍首相の言葉が白々しく聞こえるのは「戦争法案」のせいでしょうか。ともあれ今日は広島への原爆投下の日。核兵器廃絶の思いを新たにしました。

 初めて私が広島へ行ったのは大学1年生の夏。

 多くの方がそうだったように、原爆投下後の広島市と市民の様子を知り大きなショックを受けたのでした。

 どうして人は、こんなに残虐になれるのか?

 どうして人は、こんな悲劇を隠そうともするのか?

 どうして人は、核兵器をなくせないのか?

 当時の私は、頭のなかに「?」マークがいっぱいでした。

 命より尊いものはないと誰もが(政治家も)言うのに、いざ戦争となれば「国のために命を捨ててくれ」?

 昨今の若手自民党議員の「利己的」発言を思うと、なんだか暗澹たる気分にもなります。

 しかし同時に、そんな発言を許さない力強い決意にも励まされます。

 「戦争する国」にしてはならないと、政治活動に進んだ者の1人として、もちろん私も力を尽くしていきたい。

 「戦争法案」もそうですが、安倍政権の姿勢はひどすぎる。

 今日は震災復興特別委員会があり広島には行けなかったのですが、被災地・避難者に対しても一方的に「ゴール」を安倍政権が決めているような感があります。

 委員会後に超党派の集まりがあって、子ども・被災者支援法の精神が、自民党政権になって骨抜きにされてしまっているではないかと議論になりました。

 いったい1人の人生を、何だと思っているのか。

 原爆投下の日に、あらためて自分の初心を振り返ろうと思ったのでした。

 【今日の句】 暑さにも 安倍政権にも 負けないよ

2015年8月5日水曜日

なぜ日本政府はTPP合意を急ぐのか

 日本政府は今月中にTPP交渉の大筋合意まで持ち込みたいようですが、そううまくいくのか? 乳製品や医薬品データをめぐって、かなり距離があるかのように思います。

 閣僚会合後、いろいろと情報収集に励みました。

 合意できなかった状況を見るに、22日からのASEAN経済相会合に間に合わせるのは厳しいのではないか。

 とりわけ日本政府として「最後」として閣僚会合だったのに、ニュージーランドから土壇場で想定外とされる要求が出された意味は、事前に詰め切れなかった日米両政府の外交上の問題だったでしょう。

 こんな終わり方なので、必ず合意できる見通しまで事前に詰め切らないと、米国政府は次回交渉を簡単に了承できないのではないか。

 そのなかで日本政府のみが、官邸からの指示なのかわかりませんが、合意へ急ぎに急いでいるように見えます。

 農産物の譲歩も次々と示され、政府は「交渉中は何も答えられない」と繰り返しましたが、明らかに「前のめり」です。

 そんなに何を急ぐのか?

 来年の参議院選挙を前に、とりわけ農漁村が多い県での反発を和らげるには早く合意してしまったほうがいい、との報道もあります。

 ここまで農産物で具体的な数字が報道されている以上、合意が伸びれば国会での追及(もちろん私からも!)や世論の反発も強まっていくでしょう。

 先日の参議院農林水産委員会で、紙智子参議院議員は「TPP交渉の合意もされていないのに、国内対策を具体化するのはおかしいではないか」と追及しました。

 国内対策を固めるためには、TPPも早く合意をというのなら本末転倒です。

 しかし、いま立ち止まって考えるべきだと思います。

 TPPは、日本とアジアの経済や貿易にとって本当に有効なのか?

 資本主義のもとで、貿易・投資・市場が国境をこえて広がる国際化は避けられません。

 問題は、無制限の利益追求を最優先させるような経済秩序でいいのかということだと思います。

 世界では貧富の格差の拡大、国際的規模での独占化などの問題がある一方、WTOのドーハ開発アジェンダも見通しが立っていません。

 それをTPPのような形で突破するのか、平等・公平を原則とする新しい経済秩序をつくるのか。

 多国籍企業のために市場を開かせるWTOか、資本の暴走を規制するWTOへと民主的改革を進めるか。

 利益が最優先されることで、東芝のような不正会計が何度これまであったでしょう。

 利益最優先と制限なき「成長」論は、市場経済の混乱や地球環境を脅かす側面がある。

 何よりTPP交渉からの脱退を引き続き求めてはいきますが、骨太の論戦にも向かっていきたい。

 まずは日本の国の形を大きく変えてしまうTPPストップへ、力を尽くします!

 【今日の句】 だんだんと 残暑が遠く なりにけり

2015年8月4日火曜日

暑さに負けずマイクを握り

  「大筋合意」とならなかったTPP交渉の状況を政府から聞き、夕方は戦争法案反対の街頭宣伝へ。東京は5日連続猛暑日‥‥全国的にもお気をつけを!

 北海道の気候に慣れた体には、東京の暑さはガマンの限界を超えるレベル。

 幸いに仕事も寝食も冷房設備のある部屋をあてがわれているわけですが、厳しい家計での節約、炎天下での仕事(国会前の警備も!)など、そのような環境にいられない方もいますよね。

 厳寒の北海道には、冬の暖房に欠かせない灯油(代)を支給する「福祉灯油」制度を持つ自治体もあります。

 同じように酷暑のもとでは「福祉冷房」とでも言うのでしょうか、熱中症対策も合わせた取り組みを充実しなければいけないと、この暑さを経験して身をもって実感しました。

 そんな暑さのなかでの宣伝でしたが、足を止めて拍手で応える女性や「がんばれー!」と言って手を振る男性の姿も。

 路上集会などのあいさつはありましたが、東京での宣伝は、実は今日が初めての私。

 ふだんの反応はわかりませんが、これだけの関心があるんですから戦争法案は必ず廃案にできる!

 おっと、そういえばTPPのことを書いていませんが、明日も受けるレクがあるので、まとめて明日にでも書きますね。

 【今日の句】 アスファルト やめて農地に できればな

2015年8月2日日曜日

書記長という仕事で身についたもの

 今日の道党会議で役員改選があり、道書記長の任務から離れることとなりました。すでに衆議院議員としての活動が中心でしたが、また新たな気持ちで国会に臨んでいきたい。

 書記長というのは「方針の正確な実践者」とでも言うべき任務で、委員長という「方針の正確な決断者」と二人三脚で党運営に当たるものです。

 忠実な実践者とは言え、組織や一人ひとりの党員に方針を押し付けるのとは違います。

 理解と納得、合意をつくって、党員と党組織の力を積み上げていく役割です。

 時には文書やニュースの作成や点検、時には重要な会議での取り仕切り、時には専門部との協議や調整、そして専従職員の1人ひとりにも目を配って意思統一をはかる、難しくもやりがいのある役割です。

 日本共産党は国会議員が全権を持つのではなく、規約にもとづき、組織的・集団的に方針の決定や実践をすすめる党です。

 今日のような道党会議も、方針が報告されてシャンシャンと終わるのでなく、各地の代議員の討論を保障し、代議員全員による役員改選の投票をおこなっています。

 何やら組織的な固い話となってしまいましたが、これが政党としてあるべき姿ではないか、と思うのです。

 もちろん1人ひとりの党員には自由な意思があり、方針の決定までには議論を尽くします。

 同時に、集団的に決めた方針は全員で実践し、きちんと検証をおこなうことも規約には認めています。

 日本共産党が93年も続けてこれたのは、論戦や運動の柔軟性や発展もありますが、このような組織的方針がしっかりしているからだと思います。

 日本共産党の姿を、さらに多くの方に知っていただきたいですね。

 【今日の句】 老舗には 続いた理由が ちゃんとある