2015年9月12日土曜日

どの町でも、デモの先頭に青年が

 地元選出の議員を中心に、日本共産党は大雨被害の調査と要望の聞き取りを進めています。少しずつ被害の全容は明らかになるでしょうが、しっかり国が役割を果たすよう求めていきます。

 先ほど北海道でも浦河沖を震源とする地震がありまして、いつ、どのような形で自然災害が起きるかの正確な予測は難しい。

 国の制度や政策は、せめて不安が払拭されるようなものでなければなりません。

 同時に、国政の焦点である戦争法案の廃案へ今日も全力!

 いろいろ回りましたが、写真は南空知管内の自治体から集まって開かれた、岩見沢市での集会です。

 私も国会の情勢報告をしましたが、民主党からのご参加もあり、社民党からもメッセージありで、参加された方ともども連帯感あふれる集会となりました。

 ここでデモの先頭に立ったのは、夕張から来た青年たち!

 高校生もいれば、夜勤明けにもかかわらず「大丈夫です、元気です!」と話していた20歳の青年など、本当に力強い。

 札幌西区・琴似商店街のデモも、先頭を切ってコールしていたのは青年たちでした。

 熱い思いが伝わるのか、お店から出てきてデモをまじまじと見られる方や、手を振って応える高校生の姿もあり、小さい子を連れたお母さんは「ママの会」のフライヤーを受け取っていました。

 デモの後、地域の党員の方から紹介があり、少しお話をさせていただいた方が日本共産党の仲間になってくださるという思わぬ話も!

 いろんな採決日程が報じられている中ですが、政府・与党の希望に過ぎないだけで、野党と国民との共同はそれを許さないでしょう。

 さあ明日も!

 【今日の句】 予想より どんどんデモが 長くなる

2015年9月11日金曜日

被災地支援も、戦争法案廃案も

 大雨被害の実態や、戦争法案をめぐる日程など次々と情報が入ります。私以上に政府には情報が来てるんでしょうから‥‥まずは人命最優先の対応を!

 本会議で改悪労働者派遣法が可決され、本当に腹立たしい思いで飛行機に乗りました。

 10月1日からの「みなし規程」を発効させないための修正可決なんですよ。

 正社員への道を閉ざし、生涯派遣を可能にするような、こんな法案を認められるはずがありません。

 こんなこと急いで可決するくらいなら、政府全体で急いで大雨被害の対策を進めてほしい!

 札幌に着き、毎週金曜日の「フライデーアクション」に参加して国会情勢を報告しました。

 社民党道連の浅野さんも連帯あいさつに見えられ、コールの先頭に立つ青年たちの後に、一緒に並んでデモもおこないました。

 この間の集会では民主党さんとも並んであいさつしたり、このような野党の共同も(いろんな努力はありますが)強まっています。

 今日も「自民党のなかから反対の声はないんですか」と聞かれましたが、この間の総裁選のてん末を見たら、あまり与党内部の造反に期待しないほうがいいと私は思います。

 今は国民の強い反対の声と、野党とがまとまって政府に迫っていくことが大事な局面だと思うのです。

 今日は野党7党・会派の党首会談もおこなわれ、あらゆる手段を用いて強引な採決に反対することを確認しました。

 地方公聴会や参考人質疑を求めて(地方公聴会は16日と決まりました)、そこで聞いた意見をもとに質疑をおこなうよう求めることも確認しました。

 そして暴走とも言える自衛隊の内部資料が明らかになったいま、統合幕僚長の国会招致も欠かせません。

 デモは青年たちの力強いコールに引っ張られ、その勢いは道庁前の反原発行動にも反映されていました。

 高まる世論があるからこそ、矛盾が深まっているだろう内部から告発も出てきやすくなるのだと思います。

 反対世論が高まれば内部から乱れていく--それを政府は心配しているかもしれません。

 いずれにしても国民の合意なしに、しかも憲法違反の法案を、強引に採決するなんてもってのほかです。

 被災地支援も、戦争法案廃案も!

 【今日の句】 急ぐべき 中身も順序も 違ってる

2015年9月10日木曜日

今こそ政府は、国民の命とくらしを守るとき

 深刻な各地の大雨被害に、政府は迅速な対応を! 戦争法案廃案への集会などにも回りながら、これ以上の被害の拡大や二次災害が起きないことも祈りつつ‥‥。

 北海道での水害被害・調査の経験からも感じてきたのは、全損・半壊などの認定の柔軟さと、国からの支援の拡大でした。

 私有財産の形成に国費を投入できないという名目で、これまでも自然災害に対する支援の「壁」があったのです。

 被害を受けた方は、今後の生活はどうしたらと不安ばかりだと思います。

 そういうときに国が、それこそ「国民の命とくらしを守る」のであれば、思い切った支援があっていいのではないのでしょうか。

 さて、写真は本村伸子衆議院議員と参加した「戦争法案に反対する宗教者の会」による国会前集会と、多くの同僚議員と参加した憲法改悪反対共同センターの院内集会でのあいさつ。

 宗教・宗派の違いを超えた共同のように、野党も考えの違いを超えた共同で政府に迫っています、と宗教者のみなさんには紹介しました。

 また、北海道での「ママの会」のことにも触れて、子どもたちに「胸を張って」廃案のプレゼントをと呼びかけました。

 院内集会には子どもたちの姿もあって、和やかだけど芯がある、心が1つになる集会でもありました。

 一方、自民党は安倍首相の総裁再選で1つになっているのか、なっていないのか。

 安倍首相は胸を張って、子どもたちや国民に説明できているのか。

 国会では、いろんな法案が審議されます。

 今回のような人の命に直接かかわる法案において、国会審議はボロボロで、立法事実も成り立たなくなり、民意は反対が多数で、圧倒的多数の憲法学者や弁護士が憲法違反と言っているのに採決に向かうなんて、人の命をなんだと思っているのか!

 強行採決など、絶対に認められません。

 【今日の句】 急ぐのは 悪法よりも 救援だ

2015年9月9日水曜日

国民と野党とが、しっかり手をつなごう

 大雪には慣れているけど、今日の大雨の勢いは何たること。それでも日比谷野音の集会とデモに集まる方の勢いは、もっとすごい! そうだ、勝手に採決日程を決めるな!

 集会には民主・共産・社民・生活の各党代表あいさつに、社大党の糸数慶子参議も紹介されました。

 山下芳生書記局長からは「何としても廃案に!」と力強いあいさつ。

 集会の途中に雨が突然強くなると一気に傘が開くけど、集会への集中度は途切れない。

 ここまで悪天候だと負けないぐらい気合を入れて、雨合羽を着ながらデモも迎えました。

 参議院の審議状況ですが、15日の中央公聴会は決められたものの、衆議院の審議時間数には遠く及んでいないし、衆議院で2回おこなった参考人質疑も1回だし、地方公聴会だって開いていない。

 日本共産党の内部資料で明らかになった問題で、河野統幕長にだってたださなければいけない。

 つまり、まだまだ採決をする環境になんてない!

 法案の中身に怒り、自衛隊幹部の暴走に怒り、国会審議の進め方に怒り、民意を無視することにも怒り!

 政府・与党は16日にでも委員会採決と、緊急上程で本会議可決まで進める方針との報道が。

 間を置いたら反対世論が広がるから、一気に済ませてしまおうという魂胆なら、さらにたちが悪い。

 安倍首相は何度も「ていねいに審議する」と言っていたのでは?

 審議どころか、わざわざ大阪まで行ってテレビに出ていたわけですから。

 反対世論の高まりが野党の団結を固めています。

 今日の集会で民主・枝野幹事長は「党派を超えて、国会内外を問わず、立憲主義を守ろう」とのあいさつもありました。

 雨のデモ激励のあとも、野党議員同士では「おつかれさま!」とあいさつ。

 この局面で一番大事なのは、野党と国民とが、しっかり手を握ること。

 がんばろう!

 【今日の句】 よく見れば 虚構の多数が 少数派

2015年9月8日火曜日

あまりにやり方が滅茶苦茶だ

 参院厚労委員会で改悪派遣法が可決されてしまいました。戦争法案同様、審議をすればするほどボロボロだった法案を、今日いきなり修正して可決だなんて!

 修正とした中身も、「臨時的・一時的業務」に限るとした派遣の原則を投げ捨てることに変わりなし。

 つまり“生涯ハケン”に変わりなし!

 違法派遣から労働者を救済するために、10月から始まる「みなし制度」が発動されるのを避けるために急いで可決させたのが見え見えです。

 派遣労働者を守るための「みなし制度」をも葬り去るなんて、誰のための改定案なのか正体がハッキリです。

 いったい誰のための厚生労働省なのか!

 施行日を過ぎちゃって、今月30日に修正するとして周知期間もほとんどなし。

 こんな滅茶苦茶なこと許されますか。

 参院本会議を経て衆議院に回付されてくるわけですが、とてもじゃないけど認められない。

 そう、この法案も廃案に!

 東京は雨の1日でしたが、朝から「戦争法案絶対反対!」のコールが続いています。

 参院安保特で、15日に中央公聴会の開催が議決されたとのこと。

 内部文書問題だって、河野統幕長にたださなければいけない。

 もう頬かむりして採決に進むつもりなのでしょうか。

 高村氏は「国民の理解を得られなくても成立めざす」と居直っているとか。

 国会内外で力を合わせて、何としても廃案に追い込みましょう。

 【今日の句】 居直って 国民主権も 無視するか

2015年9月7日月曜日

被災地で変わらないこと、変わること

 震災復興特別委員会の視察で、宮城県内を回りました。いろんな課題があるなかで、住まいと生業の再生・復興には力を尽くさないと--との思いを新たにしました。

 回った自治体は東松島市→松島町→利府町→亘理町→岩沼市。

 それぞれに首長さんや職員さんから復興の現状や課題を伺いました。

 自治体ごとの状況は違いがあるので、国としては支援策も柔軟さが求められるのは当然ですが、継続性を約束することも大事と思いました。

 どこでも災害公営住宅は早く建設をと努力されてますが、遅れがでないかとの不安もつきまといます。

 漁港などの防災機能強化事業でも、専門的な事業ということもあり入札不調になっている状況もあります。

 住民合意のもとで集団移転が進んだ後も、新たなコミュニティーづくりや生き甲斐づくりに苦労されているとのお話も伺いました。

 間もなく震災4年半で、変わらぬ要望と変わっていく要望があるんですよね。

 ていねいに実態を踏まえた政府の対応を、と思った1日でした。

 【今日の句】 急ぐなら 採決よりも 被災地を

2015年9月6日日曜日

勢いにのってデモ2周

 悪さをしていた夏風邪も追い払い、元気に各地のまつりや集会へ! 写真は道弁護士連合会主催の集会ですが参加は2000人超、パレードも熱気があふれてすごい!

 政党あいさつでは、日本共産党の私に、民主党からは徳永エリ参議が駆けつけました。

 徳永参議とは2010年の参院選選挙区でたたかった間柄なのですが、今日は2人でそろって手を挙げて参加者に応えました。

 これだけの世論が、野党の共同を進める力にもなっているんですね。

 パレードは札幌大通公園から、東進・北上・西進・南下とスタート地点に戻るコースなのですが、先頭が着いたときに第8梯団がスタート!

 つまり札幌中心街を、パレードがグルッと取り囲んだ格好です。これはすごい!

 先頭を歩いた私でしたが、これは行かねばともう1周。

 道労連の方々が先導する梯団だったこともあり、ドラムもにぎやか、コールもアップテンポ!

 2周もすると、注目と声援が本当に多いことに気づかされます。

 会期末まで残り3週間、いろんな採決日程が報じられていますが、これだけの反対世論を無視した強行採決は絶対に認められない。

 明日は東京を離れて委員会視察の1日になりますが、しっかり国会の方にもアンテナを張っていたいと思います。

 【今日の句】 もうデモは ドラムなしでは 寂しいな