2015年11月7日土曜日

国民連合政府の実現へ、語るつどい

 福島から札幌へ、今日は「国民連合政府」を中心にした国政報告会。緊急にもかかわらず、どこも会場いっぱいに!  この力で情勢を前へ進めたいものですね。

 私からは40~50分で国会情勢を報告しましたが、長い時間にもかかわらず集中して聞いてくださることに、何より感激です。

 情勢の激動期だけに、すごく関心が高いんですよね。

 次から次へと寄せられる質問も遠慮ない。

 「いつから志位さんはこの構想を考えていたのか、聞いた時の議員団の受け止めは?」

 「内閣に入った場合の対応は?」

  「国政で自民党とたたかいながら大阪では組んでいるのは、どういう経過?」

 「臨時国会を開かない理由は? こういう時は答弁書のような紙で回答ないのか?」

  「質問は事前の通告なしにおこなった方がいいのでは?」

 などなど、日常の国会の仕組みにも質問が及び、ふと「あれ、どうだったけ?」と思うような質問もありました。

 リアルな情勢も含めて国会議員でしか実感できていないこともあるので、こういう機会は本当に大事にしたいと思います。

 「新聞で活躍を見るたびに感激している。ここにいるみんなでがんばったんだから」と話されて、議員バッジを嬉しそうに触られる方もいて、こういうみなさんに支えられているんだと感謝の気持ちも強まりました。

 維新の党の分裂で衆議院は野党第2党に並んだわけですが、タナボタではなく昨年の躍進があったからこそ。

 やっぱり政治を動かす力は、国民の力であるわけです。

 この流れを強めて、必ず国民連合政府を実現しましょうと私から最後に呼びかけました。

 それにしても今日の札幌は寒い!

 ブログをお読みのみなさんの地域も、本格的な冬の便りが届いているころでしょうか。

 自宅に着いて「そうだ、タイヤ交換しなくちゃ」と‥‥冬の準備も少しずつ、ですね。

  【今日の句】   布団から  出ずに子どもは  いもむしに

2015年11月6日金曜日

福島からも、安倍政権へ審判を

 午前は来道されたキューバ大使と懇談、午後は杭打ちデータ流用問題で新篠津村へ、夜は福島市で宮本しづえ候補応援へ……あらためて丈夫な体に育ててくれた両親に感謝!

 どのことも書いたらきりがないのですが、特別な意義がある福島県議選を一言触れたい。

 くらしと雇用、原発・賠償……あらゆることが争点ですが、個人演説会で私は「安倍政権へ審判を」と強調しました。

 いろんな機会を通じて、安倍政権の異常さにNOを突き付けなければいけないと思うのです。

 このままの日本でいいのか、福島を切り捨てるような政府でいいのか、今までの怒りや悔しさをぶつけなくていいのか。

 私は福島県出身でもないし、地元で苦労されてる方の何分かの一も体験していないかと思いますが、石巻市生まれ・育ちで震災の苦労を間接的にでも感じたものとして、声をあげないと私自身も気が済まない。

 宮城県議選では日本共産党の躍進で、安倍政権への審判を示せましたが福島県でこそ示してほしい。

 何より、県議会で県民第一の立場で奮闘した宮本しづえさんなんだから……との思いで、支援を呼びかけました。

 明日の早くに北海道へ戻るため、今は仙台のホテルにいます。

 私は私で、やれることをすべてやっていきたい。

 明日は札幌で「国民連合政府」実現へ、つどいもおこないます!

 【今日の句】 必ずや もっと議員を 増やしたい

2015年11月5日木曜日

誠信の外交

  日韓国交正常化50年の今年。北海道でも韓国総領事館主催のフォーラムが開かれて参加しました。参加国会議員は私だけで来賓席まで用意されて恐縮でしたが、フォーラムでは多くのことを学びました。

  フォーラムは鄭在貞(ジョン・ゼジョン)・ソウル市立大学教授、仲尾宏・京都造形芸術大学客員教授の発表・問題提起を受けて、趙世ヨン(=日へんに英)・東西大学日本研究センター所長、遠藤乾・北海道大学教授が討論に加わる形式のもの。

  鄭教授は、紀元前から今日まで「人間の移動と文化接触」「戦争の衝撃と社会変動」「物資の交易と生活の変化」という点から両国関係の密接さを説きました。

  仲尾教授は「朝鮮通信使と江戸時代の日本」と題し、両国の「誠信」の交わりについて今日に生きる形でお話しされたことが印象的でした。

  当たり前ですが隣国同士で緊張関係などない方がいいわけで、研究・民間レベルでは様々な交流がされていますよね。

  交流の時間に、ある大学の先生に声をかけられました。

  「韓国でも中国でも国民同士で話をすれば、対立はないんだよ。政治レベルの話じゃないか」

  確かにそのとおりで、特に安倍政権のもとで緊張関係が強まってきたのが事実だと思います。

  今日のフォーラムでも「私は日本人だが、日本の責任が大きい」との発言がありました。

  だって安倍首相は8月の談話で、日露戦争を肯定的に評価しましたよね。

  日露戦争の戦場の舞台は、まさしく半島だったわけです。

  「勝利」した日本は、その後に日韓併合へ進み、韓国内の抵抗運動も鎮圧しました。

 この事実1つ見ても、安倍政権の歴史観に疑問を投げかけざるを得ないのです。

  江戸時代の「誠信」の外交とは、「偽らず、争わず」とのこと。

  両国の未来にとって、歴史を直視することは欠かせないとの思いを強くしたフォーラムでした。

  【今日の句】 ちっぽけな 排除を超えて 連帯へ

2015年11月4日水曜日

「活躍」以前に「安心」を

 今日の議員会館には、北海道から要請に来られた方が続々。「保育料の大幅値上げ見直し、保育士の処遇改善を」「給付型修習手当を」‥‥安倍首相、この声を受け止めよ!

 北海道でも議員会館でも多くの要望が寄せられるたび、臨時国会を開こうとしない政府・与党の姿勢に腹立たしくなります。


 昨日、日比谷野外音楽堂で「子どもたちによりよい保育を大集会」が開かれ、そのまま国会要請に来られたお母さんや保育士さん。

 実は、その前日から保育料値上げ問題等で政府交渉にも来ていて、その本気度があらためて伝わってきます。

 「政府に『月3万円も保育料負担が増えたら困りませんか』と聞いたら『困ります』と答えるくせに、対応を求めたら何も答えなかった」

 「きょうだいが多いと、誰かが風邪をひけば次々とうつっていく。仕事を休めば家計も苦しくなるし、本当に大変です」

 「若い保育士が次々と辞めていく。給料が低いのが1つの問題で、政府は子育て支援を言うなら保育士の処遇改善を」

 どれもまっとうな意見ですし、4歳の子を持つ私としても納得できる話ばかり。

 日本共産党の国会議員は全員同じ立場ですよと話して、私も力を合わせることを約束しました。

 司法修習生の給付型手当の実現は以前にも書いたことがありますが、これは自民党内でも賛同議員が広がっていて、あとは「その気」になるかどうかまで来ているのです。

 それは当事者や弁護士の声があったからで、今日来られた方も切々と現状を訴えられました。

 「大学で借りた奨学金を、修習貸与金で返す『多重債務』状態です」

 この話に思わずうなりました。

 だって多重債務の相談を受けたら弁護士さんは債務整理を持ちかけるのでしょうが、そちらの世界でこそ多重債務問題が起きるだなんて。

 保育料・保育制度にしても奨学制度にしても、この国は誰のための政治をやっているのかと腹立たしくも情けなくもなります。

 とはいえ泣き言を言うのが国会議員の仕事ではないので、しっかりと実現へ向けて反映させていきたい。

 それだけに重ね重ねになりますが、臨時国会を開こうとしない政府・与党が腹立たしい。

 国会でも力を尽くしますが、世論と運動で安倍政権を追い詰めましょう。

 【今日の句】 活躍を 言うより前に 安心を

2015年11月2日月曜日

「共産党は見られているんだよ」

 宣伝や訪問・懇談に思わぬ来客(?)と、慌しかった月曜日。次号「議会と自治体」へ掲載予定の文章も書き上げて、ほっと一息の夜です。

 テーマは“北海道におけるTPP「大筋合意」の受け止め”。

 どうしても関税など数字上の問題が出がちですが、そこに表れない現場の思いを代弁する形で書いたつもりですので、ぜひお読みください(掲載が確定したら再度お知らせします)。

 今日も北海道弁護士会連合会や中小企業家同友会などなど、多くの方と懇談をさせていただきました。

 激励や要望もいただき、安倍政権を打倒するのはいいけれど「その後に日本共産党はどうするか」ということを、政策などもさらに具体的にしていかなきゃなと痛感しました。

 宮城県議選の結果は各所で話題になって、それだけ日本共産党は見られているんだよ、何を話すか注目されているんだよ‥‥と。

 経済、社会保障、外交など語るべき課題は多いのですが、同時に身近な問題も1つずつ解決していかなければ。

 まずは所属が農林水産委員会なのですから、TPPはじめ生産者の声を代弁することを貫きたい。

 そのうえで米価・魚価など、生産者の手取りが確保されるための取り組みを進めていきたい。

 農水省の予算や事業のなかでも、現場を元気にできるものはあるだけに拡充や充実をはかりたいと思うのです。

 もちろん「ダメなものはダメ」ということも、生産者を守る大事な活動ですから譲らずがんばりたい。

 安倍首相のもとで自民党内から異論が出ない状況は異常だという話もあり、ここは野党の出番、何より日本共産党の出番。

 しっかり役割を自覚して、がんばります。

 【今日の句】 あらためて 議員バッジの 重み知る

2015年11月1日日曜日

なかなか演説は難しい

  今日の札幌は久しぶりの青空。憲法改悪反対共同センターでの国会情勢報告へ行く途中、大通公園で映えていた紅葉に心もなごみました。

  集会あいさつや懇談などで「国民連合政府の話し合いはどこまで進んでいるの」という質問が寄せられるのですが、相手のあることですし、なかなか答えにくい。

  しかし、党首会談の継続で一致したり、5野党と市民・団体とのみなさんの懇談も始まったりと
これまでにない変化が生まれているのは事実です。

  一定の時間が必要なことを考えれば、まだスタートに立ったばかりなんですよね。

  さて、集会でのあいさつや演説って、やはり難しいものとあらためて感じています。

  聞いている方の思いや願いに、ピタリとかみ合っているかどうか。

  安倍政権の問題点、解決の方向、条件と可能性--いつもいつも反省を糧に、次の機会に挑んでいます。

  依頼されている原稿の締め切りが近く、子どもたちが寝静まった今からパソコンに向かいます‥‥。

  【今日の句】   画面見て  進まぬ長い  秋の夜