2016年4月5日火曜日

今日のTPP審議状況(4/5)

 今日の本会議、明日は委員会で趣旨説明となるTPP。理事懇では甘利・フロマン交渉の論点メモが提出されましたが黒塗り!

 秘密保持義務という、TPPの重大な問題点があらためて露呈された格好となりました。

 初めは提出を渋っていた政府側でしたが、このままでは審議が進まないという判断から今日になって提出となったわけです。

 しかし、会合名と日にち以外は黒塗りなので、何もわかりません。

 今後の審議で質すことになりますが、このような状況が続くとなれば納得などできません。

 今日の理事懇では、今後の審議の持ち方も確認しました。

 西川委員長には、中立公正な委員会運営と、十分な資料を政府・関係者に提出するよう指導すること。

 委員会の定例日は火・水・金の週3日で、総理入り質疑は柔軟に対応。

 委員会審議は、冒頭総括的質疑、集中審議、参考人質疑、中央公聴会・地方公聴会、総括質疑を確認しましたが、テーマや回数など具体的なことは今後の協議となります。

 委員会の張り付け大臣は、TPP担当大臣、外務大臣、農林水産大臣(外務大臣は外交日程等については配慮)で、質問者の要求に応じて関係大臣の出席も。

 甘利前大臣の参考人出席は理事会協議となりますが、鶴岡主席交渉官は参考人としての答弁することが確保されました。

 今日の衆院本会議で笠井亮議員が質問に立ちました(こちら!)が、日本共産党は徹底審議のうえ問題点を明らかにし、国民的世論も高めながら批准阻止の立場です。

 必要な情報開示がなく、国会と国民が理解できないまま批准だなんてことは、もちろん認められません。

 しかし今日の質疑で、石原担当相は「制約があることのご理解を」、安倍首相はこれまで200数十か所の説明会をしてきたことも上げて、今後も「ていねいな説明をする」と言いますが、それなら必要な情報を出すべきです。

 中身としても、正確な答弁は会議録を待ちますが、さまざまな懸念は当たらない、新たに日本が変更を求められることはない、などの繰り返し。

 1問1答ができる委員会で、詰めていかなければなりません。

 STOP!TPP官邸前アクションに、遅くなって状況報告に駆けつけました。

 理事会対応も、委員会質疑も、できる限り情報発信に努めます。

 【今日の句】 隠すのは 不利益あると 疑われ

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