2016年9月27日火曜日

コメのSBS(売買同時入札)問題が浮上

 今日から代表質問。衆議院では明日、日本共産党・志位委員長が午後2時50分ごろから! TV・ラジオ・ネットでぜひ!

 今日は民進・野田、自民・二階、民進・大串の各衆議院議員。

 どの問題も重要ですが、私の今後の論戦で関係する部分で言えば大きな関心はTPPと、重大問題に浮上してきたSBS問題。

 これは、コメの売買同時入札という制度なのですが、国産米より安い外国産米が流通していた疑惑が発覚したのです。

 外国産米を輸入商社が調達し、国が買い取って事実上の関税をかけて、卸業者に売り渡します。

 商社と卸業者が、いっしょに入札に参加することで需給が一致するので、国は外国産米を保管する必要もなくなります。

 年間10万トンが輸入されていますが、商社から卸業者に「調整金」が渡され、その分で市場には安く流通していたのでは、という疑惑です。

 そうなると問題なのは、「国産米と外国産米は同水準」の価格になるはずと説明していた政府・農水省の根拠が揺らぐことになります。

 しかも、TPPで新たなコメ輸入枠が増えても影響はゼロとした政府試算の前提も崩れることになります。

 さらに、この情報を農水省が知っていた(メールが届いていた)となれば、知っていながら虚偽の説明をしていたのでは--。

 政府・農水省がどこまで知っていたのか、知っていて国会へ「影響ゼロ」と説明してきたのか全容解明が必要ですし、国産米はTPPでも「影響ゼロ」と言えるのか根本的な疑問が湧いて当然でしょう。

 多くの米作農家から「だまされたのか」との声も聞こえます。

 とりあえず書くのはここまでにしますが、しっかり追及していきたい。

 今日は米大統領2候補のテレビ討論もありましたが、TPPは2人とも反対基調。

 TPP自体の問題点も、さらに明らかにする論戦を準備しています。

 【今日の句】 ていねいに説明 総理は言うけれど

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