2016年3月12日土曜日

本格化してきた共同の力

 衆院道5区は国民+野党! 池田まきさん押し上げに、野党がそろって集会や宣伝へ。私もマイクを握りました。

 1枚目の写真は石狩市ですが、右に池田まきさんと小川勝也参議(民主)、左に上田文雄前札幌市長と松木けんこう衆議(維新)。

 2枚目はわかりづらいのですが、池田まきさんの右隣に徳永エリ参議(民主)、左隣に私がいて、その隣には佐藤のり子元札幌市議(市民ネット)。

 両所とも、市民や地方議員が中心となって場を作り、野党の国会議員も駆けつけたということです。

 私からは、①北海道とともに国政でも5野党が4項目で合意したこと、②介護職の処遇改善で共同提案した輪のなかに、ヘルパーとして現場を知っている池田まきさんに加わってほしいこと、③安保法制(=戦争法)と安倍首相の改憲の危険性、④「野合」批判は、与党が国民の共同という流れを見えていないこと--を中心に話しました。

 私の話を初めて聞くという方もいるでしょうから、国民が政治を動かして野党共同が実現してきたことと、安保法制の危険性の中身を、ていねいに伝えることにしました。

 院内集会などで各党議員が集まりあいさつすることはありますが、選挙に向けて、共同で演説するのは初めての体験。

 
 自民党は道5区へ、国会議員を多数動員するとの情報もありますが、焦りの表れでしょう。

 比べれば野党の国会議員は少ないのに、それほど動員するのは小選挙区制による「虚構の多数」ゆえ。

 2014年の総選挙で、自民党の比例得票(絶対得票率)は17%。

 国会では多数でも、国民的には必ずしも多数の支持にはなっていないんですよね。

 野党は野党で力をつける必要があるのですが、大義をもって共同しているのですから、自民党が慌てるのも当然です。

 池田まきさんからは、安保法制の廃止とともに、安倍政権のもとでの改憲は危険だとも。

 集会も宣伝も熱気があふれましたが、さらに押上げをはかりたい。

 共同の場面と、各党の独自の取り組み、そして市民みずからの行動が重なり合って、さらに浸透できるように。

 私も私の役割を果たしきって、勝利に貢献したい!

 がんばりますよ。

 【今日の句】 官邸を 市民の力が おびやかし

2016年3月11日金曜日

言葉の重み

 追悼式への参加で来た石巻市。夕方にチラチラ雪も舞い、5年前の記憶を思い出された方もいたかもしれません。

 あらためて多くの犠牲があったことに、心から哀悼の意を表します。

 ご遺族のみなさまにもお見舞い申し上げます。

 何より今も苦しまれている、被災された全ての方々の力になれるよう決意も新たにしています。

 追悼式の前後に、打合せを兼ねて三浦一敏県議と日和山・大川小学校へも足を運びました。

 日和山から見た門脇方面には、復興公営住宅が建設中。

 大川小学校では、三浦県議のお知り合いの、お子さんを亡くされた方ともバッタリ会い、少しの間お話も聞きました。

  親御さんの中には、今だ学校跡に来られない方もいらっしゃるとのこと。

 胸がつぶれる思いで、話を伺いました。

 いくら政府が「復興は着実に進んでいる」と言おうと、受けた辛さは消えていない。

 成果が上がっていることを示したいだけに言っているのであれば、被災者に寄り添うとの総理の言葉は信じられなくなるでしょう。

 まだまだ政治のやるべき仕事はあるはずです。

 時間で言えば5年という節目ですが、一人ひとりの人生で言えば、まだまだ一区切りさえつかない方がたくさんいます。

 住まい、商売、健康……どこまで国は掌握しているのでしょうか。

 そういう時の議員なのですから、しっかり実態を反映させていきたい。

 【今日の句】 総理から 伝わる言葉 なかったなあ

2016年3月10日木曜日

被災地のリアル

 本会議を前後して有明問題での院内集会と懇談、夜には3.11を前に日弁連の集いへ。やるべきことの多さに、責任も感じた1日でした。

 すべてにおいて大事なことと理解しているつもりではありますが、石巻市出身の私としては、この時期は東北に思いを馳せざるを得ません。

 写真は東松島・阿部市長の講演ですが、その後に石巻市で在宅被災者の支援をされている話を聞いて、国では何をしなければいけないのかと痛感しました。

 私も、石巻市で経験したことがあります。

 昨年の宮城県議選挙で石巻市へ行った際、大街道地区で2階は無事だけど1階は流されているという家を見たのです。

 支援金を受け取ったら仮設には入れないし、さらなる支援金も受け取れない。

 結局、若干の家の手直しだけで今も住み続けているわけです。

 現地の報告では、トイレも風呂もなかったり、壁が直せず隙間風が吹き続け寒い冬を過ごしているなど、今も非常事態との告発がありました。

 国政の一端にいる者として、あらためてですが、責任を痛感したのでした。

 明日は石巻市の追悼式に参加する予定ですので、今日の話をふまえて被災地のリアルな現状を国政へ反映させたいと思っています。

 【今日の句】 なぜ公助 最後にしたんだ 言えるのか

2016年3月9日水曜日

なぜ国会にも国民にも明らかにしないのか

 今日は衆議院の多くの委員会で、大臣所信に対する質疑がおこなわれました。私は農水委で、TPP情報公開問題を追及!

 衆議院インターネット中継で見ることができますので、私の前に質問した斉藤和子議員と合わせて、ぜひご覧くださいね。

 私の質問の柱は2つ。

 ①日米の交換公文の内容についても、TPP本体にあるような再協議が仮にあった場合、「国益を害するものについては合意しない」のか。

 →合意しない。

 ②「7年後の再協議」条項は、日本はオーストラリア・カナダ・チリ・ニュージーランド・アメリカ合衆国との協議となるが、それ以外の国同士は協議をしない。つまり、日本だけが個別協議をする内容になっているが、なぜなのか。

 →交渉にかかわることなので詳細は言えないが、全体のバランスを考えてのこと。

 特に②については、国会決議で「交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置すること。」との内容には、明らかに反していると指摘しました。

 協議のなかでは米豪・米NZなどの間でも、センシティブな問題が議論されていたはずです。

 それなのに「7年後の再協議」は日本だけが背負った格好で、なぜなのか、という素朴な疑問が生まれます。

 それが国会にも、国民にも明らかにできないのに、国益を害しないという根拠はどこにあるのでしょうか。

 まだまだ厳しく、問わなければいけません。

 【今日の句】 再稼働 止めたぞ次は TPP

2016年3月8日火曜日

暴走を止める絶好の機会

 明日は衆院農水委員会、斉藤和子議員13:45~14:20、畠山14:20~14:30。私はTPPの情報公開について問います。ネット中継で!

 いよいよと言うべきか、今日の閣議でTPP承認案と関連法案が決定されました。

 「生きた協定」「21世紀型の経済ルール」と言いますが、つまり多国籍大企業が利益を上げられるように関税障壁も非関税障壁もなくしていき、それに反する事態が起きればISDSで訴えられるというのがTPPの基本的構造だと思います。

 農産品が大量に輸入されることに、政府は「攻めの農業」で海外輸出を増やせば日本農業は生き残れるかのように言います。

 しかし、相手国の食文化・食環境が違うわけで、輸出だけに頼って、どれだけの農家が成り立っていくのか。

 政府の大事な仕事は、国内に食料を安定供給するということのはずですが、まったく眼中にないかのようです。

 国民皆保険制度など、国民生活にかかわる分野も「現在の状況を変えるような条項はない」かのように政府は言います。

 しかし、米国との交換公文では、この分野での協議が約束されていますし、制度が残れど空洞化するようでは意味がありません。

 特別委員会での議論は4月からとなりそうですが、国民生活と日本経済の全般にかかわることなので、日本共産党議員団として論戦に立ち向かう予定です。

 3月~4月は国会質疑と衆院道5区補選とで大忙しとなりそうですが、安倍政権の暴走を止める絶好の機会だけに両立させてがんばりたい。

 期待を込めて与えられた議席なんだから!

 【今日の句】 強者だけ 残ればいいのか TPP

2016年3月6日日曜日

パソコン前に論戦準備

 明日の参議院予算委員会では、紙智子議員が質問に。衆議院でも農水委員会が開かれる見込みです。国会論戦に注目を!

 農水委員会では斉藤和子議員が中心に、私も少し時間をもらって質問に立つ予定です。

 短い時間であればあるほど、質問を鋭くしないと詰め切れません。

 うーんうーんと頭を悩ませて原稿の案をつくったのですが、議員数が少なかったときは、このような限られた時間で論戦をしていたのかと、ふと思いました。

 パソコンを前に私が悩んでいる間、家では早くも子どもたちが兜飾りの準備。

 小学校も、あと3週間で春休みとは! 時間が経つのが早いな~。

 TPP審議や衆院道5区補選が待ち構える3月・4月は、大車輪の働きをしなければと思っています。

 【今日の句】 子どもらは 桜の季節の 準備かな