2016年5月6日金曜日

本気で地方創生と言うのなら

 各地をまわって帰り際にスーパーに寄ると、熊本県産のスイカがありました。思い出しました--。

 熊本地震では、多くの方が亡くなりました。

 その中のお一人、ある若い女性の実家がスイカ農家。

 まだ心の傷も癒えないのに、大きくなるスイカを前にすれば急いで働かなければいけません。

 日本農業新聞に出ていた、その記事が心から離れなかったのです。

 熊本から遠く離れた北海道で、そのスイカと出会うなんて。

 本気で地方創生と言うのなら、第一次産業はじめ、医療・交通・自治体の機能維持などの展望が見えるようにすべきです。

 しかし実際は、構造改革路線のなかで「北海道に住むなということですか」(今日聞いた言葉)と「地方切り捨て」を感じている方が多い。

 この声、しっかり届けなければ。

 【今日の句】 利潤だけ 追った世界は 情けなく

2016年5月5日木曜日

子どもといっしょに再稼動反対

 泊原発が止まって今日で丸4年。こどもの日は毎年、原発ゼロを訴えるパレードに参加しています。今年は下の子と!

 家を出るときから「今日は『戦争反対』に行くんでしょ」と言うので、「それでもいいけど、今日は『再稼動反対』だよ」と話しながら札幌・大通公園へ。

 原発を稼動せずとも4年。

 再生可能エネルギー普及は歩みが遅いものの、技術的には前進しています。

 原油市場の低価格と相次ぎ電気料金値上げで、北海道電力も赤字を脱出しています。

 北電のみならず各電力会社は「電力の安定供給には原発が不可欠」と言いますが、新たな技術革新を進める契機としてほしい。

 福島第一原発事故は、いまだ事故原因がわからないし、収束の目処も立っていない。

 過酷事故が起きれば賠償コストは莫大なものになるし、くらしや産業にも大きな打撃を与えます。

 「トイレなきマンション」と言われ続け、使用済み核燃料の処分方法が決まっていないのに、将来に先送りすることは無責任とならないのでしょうか。

 原発立地地域は、関わる交付金に頼らざるを得ない現状もあるだけに、国の責任で経過措置や産業振興策を検討する必要もあります。

 少し風が冷たいなかでしたが、元気なコールに町を歩く人も注目!

 下の子も最後まで元気に歩き通し、約束していた焼きトウキビや焼き鳥を手に満足顔。

 大人になっても覚えているかな。

 【今日の句】 鯉のぼり 見ながらデモの こどもの日

2016年5月4日水曜日

こどもの日を前に

 しばし今日は家族団らん。しばらくぶりに子どもと遊ぶと、こんなに体力が必要だったとは‥‥と。

 自分のペースで遊ぶ5歳の息子ですが、そんな子ども時代が大切にされてこそ、ですよね。

 一方で国内外に目を向ければ、被災地の子どもたち、紛争下にいる子どもたち、貧困にさらされる子どもたち‥‥のことを思うと胸が痛みます。

 彼らには参政権もなく、自分の置かれている状況も正確にわからないのですから、大人ががんばらないと。

 総務省の発表によれば、子どもの数が35年連続で減少し、今年も最小を更新したとの報道が。

 そうであるなら子育て関連費用は相対的に増えていていいはずですが、現実はそうあらず。

 どの子も笑顔の毎日を、と思わずにいられません。

 【今日の句】 数年後 きっと駆けっこ 負けてそう

2016年5月3日火曜日

もっとおおきなたいほうを

 新しい情勢のもとでの憲法施行69年目! 札幌の共同集会には、補選で大奮闘した池田真紀さんはじめ1200人!

 日本共産党は紙智子参議、森つねと参院道選挙区予定候補、宮川潤・佐野弘美の各道議、伊藤りち子・小形香織・田中啓介の各札幌市議(他にも来ていたかもしれませんが会えずじまいですみません!)に、もちろん私も参加。

 その後の宣伝などがありデモ行進には参加できなかったのですが、SNSなどで様子を見ると明るく元気なアピールとなったんですね。

 安倍政権が改憲姿勢を鮮明にし、しかも自民党改憲案を見れば前近代的ともいえるべき内容に驚くばかりで、現状は確かに危機的な状況です。

 しかし、昨年の安保法案=戦争法案反対の運動から、今は国民・市民と野党の共同が安倍政権を選挙でも追い詰めているわけですから、私は悲観的にはなりません。

 同時に、より多くの方に政治的関心を持ってもらい、行動や投票に結ぶにはどうしたらいいか‥‥と考える毎日です。

 街頭宣伝では、絵本「もっとおおきなたいほうを」を紹介しました。

 昨晩、ちょうど子どもに読み聞かせた絵本で、一言で言えば、王様とキツネが大砲の数や大きさを競うものの、キツネに化かされた王様は「何でこんな大砲をつくったんだ」と嘆き、最後は大砲を半分に切ったお風呂にみんなで入ってめでたしめでたし、という内容。

 抑止力というもののムダさ加減を教えてくれているように思えたのです。

 集団的自衛権は言うまでもなく他国防衛であって、明確な憲法違反です。

 同時に、北朝鮮や中国を持ち出して「これが抑止力になる。戦争を防ぐ力になる」との論調もありますが、抑止力なるものの本質を見る必要があると思います。

 抑止力の「化けの皮」がはがれてみれば、絵本のようなことなのでは。

 平和主義を壊すだけでなく、基本的人権の制約も堂々と記す自民党改憲案を見過ごしておくわけにはいきません。

 参院選でも、重要な争点です。

 札幌の5月にしては暑い1日は、憲法改悪させない熱い思いを交流された1日でもありました。

 【今日の句】 平和だと 総理言うたび 疑わし

2016年5月2日月曜日

こういうお話を聞きたい

 連休の狭間からか、朝宣伝も通勤する人が少ないような‥‥しかし、チラシを受け取る人の割合も多いような。コツコツがんばることが一番ですね。

 先日も支部のみなさんと回っているときに、「他党は信用できないが、一貫して変わらないという点では自民党と共産党は信用できる」という方ともお会いしました。

 自民党が筋を通しているかにはコメントしませんでしたが、しかし政治路線上を見れば、間違いなく「自共対決」です。

 別の方は、衆院道5区補選での共産党の対応に感激した様子で、「友だちに『比例は共産党』と広げてますよ」とありがたいお話。

 別の方からは、保育士をしている娘さんの給料の低さに「私たちの世代よりも、子や孫の世代を何とかして」との訴えも。

 じっくりと生活の実態を聞き、それを国会に反映させてこそ「代」議士。

 北海道にいる連休中も、できるだけ多くの方に会いたいですね。

 とはいえ、今日が締め切りの原稿に終日時間を割いて‥‥何とか5000字を書き上げました。

 明日は憲法記念日、集会とアピールパレード、そして街頭宣伝に取り組みます。

 【今日の句】 知らんぷり しながら耳を 向ける人

2016年5月1日日曜日

メーデー万歳

 札幌会場は参加者3500人でNO WARの人文字! 晴れた青空も後押ししてくれているようで、元気の出るメーデーとなりました。

 黒澤幸一・道労連議長のあいさつ後、5区補選で大奮闘した池田真紀さんもサプライズ登場!

 日本共産党は紙智子参議院議員が代表してあいさつし、壇上には森つねと参院道選挙区予定候補と私が並び、宮川潤・佐野弘美の各道議、日本共産党の札幌市議団も紹介されました。

 農民連により餅まきや抽選などもありましたが、「たたかうメーデー」にふさわしく争議支援の呼びかけも。

 まだソメイヨシノはつぼみでしたが、エゾヤマザクラが見事に開花していました。

 安心して働ける生活こそ、ゆとりあり文化的な社会の尺度。

 しかし安倍政権の進む道は、雇用の不安定化と低賃金の固定化、相次ぐ増税と社会保障の改悪、何より平和と民主主義に逆行--安倍政権を打倒して、根っこから社会を変えようというスローガンの持つ意味は大きい。

 デモの後は各労組・団体の交流会場へあいさつに回り、ジンギスカンの匂いに包まれるのも札幌メーデーの特徴(?)。

 いっしょに私も英気を養って、また明日からもがんばります。

 【今日の句】 団結はいいな みんなが笑顔なる