2016年8月12日金曜日

北海道でも伊方原発再稼動反対

 オリンピックや高校野球、お盆休み‥‥の最中に伊方原発再稼動! 道庁前で一緒に再稼動反対の声をあげました。

 思い出したのは5年前。

 東日本大震災・福島原発事故があった後なのに、泊原発3号機の営業運転が再開されたのが、ちょうど今のようなお盆の時期でした。

 すでに試験運転をしていたので「再稼動ではなく営業運転」という、理解できない理屈で北電や高橋知事のもとで進められました。

 そのとき、私はヘルニアをやってしまい、まともに動くこともできず抗議行動に参加できず、情けないやら悔しいやらの思いをしたのです。

 そんな思いをするくらいなら、可能な限り行動しよう--今は衆議院議員となり自分の立場は変わりましたが、立ち位置は変わらずにいたい。

 それにしても、泊原発でも伊方原発でも、このような時期を狙ったかのように動かすだなんて世論を気にしてのことなのでしょうか。

 電力会社として後ろめたさを感じるくらいなら原発と違う発電方法へ転換すればいいだけですが、そうはならない。

 粘り強く行動していることは、間違いなく政府や電力会社に突き刺さっていると思います。

 もう原発事故は、くり返してはならないのだから!

 【今日の句】 避難する 道さえ確保 されぬまま

2016年8月10日水曜日

この切実な北海道の声を

 今日は紙智子参院議員と農業団体や党道議団との懇談、夜は岩渕友参院議員も駆けつけて国政報告会・懇談会!

 たくさんの宿題・課題も聞き、とりわけ北海道が交通・医療介護・農業後継者などで、国会での取り組みを強めようと痛感しました。

 例えば、夜の国政報告・懇談会で出された要望などは--。

 ●子どもの貧困が広がり、地域奨学金の取り組みも広がっているが、安心して学べる環境づくりは急務。

 ●JR北海道は自社努力もギブアップしたうえ、高橋知事がさらなるコスト削減を要望しており、現場は疲弊している。大事な公共交通機関だし、根本は分割・民営化の問題。

 ●ある町の教頭先生が自衛隊募集相談員だったり、中学生にまで勧誘の手を伸ばすような介入は中止を。

 ●小学校での英語教科化で「ゼロ時間目」をつくれというが、現場はすでに朝学習や読書の時間などを持っている。押し付けが激しい。

 ●精神障害者の運賃割引は、北海道と力を合わせて実現を。

 ●区民センターでのパネル展示で、平和問題について撤去を求められるなど、だんだん圧力が強まっているように感じる。

 ●泊原発の再稼動に向けた大詰めの状況になっている。ぜひ視察を。「核のゴミ」処理も科学的有望地の名で、上からの議論が進められている。

 ●消費税増税を延期すれば、年金受給資格の短縮ができないのではとの声。政府は「来年度」からと言っているが、約束どおり来年からやるべき。

 ●風営法の拡大解釈と過度な取締りで、逮捕・拘留など増えている。

 ●生活保護の等級格差是正は緊急課題。ある公営住宅での集中暖房システムで、止めてもお金を払わなくてはいけない。持ち出しとなっている。

 ●無料定額診療を調剤薬局まで認めてほしい。受診できても薬をもらえなければ治せない。

 ●医療・介護費用がかさんだ「老後破産」の相談が増えている。介護保険のサービス外しもひどい。国家的詐欺に等しい。

 ●生活保護の受給者が亡くなったが、遺品を片付ける身寄りがおらず家主が払っている。解決の制度を。

 ‥‥などに、昼間に伺った農業関連の要望も含めると、本当に安倍政権は国民の実態からかけ離れたことばかりしているのだとウンザリします。

 とはいえ下を向いている場合ではないので、運動や地方議会などとも連携して、少しでも解決の道や打開の方向につなげたい。

 参議院では、岩渕友議員も増えて、紙議員と「とも・とも」コンビとなりパワーアップしました。

 衆議院では、多くの期待を込めて議席を勝ち取らせていただいのですから、私も力を尽くしたい。

 何よりアンテナ高く、情報交換や問題意識の共有が大事と痛感です。

 それにしても東京に比べて涼しい北海道。

 これだけで十分リフレッシュした感じになるのですが、猛暑・酷暑のなかで熱中症だけは、お気をつけくださいね。

 【今日の句】 このメモを そのまま首相へ 読み上げたい

2016年8月9日火曜日

核兵器禁止へ、日本政府が先頭に

 71回目の長崎「原爆の日」。猛暑の東京にいながら、熱風に焼かれた当時を思いをはせながら核兵器の廃絶を誓いました。

 6日は矢臼別平和盆踊りと重なっていたのですが、会場でも核兵器廃絶のスローガンが掲げられていました。

 核抑止力論にしがみつく安倍首相は、広島で「核兵器国と非核兵器国の双方に協力を求め」ると述べました。

 核兵器廃絶へ、なぜ非核兵器国に協力を求める必要があるのでしょう。

 これはG7の「広島宣言」で、「核兵器のない世界」は「漸進的なアプローチをとることのみにより達成できる」と強調し、核兵器禁止条約の交渉開始については触れなかったことが背景にあります。

 核兵器禁止条約の速やかな交渉へ、被爆国である日本政府がイニシアチブを発揮すべきところを、非核兵器国に「待った」を呼びかけるようなものです。

 段階的な前進では、これまで核兵器の禁止・廃絶へ進めなかったのですから、それを中心に据えた交渉を急ぐべきではないでしょうか。

 今晩のうちに北海道へ戻り、明日は懇談や国政報告会などです。

 【今日の句】 青空に 核兵器など いりません

2016年8月7日日曜日

ここに住んでいたいから

 逝去された渡邊佐知子さんを悼みながら、変わらぬ平和への思いを確かめあって盛り上がった矢臼別平和盆踊り!

 私は来賓あいさつという役割でしたが、その後の文化ステージや盆踊りにも参加して楽しみました。

 矢臼別と私のかかわりは1998年に、釧路の合唱団アンラコロにいたことからです。

 有志のメンバーで文化ステージに参加していたわけですが、当時は川瀬氾二さんもお元気で、D型ハウスの屋根に大きくかかれた「自衛隊は憲法違反」の文字に驚いたものです。

 候補活動の一環で参加しましたが、元アンラコロ団員ということで一緒に歌ったり盆踊りに参加したりで、今もそのような感じでまわりの方も接してくださるのが嬉しい。

 川瀬さんが亡くなった後、新しい「住人」となったのが佐知子さんでした。

 あまり話をする機会が多くなかったのですが、優しくも強い意思を秘めている笑顔が、とても印象的でした。

 国会にも矢臼別平和委員会の会員だよりが届き、佐知子さんが書く矢臼別の日常が目の前に浮かぶようにとても具体的で、読むのを楽しみにしていました。

 その佐知子さんが6月25日に亡くなった、との突然の訃報。

 見舞いに行かれていた瀧川栄子町議には「検査入院ということにしていて」と話し、お見舞いも遠慮されていました。

 佐知子さんの意思を理解しつつ、矢臼別に行って遺影に対して最期のお別れをしてきました。

 私が初めて矢臼別へ来た1998年から川瀬さん・佐知子さんと住んでいる方は代わりましたが、D形ハウスの屋根を見て、変わらないものがあると思いました。

 ここに集うみんなの平和の思いと、戦争しないと決めた憲法9条は変わらない。

 「ここに住んでいたいのです」

 川瀬さんの思いは、いつしか矢臼別での平和運動を象徴するスローガンともなってきました。

 この矢臼別が好きだからと佐知子さんも移り住み、2頭の牛と犬と亀といっしょの生活を送ってきました。

 平和に生きる権利を、政府といえ侵害することはできません。

 いま沖縄の辺野古と高江を中心に、安倍政権が強権的に工事を進めようとしていることは本当に許されない。

 そして北海道の矢臼別でも、沖縄と連帯しながら、平和に生きる権利を保障せよと声をあげ続けてきました。

 いつもと変わらない矢臼別の風景に、ステージでは歌声が響き、大きな花火とかがり火を合図に盆踊りは大きな輪となっていき、深夜まで語り合う夏の1日。

 きっと川瀬さんと佐知子さんは、そろって天国から「いつもと変わらない矢臼別だね」と喜んでくれているかもしれません。

 別海町を中心とした現地の日常的な奮闘と、成功へ準備を重ねた釧路・根室地域のみなさんと、撤収にかけつけた全道の仲間の力こそ、平和を支える力。

 矢臼別の運動から学んできたことが多かった私も、国会でさらにがんばることを約束しました。

 改憲へ突き進む安倍政権と、正面対決です。

 【今日の句】 憲法が また矢臼別 照らしてる