2017年12月31日日曜日

今年もお世話になりました

 2017年も残り数時間。政界は激動ともいえる今年でしたが、私の3大ニュースをまとめると--。

 1.総選挙で「市民と野党の共闘」前進も、日本共産党は悔しい後退(10月)

 結果はご存知のとおりですが、北海道では私も議席に届かず本当に申し訳ない思いでいっぱいでした。

 しかし、共闘の前進という確信は揺るがず、次なるたたかいへ教訓を生かすのみ。

 私自身は年末に、2019年参院選の北海道選挙区(定数3)から立候補することを発表しました。

 比例選挙では、日本共産党は7議席への前進をめざし、北海道を活動地域にするのは4選をめざす紙智子さんです。

 参院選の前には統一地方選もあるし、何より年が明けたら憲法9条をめぐるたたかいが激しさを増すでしょう。

 新年から元気に飛び出したい!

 2.鉄路を守る「提言」発表、道内20自治体をまわる(4月~)

 北海道をめぐる今年の重要な政治課題といえば、JR北海道の鉄路「維持困難」発表にかかわってでしょう。

 昨年11月にJR北海道が発表した後、党国会議員団として調査に入り、4月には鉄路を守る「提言」として発表しました。

 この提言を手に、道内20自治体をまわって懇談や調査、政府への要請などにも取り組んできました。

 大きな節目は、党道委員会が9月に開いた「鉄道政策懇談会」で、道内6首長さんなどがご参加されるという画期的な取り組みになりました。

 来年に続く活動となりますが、北海道にいる時間を最大限活用して、多くの方との話し合いを広げたいです。

 3.衆院予算委員会で連日の質問(2月)

 実はこの時期に秘書の移動があって、秘書歴1年半ほどの新人秘書と私との実質2人で、この時期を乗り切ったのでした。

 なかなかハードでした。

 予算委員会では、総理に対してロシアとの領土交渉、防衛大臣に対して南スーダン「日報」隠ぺい疑惑、財務大臣に対して米国からの武器購入などを質しました。

 さらに予算委員会には分科会というのもあって、外務大臣にロシアとの領土交渉の第2弾を、中央公聴会では公述人4人に私が党としての質問者になるなど、目まぐるしい日々。

 しかし、これだけの仕事をできたことは私にとって大きな自信になりました。

 国会議員も3年目となり、国会の流れも把握し、与野党議員との人間関係も築いてきた時期でもありました。

 --こう見ると、やっぱり政治分野の思い出が多く、家族や趣味のことなどなかったのかと(苦笑)自分でも思うほどですが、それだけ国会というのは日々のすべてを注ぐほどの場であるということです。

 これだけ活動できたのは、支えてくれた党員・後援会員・支持者のみなさんの力であり、家族の力でもあります。

 今年のご支援やご厚意に感謝しつつ、まだまだ成長途上の私を、来年も叱咤激励していただければ幸いです。

 今年も1年、ありがとうございました。

 【今日の句】 来年は もう一ひねり この一句

2017年12月30日土曜日

あいさつまわりの中での話題

 札幌の事務所も、基本的には今日が仕事納め。1年が経つのは早いものですね。

 1年を振り返るのは明日にしますが、今年もまた激動の年でした。

 年末のあいさつのなかで、話題になったのは野党共闘の話。

 立憲民主党が議席を伸ばしたものの「共産党が割を食ったんじゃないの?」との話もありました。

 確かに政治を変えたいという期待が、立憲民主党へ集中したかもしれません。

 しかし、これまでの「2大政党」「第三極」とは違い、立憲政治の回復など共通の土台をもった共闘ですから、この勢力が全体として伸びたことには喜んでいるのです。

 問題は、日本共産党自身が議席を獲得できる根本の力を強くすることですし、共闘についても、次の選挙は相互支援・相互推薦を基本にすることを先の中央委員会総会でも確認しました。

 安倍政権を終らせるにとどめず、国民の声が生きる新しい政権をつくるためには、政策協定も豊かに発展させることが必要になるでしょう。

 来年は、市民と野党の共闘についても新しい段階に進むよう、私も力を尽くす立場でがんばりたい。

 さて今年も仕事も終わり‥‥と思いきや、実は年明けが締め切りの執筆原稿が終わらず、こうやって細々とパソコンに向かっているのでありました‥‥。

 【今日の句】 我が家での 掃除の分担 やらなくちゃ

2017年12月29日金曜日

道はみんなで拓くもの

 昨日・今日が多くは仕事納めでしょうか。私も、あいさつと「しんぶん赤旗」のお勧めにまわっています。

 今度は参議院選挙に出ることを知っている方も多く、「やっぱり共産党が伸びなきゃダメだよね」「若いから期待しているよ」など激励も多くいただきました。

 おかげさまで日刊紙を4人の方が、日曜版を2人の方が読者になってくださいました。

 昼に留守だったので、あらためて電話をして「1ヶ月でもいいかい」と言ってくださる方もいて、本当にありがたい。

 こうやって支持者や後援会員のみなさんに会うと、多くの方に支えていただいているんだと、つくづく思うのです。

 議員や党幹部の役割は大きいものですが、何より政治変革の道はみんなで切り拓くもの。

 1人ずつが力を発揮できれば必ず政治は変えられるというのが、私の揺るがぬ確信です。

 今日の対話のなかでは「安倍首相は庶民の生活などわかっていない」「絶対に憲法9条は変えさせたらダメ」などの声がありました。

 誰もが感じる「おかしさ」を、自分の心にとどめるだけにしないで、みんなで共有しあえれば変革の力になります。

 そう考えれば、地域をまわって語り合えることは本当に楽しい。

 今年も残りわずか、私も最後までがんばります。

 【今日の句】 この地図に たくさん仲間 見えてくる

2017年12月28日木曜日

玉ネギ生産量日本一の町で

 昨夜遅くに北見・網走より帰宅しました。懇談や表敬訪問とともに、来年3月に市議選がある北見市では予定候補のみなさんと行動!

 これまで日本共産党市議団は2人(菊池豪一・熊谷裕)でしたが、3議席をめざして桜井ゆみこさんも立候補する予定です。

 北見市は2006年に、旧留辺蘂町・旧常呂町・旧端野町と1市3町で合併しました。

 東西で100kmを超え、択捉島を除けば面積では道内最大の自治体です。

 この数年間は市役所移転問題が大きな政治課題になりましたが、くらしや経済・農林漁業、そしてJR問題でも政策論戦をたたかわせていきたいですね。

 その市議予定候補らと、小選挙区候補として総選挙をたたかった菅原誠さんとで、市役所や農協を訪れました。

 渡部眞一副市長や関係部長さんなどから、中心的に話をうかがったのがJR問題。

 市として石北本線は4つの役割(①道内の幹線、②物流、③観光、④生活)があるとして、維持・存続へ向けた独自の努力も続けてきたといいます。

 実際に乗降調査をおこない、高校生の通学をバス転換するには難しいことや、思ったより外国人観光客が多いことなどがわかったとも。

 特急列車で車内販売がなくなったことから、曜日を限定して市からも地元産のものを販売して好評との話もありましたが、やはり「地方自治体で負担をするのは困難」であって国の責任の重要性を確認しあいました。

 きたみらい農協では、髙橋優・齋藤和雄の両常務理事が応対してくださいました。

 玉ねぎの一大産地である北見市ですから、貨物・物流の面で鉄路の果たす役割は大きいのです。

 北見地方で生産した玉ねぎは、道内消費が8%で、本州方面に92%が運ばれています。

 「何より安定供給が使命です」と語られて、次期国会で議論される予定の卸売市場法改定や、食料自給率の向上について、和やかな懇談となりました。

 懇談しながら私自身の論戦のことも思い出し、規制緩和強化や際限なき輸入自由化路線に突き進む安倍農政の転換が必要ですね、と私から述べました。

 人口減少に悩む北海道ですが、基幹産業である農林漁業がしっかりすることが大事だと思います。

 農業でも漁業でも、作物や規模によって異なりますが、価格や所得が安定しているところは若い人たちも定着しています。

 「輸出中心でもうけを上げろ」というような今の政策では、逆にふるいにかけるようなことになるのでは。

 懇談をとおして感じたことを、しっかり国政にも活動にも反映させていきたい。

 網走市の報道関係にも表敬をして、長~い道のりを6時間ほどかけて札幌の自宅に戻ってきました。

 【今日の句】 年越しの準備に ちょっと焦るころ

2017年12月26日火曜日

現場から学ぶことが力

 予定候補としての活動開始はオホーツクから! 網走市・斜里町・美幌町の首長さんへ表敬あいさつと懇談へまわりました。

 もともとJR問題での懇談に伺う予定をしていたのですが、ちょうど発表が先日になったことで「新聞でも見ましたよ」など、声をかけていただく1日でした。

 水谷洋一・網走市長さんは、とりわけ釧網線の観光活用についてが懇談の中心に。

 広域自治体である北海道の役割や、テレビ番組に出ての話なども含めて、もっと鉄路の意義を広げることの大切さを共有できました。

 馬場隆・斜里町長さんも、生活路線として釧網線を維持するうえでも、観光分野での活用を広げたい意義を強調されました。

 土谷耕治・美幌町長さんは、地域の基幹産業は農林業で、その物流にとっても鉄路は必要であることを述べられました。

 どの首長さんも、年末の忙しい時期にもかかわらず時間を割いていただき、本当にありがたいことでした。


 共通して私からも話をさせていただいたのは、地域社会を維持・発展させていく努力が広がるもとで、鉄路をなくすことは逆行するし国の責任を果たす必要がある、ということです。

 さかのぼれば国鉄の分割・民営化の責任もあるし、今日的にも「地方創生」や観光振興の旗を振っているもとで、国が鉄路の維持を地方自治体だけに押し付けるというのでは矛盾しています。

 そもそもリニア整備新幹線にはドン!と財政投融資をしながら、それから見れば少ない金額のJR北海道の赤字分を、どうして支えられないのか。

 釧網線で言えば、先月、北見市から釧路市へ移動する機会があり乗車しました。

 ちょうど夕方に北見市→網走市と走る時間帯だったので、高校生が車両いっぱいに乗車していました。

 部活帰りの会話も聞こえるし、参考書を読んでいる高校生もいるし、何だか青春の1ページを見ているようでまぶしかったです。

 今日のような荒天の日にはバスの運転も大変なわけで、彼らの貴重な移動時間を失くすわけにはいかないなと感じていました。

 来年は今年以上に、鉄路の問題が本格的に政治課題となっていくでしょう。

 鉄路をまもる先頭にたって、私も力を尽くしたい。

 美幌町では林業が盛んということもあり、森林組合さんにもお邪魔しました。

 コアドライ(芯持ち角材)と言いまして、道立試験場とも連携した新しい乾燥材の使用認定を美幌町森林組合が受けたのです。

 その話を皮切りに、国土保全としての役割、作業事故をなくす努力、若手の活躍(何と工場では平均年齢32歳!)の現状を聞いて、国が本腰を入れれば地域の経済や雇用を支える力になるのだと実感しました。

 現場から学ぶことって、本当に大きいですね。

 明日は北見市での懇談からスタートです!

 【今日の句】 斜里岳が 励ましてるよに どっしりと

2017年12月25日月曜日

新たな気持ちで

 今日の記者会見で、2019年参院選・北海道選挙区(定数3)から立候補することを発表しました。よろしくお願いします。

 決意した理由は、1つに安倍政権の憲法9条改悪を止めること、2つに道民のくらしと経済、地域社会を守り発展させること--前職の経験を生かして取り組んでいきたいからです。

 私自身の思いでいえば、子どもたちが安心して成長できる日本と北海道に、どうしても変えたい。


今も2人の子どもを育て、中学校教諭も経験した者として、子どもの貧困や虐げられる現状には胸が痛みます。

 そのなかで、国は社会保障を削減し、競争主義と管理主義の教育をすすめ、平和憲法まで壊そうとしている。

 これで黙っているわけにはいきません。

 安倍政権に、好き勝手なことはさせない。 

 前回2回の道選挙区は森つねとさんが立候補し、日本共産党の「第3の躍進」と「市民と野党の共闘」の時代を引っ張ってこられました。

 今年の総選挙で「共闘」は成果をあげて、安倍政権は客観的に追い込まれています。

 今度の参院選の前にでも、早く安倍政治を終わらせよう。

 公正で、あたたかく、一歩ずつ国民合意を大事にする政治を取り戻そう。

 おおもとには憲法を。

 1年半かけて多くの方とも語り合って、次なるたたかいに挑みます。

 朝の宣伝のときには晴れ間もあったのに、どんどん天候が悪くなって、今日のうちに網走市まで来れるか‥‥と思いましたが、天は味方してくださいました。

 明日は網走市長さんとの懇談に、斜里町と美幌町にもうかがいます!

 【今日の句】 選挙まで 待たず総理も 変えたいし

2017年12月24日日曜日

思い出はパイナップルボート

 荒天模様のなかでサンタさんは無事に来れるのか‥‥私も明日のうちに網走市まで行けるかどうか‥‥。

 ちょうど昨年の今の時期、北海道は暴風雪のため新千歳空港を中心に大混乱しました。

 冬だから風雪は仕方ないとはいえ、被害が出ないように祈るしかないですね。

 そういうわけで明日からの出張もあり、我が家は今夜がクリスマスパーティー。

 いや、パーティーというほどでもなく、焼いたチキンを食べるようなものですが。

 自分が小さいころは、どんなクリスマスだったか?‥‥あまり覚えていないのです。

 食堂を営んでいた両親はオードブルの仕出しもしていたのですが、それがクリスマスだったか年末だったか‥‥。

 記憶が鮮明なのは果物を生クリームで混ぜて、くりぬいたパイナップルに詰める「パイナップルボート」。

 子どもって生クリームが好きなんですよね。

 入っていたのはパイナップル、イチゴ、リンゴ、ミカン(缶詰)だったかな。

 仕出しで出す分を多くつくって、我が家分にして食べていた記憶があります。

 サービス業や公務などがお仕事のご家庭では、クリスマスも年末年始も働きづめという方もいるかもしれません。

 そういう方々に支えられている社会、ということを忘れず。

 誰もが等しく幸せなクリスマスとなりますように。

 【今日の句】 子どもらの ドキドキ感も 微笑まし

2017年12月23日土曜日

米国でも広がる社会主義?

 今日は党石狩地区で会場を借りての「つどい」、テーマは「未来社会についての日本共産党の考え」でした。

 みなさんとたっぷり時間も1時間で、話題提供というより綱領をもとにした講義のような感じとなりました。

 私が話の導入に持ち出したのは、米国の若者の間で広がる「社会主義肯定」の流れ。

 詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが、異常なまでに広がる格差を前に、この不公正を正せるなら社会主義も是とする若者が49%もいるという調査なのです。

 資本主義のもとでは生産過剰や富の蓄積が避けられず、恐慌や地球温暖化などを解決できなければ、資本主義に代わる新しい社会体制も議論されてきています。

 そこに日本共産党の掲げる「未来社会」とは、1つに近未来的には民主主義革命を成し遂げた後の社会、2つには中長期的に経済も社会体制も「国民が主人公」「生産者が主役」を成し遂げた社会のこと。

 とてもブログの範囲では収まらないのですが、日本共産党綱領をお読みいただけるのが一番だと思いますので、どうぞこちらを!

 私が何より強調したかったのは、社会主義・共産主義とは「資本主義時代の価値あるすべての成果を引き継ぐ」社会であるということです。

 どの社会も、今ある社会が次の社会への土台をつくり、また内部の矛盾が原動力となり、新しい社会体制をつくってきました。

 資本主義社会でいえば、巨大な生産力や、自由と民主主義の発展が顕著な社会体制だと思います。

 しかし、生産がコントロールできず過剰状態から恐慌を生み、自由と民主主義の問題でも今や日本では安倍政権こそが国民の自由と民主主義を抑え込む役割を果たしています。

 この矛盾を取り払うことこそ「国民の苦難軽減」であり、その立場で日本共産党は活動してきました。

 これから日本社会もどのように変化するかはわかりませんが、未来社会については、特に若いみなさんとたくさん話しあいたいですね。

 【今日の句】 未来って 予想ではなく つくるもの

2017年12月22日金曜日

なかなか難しい流通問題

 今日は札幌中央卸売市場の競り見学から! 冷凍マグロを扱わない、札幌市場の「意気込み」が伝わってきました。

 昨日に続き卸売市場法改定についての調査で、本来は年末の時期の競り見学はお断りなのですが、国会調査ということで間近で見させていただきました。

 築地市場でも競りを見学しましたが、札幌ではボードに書いた金額を見て競り人が落としていく方式。

 水産棟・青果棟と見てまわり、青果棟では夕張メロン専用の冷蔵室まで(!)あることにビックリ。

 それだけのブランドへ、産地と市場が努力しあったことの反映だと聞きました。

 札幌市場は改築などを重ねて、市場そのものもスッキリしていますし、卸・仲卸・流通などの会社事務所が入る棟も、まるでオフィスのようです。

 外観はさておき、本題の市場法改定との関係で、何か変わることがあるのか。

 協会のみなさんと話を聞くなかで、古い規制のなかで、さらに自由度を高めて商売ができる環境にしたいとの思いが寄せられました。

 同時に、受託拒否の禁止など必要な原則を変えることなく、何より生産者が再生産できるだけの価格形成の重要性が、市場の役割であると思いました。

 目下の悩みは、水産も青果も、モノが集まらないこと。

 水産では、スルメイカ・サケなど主要魚種の水揚げが減っており、価格も高騰するわけですが、高すぎれば消費者も買えないわけで、高騰にも限度があります。

 青果でも、だんだん農家が減っていくもとで集荷も大変になるし、何より道内はトラックなど物流でも人手が足りないなど、その分の負担も負わなければなりません。

 こういうことが背景に価格が上がるわけで、その分を中間で吸収するとなれば、卸業者も仲卸業者も経営に苦労するとなります。

 共通して「生産現場を支えること」「価格が上がることへの消費者の理解」が課題と、つくづく感じました。

 他にも、中央と地方市場の違いと関連、水産資源の管理、業界再編のことも話題にのぼり、本当に忙しい年末ですが、たいへん学ぶことの多い懇談をさせていただきました。

 今日は札幌市役所にも足を運び、党札幌市議団・予定候補らと札幌市での「福祉灯油」実施や、国が生活扶助削減をねらうなかでモノ申すことを要請しました。

 今年は寒さも厳しく、灯油も価格上昇基調ですから、くらしを支える支援が必要な局面だと思います。

 そんなときに国も生活扶助削減だなんて、安倍政権は国民生活を守る気がないのでしょうか。

 消費税廃止各界連絡会の宣伝があり、重なる形で私からも「これだけくらしが大変なときに、増税は認められない」と増税中止の署名を呼びかけました。

 8%から10%への増税と聞くと「2%」と感じますが、8×1.25=10ですので払う消費税が25%増になるということです。

 これは家計的にも、価格転嫁ができない業者にとっても大きな打撃になるでしょう。

 増税するなら超富裕層へ、そしてオスプレイなど軍事費こそやめよ!

 北海道大学前での宣伝や、今年最後の道庁前・反原発抗議行動にも参加しました。

 比較的あたたかい夜で、抗議もしつつ、笑顔があふれた行動という感じ。

 1年を通して頑張ってきた思いと、来年も負けないぞという思いと。

 ずいぶんと盛りだくさんの1日となりました。

 【今日の句】 本物を 見極めるから 安心で

2017年12月21日木曜日

卸売市場改革は誰のため?

 来年の通常国会に卸売市場法の改定が出される見込みで、紙智子・田村貴昭の両議員秘書と2日間、札幌での調査です。

 今日は札幌市中央卸売市場の開設者である札幌市から、あらためて概要や市場制度の意義について聞き取り、村上仁・札幌市議も同席してもらいました。

 意外と知られていない、この法改定。

 安倍農政改革の一環として、規制改革推進会議から公設市場の廃止まで踏み込んだ意見が出されるなかで、政府・与党の調整を経て来年に改定案が出される見込みとなっているのです。

 そもそも昔々は「闇市場」が横行するもとで、生鮮食料品を公的責任で安定的に流通させるために生まれたのが今日の市場制度です。

 生産者から集荷して、市場に運ぶ卸売業者。

 かたや消費者へ販売窓口とでもなる、卸売業者。

 生産者が再生産できる価格であり、消費者も購入できる価格であり、それが市場の果たす「価格調整」機能でもあるのです。

 ところが市場の「中抜き」をすれば、その分の手数料を減らして消費者のもとへ安く届けられるという議論があり、場外取引が増えてきたのが現実です。

 しかし、そのもとでも水産物で5割、青果物でも国産は8割以上が市場経由なのですから、その意義は大きいのです。

 価格はもちろんですが、卸と仲卸の間で「需給」「品質」も共有されている意義は、あまり多くの方の認識ではないかもしれません。

 いずれにせよ、この市場機能を廃止するのは乱暴な議論であって、さすがに与党からも意見があり、先に書いたように調整を経た段階になっているというわけです。

 札幌市からの聞き取りでも、この市場の「原則」とともに、情勢に見合った「例外」を組み合わせて成り立ってきている現実があります。

 農水省も「(法改定の)施行期日は検討中」のようですので、現場をあずかる開設者としては様子見というところでしょうか。

 何より今は、水産では水揚げ減少が大きいため集荷能力に不安があり、水産単価は上がっていますが量の減少で帳消しになる苦境が続いています。

 根本的な問題も含めて、この市場問題は取り組まなければいけないんですね。

 明日は早朝のセリ見学から、業者さんとの懇談もあります。

 そういうわけで今日は早めに、おやすみなさい!

 【今日の句】 安ければ いいってもんじゃ ないんだし

2017年12月20日水曜日

JR・農業・平和‥‥話は尽きず

 来年3月に町長選・町議選がおこなわれる、むかわ町で懇談や「党を語るつどい」へと今日は足を運びました。

 少し予定より早く着いたので道の駅に寄ると、「むかろん」「ししゃもねこ」「むかわ竜」などのキャラクターが!

 しばらく来てなかったんだな~と少し反省しながら、子どもへのお土産に「ししゃもねこカスタードケーキ」を買ったのでした‥‥。

 さてさて、北村修・大松紀美子の両町議とともに、まず竹中喜之町長さんと懇談。


 テーマはJR北海道の路線問題ですが、実は鵡川駅までが動いている区間、鵡川駅から様似駅までが不通区間となっている、まさに「境」となっている町です。

 竹中町長さんは明快に、胆振管内では、路線を存続するための努力をしていることが述べられました。

 首長さんも苦労されていると思いますが、「何より利用する住民が大変です」とも。

 安倍政権が「地方創生」を掲げながら、鉄道がなくなるというのは逆行にもなるし、穂別地域で「むかわ竜」(国内最大の恐竜全身骨格化石)が発見されたことから「恐竜列車なんて面白いですかね」など、利用促進策についても意見を交わしました。

 鵡川農協では、長門宏市・組合長さんと今村隆・常務理事さんが応対してくださいました。

 北村町議が農協監査役もしていることもあり、むかわ町に来ると時間を割いて懇談してくださることがありがたいです。

 コメと野菜などの複合経営も進めている地域ですが、何よりコメをめぐる動向が関心事となります。

 来年4月から交付金の減少、そして生産調整の見直し(先日、道段階での目標目安が発表されました)など、農家をめぐる状況が変化してきます。

 話題になったのは規制改革推進会議のことで、農業の現場を知っての議論をしているんだろうか、と。

 どこでも規制改革推進会議のことは話題になるし、この安倍農政の司令塔が現場の実態から乖離(かいり)していることへ論戦を挑んできた、私の国会質問でもありました。

 そして「党を語るつどい」は、急な呼びかけにもかかわらず20人を超える方が足を運んでくださいました。

 小選挙区候補として大奮闘した松橋ちはるさんも駆けつけて、日本共産党へ寄せられた期待の声を紹介。

 私からも総選挙でのご支援へのお礼と、日本共産党がめざす日本について、とりわけ憲法を生かした国づくりについて述べました。

 いろんな意見がありまして、少し紹介すると--

 「自衛隊が戦争に行くのは反対だけど、災害救助などでは必要だから、私は自衛隊と無くさない方がいいと思う」--(畠山)救助などで果たしている役割は大切。そのような自衛隊を海外で武力行使させないことで、今は力を合わせたい。

 「沖縄に見られる、安倍政権の米国追随はひどい。なくしていく展望は」--(畠山)あまりに不公平な地位協定の改定など、すぐ取り掛かるべきことがある。同時に、沖縄での共闘が広がったように、粘り強く問題点を広げていくことでは。

 「日高本線は鵡川駅まで、これでは日高のみなさんに不公平になる」--(畠山)そのとおりで、まず日高門別までは運行してほしいというのが管内の要求。復旧は清畠と大狩部地域をすればよく、護岸保持も含めて国の責任が問われている。

 「原発再稼働で、今の国のねらいは」--(畠山)福島第一原発事故の賠償のために、柏崎刈羽原発を動かして東京電力の稼ぎを増やそうというのが焦点。北海道・泊原発は、規制委員会からダメ出しばかり。再稼働は断念すべき。

 他にも来年4月から制度変更する国民健康保険、カジノ法案反対の共闘についてなど、私も答えられることは答えたつもりです。

 最後に私から、来年の町議選で3議席めざすうえでも党の力を大きくするため、しんぶん赤旗のご購読と入党をと呼びかけました。

 たくさんの質問が出るのはドキドキなのですが、それも含めて交流できるのは本当に楽しい。

 多くの方と語れる場へ、さらに足を運びたいと思っています。

 【今日の句】 せんべいに シシャモが混じる 町の味

2017年12月19日火曜日

止めることはできなくても

 政府の地震調査委員会が、北海道東部沖の千島海溝沿いで超巨大地震が起こる今後30年以内の確率を発表しました。

 実に7%~40%!

 超巨大地震とはM8・8程度以上というので、まさに東日本大震災級です。

 調査委員会によれば、超巨大地震が過去6,500年に最多で18回発生し、前回の地震より400年が経っているとのこと。

 止めることはできないだけに、防災・減災の手立てを急ぐ必要があります。

 先日お邪魔した釧路市は、私も3年間を過ごし、今も義父母が住んでいます。

 津波も心配ですが、地震による被害だって大きなものになるはず。

 政府は原発再稼働に躍起になるよりも、災害から国民を守ることにこそ力を注いでほしい。

 さて、今日は19日ということ札幌でも「総がかり行動」があったのですが、葬儀に参列のため参加できず。

 明日は来春に町議選を控える、むかわ町へ。

 久しぶりに訪れるので、楽しみにしています。

 【今日の句】 再稼働よりも 急いで防減災

2017年12月17日日曜日

最後の砦を守れ

 来年4月から始まる国民健康保険の都道府県化。道労連など7団体による道交渉に、私も参加しました。

 とにかく高い国保料(税)なのに、都道府県化することで保険料が上がるのでは?と不安や心配の声があがっています。

 札幌市でいうと、国保加入者の平均年収は8年前から15%も下がっています。

 そのなかで年収に占める保険料の割合も1割を超えて、なんと加入者の70%が保険料の軽減を受けています。

 それだけ高く、なぜ払えないほどの保険料になったのか。

 加入する農業者や自営業者の割合が減り、無職者や非正規労働者が大幅に増えたため、財政基盤が弱くなりました。

 他の医療保険とくらべて年齢構成も高いため、医療費水準も高くなります。

 そのために保険料を引き上げ続けてきたわけですが、根本的な問題は、国庫補助率を大幅に減らしたためです。

 1984年に、国は国庫補助率を「医療費の45%」から「給付費の50%」に下げました。

 実質は「医療費の35%」に当たるため、10%削減されたわけです。

 こういうことの積み重ねが、今の高い国保料(税)の原因なのですから、急ぐべきは都道府県化ではなく、国の責任で国保を立て直すことです。

 道からは「高いということは認識している」と答弁されながら、国の制度設計そのままに「保険料を平準化」していくことをくりかえしました。

 市町村で、高い保険料(税)を低く抑えるために、一般会計から繰り入れをしています。

 それを解消することが目標のようですが、その分が保険料に跳ね返るのでは。

 「国にも要請する」とも答弁がくりかえされ、それはもちろんですが、道みずからも責任を果たす立場を求めたい。

 国民健康保険は、まさに「最後の砦」なんです。

 国民健康保険法の第1条にも、しっかり社会保障としての位置づけがされています。

 保険料(税)が払えず、資格証の発行となった方々の、病院に行けない深刻さやつらさを国はわかっているのでしょうか。

 今日は朝から宣伝もおこない、久しぶりの札幌駅前でしたが、寒さが厳しいもとでもチラシの受け取りがいい!

 元気に、政治を変える日本共産党の政策や活動を知らせていきたいです。

 【今日の句】 命綱 政府が奪う 愚をやめよ

誰が自由と民主主義を守る?

 今日の「つどい」も「共産というイメージが悪いようで‥‥」と話された方が。そうそう、私も共産=独裁のイメージでした。

 今日も釧路市で、午前には党地区委員会で3中総報告会。

 その後は駆け足で、愛国地域での「しんぶん赤旗 配達・集金・ご苦労さん会」にお邪魔をし、美原地域で「つどい」に参加しました。

 そこで冒頭のようなやりとりになった、ということです。

 私は両親が共産党員でもないし、まったく私も興味がありませんでした。

 それどころか、1989年の天安門事件で共産党=独裁で民主主義を壊すものだと思っていたし、同年のベルリンの壁崩壊で「やっぱり共産主義には未来なし」と、何となく感じていたのでした。

 それが大学に入って、考えが一変します。

 湾岸戦争が始まり、戦争はおかしいと思っていたときに「日本共産党は戦前から命がけで反対していた」ことを知りました。

 そして自由と民主主義についても、第13回臨時党大会で「自由と民主主義の宣言」を採択していた事実を知りました。

 共産党が、平和や自由と民主主義を守る?

 読んでみたら至極まっとうで、私の方に誤解や偏見があると思いました。

 「共産主義」への偏見とは、裏返せば、自由と民主主義を大事にしているということだと思います。

 しかし実際は、マルクスも論じていたように、人間の解放=自由のための学説であり、運動であり、体制であるのです。

 そもそも子どものころから気が小さかった私は、独裁をやれるような人間ではなく(苦笑)、そのような党であるなら私は信頼も置けなかったでしょう。

 冒頭の質問には、こんな感じでやりとりをしました。

 「実際に国会での感触は」「息子が赤旗を取ってくれない」「日本共産党はソ連からお金をもらっているんでしょ、と言われた」などなど、今日も話が尽きない「つどい」でした。

 気持ちが盛り上がったのか、進行役の方が最後に「畠山さんを再び国会へ、団結がんばろう!」と呼びかけて、なぜか最後は決起集会のように。

 いろいろとこだわらないで、まずは気軽に疑問や意見を出し合って、くり返し話し合える場があるといいな、と思いました。

 【今日の句】 安倍さんのほうが 独善だと思う 

2017年12月16日土曜日

「もっと追及してよ」

 「戦争はだめだよ」「国の借金をどうしたらいい」「北朝鮮からの難破船をどう見るか」--今日の「つどい」は、とにかく話が尽きないほど!

 党釧根地区委員会で3中総報告会をするのに前後して、せっかくなので「党を語るつどい」を準備していただきました。

 今日は釧路市の武佐地域で。

 私から総選挙の結果報告に始まり、野党共闘の現状、日本共産党が力をつけること、憲法を生かした新しい政治を「くらし」と「平和」の中身で、北朝鮮問題も交えて、党の考え方を手短かに紹介。

 自由と民主主義を守り、その花開く社会を未来につくるのが日本共産党ですとも触れました。

 その後に自由に話をしたなかで、90歳の女性が戦争体験を語られました。

 シラミや蟯虫(ぎょうちゅう)など茶飯事、共産党でなくてもしょっ引かれた時代‥‥などリアルに当時のことを話されました。

 北朝鮮の王子製紙工場で勤めていて、6歳のときに船で隠れて引き揚げてきたという方もいらっしゃいました。

 北朝鮮の核開発などは止めなければいけないけど、戦争はしていはいけない、という思いが交流。

 「安倍首相は年金暮らしの我ら平民のことなんて、何も考えていない」と、ご立腹の男性は「共闘もいいけど、共産党が増えないといけない」と強調されました。

 共産党を知ってもらうために、このような「つどい」をたくさん開きたい、と私から話すと、企業団体献金や政党助成金の話にまで及んで、国会議員が勝手に決めてるじゃないか、と。

 確かに国会で利益にまみれた政治を進めていることに、多くの方が怒っているんですよね。

 だから受け取っていない共産党に、もっともっと追及してほしいし、選挙の時にも訴えてほしいよ、との要望も。

 私からの話も大方は納得いただけたと思いますが、もどかしい思いをされているんだなあ、と感じました。

 今はバッジのない身ですが、悪政を追及する仕事を、国会と連携して強めなくちゃいけないですね。

 明日は美原地域でも「つどい」をおこなうので、どのような意見が交流できるか楽しみです。

 こういう活動を気軽に広げて、もっと多くの方に知ってもらいたいですね。

 【今日の句】 テレビ見て これだけ文句 出てるかと

2017年12月15日金曜日

教育は平和と民主主義のもとでこそ

 今日は青葉会(日本共産党を応援する退職教職員の会)の総会で講演‥‥実は私も退職教員の1人なんです。

 中学校教諭3年(うち1年は講師でしたが学級担任を持った)という短い期間で、自分では大したことのない教員だったと思うのですが、子どもたちの成長に寄り添い促すことができる職業の尊さを実感できた3年間でした。

 教員をめざした理由は、中学生のときに英語が得意だったことで、生かせる職業として何となく「学校の先生」が頭に浮かんでいました。

 先月に亡くなった叔父が、教員をしていた影響があるのかどうか‥‥は、自分ではわかりません。

 大学では憲法が必修科目でしたし、教育勅語から教育基本法への大転換した歴史を学ぶなかで、「教え子を再び戦場に送らせない」というスローガンの重みを知りました。

 国会の場で教育問題を質問する機会はありませんでしたが、関係する院内集会などには足を運んできてもいました。

 平和と民主主義が壊されるとき、真っ先に攻められるのが教育分野だと思います。

 裏を返せば、学校は平和と民主主義の「砦」とあると言っていい。

 だって子どもたちに「相手を憎め、戦争は当然」「話し合いなんか意味がない」という教育をするはずもないんですから。

 安倍首相は最初の政権時に、教育基本法を改悪させてしまいました。

 安倍首相は議員時代に、イギリスの新自由主義的発想の競争教育を推奨してもいました。

 復古主義と新自由主義が合体しているのが、安倍首相の教育観だと思います。

 いずれにしても危険!

 講演では、総選挙の総括などをもとに、教職員の誇りをもって安倍政権の危険なたくらみを終わらせようと強調しました。

 退職教員同士ということで、青葉会のみなさんには、いつもいつも温かく励ましていただきました。

 年は老いても、情熱は現役時代と同じく変わらず。

 そのような方々が多くいらっしゃいます。

 しっかり手をつないで、子どもたちのためにも憲法九条の改悪をさせてはならないと、あらためて思いました。

 【今日の句】 子どもらの まっすぐな目を そのままに

2017年12月14日木曜日

自分の頭で考えて

 今週末から忙しい日程になることもあり、準備や仕込みなどで終日パソコンなどとにらめっこ。肩がこりました。

 仕込んでいるのは、日曜日に党釧根地区委員会でおこなう3中総報告会と、来週に党石狩地区でおこなう「つどい」(テーマは「日本共産党がめざす未来社会」)。

 国会から離れ、じっくりと日本共産党そのもののことを考える機会が増えたのを力にしたいですね。

 なにしろ党ができて95年。

 その間の蓄積や活動を語るということは、それはそれは責任を感じることなのです。

 とはいえ私も党に入って26年に。

 今までも自分の頭で考えていたつもりではありますが、新しい時代をつくる意気込みで前へ進みたい。

 【今日の句】 気がつけば もはや半月 ああ師走

2017年12月13日水曜日

間違ったっていいんじゃない

 先日の党第3回中央委員会総会決定を読んでいただこうと、お届けにうかがいました。

 今日の行き先は「戦争させない市民の風・北海道」です。

 お忙しいなか上田文雄さん・川原茂雄さんが、時間を割いてくださいました。

 立憲野党の前進へ、選挙中は車上から「比例は共産党」と呼びかけてくださいました。

 あらためて、お礼を兼ねて党の総括をお届けしたわけです。

 こういう機会ですし、また信頼関係も深めてきたわけですから、率直な意見交換もさせていただきました。

 どうすれば共産党は伸びるのか、壁となっているのは何か、どうして北海道で「希望」が比例議席を取れたのか‥‥そのなかで上田さんから、タイトルに掲げた「間違ったっていいんじゃない」とのお話がありました。

 なるほどと思いました。

 議員や政党として、国会での賛否には(自分たちにとって)正しい選択をしなければいけないのは当然です。

 しかし、日ごろのお付き合いのなかでも四角四面に「正しさ」のみを押し付けるような態度になっていないか。

 政策は「生き物」のようなところがあるし、議論するなかで間違うことだってある。

 裏を返せば、まだまだ共産党には「近寄りがたい」ところがあるんでしょうね。

 ご意見とともに激励もいただき、最後は安倍政権の憲法改悪を止める共同についての話も弾みました。

 ここでも「平和の問題は、軍事の問題」という角度での訴えはできないか‥‥と枠にとらわれない発想での意見交換もおこなったのはありがたいことでした。

 もっと気軽に、自然体で、多くの方とつながりあいたいですね。

 【今日の句】 構えずに 自分の言葉 みがければ

2017年12月12日火曜日

安倍首相応援の署名?

 寒さが緩んだ昨日とは違い、今日は雪! それでも足を止めて「3000万人署名」にご協力いただく方の姿がありました。

 マイクで話す向こう側にJR高架があり、雪を受けないためか署名に足を止める方も多いような‥‥。

 「安倍九条改憲NO!全国統一3000万人署名」は、こちらでネット署名もできますので、ぜひご協力や拡散をお願いします!

 私もマイクを握り、この署名は「日本には自衛隊が必要だと考えている人」でもできると呼びかけました。

 そう考える方の多くは、災害救助や専守防衛の範囲での活動が念頭にあると思います。

 安倍首相がめざす「憲法に自衛隊の存在を書き込む」というのは、その範囲の活動とは明らかに違ってくるでしょう。

 それが2年前に強行成立させられた安保法制=戦争法の存在です。

 「駆けつけ警護」や「戦闘地域」での兵站(へいたん)活動などは、戦闘行為に参加していることになりはしないのか。

 これはもはや専守防衛などではありません。

 海外での戦闘行為を憲法で保障するために「書き込む」と、なるのではないのか。

 その改悪を止めるためですから、日本に自衛隊が必要と考えている方とも手をつなげると思うのです。

 署名に「これは安倍首相を応援するものですか」と聞いてきた女性の方がいて、憲法改悪に反対する署名と伝えると安心してサインしてくださったと、取り組んだスタッフが話していました。

 安倍首相を応援する署名とは何かわかりませんが、もしかしたら日本会議などが賛同している改憲署名のことかもしれません。

 これは負けるわけにいきません。

 【今日の句】 平和をと 願う熱気で 雪とかし

2017年12月11日月曜日

原発事故を他人ごとにしないで

 「とめよう!原発再稼働 かえよう!福島切り捨て政治」署名を手に、東日本大震災から6年9ヵ月目の宣伝にとりくみました。


 署名はこちらで手に入れられますので、ぜひご協力お願いします。

 今も原発事故の影響で故郷に戻れない方、避難されている方、戻らないと決断した方など、どの方も大きく人生が変えられてしまいました。

 事故が起きてから、何気なく使っている電気の「作られ方」を深く知り、多くの方が心を痛めたのではないでしょうか。

 こんなことになるなら、原発はなくしたい、と。

 そこまで積極的ではなくても「なくて済むなら、ないでいい」という方も多いはず。

 すでに北海道では、泊原発が停止してから5年以上が経ちました。

 道民の省エネ努力などもあり、今も原発なしで生活や産業は成り立っています。

 原発は社会に必要--ではなく。

 原発を必要としない社会へ--ではないのでしょうか。

 それは可能だし、「原発ゼロ」への政治決断ができれば一気に前へ進めます。

 私の実家(石巻市)も、女川原発から直線距離で30km圏内にあります。

 外部電源が1系統だけ無事のため冷却できましたが、これもダメだったら福島と同じ状況になっていたかもしれません。

 震災も原発事故も、決して他人事にしてはいけないと思います。

 何より政治の責任が問われるのに、肝心の安倍首相が「他人事」と思っていないでしょうか。

 地域で世論を広げる活動を、さらに進めていきたいです。

 【今日の句】 止まってる原発 多数の今だから

2017年12月10日日曜日

希望ある北海道は、この場所から

 いろんな集まりが重なったなか、私は「明るい会」の会合へ。何としても新しい知事を!との思いがあふれました。

 「明るい会」とは「明るい革新道政をつくる会」の略称で、今日は各地の要求を交流しつつ明日の道政の展望を語り合う機会に。

 子ども医療費、原発、農業、JR、基地問題などの報告があり、日本共産党・真下紀子道議が議会報告をおこないました。

 どの発言でも共通していたのは、高橋はるみ知事は「国いいなり」という点でした。

 社会保障の分野では、国以上に道独自の取り組みはしない。

 北海道の基幹産業である農林漁業でも、安倍農政の路線通りに海外への売り込み中心。

 JR北海道の「廃線」問題も、維持のために知事が率先して国へ働きかけるということは見られません。

 極めつけは憲法について、先の道議会では「制定から70年あまりが経過し、国内外の情勢の変化に応じて憲法の見直しを行うことはあり得るもの」と、安倍改憲を後押しするような答弁もありました。

 私も発言させていただき、市民と野党の共闘とともに、幅広い方々への働きかけを私も担ってがんばると述べました。

 憲法の問題についても、「国と地方自治体は対等」で、憲法に明記されている地方自治を掲げてモノ言っている各地の首長さんと比べても高橋知事は特異であることを紹介しました。

 北海道には多くの課題や矛盾がありますが、それは新しい北海道をつくる原動力にもなりえます。

 総選挙では、市民と野党の共闘で力強い前進がありました。

 最後に「今日の議論から、各地・各団体での話し合いを始めよう」との呼びかけがあり、いっしょに私も力を尽くします。

 【今日の句】 この雪も とけて必ず 春は来る

2017年12月8日金曜日

こんな日でも改憲ストップ

 雪にも負けず寒さにも負けず、昼は「3000万人署名」の宣伝、夜は道庁前で反原発抗議行動へ‥‥寒かった~‥‥。

 参加されたみなさんも、スタッフのみなさんも本当におつかれさまでした。

 毎年のこととはいえ、こう寒い日が続くと体にもこたえますよね。

 こんな雪でも、約20分の間に11人の方が「3000万人署名」にサインしてくださいました。

 「3000万人署名」とは、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底さんや作家の沢地久枝さん、作家・作詩家のなかにし礼さん、神戸女学院大名誉教授の内田樹さんらが呼び掛け人となり、市民団体や法律家団体などが賛同した署名です。

 目的は、安倍首相による9条改憲を止めるため。

 自衛隊については様々な意見があっても、海外で武力を使える(=戦争に参加する)自衛隊にしてはならないと、考えの違いを超えて声をあげる運動です。

 すでに安保法制=戦争法が成立したもとで、駆けつけ警護など実際に武力を使うケースが心配されます。

 それを憲法に「上書き」することで、憲法上も認めてしまうということとなれば重大です。

 安倍首相は「自衛隊の存在を憲法に書き込むだけ」と言いますが、わざわざ、そのためだけに改憲するということなど真に受けられません。

 ぜひブログを読まれているあなたのまわりにも、署名をお広げください!

 ネット署名もできますので、詳しくはこちらをご覧ください。

 道庁前の反原発抗議行動は、降っていた雪がピタリと止んだものの寒さがジワジワと‥‥。

 参加されたみなさん、風邪などひきませんように!

 【今日の句】 寒さとも たたかう半年 まだ序盤

2017年12月7日木曜日

次のたたかいへ、急がば回れ

 今日は札幌市白石区での「つどい」で、何と手話通訳の方も! こういう状況が日常的になればいいですね。

 札幌市には手話通訳者派遣事業があります(今回この事業を使われたのかはわかりません)。

 全国的にも手話を基本言語と位置づけたり、普及・推進をはかる条例が広がってきています。

 手話通訳者の確保・育成が急がれます。

 こういう分野にこそ、国が財政的支援を強めてほしいものです。

 さて「つどい」ですが、今日は「憲法を活かした日本」というタイトルをいただいていたので、「くらし・経済」にかかわっては「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす」(党綱領)ことを、「外交・平和」では憲法9条をめぐる情勢と、北朝鮮問題の打開の方向について話をしました。

 その後は意見交換となるのですが、タイトルの中身より「また安倍首相が続いていることが腹立たしい」「共闘は良かったけど、やっぱり共産党が減ったことが悔しい」など、総選挙の結果についての意見が相次ぎました。

 私からは、●悔しい思いは私もいっしょ、●自民党が多数を取ったのは小選挙区制と野党分断の「仕掛け」があったから、●それでも共闘勢力が前進したことは安倍政権にとっては誤算、●世論の高まりは政権に直接ぶつかるとともに、国会の全政党を動かす力になる、●運動とともに日本共産党を知ってもらう場が大事で、いわば「急がば回れ」で次の政治選では勝利を--ということなどを話しました。

 だいたい納得してくださったようで、終わった後の握手も笑顔。

 こういう話をする場を、多く持ちたいですね。

 ニュースでは米トランプ大統領のエルサレムを首都認定する問題が報じられ、日本共産党も志位委員長名で談話を発表しました(こちら)。

 これが強行されていけば、中東問題の解決に大きな逆流を持ち込むことになります。

 国際的にも米国への批判や不同意があるなかで、日本政府は米国へ撤回を求めないのか。

 このまま放置しては、大変なことになりかねません。

 【今日の句】 手から手へ 伝わる言葉も ぬくもりも

2017年12月6日水曜日

もっと力をつけたい、と

 今日は党道委員会の会議に終日参加。先日の第3回中央委員会総会を受け、確信と今後の決意とが交流されました。

 小選挙区候補・比例候補、立候補を取り下げた予定候補なども、選挙戦をふりかえった経過なども報告しました。

 比例議席を失ったことは私自身の力不足と思っていますが、3中総でも「党の力不足」であると明確にしています。

 同時に、希望の党の出現によって野党共闘が壊れそうだったところに、市民のみなさんの力が大きく働き、わが党も共闘をあきらめなかったことは大きな意義がありました。

 もし共闘が成立せず、自民・希望の改憲二大政党が多数を占める結果になっていたら大変でした。

 立憲民主党ができ、時間もない緊急事態のもとで日本共産党は、多くの小選挙区で立候補を取り下げました。

 北海道では政策協定・選挙協定を書面で確認することができ、全国でも共闘の立場での野党が前進したことは重要でした。

 今度は、共闘も、日本共産党躍進も両立できるための力をつけるし、党のことを詳しく知ってもらう--その活動を具体化していくのが今日のような会議です。

 明日も「つどい」に行きますが、地域・職場のみなさんと語り合う機会をたくさんつくろう。

 「しんぶん赤旗」日刊紙の電子版や、JCPサポーター(仮)なども党中央委員会のもとで具体化されていきます。

 多くの願い・要求を実現する活動も取り組むし、特に青年たちとの交流を強めたい。

 そのなかで多くの方が入党してくださることで、党活動の根本が強く大きくなっていきます。

 ブログをお読みの方で、私(畠山)や共産党のことは応援してるけど、それ以上に踏み込むのはちょっと‥‥と思っている方はいないでしょうか。

 そういう方々とも率直な話し合いをしたり、現実的な結びつきを強めたいと思っているのです。

 必ず安倍政治を変えたいし、国民の声が生きる新しい政治をいっしょにつくりたい、のです。

 【今日の句】 地に足を つけた議論で 前も見え

2017年12月4日月曜日

酪農の郷での射撃訓練やめよ

 矢臼別演習場でおこなわれている射撃訓練の中止などを、紙智子参議院議員と防衛省へ求めました。

 この訓練は、沖縄での「県道104号線越え実弾射撃訓練」を全国へ分散・実施しているもので、矢臼別では16回目の訓練となります。
 
 分散するのは「沖縄の負担軽減」が目的とされていますが、まったく負担は減っていません。

 分散先でも、訓練の固定化や拡充されていることに不安の声があがっています。

 矢臼別では、米軍は2010年・2012年に山火事を起こし、2013年には演習場外への着弾まで起こしてもきたのです。

 報道によれば昨日で実弾射撃訓練は終了とのことですが、今後のことも含めて、防衛省から聞き取りをおこないました。

 これまでも訓練内容などは「運用にかかわる」として明らかにされてきませんでしたが、よくよく聞くと、何日に何発を撃つかは現地で米側が決めていくので、前日や当日の朝でないと日本側もわからないという実態です。

 つまり演習場を、まるっきり貸し出している状態。

 米側の運用だからと言わずに、日本の演習場であり領土なんですから、もっと明らかにすべきとぐらいも言えないのでしょうか。

 防衛省から米側には「効率よく訓練を」「訓練は最低限に」と申し入れているとのことですが、お伺いのような姿勢では、対等な関係でさえもありません。

 白リン弾の使用についても「自衛隊も使っている」「米側は沖縄でも使っていた」など、そもそも問題視していないようでもありました。

 いつも米側は「矢臼別は訓練に適した場所」と言っていますが、広い大地は米軍の訓練のためでなく道民の生活のため。

 酪農の郷としての道東地方で、米軍の訓練が固定化・拡充など許されません。

 【今日の句】 牛だって 穏やかな日々 願ってる

2017年12月3日日曜日

新たな決意で

 金曜日から東京に来て中央委員会総会に参加。総選挙の活動を総括して、新しいたたかいへ立ち向かう会議となりました。

 詳しくは日本共産党のHPにて、志位委員長の報告を聞いてもらえれば幸いです。

 市民と野党の共闘では前進したし、この間の経験を交流して、確固たる流れにすることは1つのテーマでした。

 もう1つに、どのような情勢のもとでも日本共産党が伸びるためには何が必要か、全国の知恵を結集するのがテーマです。

 全国どこでも、日本共産党そのものを知っていただく上での苦労があったとの発言が相次ぎました。

 党名を変えたらいいのでは、中国共産党の何が違うのか、本当に任せていいのか‥‥などなど。

 私も討論に参加して、私自身が党の「自由と民主主義の宣言」に感銘を受けたことを述べて、国民の自由と民主主義を奪っているのは安倍政権のほうではないかと述べました。

 もともと社会主義・共産主義というのは、資本主義の成果を引き継ぎながら人間の解放をめざした考えです。

 自由と民主主義の問題でも、複数政党制の堅持や、議会を経ての変革を明記しているのが日本共産党の綱領の特徴です。

 目の前の切実な要求実現に力を合わせながら、将来の日本の方向性を示そうじゃないか。

 それを「上から」ではなく、いっしょに市民のみなさんとつくっていこうではないか--との討論があり、結語(討論のまとめ)でも志位委員長は、その重要性を強調しました。

 衆院比例選挙は政党名を書く制度なので、党名に拒否感を持たれている方もいるかと思います。

 その心配を取り除く、私たちの活動が急がれています。

 北海道での活動の具体化に、力を注ぎたいです。

 久しぶりに前議員の仲間たちにも会って、この間の活動を交流しあいました。

 確信も悔しさも、共有しあえる仲間の存在がありがたい。

 それは北海道党組織のみなさんも同じです。

 会議で新たな意欲も湧き、明日は紙智子参議院議員の力も借りて、矢臼別演習場での訓練について要請をします。

 【今日の句】 誰とでも 語れる党に 前進で

2017年11月30日木曜日

鉄路が生きる未来を

 北海道の「国土軸」としての鉄道を--など、活発な意見が交流された「日高の未来を考えるフォーラム」に参加しました。

 主催は「日高線の未来を考える会」。

 会場には写真展示もあり、昔から地域に根差していた日高線の様子が伝わってきます。

 コーディネーターに小林茂さん(インフラ経営研究者専務理事、元AIRDO代表取締役副社長)、パネリストに青山佳代さん(フリーアナウンサー、日本中央競馬会経営委員会委員など)、岡田実さん(ジャーナリスト、元北海道新聞社専務取締役)、酒井芳秀さん(新ひだか町長、日高町村会会長)と豪華な顔ぶれ。

 酒井町長は基調講演もされて、約3年間の経過をふりかえり「動脈としての鉄路」の必要性を述べられました。

 何しろ日高地方は、サラブレッド銀座と呼ばれる馬産地の「聖地」であり、美しい自然の風景、豊富な水産資源などに恵まれた地域です。

 「活力ある産業が醸し出す風景こそ観光」(青山氏)、「アジアの富裕層が増えるなかでインバウンドの流れも続く」(岡田氏)など、日高の宝を光らせようとの提起がありました。

 そのうえで越波や台風の被害を受けた鉄路について「本来は国土保全の問題なのに、地域にしわ寄せが来ている」(岡田氏)、「抜本的な国の支援がないとできない、海岸は開発予算で」(酒井氏)など国の責任を問う発言も続きました。

 小林氏は「鉄道で利益があるのは新幹線ぐらいで、鉄路は全国どこでも赤字。北海道は国にとっても重要な地域であり、鉄路は道民のものでなく全国民のものとの位置づけが必要ではないか」と、広い視野からの問題提起は新鮮でした。

 会場からも「病気の身では苫小牧までのバスでは大変」「バス路線が合理化されて、国道しか通らなくならないか」「海岸保全と一体の問題、土砂崩れで濁れば昆布やホッキ漁が心配」など活発な意見が出され、私も「国土保全や地域経済の活性化など、超党派で取り組むべき課題もある。私も国会へ、今日のような声を届ける活動を進めたい」と表明しました。

 このような意見交換が全道各地でできればいいな、と心から思いました。

 地域だけの視野になれば「自分たちも乗らないから」「人口減少も進んでいるし」など初めからあきらめがちになりますが、全国的な動向や鉄道本来の意義などを交流できれば気持ちも前向きに変わるでしょう。

 先だって新冠町に行き、鳴海修司町長とも懇談させていただきました。

 新冠町は、町の海岸線14kmのうち「JR海岸」が6割を占めて、そのなかで大狩部地域が被害を受けたまま復旧されていません。

 「JR海岸」とは、国や道の管理ではなくJR北海道が管理する地域で、国土保全の考え方からすれば海岸法を改定して公的な責任とすることが求められています。

 ご苦労はありながらも、要請を続けていくうちに与党議員からも、国が何らかの支援をしなければいけないとの考えも広がっていると期待を述べられました。

 これがフォーラムの場でも新ひだか・酒井町長からも出されていた発言なので、管内首長さんの共通の感触なのでしょう。

 国会で直接、私が取り上げられないのは申し訳ない限りですが、このような声や実態、解決の展望を届ける役割を果たしていきたいです。

 【今日の句】 鉄路には 夢も歴史も 詰まってる

2017年11月29日水曜日

「安倍首相はひどい」聞き続け

 総選挙後のごあいさつを兼ねて、地域をまわって「しんぶん赤旗」のお勧めにまわっています。昨日は22000歩(!)。

 初めて「しんぶん赤旗」を目にする方が購読されるなど、うれしい出会いも。

 後援会員さんを中心にまわるのですが、どこでも「安倍首相はひどい」と聞きます。

 もう2年も3年も聞き続けてきた「安倍首相はひどい」。

 次の選挙を待たずに、憲法改悪阻止などの世論を広げて安倍首相を追い込みましょう、と私から。

 くらしの大変さも次々と出されて、この声を受けとめた活動も急がなければと痛感です。

 夜には党道委員会の全道農村活動者会議に参加。

 党本部の橋本さんや、農民後援会の笹渡さんなど東京でお世話になった方々とも久しぶりに意見交換し、北海道農村での活動強化の必要性も再確認しました。

 TPP11や日欧EPA、日米FTA、コメ政策の転換など、農家には負担や不満が広がる安倍農政が続いています。

 食と農を粗末にする国に、未来はない。

 何気に口に入れているものの、背景に何があるのか多くの方に知ってほしいですね。

 【今日の句】 倒閣は 次の選挙を 待たずとも

2017年11月28日火曜日

転換のメッセージ

 道原発連の宣伝に参加も久しぶり。署名される方も多いなか、声をかけてくれた19歳の学生さんとの対話で--。

 「僕も原発は反対しているんですが、代替エネルギーなどを、どう考えているんですか」

 道原発連は、再生可能エネルギー推進が一致点ではないので、その点は踏まえつつ北海道で広がる現状などを私から話しました。

 「太陽光は曇ったら発電しないだろうし、そもそも自然エネルギーでは発電量が少ないのでは」

 「設備を進めるにはお金もかかるけど、貧困をなくすことも急ぐべきだと思うし」

 「ただ『反対』を主張しているように聞こえて、じゃあ代わりはどうするか、具体的な話を聞きたい」

 などなど、聞けば選挙権を手にしたばかりで、関心があったとのこと。

 現状では原発が動いていなくても電力供給は可能だし、再生可能エネルギー普及も時間をかけて進めること、税金の使い道は(例えば)軍事費を見直して生み出せることなど、すぐに細かい数字は出ませんでしたが私なりに話しました。

 完全に納得はされず署名もしませんでしたが、ひとまず話せたことには満足してくれたよう。

 代替策がなければ反対していけないこともないし、運動団体は要求や一致点で活動しているので、彼のような思いを持つ人も確かにいるでしょう。

 私もそうでしたが、若いときには完全な政策的見取り図を求めがちにもなるので、現実には一歩ずつ変革していくことに物足りなさを感じるかもしれません。

 ヨーロッパでは再生可能エネルギーが大幅に普及し、北海道でもエネルギー自給率が100%を超えている自治体がいくつもある(これを知らせていなかった!)ことが、どれだけ「現実的」に進んでいるかも伝える必要があったかな。

 こういう声も大切に、前向きなメッセージも発していきたいですね。

 【今日の句】 ごまかさず 青年たちと 向き合って

2017年11月27日月曜日

日々、学ぶこと多く

 親戚の葬儀で宮城へ、戻って新ひだか町へ行き「ほっかい新報」企画対談、翌日は北斗市へ「つどい」学習会に。何km移動したことやら。

 亡くなった伯父は小学校の校長を退職した後も、教育委員会委員や老人クラブ会長なども務めたこともあり、加美町の猪俣洋文町長さんも参列してくださいました(弔辞もいただきました)。

 伯母やいとこなどと思い出話や、私のことも含めて政治談議なども通夜の後には続いて、しばらくぶりの宮城弁(?)も。

 穏やかな伯父さんで、いつも私も激励をいただいていました。

 感謝を告げて、お別れしました。

 久しぶりに会った甥っ子・姪っ子も背が伸びていて、つくづく時間が経つ速さも実感。

 「ほっかい新報」企画対談は、JR北海道日高本線を守る活動をされているみなさんと、熱を帯びるほどの内容となりました。

 新年号の掲載予定ですので、お楽しみに!

 北斗市は「つどいのための学習会」ということで、過去の党大会決定などを読み直すなかで、あらためて私も「つどい」の意義を再確認。

 日本共産党を知ってもらうことは、新しい政治をひらく土台づくりにもなるものです。

 杓子定規ではなく、自分の言葉と思いで日本共産党を語り、知ってもらう。

 私の話の後に各地の苦労や活動も交流されて、私自身も学ぶことができました。

 いろんな活動に頭がついていくのでいっぱいですが、学ぶことが多い日々でもあります。

 【今日の句】 体力が 続く自分に 感心し

2017年11月23日木曜日

身近で、わかりやすく

 今日はまず党石狩地区の「つどい」へ、なんと会場いっぱいの100人超! 夜は「ママの会」の集まりにもお邪魔しました。

 石狩地区の「つどい」ですが、私から約1時間、国会情勢や日本共産党の綱領をふまえて「他党と何が違うのか」を紹介。

 事前に寄せられた質問にこたえて、憲法9条を持つ対話・外交は十分できることや、日本共産党の宗教への考え方なども含めて、多岐に渡る話をさせていただきました。

 私が今回、特に紹介したかったのが1976年の臨時党大会で決定した「自由と民主主義の宣言」。

 「共産党」という名前だけで、中国や旧ソ連の一党独裁などを連想するという方が多くいます。

 私もその1人だったわけですが、考えをあらためる契機となった1つが、この「宣言」なのです。

 日本における民主主義の歴史をふまえ、今日的な「人間の自由」が侵害されている現実を告発し、日本共産党は将来にむけて3つの自由(①生存の自由、②市民的政治的自由、③民族の自由)の発展・開花を展望しています。

 当然、複数政党制は維持するべきだし、旧ソ連のような国民を弾圧することなどあってはならない。

 本文はこちらをご覧いただきたいのですが、この内容が今の綱領にも反映して、将来の日本においても発展・開花させるべきものと位置づけています。

 善意から「政党名を変えては」と話される方がいらっしゃいますが、このような中身をまずは知っていただきたいのです。

 集団的自衛権や憲法改悪、共闘の今後など、いろんな質問も出されて、意見を交流するというより私が話をする時間が多かったことは反省(苦笑)ですが、こういう機会を大小を問わずに広げていきたいですね。

 夜の「ママの会」の集まりでも、総選挙の結果についてなど述べさせていただきました。

 話のなかで大きなテーマになったのが「どうやって政治を身近に感じてもらうか」。

 わかりやすい言葉、ふだんからの働きかけ、日本共産党としての努力、職場教育・学校教育‥‥政治を話題にすることや「自分のこと」として受け止めてもらうために苦労されている話が次々と出されました。

 「仕方ない」「政治は変わらない」と思っている方へ、どう何を伝えるか。

 投票率が大幅に上がらないのは、願いを託せる選択肢が見えないからだとも思います。

 いろんな方法で、日本共産党自身のことも伝えていかなければ、です。

 それでも今回の総選挙は、北海道で言えば、小選挙区で自民党を拒んだ結果が多く生まれたし、さらなる努力で勝てた選挙区だってあったわけです。

 政治を変えたいと思っている方は確実にいるなかで、まず、そういう方々に日本共産党を知ってもらう。

 いまは自民党を支持されている方のなかでも、仕事などの関係から応援している場合もあるんだし、新しい政治のもとで仕事や社会はどう変わるかも示していかないと。

 まずは日ごろの結びつきを大事にする、当たり前のことをしっかりしなければ。

 【今日の句】 普段着の 言葉で政治 語れれば

2017年11月22日水曜日

つどって語ろう

 今日は札幌西区・琴似後援会による「日本共産党を語る会」へ、田中けいすけ札幌市議とお邪魔してたっぷりと共闘について意見交換しました。

 いま日本共産党は、このような「党を語るつどい」を各地で開く方針でいます。

 どのような政党状況になっても必ず選挙で日本共産党が前進するためには、①日常的に党の綱領・歴史・理念などを知ってもらう、②党の自力をつける--ことが大事と考えてのこと。

 田中市議からは札幌市政を中心に約20分、私からは国政の状況と「日本共産党は他党と何が違うのか」について綱領をもとに約40分ほど話しました。

 私から強調した点は、①米国いいなりと財界・大企業優遇という、自民党政治の根本から変える道筋を持つ党、②党の方針として統一戦線で政治を変える方針を持つ党、③草の根の組織を持つからこそ、ぶれずにがんばれる党--という角度を中心に、日本共産党そのものを語りました。

 もちろん総選挙でのお礼や力不足、さまざまな反応や特徴なども交えながら、です。

 その後は自由に意見を交換したのですが、ほぼ「市民と野党の共闘」についてが占めました。

 短期間の選挙で、党員・後援会員のみなさんが対話や宣伝に奮闘されている様子もうかがいました。

 一方で、党の議席を失くしたガッカリ感や、本気の共闘になるにはどうすればいいのかなど、本音や疑問も率直に語られました。

 議席を失うことになった結果に、本当に申し訳ない思いです。

 総括は総括でしっかり行うべきですが、共闘は大きな財産になっていると思います。

 北海道で言えば「憲法9条の改定に反対」などが盛り込まれた協定書を確認しましたし、共闘が威力を発揮していくには、まさにこれからの活動にかかっています。

 自民党は議席の上では多数を得ましたが、実態は野党の質問時間削減を提案することに見られるように、安倍政権として追及されたくない逃げの姿勢がハッキリしています。

 党として力をつけつつ、世論と運動を早くに広げないと。

 明日は江別市での「つどい」があります。

 【今日の句】 じっくりと 語れば進む 力わく

2017年11月21日火曜日

このまま放置していいのか

 鉄道会社は安全第一に--この間、発覚してきたJR北海道施設での「落下物」調査に足を運びました。

 党道議団(真下紀子・宮川潤・菊地葉子・佐野弘美)と橋本美香・党厚別区委員長とで向かった先は、今月、落下物があった札幌市厚別区の高架下。

 6日には、市道交差点で重さ2・5キロのコンクリ片が、軽自動車を直撃。

 8日には、国道交差点でサビ片が落下して、車のフロントガラスに傷。

 党道議団の求めに応じ、JR北海道は今年だけで20件、2013年から42件の落下物があることを明らかにしました。

 2月に、小樽市で最大重量7キロの排水管2個。

 3月に、旭川市で同8・2キロの排水管。

 4月に、白老町で外壁材10キロ。

 6月に、札幌市手稲区で18キロもの転落防止策1枚。

 JR北海道は施設の老朽化など明らかにしていたものの、ここまで連続すると資金がないなど言ってる場合ではありません。

 これまで国からの財政支援を受けて、どのように対策を講じてきたのか説明する責任が問われます。

 命をあずかる鉄道会社として、このまま放置していいのか。

 それは国の姿勢としても問われなければなりません。

 根本は、国鉄の分割・民営化によって予測された財政的困難を、責任を負うことなく今日に至りました。

 高架下を注意して見れば、腐食が進んだところや「うき」(浮き?)と印がついているところも。

 北海道の実態は深刻ですが、全国的にも同じような状況はないのでしょうか。

 急いで調べなければ。

 【今日の句】 安全と 命の重みを いま一度

2017年11月19日日曜日

届け、この北海道の熱い思い

 寒さに負けない北海道。銀世界となった札幌・大通公園で、総がかり実行委員会の集会には300人!

 毎月19日の集会とアピールパレード(さすがにパレードは中止となりました)ですが、昨日からの雪に加えて気温表示は-2℃。

 平和フォーラムの難波事務局長からは「総選挙で自民党は多数を取ったが、国民全体からすれば支持は少ない。3000万人署名をすすめよう」と呼びかけがあり、憲法改悪反対共同センターの道労連・黒沢議長は「トランプ大統領から言われて安倍首相は武器を買い、一方で社会保障予算を減らすなどとんでもない」と厳しく指摘しました。

 空気は冷たくても気持ちは熱く、呼びかけに「そうだ!」の声も飛び交いました。

 このような積み重ねが総選挙での共闘を生み出し、北海道では定数20(小選挙区12+比例8)のうち共闘勢力が4割(8議席)を占めることとなりました。

 やればできる。

 必ず政治は変えられる。

 そのためには日本共産党も、さらに力をつけないと。

 ありがたいことに今日も「次はがんばろう」と声をかけてくださる方が多く、さらに私も馬力を出さないと。

 ちょっと風邪気味でしたが、昨日は小6の娘の学習発表会を見て、わが家の車のタイヤ交換(間に合った!)もして、ぐっすり寝たら今日は体調ばっちり。

 今週は、党を語る集いなどが相次いでいて、急いで準備もしています。

 せっかくなので国会の経験や、道内各地をまわっての思いなども交えながら日本共産党のことを自分の言葉で伝えよう、と。

 各地で聞いた要求も国会へつなげるし、運動をされている団体・個人のみなさんとも話し合いを重ねたい。

 やればできるし、必ず政治を変えるんです。

 【今日の句】 心まで 真っ白のよに 生きれれば

2017年11月18日土曜日

やっぱり対話が大事

 いよいよ冬到来という感じの札幌。寒さに負けず、宣伝や道庁前の反原発抗議行動に足を運びました。

 憲法を生かす全国統一署名の呼びかけもおこないました。

 信号待ちの学生らしき女性がチラチラと見るので声をかけたら「中国から来たんです」。

 留学して2年半ほどだそうで日本語も流暢に「憲法9条のことも知っています」。

 首脳同士では緊張関係があっても、国民・民間レベルには壁なく友好と連帯を広げたいもの。

 私もマイクを握り、「変えるべきは憲法9条ではなく、今の政治の姿勢」と訴えました。

 宣伝が終わった後、どこかで聞いていてくれていたのか「署名します」と駆け寄ってきた青年もいました。

 このような輪を広げていきたい。

 北海道大学前でも宣伝にとりくみ、ここでは民主青年同盟の青年たちがシールアンケートにも取り組みました。

 「詳しく憲法のことはわからないけど」と言いつつシールを貼りながら、長い時間の対話になっているようでした。

 憲法というと遠い世界のように聞こえるけど、実際は人間らしく生きるための「国のかたち」が書かれているんですよね。

 学ぶ立場の学生にとっては、憲法は「生かすもの」というより「学ぶもの」という印象が強いかもしれません。

 青年たちの対話の様子から、私も多くのことを学ぶのでした。

 道庁前の反原発抗議行動へ向かうときの地下歩行空間に、芸術作品の展示がありました。

 そのなかの1つに「原子力 明るい未来の エネルギー」と、電気で光らせて浮かび上がる文字の作品が。

 解説を読むと、原発の賛成・反対を問うものではなく、今の社会状況のもとで考えあいたいと作成したものと書かれていました。

 この標語は、福島県双葉町の中心街に掲げられていました。

 考えたのは大沼さんという小学生(当時)。

 検索したら、原発事故のときは出産を控えたパートナーの方と避難をし、自分の標語とは反対に「脱原発」の運動に取り組むようになったそうです。

 みずから双葉町へ行き、標語が掲げられた看板の撤去に取り組みました。

 結局は町が撤去を決めるのですが、なぜか大沼さんは反対。

 「それより町は、仮設住宅で暮らす住民の支援などをやってほしい」というのが理由でした。

 これが原発事故の現実だと、あらためて悲しくも悔しくもなりました。

 道庁前では、この中身を紹介してスピーチ。

 「寒い札幌ですが、福島ではもっと寒い思いをしている人がいる」とのスピーチも。

 安倍首相の所信表明演説には「今後とも生業の復興、心の復興を力強く支援していく」との一文がありましたが、どうも心が入っていないように聞こえました。

 福島だけでなく、やっぱり全国でも北海道でも、声をあげなければいけないです。

 【今日の句】 重ね着の 厚さが示す 寒さかな

2017年11月15日水曜日

袋小路となる安倍農政を変えよう

 今日は十勝地区で、田村貴昭衆議院議員と酪農調査。こうやって実態をふまえることの大事さを再確認しました。

 昨日のブログにも書いたように、この時期には加工原料乳の補給金などが審議されていきます。

 田村議員の国会活動をサポートしつつ、あらためて私も道内の現状を把握すべく同行しました。

 小選挙区11区の予定候補だった佐々木とし子さん、道農民連委員長の山川秀正さん、地区常任委員の佐藤耕平さんの案内で、農協訪問や酪農現場の視察、党地方議員などとの懇談をおこないました。

 実態をよく学べたのが、士幌町での石垣牧場での視察。


 3年前に建て替えた牛舎には自動給餌ロボットなどがあり、少しは働く時間が減ったのかと思いきや「機械は修理が必要なんだよ」。

 1頭ごとの搾乳量や成分などが分析されて、見合った飼料が配合されるわけですが「成果が出ないと餌をもらえないみたいだよね」と石垣さんは苦笑い。

 何より健康管理や発情の見極めなどは人の目が必要で、これまでどおり牛舎に足を運ぶ日々は変わりません。

 機械の導入や、施設の大型化は投資額も大きくなります。

 それを安定的に償還するためには、生産費をまかなえるだけの乳価が必要で、だから加工原料乳の補給金が重要になるのです。

 TPPや日欧EPAなど競争環境ばかりが激しくしつつ、責任は現場へ押し付けるのが今の農政の特徴でもあります。

 世界的には価格保障や所得補償があるからこそ農業は成り立ち競争力もあるのですが、そこが日本の農政では弱いのです。

 将来不安が強まるもとで、数千万や億単位の負債を抱えながら、どうして農業を続けられるでしょう。

 この袋小路を断ち切る必要があります。

 まずは国会で田村議員や紙智子参議院議員にゆだねますが、いろんな場面でこの転換を私も訴えていきたい。

 やるべき課題はたくさんあります。

 【今日の句】 どの牛も かわいい瞳 してました