2017年4月11日火曜日

誰に寄り添っているというのか

 震災復興特別委員会で、今村大臣に避難者への「自己責任」発言を問うたら「本意ではない」と繰り返し‥‥やっぱり反省していない!?

 今日は福島特措法改正案の審議で、民進・共産・維新の質問のみ。

 大臣の発言に対しては、民進・金子恵美議員、次に私、そして共産・高橋千鶴子議員とが追及。

 私は、北海道へ避難されている方の声を実際に紹介し、その受け止めを聞いたのですが‥‥

 答弁は先ほど紹介したように、みずからの発言は伝わり方が「本意ではない」と言いたいようで、ていねいに説明していきたい旨の発言を繰り返すのです。

 これは私だけでなく3人の議員にそろって、そのような答弁を繰り返し、私からは避難者の声を聞く機会を持つよう求めたのに対しては「復興庁として200回近く、実際にお会いしている」と、大臣みずからは、そのようなつもりもない!ことを吐露したのでは。

 それにしても、大臣が「ていねいに説明する」と答弁するたびに、その中身は大臣としての「真意」を説明したいがようですので、かえって不信を深めているのではないか。

 質問の中身というか、大臣の発言に傷つき怒っている避難者の声が理解されていかないことが悲しくも怒りたくもなりますが、何より最も悔しいのは当事者のみなさん。

 大臣の資質もそうですが、復興行政の根本から問われている!と痛感です。

 今日の本来の議題である法案も、帰還困難区域内に「拠点」を設けるがために国直轄で除染するのですが、その費用は「新しいステージにおける政策判断」だから国が負担して、東電には求めないこととしています。

 「新しい」を掲げることで、実際は東電を免責することになるのではないのか。

 これまで福島特措法の改正には、その経過からも賛成してきた日本共産党ですが、今回は反対せざるをえない内容と、討論でも表明しました。

 いったい、誰のための復興なのか。

 いったい、誰に寄り添っているというのか!

 【今日の句】 答弁を 聞くほど心 遠ざかり

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