2017年4月25日火曜日

やっぱり安倍政権、早く終わらせたい

 昨日書いた矢先に、諫早干拓問題で山本農水相が「控訴しない」と発表!‥‥の後に今村復興相が再びの暴言! 辞任当然!

 震災が「東北で良かった」だなんて、石巻市出身の私からすれば個人的にも、そして多くの方が亡くなり今も苦しむなかで、社会的に政治的にも到底許される発言ではない。

 さらにさらに、福島からの避難は「自己責任」であるとの発言をした後だけに、二重三重に大臣としての資格が問われるのは当然ですよ。

 辞任の意向とも、事実上の更迭とも報じられていますが、ことの本質は安倍政権全体の震災復興に「本音」ではないかと思えるし、首相自身の任命責任も問われるのではないでしょうか。

 明日、参議院復興特別委員会では福島特措法改正案が審議される予定でしたが、今村大臣のもとで提出法案を認めるわけことも納得できない。

 衆議院では、明後日に復興特別委員会が予定されていますが、大臣辞任となれば所信質疑から質さなければなりません。

 今村復興相だけでなく、大臣の相次ぐ暴言に政務三役の不祥事‥‥やっぱり安倍政権を、早く終わらせなければ!

 諫早干拓問題ですが、福岡高裁での確定判決があるにもかかわらず、国が開門をせずに制裁金まで課せられて、これで責任を果たしていると言えるのか。

 大臣談話には、次のように書かれています。

 「‥‥問題を解決するには、国として、今後の基本的な考え方を明確にする必要があると判断するに至りました。

 国としては、諫早湾周辺の農業者、地域住民等が抱える将来の農業経営や日常生活の安全・安心に対する不安を払拭するとともに、漁業者を始めとする有明海沿岸の関係者に共通する思いである有明海の再生を速やかに進めるため、改めて開門によらない基金による和解を目指すことが本件の問題解決の最良の方策と考えます。

 その実現のため、国として開門しないとの方針を明確にして臨むこととし、今般の判決を受け入れ、控訴しないことにしました。‥‥」

 開門できない理由として、農業者や地域住民等の理解と協力を得られなかったことを理由としていますが、開門によらない和解が今度は漁業者側の理解を得られるのでしょうか。

 昨日も国会へ、漁師の方が訴えておられました。

 「昔の人は『泉水海』と呼んでいたほど、豊かな海だった。

 しかし、アサリもタイラギも漁ができなくなり、産卵に来るはずのコハダも諫早湾に入れない。

 アサリは経費もかからず採れたから、アサリが採れなくなれば漁業者がやめて当然だ」

 前の時には、色落ちしたノリも見せてもらいました。

 有明海の再生は、今回の談話のなかでも「共通する思い」と国も認めています。

 その立場で国ががんばるならば、有明原告団による農漁・防災が可能な提案を、どう考えているのか。

 本当に腹が立って腹が立って仕方ないのですが、いちばん悔しい思いをしているのは20年間たたかってきた漁業者のみなさんだと思います。

 とはいえ福岡高裁の確定判決が消えるわけでもないし、国の果たす責任がいっそう重くなったことは間違いありません。

 談話では「真摯に努力」というけれど、「想定問答」のような抑え込みなど到底許されない!

 【今日の句】 国民の 痛み知らない 大臣いらぬ

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