2017年8月8日火曜日

原発優先の姿勢を変えよ

 今日は福島県農民連の、東電・経産省・農水省などへの要請に同席。国と東電は賠償と廃炉へ責任を果たせ!

 今日の要請に党議員団からは、衆議院から高橋千鶴子議員と私、参議院から紙智子・岩渕友の両議員が同席しました。

当選してから何度か同席している交渉ですが、今なお続く被害や苦労の大きさを、あらためて痛感しました。

 要請項目は、▶大臣と農民連と懇談の場を(復興庁)、▶川村会長の「原子力なしではやっていけない」発言の撤回と謝罪、福島第2原発の廃炉、培土購入費用の支払いや正しい資産評価と賠償など(東電)、▶東電への廃炉要請、新たな賠償方針作成には農民連も加えよなど(経産省)、▶圃場ごとの汚染マップ作成、玄米全袋検査への財政負担、農村での再生可能エネルギー支援など(農水省)--など。

 初めから激しいやりとりになったのが、東電・川村隆会長が「原子力なしではこの後やっていけないことを示すのが大事」「事故を起こした当事者が発電所をきちんと動かせたことが国民に分かれば、原子力にとって大きい」(7/10 原子力規制委員会との意見交換)と発言したことに対してでした。

 厳しい避難生活を送っている避難者や県民がいるのに、いかに原発を動かすことが大事かを優先させる考えではないのか!

 東電側は「福島の復興へ責任を果たす考えに変わりない」と答えるものの、「原子力は一定の必要性がある」などと発言の撤回や謝罪には触れず。

 福島第2原発の廃炉についても「経営の判断を要する」と明確にせず、原発ありきの姿勢をまざまざと示しました。

 さすがにこの姿勢はひどいと、参加者そろって厳しく抗議。

 「県民に責任を果たすといっておきながら、原発は必要とは何事だ」と怒りの声が次々。

 経産省は「県民の立場に立って判断を」と東電側に促すことしかできず。

 これで東電は、県民から信頼されると本気で思っているのでしょうか。

 重なっている会合があったため途中までしか参加できませんでしたが、東電も国も要望を正面から受け止め、役割と責任を果たすべき!

 【今日の句】 苦しみの 重さを東電 知ってるか

0 件のコメント:

コメントを投稿