2017年10月17日火曜日

誰が地域を疲弊させた

 みぞれも降り、雷も鳴って、吐く息も白い上川管内から北見市まで。今日は農業・JRの訴えに力を込めました。

 旭川→比布→当麻→上川と、いずれもコメどころ。

 農水委員会にいた者として、安倍政権の農業・農協つぶしに多くの農家が不満を募らせていることを実感してきました。

 来年度からコメの直接支払交付金7500円/10アールがなくなります。

 規模の大きいコメ農家が多い北海道では、今後の経営に不安を持たれている方も多い。

 そうでなくてもミニマムアクセス米の輸入などで価格が下がり、さらにTPP復活となればさらに輸入が増える。

 行き過ぎた農産物の輸入自由化がもたらしたものは、日本の食料自給率38%という現実。

 それなのに安倍政権は、海外輸出ばかりを強調し、企業への開放として種子法まで廃止してしまいました。

 こんなに食と農を粗末にする国には未来はない!

 日本共産党は価格保障・所得補償の強化、新規就農者への支援などともに、行き過ぎた農産物輸入自由化を見直します。

 国会で追及の先頭に立ってきた私にとって、TPP復活など到底認められません。

 まして鉄路がなくなれば、地域の疲弊が進むことになってしまいます。

 高校生の通学、高齢者の通院、農産物の輸送、観光の交通手段……こんなに鉄路が必要とされているではないのか。

 日本共産党は、国の責任とJRグループによる交通基金をつくって路線を維持するなど鉄路を守る提言も発表しています(こちら)。

 札幌での政党討論会では、自民・公明ともに全路線を守るとは明言しませんでした。

 しかし自民党は30年前、国鉄の分割・民営化の際の新聞広告で「ローカル線はなくなりません」と約束していたのではなかったか。

 国民の移動権を守るのは、ヨーロッパでは当たり前のことであり、日本もその立場に立つべきです。

 道内各地で鉄路を守る「オール北海道」の流れを、日本共産党も先頭に立ってがんばりたい。

 --このような訴えをしています。

 夕方は遠軽町、夜は北見市内での演説会。

 北見でも熱気が溢れ、必ず比例区で議席を、小選挙区でも菅原まこと候補の勝利を!と私からも呼びかけました。

 握手をしていたら「私は自民党支持者だったんだよ」という男性が、「でも81歳で共産党に入った。いま86歳」と!

 励ましていただき、本当にうれしい限りです。

 明日は北見から網走・美幌をまわり、今日初雪が降った釧路市まで向かいます!

 【今日の句】 1俵の 重み託して 1票に

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