2017年1月13日金曜日

準備が忙しくなってきた

 昨日は北海道に戻り論戦準備の懇談、今日は15日からの党大会準備の中央委員会‥‥行ったり来たりの毎日です。

 今度の通常国会で農林水産委員会には、安倍農政の特徴となる法案が提出される予定です。

 「農業の成長産業化」を旗印に、農協・全農「改革」、農地集積の加速、生乳を扱う指定団体「改革」、収入保険の創設などなどに、種子法の廃止なども検討されているよう。

 コスト削減と高付加価値化で、農家所得をあげる--としながらも、そもそも農産物価格が安い根本にメスを入れないでいいのでしょうか。

 コスト削減が進めば、さらに低価格で買いたたかれることも想定されるわけで、流通・消費の面とともに、やはり価格低下を引き起こしてきた輸入農産物の問題や、農家の所得補償の必要性まで踏み込んだ議論をしなければと思っています。

 欧米諸国は、農産物の競争力があると聞きます。

 しかし、EUでは農家に対する所得補償がしっかりしていますし、歴史的には農家と協同組合の力で政治を動かし、世論にも働きかけた歴史があることも聞きました。

 国会はもとより、農家が声をあげる状況もつくる必要があるし、協同組合本来の役割が発揮されるべき時だとも思います。

 こんな感じで落ち着かない毎日ですが、党大会では北海道と全国の仲間にも会えるし、楽しみにしています。

 【今日の句】 寒波にも 負けず歩くぞ 伊豆の山

2017年1月11日水曜日

安定した食料生産ができるよう

 今日は終日、来年度の農林水産関係予算のヒアリング。安倍政権の「農業の成長産業化」をめざす予算編成となっています。

 まず大臣官房予算課から総括的な内容を聞き、農水省からは生産局/技術会議/食料産業局/農村振興局/消費・安全局/経営局/林野庁/水産庁/政策統括官/大臣官房政策課と、重点事項の説明を受けました。

 昨年まではTPPを念頭に、農業の競争力強化というスローガンも掲げられていたように思います。

 TPP関連は補正予算で措置されたとして、来年度当初予算は、TPPがあろうがなかろうが強い農業をめざすための予算との説明。

 担い手への農地集積、農地の大区画化などの予算増が目立ちます。

 しかし、大規模化が進むことは機械も大型化し、負債も膨らむことになりかねません。

 一路大規模化ではなく、家族経営を軸に多様な農業の形態があってこそ、安定した食料生産も地域社会も成り立っていくのではないかと思います。

 とりわけ生産条件が困難な中山間地や、労働時間の長い酪農に対する新たな予算措置もされましたが、どれだけ実態に貢献するのかは国会審議を通じて明らかにしていかなければなりません。

 そのためには現場の実態を調査する時間が必要で、何とか時間をやりくりして審議に反映させたい。

 もちろん農業だけでなく林業・水産業も同様で、一次産業を基幹産業とする地域づくりと地域活性化ともリンクした問題になります。

 総合的な政策づくりも待たれていると思いますので、力を尽くしたいです。

 【今日の句】 食物は 機械のように つくれない

2017年1月10日火曜日

国会開会へ準備もびっしり

 昼に上京したら、コートいらずで春のよう! 北海道では明日から大荒れの天気のようですが、災害などにならないよう‥‥。

 「春のよう」とはいえ、ジャンバーやマフラーをしている方もいましたから、北海道人の肌感覚の話なんですよね。

 冬の暖房代が生活費を圧迫しますし、道路もツルツルになるからこそ鉄路の意義もある‥‥これが積雪寒冷地の生活です。

 新年のあいさつまわりで札幌市内をまわっても、区によって除排雪の進行もまちまちでした。

 関連予算の増額は必要ですが、業者の体制が年々困難になるなかに、震災復興や東京五輪関連による影響もあると聞きます。

 一気に業者は増やせないわけで、区ごとの割り振りを柔軟に采配する取り組みはできないものなのか‥‥あらためて国にも確認しようと思います。

 上京してさっそく、打ち合わせが相次ぎました。

 193通常国会は20日からとなりますが、15~18日に日本共産党は大会があり私も伊豆の会場に入り浸りとなるので、今のうちからの準備が必要となるのです。

 明日も終日、農林水産関係の来年度予算を農水省から聞きこむ予定。

 もちろん北海道独自の課題にも、取り組んでいきます。

 【今日の句】 雪のない 歩道を歩く この不思議

2017年1月9日月曜日

ともに生きる社会を

 成人の日でしたが、私はアイヌの新年を迎える伝統儀式「アシリパノミ」に参加。誰もが安心できる一年となるよう、私も祈りを込め‥‥。

 チセ(家)の中でおこなうのですが、カムイ(神)への感謝などを示すためでしょうか(違っていたら申し訳ありません)、ずっと窓は開けっぱなしにします。

 火の神・水の神・樹木の神‥‥などありますが、唯一絶対の神とは違い、あらゆるものにカムイが宿っているという考えです。

 寒さにこらえつつも、カムイへの敬意を表しつつ今年1年の豊穣や無事も祈る、厳かな雰囲気の約1時間。

 道内にいながら、意識しないとアイヌ文化のことも薄れてしまいがちになります。

 そもそも国会では、2008年に衆参両院でアイヌを先住民族と認める決議があげられています。

 2020年をめどに国立博物館・象徴空間の建設が計画されていますが、それにとどめずアイヌへの偏見・差別を助長するようなことはやめさせなければならないですし、これまで受けた不利益を解消する政治的手立てが必要です。

 国会では超党派の議員連盟ができていて、私もその一員です。

 先輩議員の努力のもと進んできたアイヌ施策を、さらに前へ進めるのが私の役目だと自覚してがんばりたい。

 さて、新成人のみなさんは、どのような気持ちで今日を迎えたのでしょうか。

 希望、不安、とまどい‥‥仕事や病気、家庭の事情などから、成人式に出られなかった方もいると思います。

 すでに選挙権は18歳となりましたが、やはり20歳を迎える気持ちは別のはず。

 未来を、社会を、つくる力が誰にでもあります。

 新成人、心からおめでとう!

 【今日の句】 新しい 一歩も希望も 忘れずに

2017年1月8日日曜日

この1年の間に

 新年のつどいに回った週末、どこでも「今年こそ安倍政権を終わらせよう」との声! 私も本気で立ち向かいたい。

 昨日は江別市の党と後援会の新年会からスタートでしたが、昨年の今ごろは衆院道5区補欠選挙で「野党で候補が統一できるか」で、苦労のただなかだった時。

 「大変だったのよ」と当時のことを語る女性もいましたが、自分たちは随分がんばってきたとの思いも。

 1年の間に、野党共闘で実際に勝てる経験もできたし、今や共闘を前提に勝つために何が必要かまで議論や運動が進んできたんですよね。

 今年こそ、今年こそ安倍政権にかわる政治を!

 今日も新年会の合間に、札幌駅前での「ユニキタ」「ママの会」「大学・高専関係者有志の会」による「戦争法廃止・野党は共闘」街頭宣伝へ。

 残念なことに駆けつけた瞬間に宣伝は終わってしまいましたが、川部竜二比例(小選挙区3区重複)予定候補と、最後の集合写真に収めてもらいました。

 集まった方々の顔ぶれを見ると、この1年の間に顔なじみとなった方も増えたんだな、と。

 昨日は、小樽の「新春のつどい」に森井市長や「市民の風・北海道」の結城先生も見えられていました。

 このように多くの方と結びつく活動も、また大事なこと。

 政治を変える心ひとつに、私もがんばります。

 なお、各地の党と後援会の新年会には文化アトラクションなども必ずあるんです。

 写真は白石区で新芸能集団「乱拍子」による獅子舞、もう1枚は小樽市での「潮太鼓」。


 会場も大盛り上がり!

 【今日の句】 共同が 昨年よりも 強まって