2017年3月11日土曜日

政治の責任は重い

 今日は生まれ故郷の石巻市での震災追悼式、夜は両親などにも会って年に1度の親孝行。家族のありがたみを痛感します。

 あらためて亡くなられた方に心から哀悼の誠を捧げ、ご家族はじめ今も苦しまれている方々にお見舞いを申し上げます。


 朝に東京を出て仙台に着き、仙石線に乗って石巻に向かう途中。

 大きなカバンを持たれた方、私より年の若い女性‥‥などが、多賀城あたりから窓の外を気にかけ始めました。

 何らかの関係があるのかも、しれません。

 とはいえ私も前後をキョロキョロしつつ、東名駅や野蒜駅付近では「ずいぶん新しい家が建ったんだな」と‥‥。

 6年という月日は、やっぱり重いと実感しながら石巻へ到着。

 まずは三浦県議と日和山公園にのぼり、昨年とそう変わらないように見えた門脇方面。

 マスコミも多くいましたし、ゼッケンをつけたボランティアの若者の姿もあり、私も当時の状況を思い出し。

 札幌にいて、テレビに流れる津波の様子に呆然とするしかなかった6年前。

 石巻の家族とも連絡が取れず、とはいえ現地にもなかなか行けず、眠れなかった6年前。

 その場にいない私でさえ当時を思えば心臓がドキドキするような思いに駆られるのですから、被災された方々にすれば、どんなに重い震災だったのか、と。

 高橋千鶴子議員の代理として出席した追悼式は、高校生も含めた追悼合唱もありました。

 よく見えなかったのですが、両親が言うには、指揮者は私の中学校時代の先生だとか。

 追悼式後は復興公営住宅などもまわり、明日は入居された方などからも話を聞く予定。

 午後は東松島市で、演説会もあります!

 石巻以外で県内初めての演説会なので少々緊張ぎみですが、しっかり情勢と党の持っている力をお伝えできればと思っています。

 何にせよ、真の復興へ政治が果たすべき責任はまだまだ多いと痛感した1日でもありました。

 【今日の句】 節目とは 総理が勝手に 言うだけで

2017年3月10日金曜日

安倍政権の責任は重い

 視察から戻ったら「南スーダンから陸自・施設部隊を撤収」のニュース‥‥とはいえ安保法制=戦争法の危険性は消えていない!

 司令部要員が残るので完全撤収ではありませんし、撤収の理由も「施設整備に区切りがついた」からでPKO5原則が崩れているとも認めていない。 

 現地からの「日報」で戦闘状態が明らかなのに、「国または国に準ずる」組織の戦闘ではないし、憲法との関係では「戦闘」ではないと言い続けてきた安倍政権の責任は重い。

 撤退で良しではなく、引き続き安保法制=戦争法の廃止と、根本にある集団的自衛権の閣議決定撤回までがんばりたい。

 さて今日は、経済産業委員会の後に、紙智子参議・斉藤和子衆議と神奈川県のJA全農へ調査・懇談。

 各県の奨励品種に、全農による「はるみ」というお米が認定されたため、その経過などを聞くためです。

 どの課題でも現場の努力を聞くというのは大事ですが、農業に関しては、とりわけ大事ですね。

 札幌弁護士会から、司法修習生に対する新しい給付制度の新設などを内容とする裁判所法改正案が閣議決定されたことで、可決に向けた要請も受けました。

 何度も院内集会や議員要請をおこなって、当事者も先輩も、現実を訴え続けてきた結果であり大きな成果。

 可決しなければいけないし、さらに拡充や、これまで受給できなかった修習生との公平性をどうするかなどの課題も残っています。

 明日は石巻市へ追悼式に、明後日は東松島市で演説会、来週の質問準備もあるし‥‥パソコンに向かう眼もショボショボ気味‥‥。


 【今日の句】 5原則 破たん認めよ 安倍総理

2017年3月9日木曜日

ポスト原発

 今日は震災復興特別委員会→本会議→再び復興特→農水部会。復興特では高橋議員が(3日連続)質問し、原発に頼らない町づくり支援をと!

 女川町を引き合いに、資源エネルギー庁も廃炉を選択した町での支援事業を持っているのだから、ポスト原発の町づくり応援を!との質問でした。

 支援事業というのは、例えば「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金」というものでして、事業目的・概要には「原発依存度低減という方針の下で、廃炉が行われる市町村をはじめとする原発立地自治体等において、エネルギー構造の高度化などに向けた取組を進め、地域の 理解を図っていくことが重要」としています。

 事業のイメージには、「再生可能エネルギー等を中心とした産業・観光・農業振興のための取組」をあげてもいます。

 東芝とWH社の状況を見ても、原発が産業としても未来はあるのか大きな問題が提起されていると思います。

 何より、ひとたび大事故を起こせば大きな被害が出ることを、私たちは経験したはずです。

 原発に頼らない町づくりはできるし、やらなければいけない。

 3・11を前に、あらためて政治の責任の重さを痛感しています。

 【今日の句】 気がつけば 日も暮れ明日は 金曜日

2017年3月8日水曜日

農水省は反論していた

 農水省は、種子法が民間開発を阻害していないと明確だったではないか! 今日の委員会で種子法廃止の根拠を問いました。

 政府は、種子法があることで民間企業が種子の開発などを阻害しているとしています。

 しかし、昨年は神奈川県で全農による「はるみ」が奨励品種となりましたし、大手牛丼チェーン店で使われている「みつひかり」は民間企業の開発によるもの。

 種子法で阻害されているから廃止、と政府が唱えるほどではない。

 加えて私から、農水省自身が規制改革会議へ反論していた資料を突き付けました。

 2007年4月20日の規制改革会議・地域活性化WGの第2回農林水産業地域産業振興TF。

 民間委員から「民間の新品種が奨励品種になることが極めて困難との指摘がある」などの問いに、以下のように農水省が答えています。

 「奨励品種に採用する品種については、公的機関が育成した品種に限定しておらず」

 「本制度が新品種の種子開発の阻害要因となっているとは考えていない」

 「奨励品種制度が新品種の生産・販売・普及の妨げになっていないと考える」

 明確に、否定している!

 なぜ認識を変えたのか、の問うと、つまりは税金が投入される公的機関と比べて、民間は平等ではない(イコールフッティングではない)から廃止、ということのようです。

 質問時間が10分なので、続きは別の機会にしますが、こんな答弁など理由にならない。

 公的機関が責任を負う分野があるから税金を投入しているのであって、民間と同等にするため廃止というのなら、さまざまな法律が無くなってしまうではありませんか。

 大臣から趣旨説明がされたので、与党は来週中の衆院委員会で審議・採決をめざす方針です。

 急いで問題点を明らかにしていきたい。

 全労連はじめ国民春闘共闘の請願デモに、党国会議員団として応対と連帯のシュプレヒコール。

 閣議決定された、JAS法改定案の説明も聞きました。

 1日の終わるのが、本当に早い‥‥。

 【今日の句】 種子までも 利潤第一 誰のため

2017年3月7日火曜日

「なぜ廃止」かを問う

 ほぼ質問準備を終えました。明日は農林水産委員会で質問(11:05~11:15、ネット中継)です。テーマは種子法!

 以前のブログにも書きましたが、種子法(主要農作物種子法)は戦後の食糧増産に貢献しただけでなく、今もなお安心な種子の開発・普及に重要な意義を持つ法律です。

 廃止法案の審議は今後になるのですが、その前からも「なぜ廃止するのか」を正面に、10分だけですが追及します。

 なお、農水委員会では斉藤和子議員が添加物問題を質問しますので、合わせてご覧ください(11:45~12:00)。

 ところで、同じ日本共産党の議員同士なのに、なぜ時間が離れているのでしょう?

 明日は各常任委員会で質疑が集中し、野党議員は掛け持ちしなければいけない場合があるからです。

 そこで質問順番をやりくりし、今回のように同じ党でも時間がずれることとなったのです。

 日本共産党も、これだけ議席が増えるまでは違う委員会で1日に質問を続けなければならず、準備や頭の切り替えも大変だったと聞きました。

 そういうわけなので、委員会の直前ではなく、日ごろから準備をしておく必要があるのです。

 昨年のTPP特別委員会のような連日の質問となると、時間との勝負みたいなもの。

 それに比べれば明日が短い時間でもありますが、しっかりポイントをしぼって質問したいと思っています。

 【今日の句】 その種が 何万人も 救うから

2017年3月6日月曜日

しっかり各党議員も受け止めて

 法案レクなどの合間に、上京した道医労連のみなさんへ国会情勢報告。署名1000筆も、しっかり受け取りました!

 明日は院内集会や議員要請にまわるとのことですが、しっかり各党議員とも現場の声を受け止めてほしい。

安倍政権が、社会保障の自然増分1400億円を削減することが、どれだけ現場に負担を押し付けていることか。

 報告では、合わせて共謀罪やJR北海道、原発労働者の被ばく調査など、いろんな要求も出されたので、これからの活動に生かしたい。

 今日は朝から北朝鮮のミサイル発射のニュースが飛び込み、日本共産党は志位委員長名で強く抗議する声明を発表しました(こちら)。

 北朝鮮の狙いはどうであろうと、発射したこと自体は事実ですし、北朝鮮自身の国際約束に反することは間違いない。

 核兵器開発と結んだ軍事行動ですから、なおさら重大。

 経済制裁については厳格な実施が必要と志位談話でも述べていますが、外交交渉による放棄を迫っていくことが重要です。

 参議院では予算審議が進むなか、衆議院では各常任委員会の審議が始まり、その準備に(もちろん私も)迫られている状況‥‥。

 【今日の句】 1筆が ちゃんと政治に 届くよう