2017年4月21日金曜日

どの空にも飛ぶな、飛ばすな

 防衛省は明らかにしていませんが、矢臼別演習場などでの日米共同訓練にオスプレイ! 紙智子議員秘書と中止を求めました。

 北海道新聞で上記の報道がされ、矢臼別のみならず北海道大演習場でも予定とのこと。

 事実の確認を求めると、今年度の訓練については近々発表と防衛省。

 地方自治体への連絡は、今日来た職員とは違う部局のため承知していないとのことでしたが、大抵は1~2週間前には連絡がされるだろうとのことで、近々の発表なら近々の連絡があるものと思われます。

 沖縄での墜落(なお今日の職員も、まだ「不時着」と言ってました)があった後、長野で先月にオスプレイの訓練がされていますが、次々と全国でも訓練を進めるとは到底容認できない。

 矢臼別演習場では4年前、米軍のりゅう弾砲が場外着弾し、住民や自治体の不安があるなかで再開したという、これまた許されないようなことがあったのです。

 いつも国は沖縄の負担軽減を理由に持ち出しますが、何も軽減されてないし、ますます全国に訓練を分散させているだけではないのか。

 米国にモノ言えず、軍事的一体化へ突き進む安倍政権!

 オスプレイは沖縄でも、日本のどこにも必要ない!

 今日は経産委員会が流会となったものの、法案審査や本会議、来週の質問準備と慌ただしさは変わらず。

 夕方に函館の紺谷市議が、ひょっこりと顔を出してくださり、しばし歓談。

 北海道への帰りの飛行機に乗り、着いたら、さ、寒い!

 東京が連日の夏日だったので、体には気をつけないと。

 【今日の句】 押し付けの オスプレイなど 断固拒否

2017年4月20日木曜日

強権の内実はもろいもの

 今日は農水委員会、明日は経産委員会‥‥のはずが、政務官辞任問題をめぐり参議院の経産委員会が開かれず。で、明日は‥‥?

 広報上は明日9時から委員会とセットしているのですが、衆議院経産委員会も開かれない見込みと連絡が入りました。

 毎週のように大臣の暴言や、政務三役の問題が噴出する異常事態。

 「それなのに、どうして支持率が高いのかねぇ」と、ある集まりで言われました。

 しかし、生活や経済は良くならないし、青年たちは体も心もボロボロになる働き方。

 「何かおかしい」と感じている人は、きっと多いはず。

 「でも、これって自分だけかな? 自分のせいかな?‥‥と思っている人が多いはず。

 だから、政治について気軽に話せる場があれば、一緒に声をあげられる」

 そう話してくれたのは、札幌のユニキタのメンバーや、いっしょに活動している若手弁護士さん。

 矛盾が広がっているから、答弁をごまかしたり、強権的な運営で押さえつけるしか方法がない、政権の弱さの表れなんですよね。

 明日の委員会で予定していた質問は、何かの機会に取っておこう。

 実は昨年のTPP特別委員会などと合わせて、今回のように「幻の質問原稿」となる機会が多い私‥‥。

 そんなことより、こんな安倍政権を早く終わらせないと!

 【今日の句】 政治不信 広げたことも 許されず

2017年4月19日水曜日

そんな採決あるか、再び

 私は経産委員会で質問してるさなか、法務委員会では「共謀罪」法案質疑に。野党が認めない答弁者を、与党が採決で決める前代未聞!

 少し答弁者について触れておくと、前日に質問者から通告と合わせて答弁者を求めます。

 総理入り質疑の場合は総理を中心に、質疑に関係する大臣(もしくは副大臣・政務官)などに答弁を求め、制度の詳細や具体的事実の確認などは政府参考人(各省庁官僚など)とするのが一般的ですが、いずれにせよ質問者の求めがあって当日の答弁登録がされます。

 よく質問者が総理へ答弁を求めているのに大臣が答える場面を見たことがあると思いますが、理屈としては「法案に関する大臣なので」と委員長が指名する、というわけです。

 しかし今日の法務委員会で起きたことは、理事会で刑事局長の出席を野党は求めていないのに、委員長が職権で採決を決めて賛成多数により出席を認めたのです。

 これによって、総理や金田法相が代わりに答弁に立つこととなったわけですが、本来は法案提出に責任を負うのが総理や大臣であり、その責任で答弁を求めているのに!

 先日の厚労委員会では、総理への質問内容を理由に質疑を打ち切り採決強行ということまであり、与党の一方的・強権的な国会運営がひどすぎる。

 ぜひ多くの方に知ってほしいし、国会でも厳しく対峙していきたい。

 今日の私の質問は、外為法改正法案に関する質疑でした。

 安倍政権は「国是」としてきた武器輸出三原則を2014年に見直し、武器部品など輸出できることを原則に変えてしまいました。

 それ以降の輸出件数を聞くと6件で、その最初の件であるペトリオットPAC-2を取り上げました。

 結論を書けば、米国に部品を輸出するので最終需要者は米国と思われますが、できたPAC-2が移転・輸出されることは、責任が米国にある範囲でとなるため、実態は紛争当事国まで輸出される可能性は否定できないわけです。

 これでは日本が武器輸出の「死の商人」となるではないか、そもそも原則を変えたからではないかと私が質問したことに、世耕大臣は「平和国家としては変わりない、これまでと運用面でも変わりない」と強弁。

 今回の法案は、限定された規制等の範囲なので賛成しましたが、根本となる政権の姿勢は引き続き追及することを表明しました。

 やっぱり根本から政治を変えないと!

 【今日の句】 国会の 合意形成 どこ行った

2017年4月18日火曜日

党派は違えど

 東京が夏日の一方、北海道では強風でケガをする方も‥‥大丈夫でしたでしょうか。国会は委員会審議が進み、私は明日、経産委員会で質問です。

 時間は15:00~15:40でインターネット中継もあります!

 外為法改正案の審議なのですが、そのテーマとして日本の武器輸出の現状や、大学・学問にかかわる問題を取り上げます。

 質問準備と、農水委員会の法案審議とを並行して進めているので頭の切り替えに一苦労!

 その苦労している分、両委員会での質問もよりよいものになれば、と‥‥。

 今日は本会議で、亡くなられた白石徹議員に対する追悼演説がありました。

 演説されたのは、家族とも交流が深かったという工藤彰三議員。

 地方議員の経験があり、震災復興への力になりたいというエピソードを具体的に紹介され、病気がわかった後に本会議場で気遣う工藤議員に対して、白石議員がこう答えたそうです。

 「本会議は、日本で一番大事な会議。寝てなんかいられない」

 本会議で、すべての法案や予算が決定され、それが国民生活に影響を与えることになる。

 私も議員になって、本会議の重要性を多くの先輩議員から教えられました。

 賛成・反対も「何となく」ではなく、しっかり各党・各議員が根拠をもって態度を示してこと、国民から選ばれた議員としての役目を果たせるというものだと思います。

 党派は違えど、病身でありながら国会議員の責任を果たそうとする姿勢には、心から敬意を表して追悼演説を聞きました。

 党派は違えど、大事なことを教えていただきました。

 私もしっかり、役割を果たしていきたい。

 【今日の句】 採決の 責任負ってる 自覚持ち

2017年4月16日日曜日

問われているのは国民的立場

 昨日は下の子の6歳の誕生日、今日は岐阜県食健連の講演へ。夏日の岐阜市で汗だくになりながら、質疑も含めて2時間びっしりと!

この間の国会論戦も紹介しながら、日本の食と農を、どう守っていくのか多くの発言も寄せられました。

 戸別所得補償は、今後どうなるのか。

 農村での高齢化と離農が進むなかで、農地を担う側も限界だ。

 イノシシやシカなどの獣害対策は。

 農協など団体は、どのようにあるべきで、どのように関わるべきか。

 気候変動の現状から考えても、農業は重要ではないか。

 グローバル大企業と、農業の本質とは両立し得ないのではないか。

 政策的な詳細は省きますが、根本的に農政の軸足が問われていると、私からは話しました。

 食料の安定供給こそ、国の大事な役割と考えるか。

 農作物も経済の一環だからと、財界・大企業の論理に立つのか。

 安倍政権が後者の立場に立つ以上、根本的には政治変革こそ農業者の未来!

 北海道以外での演説や講演は緊張しっぱなしなのですが、岐阜のみなさんに温かく迎えていただき嬉しいかぎり。

 やっぱり第一次産業は、足を運んで話し合うことが大切だと痛感した1日でもありました。

 【今日の句】 風雪に 耐えているのは 国民だ