2017年7月29日土曜日

やっぱり歴史は重い

 北広島市での党創立95周年のつどいには副市長・市議会議長さんなどがあいさつに見えられ、私も緊張しながら講演‥‥本当にありがたいことです。

 野党共闘への市民連合、地域の「9条の会」、新婦人、年金者組合‥‥多くの方のごあいさつもあり、昨年5月の小選挙区補選から続いてきた協力や共同が、自然な形で発展してきた集まりにもなりました。

 板垣市議から、広島町時代から北広島市での党活動の歴史も触れた報告に、こうやって活動の歴史は紡がれてきたことを実感しました。

 非合法として扱われた95年前に比べ、今は政界でも影響力を持ち、国際的にも核兵器禁止条約採決に貢献できるほとにまでなりました。

 日本共産党の95年の歴史は、党員一人ひとりの歴史の積み重ね。

 粘り強い活動が、多くの方から信頼の土台と見ていただけているなら嬉しいことです。

 つどい後も地域のまつりなどに足を運ぶなかで、大学生と話し合う機会がありました。

 将来的には介護職をめざしているとのことで、やりがいはあるものの、労働環境が心配との話がされました。

 まだ通学中で、奨学金や学費についても話題になり、政治は国民の学ぶ権利を保障することの大切さを共有できたように思います。

 彼らからは、共産党とか何党とか関係なく、国会の様子を見ても、ただケンカしているようにしか見えないとのことでした。

 きっとこれが、多くの若者の感覚なのでしょうね。

 この間は確かに疑惑追及が多かった国会ですが、政策をたたかわせる国会審議とすることで、政治への信頼を取り戻したい。

 もちろん疑惑は疑惑で解明しなければいけないし、日報問題で言えば、このまま稲田氏辞任で幕引きをするようでは許されない。

 明日は函館市の演説会へ向かいます!

 【今日の句】 歴史とは 紡いだ活動 あったから

2017年7月28日金曜日

この力で政治を変える

 今日も北海道交渉団と政府交渉、その後も打ち合わせから日欧EPAレクなどを経て、今は北海道へ向かう飛行機内!

 政府交渉は農水省・経産省と原子力規制委員会、厚労省、防衛省でした。

 その間に農林水産省へ出向いて、齋藤健副大臣に日欧EPAでの要望も。

 見解の違いは根底にあるものの、齋藤副大臣からは交渉経過や今後の見通しなども率直に示していただき、こちら側も北海道の声などを紹介して影響試算が急がれていることを強調。

 おぎう和敏・小選挙区6区予定候補が、今の農政に対して「メダリストばかり育てるのではなく、スポーツのすそ野が広がるようなことが大事」とオリンピックに例えていた話になるほど!と思いました。

 経産省では大間原発や「科学的特性マップ」、防衛省ではオスプレイも含めた共同訓練などについて厳しいやりとりに。

 答弁する官僚では答えきれない政治的な問題でもあり、根本的に自民党政治を変えなければいけないことも痛感しました。

 限られた時間で、しかも根本的な相違点がある問題ではありますが、くり返し問題点を指摘しなければなりません。

 すべて終わった後に、参加者みんなで議事堂前で写真撮影。


 暑くて暑くて、汗がタラタラ!

 いつ解散・総選挙となるかわかりませんが、早く追い込み、安倍政権をかえるたたかいに力強く進みたい。

 2日間の交渉に同席して、どの小選挙区予定候補も地域の実態を丹念に調べていて、地に足をつけた活動がすごいと思いました。

 そして道議、札幌・旭川からも市議が参加し、国政と地方政治を連携して変えていく日本共産党の力を、あらためて実感しました。

 私も地域をまわり、もっと多くの方とも話し合わなければ。

 明日は北広島市へ向かいます!

 【今日の句】 議事堂も 応援してる ように見え

2017年7月27日木曜日

明日も地に足をつけて

 稲田防衛相が辞めるとしても、日報隠ぺいの幕引きなど許されません。今日は北海道交渉団と政府交渉の1日でした。

 参加したのは小選挙区予定候補、道議団、札幌と旭川の市議で、国会からは紙智子参議院議員と私。

 今日の要請府省は、国交省・文科省・外務省・内閣府・環境省・財務省。

 どれも北海道では重要課題ですが、特に熱を込めて訴えたのがJR北海道の路線維持問題です。

 災害復旧こそ優先せよ、通学生が多くバス転換は無理だ、事故が増えている、観光でも物流にも必要だ、分割民営化以降の責任を果たせ‥‥相次ぐ発言をメモに取る姿勢はあったものの、国交省側の方針は変わらないものでした。

 しかし、ここであきらめるわけにはいかない。

 ことは国民の移動権の保障であり、地域社会・地域経済を守るためのものであるからです。

 リニア整備新幹線のように「もうかる鉄道」ばかり支援する、今の鉄道政策の抜本的転換を!

 他にも、たくさんの要望項目について現場の声などを交えた交渉は明日も続きます。

 初めに戻りますが、稲田防衛相の辞任意向は、どう考えても来週の閉会中審査で追及されることを回避するためにしか思えない。

 稲田防衛相を参考人として招致するよう要求しても、きっと与党側は「責任を取った」と言って応じないのでしょう。

 そういう姿勢が、国民から批判されているのではありませんか。

 とにかく情勢が動く政界ではありますが、まずは明日も地に足をつけた交渉を進めたい。

 【今日の句】 責任は 真相語る ことでしょう

2017年7月26日水曜日

見えない力の大きさ

 明日から2日間、北海道から小選挙区候補・道議団などが上京して政府交渉をおこないます。その準備に秘書が大奮闘しています。

 概算要求を前にした時期に、党北海道委員会として、このような交渉をおこなってきました。

 とはいえ秘書の入れ替わりなどもあり、今いる我が部屋の秘書体制では初の本格的交渉団の受け入れなのです。

 要望項目を省庁へ連絡し、時には答弁について縦割り行政の中でたらい回しもされ、出入りする人の通行証を手配し、時間通りに進めていくための段取りというのは相当の仕事なのです。

 この仕事以外に、先の国会論戦のまとめ、しんぶん赤旗への通信、来月以降の調査準備などなど、昼食を後回しにするような現状でもありました。

 本当に秘書のみなさんには感謝しかありません。

 見えない力の大きさを、ぜひ多くの方に知っていただきたい。

 先日NHKで、議員秘書についての特集番組がありました。

 直接に仕えるのは議員ですが、本質的には議員も秘書も、国民に仕える仕事です。

 だから少々の無理がかかろうと頑張りぬける、とのインタビューもあったように思います。

 明日からの交渉は、道民の願いがビッシリ詰まった中身ばかり。

 一丸となって、政府へ訴えます。

 【今日の句】 これほどの 思いを政府 知ってるか

2017年7月25日火曜日

卸売市場法の規制緩和がもたらすもの

 政府の農政改革の一環にある卸売市場改革ともかかわり、朝3時半に起きて築地市場の現状などをあらためて調査に出向きました。

 調査は、競りも含めた市場見学と質疑、専門家からヒアリング、労組との懇談などです。

 紙智子参議・斉藤和子衆議と秘書、尾崎あや子・清水ひで子の両都議なども参加されました。

 築地市場は豊洲移転がクローズアップされていますが、国政上では、卸売市場改革から見ても重要な市場なのです。

 これまで卸売市場法は2度、法改正のもとで規制緩和が進められました。

 その結果、競りと相対取引は共存し、生産者からの委託集荷原則も廃止されました。

 卸からの第三者販売の規制も緩和されたことで、価格形成が見えにくくなったとも言われています。

 マグロなどの競りの様子も見ましたが、開かれた場で品質に値がつけられていく重要さを、あらためて実感しました。

 卸や仲卸など流通の「中間」を抜けば、消費者に安く提供できるなどのメリットが盛んに言われます。

 一方で、それは小売側、とりわけ大手量販店の力が強いため生産者側の価格形成力が弱まることにもなる。

 生産者側の卸、消費者側の仲卸との間で、適正な価格が形成されることが両者を守ることにもつながってきました。

 しかし、大手資本にとっては大量購入するから価格低下をと、資本を盾にした価格交渉に持ち込むには邪魔な環境となっているわけです。

 現在、市場取引率も5割を超えるぐらいだそうですが、それでも5割が市場を通ることに着目したい。

 相対で取引先が限定されると、災害リスクに対応できません。

 だから大手量販店でも、市場から調達しているという現実があります。

 規制改革推進会議が言うような市場廃止論は、これぞ机上の空論ではないのか。

 今日お聞きした話も含めて、今後の流通構造についても私自身も調べていきたい。

 そういうわけで参議院予算委員会は見ることができませんでしたが、たぶん今日も政府から真相解明につながる説明はなかったことでしょう。

 PKO「日報」問題や、災害対応なども議論が求められます。

 政府は一刻も早く、臨時国会を開くべき!

 【今日の句】 人の手を 通じて市場が 生きている

2017年7月24日月曜日

真相解明はこれからだ

 以前よりは低姿勢ぶりの安倍総理でしたが、答弁のすれ違いや「記憶にない」参考人の答弁もあり、証人喚問で真相解明が必要!

 日本共産党は宮本徹議員が加計疑惑、笠井亮議員がPKO「日報」隠ぺい問題をただしました。

 宮本議員は、パブリックコメントでも「平成30年の開学など無理」など多く寄せられているなかで、その意見も無視して加計ありきの決定をしたのではと追及。

 笠井議員は、総理みずから次官などから報告を受けて何らかの指示をしていないか追及し、否定するなら陸自などが勝手にやったことであり重大だと問いました。

 明日は参議院予算委員会で、日本共産党は小池晃議員が質問に立ちます(13:16~、NHK中継あり)。

 今日の政府の答弁に、どれだけの方が納得されたでしょうか。

 加計疑惑では、獣医師会や獣医学部を持つ大学関係者などの意見も聞かないと、山本担当大臣の「加計ありき」発言の実際や、獣医師の需給や大学での教育体制など議論が深まらないでしょう。

 そもそも森友学園疑惑だって決着がついてないし、総理夫人の安倍昭恵氏などの証人喚問も必要です。

 「日報」隠ぺい問題も、特別防衛監察だけで終わらせず、稲田大臣はじめ背広組・制服組とも関係者の証人喚問でハッキリさせなければなりません。

 これで幕引きなんて許されないし、野党4党が要求している臨時国会召集に政府は応えるべき。

 私は明日の朝早くから築地市場調査のため、今日は早めに休ませていただきます。

 ぜひ明日の国会中継もご覧ください!

 【今日の句】 都合よく 記憶あったり なかったり

2017年7月23日日曜日

未来は変えられる

 仙台市長選は郡さんが勝利! 私は今日も暑い札幌で汗をかきかき国会情勢などを報告するなか、「息子のことですが」と手を挙げた女性がいて‥‥。

 「契約社員で、今の仕事は3つ目。

 手取りは12万円ぐらい。

 正社員で給料も安定した仕事を探した方がいいんじゃないの、と話しています。

 あまり話を聞いてくれないのと『自分のまわりも、そういう友達ばかり』と言って、当たり前と思っているのか、あきらめているのか」

 これが職場の現実なんだと、つくづく思いました。

 連合が「残業代ゼロ法案」に修正のうえ合意するのか、と大問題になっています。

 連合会館前で「連合は本当に労働者の味方なのか」と、デモまで起きました。

 かたや労働組合の存在や、労働者の権利を知らないままの青年たちも多くいる実態。

 もちろん労働組合の責任だけではなく、教育現場に対する権力側の策動や「自己責任論」というイデオロギーの浸透などが問題なんですよね。

 同時に、労働組合や国民・労働者の党としての私たち日本共産党の存在意義も鋭く問われていると痛感する話でした。

 先日、全労連加盟の道労連で懇談した時も、最低賃金引き上げや非正規雇用の改善などの取り組みと合わせて「今こそ労働組合が問われている」との話がありました。

 安倍政権が国民・労働者へ牙を向いているときに、連合はどちらの方向を向くのでしょうか。

 市民と野党の共闘で新しい政治をめざしているときに、よもや自民党政治を補完することになりはしないのか。

 私も中学校教員のときは北教組に所属していましたが、官民を問わず、安心して働ける日本へとがんばる連合傘下の組合員も多数いました。

 「残業代ゼロ法案」は必ず葬らなければいけないし、同時に市民と野党の共闘を成功させる意義は大きいと、今日の集会でも力説したところだったんです。

 その数時間後、仙台市長選で下された明確な審判。

 この流れにこそ希望がある。

 やっぱり政治は、必ず変えられる。

 明日の閉会中審査で、安倍総理はどのような顔を見せるのでしょうか。

 【今日の句】 総理見よ 杜の都も 北の地も