2018年4月5日木曜日

イラク「日報」は私も質問していた

 今日は札幌市豊平区で池田ゆみ市議と宣伝や「つどい」、夜には総がかり行動に参加、どこでも「もう安倍首相は辞めて」の声があがりました。

 森友文書改ざんに続き、自衛隊がイラク派兵された際の「日報」があったことも発覚しました。実はこの問題、昨年2月20日の衆議院予算委員会で、後藤議員(民進・当時)と私が質問で聞いているんです。

 後藤議員の質問に対して、稲田防衛相(当時)は「確認をいたしましたが、見つけることはできませんでした」と答弁しています。私の質問には「イラクに関しては日報は残っていないことを確認いたしております」と明確に答弁していました。微妙に答弁のニュアンスが違いますが、私の質問には断定的に「残っていないことを確認」と言い切っています。

 しかし、昨年3月にイラク「日報」の存在は確認されていて、稲田防衛相などには報告されませんでした。大臣に報告されなかったことは重大で、小野寺防衛相は事実関係の調査をするとしていますが、それでは私への答弁は何にもとづいて答弁したのか。どうやって稲田防衛相は「残っていないことを確認」したのか、あるいは答弁を書いた役人はどの範囲までを調て確認したのか、明確にする必要があります。

 今日の参院外交防衛委員会で、日本共産党の井上哲士議員が私の質問を引き合いに「肝心な場所を調査せずに断定した虚偽答弁ではないか」と指摘しました。肝心な場所というのは陸自研究本部のことです。防衛省の答弁では、行政ファイルに保有された公文書で、2015年から5年間の保存期間だったとのこと。つまり保存期間中の文書だったのに「残っていない」と答弁したことが判明したわけです。まさに隠ぺい!

 実際に質問した私が問い直したいぐらいですが、ともかく安倍政権の文書改ざんや隠ぺいが常態化しているのではないかと疑われます。もう政権としての統治機能が働いていないことの証明なら、総辞職して新しい政権のもとで徹底的に洗い出すことをすべきではないでしょうか。

 この新たな「日報」隠ぺいも合わせて、夜の総がかり行動は青年たちの怒りが特にすごく、ひときわ「安倍内閣は総辞職!」「早く辞めろ!」のコールに大きく声があがりました。本当に、この政権を続けていたら日本の民主主義の土台が崩れていくことになりかねません。

 前後しましたが、朝は地下鉄福住駅から始まり街頭宣伝にまわり、豊平区内3ヵ所で「つどい」を開きましたが話が止まりません。そのなかで「でも安倍首相の次は誰かいるのでしょうか」との質問もありました。現状では自民党総裁が総理となる状況ではありますが、これだけ平和と民主主義を壊し続ける安倍首相を続けることの害悪の大きさを考えれば「倒閣」事態に重要な意義があると思います。

 同時に、早く野党が次の政権を担えるだけの政策をまとめ、多くの国民から支持を得る必要があります。この間、国会では野党で共同法案も提出しています。積み重ねていけるように期待したいし、北海道など地方政治からもできることは力を尽くしたいです。

 明日は札幌市西区へ。宣伝や「つどい」などでまわります。

 【今日の句】改ざんに 隠ぺい・ごまかし もうイヤだ

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