2018年1月27日土曜日

食と農を大事にする国へ

 おいしく今日はいただきました。農協系統に働く(働いていた)みなさんの後援会は、手作り料理がズラリ!

 とにかく食べきれないほどで「お子さんも好きでしょ~」と、ザンギなどをお土産にいただきました(ありがとうございました!)。

 とはいえ食べて飲んでだけの新年会ではなく、しっかり私への質問タイムもあって、日本の政治と農業の未来を語り合う新年会なのです。

 話題の1つになったのが、かつて自民党の金城湯地のごとく言われていた農村は、いまや安倍農政の構造改革路線に対する反発が広がっているということでした。

 象徴的なのは新潟県で共闘勝利が続いていることですし、北海道でも同じような動きが生まれています。

 食料自給率向上という大目標の責任を放り投げ、外国から歯止めなく食料輸入を続けておきながら、農家には「生産性向上」「大規模化」「効率化」「海外輸出」ばかりを押しつけるのでは不満が膨らむのも当然です。

 「ぜひ共闘も、さらに政策の範囲を広げるようにしてほしい」との話も出され、特に農業分野はじゅうぶんな可能性があると思います。

 コメの直接支払い交付金が廃止されるもとで、所得補償はどうしても必要となるでしょう。

 価格の保障も含めて諸外国は支援を強めたから、食料自給率も向上し、競争力だってついてきた。

 農村だけでなく国民からの運動を大きくしなくちゃ、そのために日本共産党を強く大きくしないとね‥‥との話にも。

 食を粗末にする政権には未来なし、と示したい!

 【今日の句】こんな日は 当然スルーの 体重計

2018年1月26日金曜日

名護へ熱い連帯

 強まってきた寒さに負けず、道原発連の宣伝や札幌中央区での「新春のつどい」へ。今日も新しい出会いがありました。

 新春のつどいには来賓として新社会党札幌圏総支部書記長・木山誠二さん、ストップ安倍政治・中央区実行委員会の西岡紘一さんが見えられてごあいさつをいただき、道下大樹衆議院議員からもメッセージが届けられました。

 昨年の総選挙を通しての共闘にとどまらず、中央区では実行委員会として日常的に共同宣伝なども取り組んでいるのです。

 今年は憲法改悪を止める年だけに、共闘への意気込みも交流できるいい機会に。

 小形香織市議と、来年の地方選・参院選に一体で勝利する決意を語り、党員・後援会員のみなさんとも語り合いました。

 楽しい企画とともに、党中央地区委員会の久保田忠さんから名護市長選挙の応援にいったことで発言がありました。

 4日間のうち最初と最後の日は移動のみだったそうですが、激烈な現状の報告を聞いて、私も身が引き締まる思いでした。

 最も印象に残ったのは、これまで沖縄の基地は「銃剣とブルドーザー」でつくられたものでしたが、辺野古の新基地は日本政府みずからがつくる基地だという事実です。

 そう考えると政府・与党が一体となって名護市へ乗り込んでいる現状は、まさに異常としかいいようがありません。

 先日の日本共産党・志位委員長の質問に「それで何人死んだんだ」とヤジをとばした、松本文明内閣府副大臣が辞任したとのニュースが飛び込みました。

 火消しのためなのでしょうが、死ぬ人が出なければ沖縄の痛みがわからないのかという、とんでもない発言です。

 さまざまな形で支援を集中して、なんとしても稲嶺ススムさんの勝利を!

 会場も「必ず勝利を!」と、熱い連帯の空気が充満しました。

 道原発連の宣伝では、足元が悪いなか30分で21人の方が、髙橋知事あての署名に協力くださいました。

 泊原発の再稼働反対が主旨ですが、いつも関心が高く、署名をする方が多いのも特徴です。

 今日は行けませんでしたが、道庁前では反原連が抗議行動をおこなっていたはず。

 粘り強い活動に、私もいっしょに取り組みます。

 【今日の句】副大臣 命どぅ宝 知ってたか

2018年1月24日水曜日

ビラ1000枚、電話100件

 国会では代表質問が始まり、今日は私は美唄市へ。党と後援会の「新春のつどい」には森川明市議が初参加されました。

 美唄市議会は定数14ですが、日本共産党の2市議(吉岡文子、吉岡健二郎)と森川市議以外は「オール与党」というほどの状況だとか。

 森川市議もあいさつのなかで「共産党さんと意見書を出しても否決されてばかり。議長も選挙ではなく指名で選ばれる。このような力関係をいっしょに変えたい」と述べられました。

 昨年の総選挙でも、ともに神谷裕候補の勝利をめざし、あと516票まで追い上げました。

 このような共同が日常的になってきて、新しい出会いもあった本当にうれしいです。

 今日のつどいで後援会長さんが、いきなり「畠山さん、すみませんでした」と話されました。

 お気持ちはわかりますが、当選まで届かなかったのは私の力不足ですし、しっかり総括も進めてきています。

 「美唄でもお一人お一人ががんばった。こつこつとビラを1000枚届けてくださった方、電話を100件かけてくださった方がいました」

 そうですよね、それだけがんばっていらしたんですよね。

 日本共産党は、各地に身を粉にしてがんばってくださる党員・後援会員の方がいらっしゃいます。

 雪も積もり寒い冬の朝でも「しんぶん赤旗」を配達し、留守のときがあっても何度も集金や署名のお願いにまわり、暑い日も寒い日も宣伝をおこない、このような会や企画を準備して‥‥1つ1つの力が政治を変える土台となっていることを、あらためて痛感しました。

 私からもそのような話をして、小選挙区候補を下りた女鹿武さんといっしょにテーブルをまわり懇談。

 明るく元気に「またがんばろう」と激励もいただきました。

 まさに日本共産党の底力ここにあり!

 【今日の句】子どもへの 焼き鳥お土産 ありがとう

2018年1月23日火曜日

国保料が高すぎる

 草津白根山噴火で亡くなられた方に、ご冥福をお祈りします。私は今日、国保についての札幌市交渉に参加しました。

 要請をしたのは「札幌市の高すぎる国保料金を引き下げる会」(代表・山本完自弁護士)。

 ご存知のとおり、今年4月から国民健康保険の「都道府県化」が始まります。

 保険料が今よりも高くなるのでは、と心配の声が広がっています。

 なにしろ札幌市は、国保料が高いっ!

 所得に占める国保料の割合は、政令市中最高の17・3%にもなります(2015年度、1世帯あたり)。

 滞納世帯は17・8%にも及び、資格証明書の発行も1万世帯を超え(2014年11月)、この傾向は増税や社会保障削減をうけてさらに進行しています。

 高すぎて払えない、のです。

 生活が苦しくて保険料を払えないのに、どうして病院で全額払いできますか。

 資格証明書は「接触機会の確保」が理由だそうですが、現実は発行件数が多いため接触もできないし、病院に行かずに「手遅れ死」を起こしかねません。

 これらの問題は、国保が都道府県化したから解決するものでもなく、根本的な制度の問題であり、政治の問題です。

 気になる保険料ですが、道の試算にもとづくと札幌市は「一世帯当たり約5000円が引き下がる見通し」とか。

 札幌市は下がり、町村段階の保険料(税)が上がる見通しとは聞いていましたが、そもそもが高すぎるため引き下げは一時的にならないか。

 この試算も「平均」ですので、所得によっては下がらない方も出るかもしれません。

 そもそもが高いわけですから、一般会計からの繰り入れも維持・拡充して引き下げをはかってほしい。

 議論が白熱したのが資格証明書についてでした。

 市側から「交付は法律上対応。受診の申し出があれば保険証は発行する」と述べられましたが、高齢者にとっては移動が困難だし、なかなか窓口へ足を運ぶのは「敷居が高い」もの。

 そもそも市からの発行物はよくわからないし、自分がペナルティーを受けている感じになるものなのです。

 参加者から「市からの文書をあらためるべきだ」「手遅れ死がないように、市は独自の施策を」と意見が相次ぎました。

 私もマイクを握り、国会での答弁も引用して「低所得者への影響を国も認めている。してふみこんだ対策を」と求めました。

 部長さんからは、文書の改善とともに「資格証は接触機会の確保が目的だが、現状は発行が多い(ために接触できない)。検証して整理させてほしい」と重要な回答がされました。

 一歩前進だと思いますが、市の姿勢とともに、やっぱり根本的には国の姿勢の問題と思うのです。

 国が出すべきお金が減らされ続け、非正規雇用も増大するなかで、国民健康保険は制度疲労を起こしている状態です。

 全国知事会からも、1兆円もの財政投入が要望されていました。

 命に直結する問題を、このまま放置し続けていいのか。

 国会とも連携して、制度の改善と抜本的転換へ、私も力を尽くしたい。

 【今日の句】払えなきゃ 制度は成り立つ はずもなく

2018年1月22日月曜日

安倍首相の危険な所信演説

 重要な通常国会がスタート、札幌でも道労連の皆さんなどと「働き方改革」や9条改悪をさせないと街頭から訴え!

 かなり厳しい寒さでしたが、3000万人署名に協力される方(中標津町から!)もいて励まされました。

 私もマイクを握り、安倍首相の「言葉に惑わされないで」と呼びかけました。

 これまでも、実態は集団的自衛権を可能にするのに「平和安全法制」と言い、国民の内心にまで踏み込むことを「テロ対策」だと合理化し、今度の「働き方改革」だって「世界一企業が活動しやすい国」のための働かせ方改革ではないのか。

 「柔軟な働き方」として、これまでの雇用慣行を壊して労働者を個人事業主化していけば、企業の社会保険料負担などを軽くすることができるし、あらゆることが労働者の「自己責任」となるかもしれません。

 「高度プロフェッショナル制度」は、つまりのところ残業代ゼロとなり、初めは限られた範囲でも拡大していく恐れがあるのは、派遣労働の拡大の歴史からも明らかです。

 過労死が社会問題しているのに、残業は月45時間とする厚労大臣告示を超えて月100時間までを上限とするのでは、過労死を促進するものになります。

 本当に「働き方改革」とするのなら、長時間残業の厳しい規制、最低賃金の引き上げ、無期雇用転換のルール、性の違いによる働く環境の格差是正、パワハラ・セクハラ撲滅など急ぐべきではないのでしょうか。

 安倍首相の施政方針演説を聞きながら、あわせて「人づくり革命」に注意が必要だと感じました。

 高等教育にかかる費用などの負担を軽減することを誇らしげに述べましたが、ここまで高学費にしてきたのは自民党政権だったのですから、マッチポンプのようなものです。

 ともかく学ぶ権利を保障することは重要ですが、演説では「大学の在り方」にも触れて「人づくりにも意欲を燃やす大学に限って」無償化の対象だとしています。

 つまり「学ぶ権利の保障」ではないのです。

 「多様な学び」のパラフラフは、冒頭から小学校での道徳の教科化とともに「公共の精神」が持ち出されてきます。

 「あらゆる人にチャンスがあふれる一億総活躍社会」というのは、政治や財界側が願う「人づくり」=「人選び」の土台づくりになるのではないでしょうか。

 行政データの民間開放や「林業改革」のもとでの森林集約、IR=カジノ推進なども打ち出したことは、大企業・財界がまさに「活動しやすい」環境で、個人データや財産、安心の住環境はどうなるのでしょうか。

 そして外交では、北朝鮮情勢を持ち出して安保法制=戦争法を合理化するなど、みずからの対話拒否姿勢を正当化し、専守防衛の「従来の延長線上」ではない防衛力を志向するなど踏み込んだ内容には危険さを覚えました。

 沖縄・辺野古での新基地がさらなる負担となる事実には触れず、日米同盟の「強固さ」を誇るなど、まったく沖縄県民の声に背く姿勢は変わらず。

 そして憲法については、憲法審査会での議論を各党に呼びかけました。

 安倍首相は自民党の会合で、改憲は「実現の時」だと決意を示したと報じられています。

 3月の党大会までに、自民党でも改憲案をまとめるようです。

 本当に、重要な国会となりました。

 これまでも自民党政権は、大企業・財界を優遇し、米国いいなりと言える政治を進めてきました。

 しかし安倍政権は、そのどちらをも極限にまで突き進み、新自由主義と軍国主義とが入り混じった危険な状況だと思います。

 しかも野党の質問時間まで減らしにかかるとは、政府・与党が一体となった異論つぶしではないのか。

 国会論戦とむすび、安倍政権を変える世論を広げるためにがんばります。

 【今日の句】どの町も 問わず大雪 お気をつけ

2018年1月21日日曜日

今日も共闘の力が

 各地の新年交礼会へ足を運んだ1日、写真は札幌東区「革新トリオ」と来年の地方選・参院選勝利へ!です。

 右から平岡大介市議・畠山・宮川じゅん道議・太田秀子市議。

 札幌東区は日本共産党の道議ゼロ・市議1でしたが前回、道議と複数市議を奪還しました。

 今日も約200人もの党員・支持者のみなさんが集まられ、笑顔で元気があふれました。

 オープニングの乱拍子さんの獅子舞にはガブッ!と頭をかまれました(今年もいい年でありますように)。

 嬉しいことは、社民党道連幹事長・浅野隆雄さん、新社会党札幌圏総支部書記長・木山誠二さん、「2区の会」世話人・白樫久さんが来賓としてご参加されたこと。

 ご3人から「安倍政権の憲法改悪を許さない1年に」と、そろってあいさつされたことに象徴されるように、正面から安倍政権に立ち向かう連帯と共同が広がっていることに感激です。

 市民ネットワーク北海道さんからメッセージが寄せられていたことも、嬉しいことでした。

 この流れこそ、新しい政治をつくる道。

 総選挙では共闘を壊すような動きが現れましたが、それを乗り越えて進んでいることに確信を持ちたい。

 私からも、ともにがんばる気持ちを込めて決意表明しました。

 話は前後しますが、滝川市での党と後援会の「新春のつどい」も明るく元気で、特に滝川市と名護市は1990年から友好親善都市ということもあり、会場では名護市長選挙応援の募金や寄せ書きも取り組まれていました。

 調べてみたら、青年会議所同士で、北の子どもたちには「青い海で泳がせたい」、南の子どもたちには「雪の中で遊ばせたい」という思いから「児童交歓事業」を始めたのが発端だとか。

 そう考えると、辺野古の青い海を埋め立てて基地を建設することに北海道からも連帯して食い止めなければ。

 時間がなく舘内市議のコンサート(!)を聞けなかったのが残念でしたが、久しぶりに滝川氏のみなさんとも交流することができてうれしかったです。

 夜には札幌北部民商の新年交礼会に、宮川じゅん・佐野弘美の両道議、太田秀子・平岡大介の両市議、長屋いずみ市議予定候補などとともに参加して一言あいさつ。

 シンガーソングライターJUNさん、沖縄の歌で盛り上げてくれたちゃんぷるータイガーさん、そしてオープニングと餅まきでキレキレの踊りを見せてくれた、よさこい石狩朱華弁天のみなさんなどがすばらしい!

 そして商売をされている方々からすれば、確定申告を控える時期ですが、国税庁長官が森友疑惑のときに「記録がない」「記憶がない」と連発しておきながら長官になり、食堂を営んでいた親のもとで育った私からすれば、それでおきながら業者と国民に重税を押しつけるとは何事か!と言いたくなるのではないでしょうか。

 まして来年には消費税10%と複数税率、インボイス導入となれば小規模事業者にとって負担は重く、放置しておくわけにはいきません。

 そもそも商売とくらしに厳しい業者・国民よりも、税金を納めてもらうべき相手がいるのではないのか。

 向いている目が、とんでもなく違う!

 明日から始まる通常国会での論戦に託しつつ、北海道でも世論と運動を高めるために私も力を尽くしたい。

 【今日の句】 道内の 行けない町も こころ留め