2012年10月26日金曜日

急いで平取ダム建設の結果を出すな

 宣伝にあいさつ、学習会講師などなどめまぐるしい毎日で、1日のすべてを書ききれません。明日からは、市田忠義書記局長・小池晃政策委員長が来道して3市での演説会です!

 一昨日は、真下紀子道議と平取ダムの建設問題で、道へ要請をおこないました。

 政権交代で本体工事が「凍結」されていた平取ダム。

 しかし、道開発局が建設は「妥当」とする検証結果を出しました。

 道は29日までに考えをまとめて「知事意見」を回答します。

 いわゆる「学識者会議」では全員が建設容認となりましたが、住民を含めた意見聴取会では賛否は半々です。

 なぜか。

 沙(すな)が流れる川=「沙流川」の名が示すように、この地域は地盤が弱い地域です。

 平取ダムの下流域にある二風谷ダムは、運用14年目で、土砂の堆積が予想を超えています。

 ダム湖に土砂がたまり、貯水機能を果たしていないんです。

 何よりアイヌの聖地である、この地域を壊していいのかとの批判も根強い。

 二風谷ダムも、1997年の訴訟で「アイヌ民族の独自文化を無視したダム建設は違法」との判決が出されています。

 他にもある様々な論点に、知事は真摯に耳を傾けるべきです。

 だから29日に急いで結論を出すべきでない、というのが要請内容。

 回答日に迫っており、担当部局からも明確な回答はありませんでしたが、禍根を残すことがないようにしなければならないと思います。

 それにしても民主党の「コンクリートから人へ」の理念は、はるか遠くに行ってしまったなぁ、とつくづく思います。

短時間しかいられませんでしたが、道庁前行動にも足を運びました。

 なんと!「道庁職員の方からも差し入れをいただきました」と司会からのコールに、参加者一同が大歓声!

 きちんと見てくれてる職員、そのとおりだと思っている職員も、いるはずなんですよね。

 一致点を広げる、柔軟だけど原則的な活動を党としても広げたい、ですね。

 【今日の句】 遠すぎて 民主の理念が 見えません

2012年10月25日木曜日

憲法をめぐる、せめぎ合いが強まった

 ニュースは「石原新党」で持ちきりですね。記者会見で「矛盾の本質は憲法」との石原氏の発言に象徴されるように、いよいよ日本の大きな指針=憲法をめぐるせめぎ合いになったと強く感じました。

 総選挙の結果はもちろん誰にも予測できませんが、選挙後には憲法改悪大連合の布陣が敷かれるのは間違いないのでしょう。

 今日は夜に国民大運動道実行委員会などの学習講演会があり、一橋大学名誉教授の渡辺治先生が講演をおこないました。

 これまでにない国民運動の高揚とともに、その先駆的役割を果たして「九条の会」の運動から学ぶべきこととのお話は、とても考えさせられました。

 政治の世界だけ見ると右傾化の勢いが強そうに見えますが、政権交代を生み出した国民の力を対比して見たときに、負けずに新しい日本をつくる条件はあるのだと再確認しました。

 国民の願いに背く道は、必ず歴史の審判が下される。

 解散・総選挙をめぐる情勢もさらに流動的になったようですが、本当に日本の未来を決める第一歩の選挙戦になることはハッキリしてきました。

 ここが私も頑張りどき!

 【今日の句】 そういえば オリンピックは どうするの

2012年10月24日水曜日

やっぱり幌延を「核のゴミ捨て場」にしてはならない

 原発問題全道連絡会で「核廃棄物の処分問題学習講演会」をおこないました。代表委員である私も、もちろん参加しました。

 講師は日本共産党中央委員会の原発・エネルギー問題対策委員の鈴木剛さん。

 鈴木さんは吉井英勝衆議院議員の秘書も務め、2000年に成立した通称「地層処分法」の時期に国会で活動していました。

 北海道からの報告として、日本科学者会議会員の清野政明さん、幌延町議の鷲見悟さんにもお話をしていただきました。

 誰もが悩む、使用済み核燃料の処分方法。

 鈴木さんからは、政府の方針となっている地層処分という方法の問題点や、学術会議の提言などを詳しく話していただきました。

 結局、この「核のゴミ」は歪んだ政治の「負の遺産」であるし、現状では安全な処理・処分の研究をすすめ、その結論が出るまでは厳重に管理しなければいけない、ということ。

 そもそも地層処分には「地層の安定」が前提になりますが、その条件は幌延にはないことを明らかにしたのが清野さんのお話しでした。

 そもそも地震の研究を進めていくと、活断層がないとしていた場所や認識されてなかった場所での地震が、全国で多くあるのです。

 マグニチュードの大きさによる断層のずれとともに、建築物を破壊する振動でも、震源が近ければ加速度が大きくなることも明確にされました。

 使用済み核燃料は十万年間の安定状態が必要だと、原子力研究開発機構も認めていますが、幌延付近の地震は10万年間に12~26回は起きる計算と言います。

 鷲見さんからは、最終処分場誘致の動きと、この「幌延マネー」をめぐる不明瞭な動きが話されました。

 安全性と違う基準がはびこ現状に、あらためて危機感を覚えました。

 つまり結論としては、やっぱり幌延を「核のゴミ捨て場」にしてはならない、ということです。

 戻ってニュースを見ていたら、経産省は日本学術会議の結論にとらわれず、地層処分は変えないとの方針をあらためて表明したとのこと(こちら)。

 なぜそこまで、地層処分にこだわるのか。

 現在の到達点では、学術的にも結論を出せないのだから、使用済み核燃料は厳格な管理のもとで新たな処分方法を検討するのが現実的な選択ではないでしょうか。

 何より、これ以上は使用済み核燃料を出さないために再稼働をしてはならない。

 もう「見切り発車」で済まされない状況に、来ているのだと思います。

 今を生きる世代も、未来を生きる世代も、とても重い宿題を背負ってしまいました。

 だからこそ、原発ゼロの選択は「最低限」の選択です!

 【今日の句】 このゴミを 受ける気あるか 米倉さん

2012年10月23日火曜日

北海道でもオスプレイNO! 暴行事件は許さない!

 全国いっせい「オスプレイ配備撤回」「米兵の女性暴行事件に抗議」行動。北海道では札幌で、小雨のなかデモ行進をおこないました。

 急な呼びかけと悪天候にもかかわらず180人!

 私は、主催者である安保破棄道実行委員会の代表委員(道労連と共催です)としてあいさつ。

 沖縄県議会では、暴行事件に対する抗議の意見書が全会一致で可決されました。

 なんと米国への抗議の意見書というのは、これがちょうど100本目とか。

 文字どおり何度も何度も、何度も何度も、日米の両政府に「沖縄の怒り」はぶつけられてきました。

 それでも「日米安保条約があるから」との理由で強行するのなら、「そんな安保ならいらない」との世論が高まるのも当然です。

 日本を守るためでなく、米国の利益を守るがための安保条約だと私は思います。

 米国の世界戦略のための基地であり、自国の軍事負担を減らすがための日本への圧力であり。

 経済的にも、TPPはじめ様々な圧力がかけ続けられてきました。

 これで日本が、独立国と言えるのでしょうか。

 怒りの声を何度あげても変わらない日米両政府ですが、それでも沖縄ではあきらめないたたかいが続いています。

 沖縄だけでなく、日米安保は北海道にもかかわる問題。

心一つに、デモ行進では大きなシュプレヒコールの声となりました。

 昼には札幌厚別区で、鈴木龍次5区予定候補・村上ひとし前札幌市議と演説会。

 ここでも会場いっぱいに来ていただき、ありがたい限りです。

 政治を変える力は、ここにあり!

 【今日の句】 情けない 会見もなき 辞任劇

2012年10月22日月曜日

構造改革への「反撃ののろし」は自交総連から

 今日は自交総連道地方連合会の定期大会あいさつへ。自交総連は、ハイヤー・タクシーを中心とした労働組合です。

 私が最初に立候補した07年参院選は、小泉「構造改革」のひずみが顕著になり始めた時。

 流通・交通・労働分野での規制緩和が進められ、特にハイ・タクでは一気に増車が進みました。

 増車が進めば競争が起こり、値段も安くなり経済も活性化する--なんと理屈の構造改革は、大きなウソでした。

 需要が引き上がらないなか、過当競争によるしわ寄せは運転手へ。

 歩合制という独自の賃金体系も反映して、給料は下げられ、労働時間ばかりが長くされ。

 事故も多発するようになり、社会問題ともなりました。

 それで07年参院選なのですが、構造改革の是非を争点に、力を合わせて世論に訴えたのがハイ・タクの分野だったというわけです。

 マスコミも「候補者を追う」的な企画で、私とタクシー運転手との対話を取材してくれました。

 構造改革への「反撃ののろし」は、自交総連から上がったと私は思い入れもあって、そう強く思うのです。

 この反撃が、少なくない労働者を励ましたと思います。

 また今も強まる新自由主義の流れに、ガッチリ力を合わせて労働者・国民の声が生きる社会にしよう、と私もあいさつしました。

 連合が労使協調路線を進め、消費税も原発も容認し、一党支持を押し付けるなかで、全労連と加盟する労働組合の役割は大きくなっています。

 働く仲間の願い届ける、日本共産党の議席必ず!

 【今日の句】 身勝手な 大臣ばかりは 末期的

2012年10月21日日曜日

定数8の豊浦町議選で、山田秀人候補は3位当選

 釧路市長選挙は、中家はるこ候補は残念ながら届かず。しかし、定数8の豊浦町議選挙では、山田秀人候補が3位で当選しました!

 10年近くの議席空白が、克服されました。

 定数8は、北海道比例ブロックと同じ定数。

 確信になります。

 山田候補は地元生まれ・地元育ちで町役場職員という、町民の多くが知っている方ではありましたが、とはいえ日本共産党の看板を背負った候補です。

 町政を変えてくれるのではないか、議会を活性化できるのではないか、町民の苦しさをわかってくれるのではないか‥‥選挙応援に入って、いろんな願いが渦巻いているのがわかりました。

 これから真価が問われるわけですが、きっと山田さんなら大丈夫。

 釧路の中家さんも、街頭からの反応も特に女性から多く、現市長が生活者の視点に立っていないんだなと感触でわかりました。

 立候補表明の遅れもあって、もっと時間があれば浸透できたはず。

 それでも「新しい釧路」の姿を示した意義は、とても大きいと思います!

 私は先日、紙智子参議院議員と札幌西区・手稲区での街頭演説会をおこないました。

 西区はのろた博之1区予定候補、手稲区は菊地よう子4区予定候補も訴えました。

感じたのは、歩いている人が「何を話しているのかな」とチラチラ視線を向けていること。

 それなりに長く候補活動をしてきたので、道行く方の仕草の違いが、これまた感触でわかります。

 国民の立場で間違った政治をただすのはもちろん、新しい日本をつくる根拠を持った提案に、耳を傾けてくれているのなら嬉しい。

 昨晩は下の子と一緒に眠ってしまったのですが、しっかり元気も充電し、また明日もがんばります!

 【今日の句】 乱暴な 言葉が売りの 維新かな