2012年12月1日土曜日

こうやって日本共産党は、政治を動かしていける

 嬉しいニュース! 以前にこちらで書いたグループ補助金で、枝野経産相が経済対策の一つに「北海道も公募の対象」と会見し、受けられる道が開けることになりました。

 おさらいすると、東北3県から広げて北海道でも津波被害を受けた業者が、グループを組んで補助金を受けられる見込みとなった、と国から道へ、そして関係業者に伝えられていきました。

 申請を予定していた6グループで、被害額の合計は約13億円。

 私は函館市へ調査に行きましたが、冷蔵庫や冷凍車、店舗施設などなど、まだ資金難から現状回復できていない話を伺ってきました。

 根室市・浜中町からは佐々木りょう子7区予定候補が、広尾町からは渡辺ゆかり11区予定候補が実際の声を持ち寄り、私と真下紀子道議も加わって道経済産業局へ要請したのが11月15日。

 産業部長さんからは「認識、思いは同じ」との話があり、ここまで作業を進めてきた政治責任も含めて、私からも重ねて要請しました。

 何より現地の声があったからこそ、政治は動いたのだと思います。

 官僚役人のなかでも、努力があったとも思います。

 共産党だけがやったとは言いませんが、少なくとも現地で実際の話を聞き、交渉してきたのは私たちだとの自負はあります。

 いろんな党ができてますが、日本共産党は90年間、このような活動を続けてきました。

 政策はもちろん、どの面でもスジを貫く党が伸びてこそ、今の混乱した政治を正していける。

 今日は、街頭宣伝や後援会あいさつなどの合間に、各党討論会がありました(写真はフェイスブックに載せています)。

 この後、夜中2時5分からUHBで放送されるそうなので、録画も含めてご覧ください。

 どの党が原発ゼロの力になるか、くらしを守る展望を持っているか、TPPを止める力になる党はどこか、違いはハッキリした討論会だったと思います。

 今こそ国民の立場でスジを通す、日本共産党の議席こそ!

 【今日の句】 政策を 知らない党首も いる不思議

2012年11月30日金曜日

子どもの可能性を信じて

 金曜日なので道庁前の反原発行動のあった日なのですが、子どもがお世話になっている保育園で「ぜひ話してください」とのお話もあって、保育園へと向かいました。

 他の園や保護者の方にも案内をしてくれていて、仕事などでお疲れのなか、予定した部屋いっぱいの方が来てくださいました。

 いろいろ話はしましたが、特に自分が中学校教諭を務めたことの話をしたいと思っていました。

 髪の毛を金色に染めた、一般的に言えば「不良」という3年生が放課後に、昇降口で暴れていたんです。

 止めに行った私よりも背が高くて苦労したんですが、感情が落ち着いた時に聞いた言葉が忘れられないんです。

 「俺は、どうせバカだから高校に行けないんだ」

 子どもたちにとって、本当につらいことだと思うんです。

 経験を積んだ大人なら、何かしら自分を慰める術もあるのでしょうが、彼らにとっては初めてぶつかる社会の壁。

 せめて、そのような彼らの思いを受け止める教育現場であり、社会的な土壌であってほしいのです。

 保育にしても教育にしても、子どもたちの可能性を全面的に信頼することから出発するものです。

 こんな私だって、そういう環境があったからこそ、国政を担う場に挑戦しようとなったはず。

 情緒的な話ではなく、日本の行き先を決める根本の問題でもあると思うのです。

 たくさんの激励も受け、何としても議席を取らなければと思いました。

 そして、議席を取ることがゴールなのではなく、その先こそ本当の仕事なのだと、しっかり胸に刻みたい。

 自分自身の初心を忘れずに、決意を新たにする集まりでした。

 感謝、です。

 【今日の句】 揺らがない ことが政党 基本では

2012年11月29日木曜日

まだ届けられていない声があるかもしれない

 政見放送の録画撮りも無事終了し、急いで道庁へ。花井やす子9区予定候補・真下紀子道議と、胆振管内の停電被害での要請です。

 花井さん自身も避難所に泊ることとなり、各避難所の声を聞いてきました。

 「こんなに長くなるとは思わなかった」というのが、共通の声と言います。

 北電からの情報も、市によっては通電予測時間が二転三転し、市民が避難所へ行くかどうかの判断にも遅れが出たようです。

 避難所開設の情報も、消防などが回り知らせ、党でも花井さん先頭に呼びかけを進めましたが、なかなか行き届かない状況もあったようです。

 災害救助法の適用で自衛隊も出動し、暖房や非常電源などは設置が進んできました。

 とはいえ、まだ手が届いていない人がいるかもしれない恐れはあり、対応した道危機管理監からも「また、お知らせください」とのことでした。

 昨日も書きましたが、私たちによる支援物資が困難ななか、行政による最大限で効果的な力の発揮へ、市民の声を集めて届けることを現地党組織も進めてきました。

 業者や農家など、これから影響が出てくる分野でも、きちんと実態把握を進めなければと思います。

 別件ですが、このブログの写真アップ容量が満杯になってしまい、ちょっと作業する時間も追いついていません。

 公示になれば更新もできないので、残り数日はフェイスブックの方で写真を紹介していきたいと思います。

 せっかくなので、これを機にフェイスブックでも交流できれば幸いです。

 いま自宅では写真を持ち合わせてないのですが、明日にでも政見放送や道庁要請の写真なども紹介していきます。

 【今日の句】 この次は いくつ政党 残るやら

実態に即した支援を

 今日は党道委員会の政策発表。政見放送や本番準備、候補者アンケートなどなど、慌ただしくなってきました。

 昨日は帰宅して子どもを寝せながら一緒に寝てしまい、ブログも更新できずにご心配かけました。

 胆振管内を中心とした、暴風雪被害が心配です。

 現地では花井やす子9区予定候補や地方議員を先頭に、避難所なども回って要望を伺っています。

 暖を取るものを‥‥と支援物資を渡すと、選挙前という時期や選挙区内ということもあって困難という事情がもどかしい。

 公的支援が急がれるので、聞いた要望を自治体へ届けることも大事な仕事と現地党組織が奮闘しています。

 災害救助法も発動されたので、必要な体制は敷かれてきましたが、実態をふまえた支援になるよう、その要望を自治体でも汲んでもらいたいと思います。

 家屋被害や商売への影響(特に小さな個人商店や零細業者など)は、これから明らかになるはずです。

 政治の責任のひとつとしては、その後の支援体制を強めることも大事な仕事です。

 自然災害に対して、このような家屋等への支援は「個人資産の形成にあたる」(=税金は個人資産に投入できない)と、これまでも国は否定的でした。

 阪神・淡路大震災や東日本大震災を通じて、日本共産党は大元の、そのような考えを転換することを訴えてきました。

 今も、道内を含めた津波被害の被災地では二重ローンが問題で、その解消の枠組みも提案するなどしてきました。

 このような被害があった場合の対応のスピードは、もちろん私たちも含めて、政治に問われてきます。

 瞬間的に急ぐものと、後に影響が現れる問題への対応と。

 少しでも役割を発揮できるように、力を尽くしたいと思います。

 【今日の句】 電力の 災害体制 点検も

2012年11月26日月曜日

TPP反対の「トップランナー」になるぞ

 朝まで降って積もった雪が昼には雨に変わり、最初の演説地・広尾町では歩道もグシャグシャ。開始時間が遅れたにもかかわらず、多くの方が待っていてくれたことには感激でした。
 
 大樹町でも幕別町忠類でも、中札内村でも、足元が悪いのに傘をさして聞いてくださるのです。
 
 地元の十勝地区委員会が目標にしていた「1000人参加」は、目標を超えて1061人に!
 
 3日間の訴えで、特に拍手が起きたのがTPP問題でした。
 
 TPPを止めるためには、どうしたらいいのか。
 
 1つは、推進する財界・アメリカへNOと言える政党が伸びること。
 
 もう1つは、党本部と地方とでねじれずに頑張る政党が伸びること。

 民主党は、野田首相が誓約書を書かせたにもかかわらず、道内前議員らは平気でTPP反対だと言っています。

 自民党も、安倍総裁が参加交渉には前向きな姿勢を見せています。

 みんなの党は推進の立場だし、維新の会も橋下氏が参加を強調しています。

 日本共産党は、各界の方とも共同しつつ、北海道ではシンポジウムや学習会、署名や独自宣伝などに取り組んできました。

 たくさん政党あるけれど、確かな立場でTPP反対を行動で示してきたのは日本共産党だけだと、私は胸を張って訴えたい。

 これは各地の党議員や党支部、後援会の方の実感でもあります。 

 もちろん第一次産業を元気にするために、農業では価格の補填制度や、水産でも管理型漁業の推進など、国会では建設的な提案をしていきたい。 

 北海道では維新やみんなの党以外は、そろって各党・候補者が反対しているように見えますが、実際の中身はこれだけ違う。

 TPP反対の「オール北海道」の声は、日本共産党の議席獲得でこそ証明できる!

 これまで共同の「パートナー」でしたが、新しい国会では参加を食い止める「トップランナー」の役割を果たせるように、頑張りぬきます。

 【今日の句】 切り込める 党が必ず 伸びてこそ

2012年11月25日日曜日

だから私は、真剣に誠実に訴えたい

 3日間の「十勝1000人キャラバン」は、今日で約930人のご参加! 寒い中、たくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございます!

 演説が終わった途端に家から出て来られた方がいたり、団地では上の階も下の階も一緒に窓が開かれ、ある町では自民党員の方まで話を聞きにきていただいたとか‥‥。

 差し入れも肉まんに、ドラ焼きに‥‥キャラバン後の体重が心配です‥‥。

 公示後の12日間で、離島も含めて179自治体すべてを回るのはとても困難。

 ここでの訴えが、投票前の最後の訴え!との気持ちで、各市町村を回りました。

 たくさんの方を前に、渡辺ゆかり11区候補の訴えも熱が入り、それに負けじと(大声を上げるわけでなく)熱く訴える私。

 演説後に思いもかけず家や団地から顔を出してくれるのですから、関心を持って聞いていてくれたのだと思います。

 じゃんけんで候補を決めればいいという政党もあるようですが、選ぶ有権者からすれば、そんな失礼な話もありません。

 そして候補(予定)である以上、真剣に誠実に、政策と決意を訴えるべきだと思います。

 そう頑張ってきたのが、日本共産党の90年。

 帯広市では大学院時代の恩師に激励をいただき、音更町では「私は『はたけやま』だよ」という方とひと笑い。

 明日も元気に訴えます!

 【今日の句】 展望を 示さず非難の 民・自かな