2013年9月14日土曜日

公務職場も「ブラック」状態!

 全国税労働組合道地連の定期大会で、あいさつに伺いました。資料をいただき読み込むと、公務職場でも人権無視と言えるような状況の広がりに驚きました。

 例えば、1年間の転勤率(転居を伴う配置転換)を見ると、民間2.4%、国家公務員11.3%なのに対し、札幌局では25.7%!

 ひとり親家庭で、中学生の子どものことを考えたら転勤できないと話すと「今はそんな時代じゃない」と一蹴されたとの話もありました。

 長期間、同じ職場に配置しないというのは「納税者の癒着防止」が理由の1つだそうです。

 利益をもたらされる「癒着」ではなく、苦しい生活・経営を目にして情も移り、徴税の手が鈍っては困る、という意味だと私は理解しました。

 厳しい徴税取立てと、人員削減での労働強化、職員年齢構成のいびつさから生まれる技術継承の困難など、業務の多忙化で心身を壊す職員も少なくありません。

 これでは、国税庁という政府の組織なのに「ブラック」なのでは?

 いま厚労省がおこなう「ブラック企業摘発」に、どう対応するというのでしょう?

 消費税が増税されたら、特に中小零細企業を中心に、ますます納税職場は矛盾が広がるでしょう。

 公務も民間も、ホワイトカラーもブルーカラーも、事務職も技術職も、ここは団結して政府に立ち向かわないと!

 私からも「軸がぶれずにがんばってきた、全国税のみなさんの出番」と述べました。

 国会では、党参議院議員団が新しい条件を活かして、がんばりぬきます。

 地域でも、働くみなさんと一緒に私たちもがんばります!

 【今日の句】 政党の 助成金こそ 搾り取れ

2013年9月13日金曜日

政府と東電の言い分こそ、コントロールできていない

 党道委員会で朝昼夕と連続宣伝! 消費税増税中止と原発ゼロへ「全道100万人署名」へのご協力を訴えました。

 いろんな声がかけられましたが、原発では安倍首相のIOC発言に疑問集中。

 道庁前行動でも「首相は嘘をついてるじゃないか」と、声があがりました。

 今日の東電の記者会見は「制御できていない」と、首相の見解と違うことを表明。

 菅官房長官は、個別の問題と全体の状況の違いを使い分けて、全体としてはコントロールできていると言いたいようです。

 あなたは、どうお感じになりますか?

 政府と東電の言い分の違いこそ、調整・コントロールすべきではないのでしょうか。

 いったん世界に向けて口にした以上、首相がその責任を負わなければなりませんよね。

 事実はどうなのか、実現できるのか‥‥国民に説明すべきではないでしょうか。

 一方で、原発再稼働の申請書審査が進んでいます。

 再稼働に向けて進めるパワーを、福島原発事故の収束に向けてはどうでしょう。

 北海道でも、泊原発が止まって1年4ヶ月となりましたが、節電努力などもあって乗り切ってきています。

 原発を動かす、少なくとも「積極的」理由がないのでは?

 【今日の句】 事故原因 首相は説明 できるのか

2013年9月12日木曜日

たたかいはこれからだ

 道原発連・国民大運動北海道実行委員会による「原発ゼロ・秋のたたかい学習決起集会」を、先ほど終えました。がんばるぞ~!と、さらに元気になりました。

 私は道原発連代表委員として開会あいさつの役割でしたが、なかなか小池晃さん(参議院議員)の到着が遅れて来ない‥‥。

 内心ヒヤヒヤしながら(少しだけ)あいさつを伸ばし終えたところで「到着しました!」との声。

 ホッとしながら、小池さんの情勢報告を聞きました。

 シリア情勢から始まって、消費税・社会保障改悪・雇用・原発・TPP・憲法と、ユーモアを含めた話に会場は沸きっぱなし。

 話の最後には茨城県議補選勝利のエピソードを紹介して「情勢は激動しています。秋のたたかいを大きく広げましょう」と結びました。

 運動の交流発言は4人から。

 生活保護を受けているお母さんから、生活扶助削減に立ち向かう発言を心を打ちました。

 中2・小6という育ちざかりと思春期の子を持つ母として、「子どもたちの夢をかなえたいと思うのが親の気持ち」として、子どもの成長を守るためにもたたかうとの発言でした。

 中部民商(札幌)からは、消費税滞納で苦しんでいる業者の実態を告発。

 少しずつでも納税してるのに、担当者が変わったとたん「早期納付をしなければ差し押さえる」との強権的な徴税姿勢が見られたとし、「消費税増税となれば多くの業者が廃業になる。許さない」と発言されました。

 農協労連からTPP、札幌地区労連から雇用と原発など、小池さんの情勢報告を受けてか、どの方の発言に力が込められていました。

 その気持ちは私も同じ。

 この集会前にも、原発のない北海道へ「全道100万人署名」宣伝に取り組みましたが、高校生や赤ちゃんを抱っこした若いお父さん・お母さんが署名してくれる姿を見て、うれしくなりました。

 たたかいはこれから!

 【今日の句】 さぁ明日も のろし上げると 気合い「入れ

2013年9月11日水曜日

被災者・避難者の声を政府は受け止めて!

 東日本大震災から2年半。どの報道からも復興の遅れや、長引く避難生活での苦しみの声が報じられています。安倍首相は、どう聞いたでしょうか。

 実家が石巻市にある私。

 両親の家は無事でしたが、家や船を失った、命も失った親戚もいます。

 女川町で漁師をしていた叔父は、大型巻網船に乗り、石巻市に居を構えることにしたそうです。

 ちょうど午後のニュースで、女川町をヘリコプターから撮影していました。

 山を切り崩し、その土で高台にしていくのに6年かかる、と。

 災害復興住宅は来年3月に完成と報じられていましたが、3年かかって今、というわけです。

 そのなかで叔父のように、他の土地に移るという方もいるでしょう。

 復興のスピードも予算も、被災地の求めに見合っていない、と散々言われてきました。

 宮城県では、医療支援の打ち切りによって受診控えが起きています(今日の「しんぶん赤旗」をご覧ください!)

 原発事故に対しても、あまりに政府の姿勢がひどい。

 昼の宣伝行動では「安倍総理の安全宣言はひどい。汚染水はコントロールできてないじゃないですか」など、30分間で60人の方が署名に応じてくれました。

 中には「東京で私も取り組んでいます」という、男性もいたそうです。

 今後、南海トラフをはじめ日本各地での大地震は、起こりうるでしょう。

 まず目の前の、多くの被災者・避難者の生活を守ることができないでいいのか。


 被災者・避難者の実態を、届ける仕事を強めなければと思いました。

 【今日の句】 被災者を 前に増税 語れるか

2013年9月10日火曜日

首相は国際公約を守れるのか

 佐呂間町議選は定数10に対し立候補10人で、ただき早苗候補の5選が決まりました。また議会で活躍してほしいですね。

 私も応援演説でまわりましたが、少し汗ばむくらいのいい天気! 気持ちいいです。

 帰り際に、8月の豪雨であふれた用水路を見てきましたが、川に流れる下流域が狭くなっていて、これでは確かに道路まで浸水します。

 ただき町議と話し合いながら、必要な対策を急がないと!

 帰りのバスのテレビでは、オリンピック一色。

 今日の「しんぶん赤旗」に、今野智光さん(相馬双葉漁協原釜支所小型船船主会会長)と小野春雄さん(新地町の漁師)のコメントが掲載されていました。

 2人とも、オリンピックの開催自体はいいことだが、として--

 「原発で苦しめられている福島県民から見ると、外国のお祭りを見ているような感じ。

 漁師仲間でも五輪は首相が先頭に立つけれど、汚染水問題では漁師の前には大臣もこない。

 事務方が最近ようやくきただけ。

 対応が全然違うと話題になっている」(今野さん)

 「招致活動のなかで『東京は福島から250キロ離れている』という言葉を耳にした。

 東京のために発電してきて被害にあって‥‥。

 福島県民は取り残されているようだ」(小野さん)

 安倍首相、お2人の言葉をどう受け止めますか?

 国際社会に約束した「状況はコントロールされている」ことは、真実ですか?

 ここに、今回の決定を心から私が喜べない大元があります。

 【今日の句】 選手にも スッキリ望める 環境を

2013年9月9日月曜日

住民の声を届けることに「ぶれ」はない

  明日から始まる佐呂間町議選で、第一声の応援に駆けつけるため今日は北見市に宿泊。日本共産党・ただき早苗さんが5期目に挑みます。

  昨日は、せたな町で町議補選(定数1)投開票があり、前職の江上恭司さんが挑みましたが惜敗でした。

  もっと支援ができればと後悔したのですが、次に続く現地の大奮闘だと思います。

  不正常な町議会運営に「江上さんがいないと困る」との声が、多く寄せられたと言います。

  共産党議員というのは、もちろん住民の利益のために行動します。

  同時に、民主主義を守るという立場で、不正・不正常な町政や町議会運営は正してもいきます。

  大阪・堺市長選挙で、日本共産党が「維新の会」による自治破壊を許さない点から現職市長を支援する立場に立ったのも、この反映です。

  人口の少ない町村であっても、大都市であっても、そこに「ぶれ」があったらダメだと思うんです。

  さて、佐呂間町議選。

  7年前には若佐地区で竜巻被害、先日は豪雨により住宅・農家に被害も出ています。

  この現場に駆けつけたのは、ただきさんでした。

  現場の声を、町民の実態を、議会に反映させる。

  当たり前のことを、当たり前のように実践するのは、実は難しいことです。

  明日の応援演説は、そんなことを話そうかな‥‥もう少し考えてから、眠りに着こうと思います。

  【今日の句】 安倍総理 五輪と浮かれる 時じゃない

2013年9月8日日曜日

公共交通に対する、国の責任が軽くなっていないか

 今日は国鉄労働組合北海道本部の定期大会へ。安全輸送の問題で、この間、JR北海道本社と政府へ要請した中身なども交えて連帯のあいさつを述べました。

 ちょうど先日、JR北海道は安全確保に向けて「減速減便」のダイヤにすると発表したばかり。

 移動や経済的なマイナスは生じますが、これ以上の大きな事故が起きれば、さらに損失は広がると思います。

 現場の様子に触れた発言もお聞きしましたが、そもそも人手不足に加え、種類の多いエンジンを若い技術者も覚えるのが大変で、労働強化にもならざるを得ない、とのこと。

 分割民営化後に、JR北海道が採用抑制を続けたツケがあらわれた格好です。

 安全確保のために、もちろん技術向上と体制確保が必要ですが、同時に分割民営化後の歴史を検証すべきと私は思います。

 抜本的な対策が必要な段階にきていないか、という思いです。

 以前にJR北海道へ要請したときにも、「そのような点も踏まえて安全対策を取る」とのお答えでした。

 JRはじめ航空機や路線バスなど、公共交通に対する国の責任が軽くなってきていると思います。

 検査期間の緩和、検査外注化増加の黙認、労働分野の規制緩和‥‥。

 もちろんJR北海道が安全確保の責任を負うべきですが、だからと言って国の責任を不問にしてもならないと思います。

 今後も、必要な調査や懇談などを続ける予定でいます。

 【今日の句】 私だけ? 素直に五輪を 喜べない