2014年2月1日土曜日

粘り強さで原発ゼロへ

 睡魔に負けて昨日はブログも更新せず‥‥おかげで(?)目覚めはスッキリでした。今日は原発問題全道連絡会の総会の日。

 昨年1年間で一番の成果は、泊原発を再稼働させてこなかったこと。

 多数の道民世論に、道原発連も若干でも力になれたのかな、と思います。

 しかし、再稼働に向けた審査は開始され、道南では大間原発、道北では深地層研究センターの問題が、依然として残っています。

 つまりは、今年が本格的な「推進勢力 vs. 原発ゼロの民意」の年になるということ。

 宣伝・対話、道や北電への要請、世論形成へ学習会・講演会、そして最初の関門は「原発のない北海道を 全道100万人署名」の目標突破。

 推進勢力の巻き返しを弾き飛ばす、揺るがない世論をつくれるかがカギを握ると思います。

 特に来年は地方選挙の年だけに、高橋道政に対しても大きな声で迫れる状況をつくらないと。

 総会では、前期に引き続き私も代表委員の1人に選ばれました。

 同時に、20年前から道原発連に関わっておられた菅野一洋さんが、代表委員を下りられました。

 バトンを引き継ぎ、さらに発展させてこそ社会進歩。

 新たな気持ちで、原発問題に向き合いたいと思います。

 菅野さん、長い間おつかれさまでした!

 【今日の句】 いいかげん 都構想など やめなはれ

2014年1月30日木曜日

親御さんの気持ちを思うと‥‥

 札幌市白石区で、小学3年生の女の子が行方不明のままです。同じ白石区に住み小学生の子を持つわが身としても、早く無事で見つかってほしいと願うばかりです。

 上空からの捜索でしょうか、今日は朝からヘリコプターが飛んでいました。

 親御さんの気持ちを考えると、とてもとても胸が痛みます。

 事件性があるのかもわかりませんが、とにかく早く、とにかく無事に戻ってほしい。

 あらためて子どもたちが安心してくらせる社会は、どうやって作るべきか考えてしまいます。

 警察や監視の目を多くする意見もあるでしょうが、より根本的には地域の結びつきが大事なんだろうと思います。

 どの大人も、どの子どもたちも顔なじみ。

 大都会では無理なことだと言わず、可能な限りの努力はしようじゃないですか。

 子どもは集団のなかで、地域のなかで育つもの。

 いろんな考えに触れて、いろんな体験を通じて、人間として一人前に育っていくもの。

 どの子どもの中にもある伸びていく芽を、多くの大人が見つけていく。

 集団の中で子どもたちが、他者とのやりとりを通じて、自分を高めていく。

 安倍政権は、道徳教科化のような上からの統制をはかっていますが、このような集団で育っていけば自分でコントロールできるものです。

 ちなみに、私が釧教大大学院での修了論文テーマが、この内容だったのです。

 自分で発信できる子は、自分をコントロールできる。

 要は、子どもたちを受け止める環境があれば、子どもたちだって自分を相対化して見れるということなんです。

 道徳のお題目を並べることより、大人が大人らしく振舞うことが大事なのでは?

 カネにまみれ、選挙公約も守らず、汚い野次を国会で飛ばし、採決は強行する‥‥どこの党かは触れませんが、それで道徳を強調されても私にとってはナンセンスにしか思えません。

 話はそれましたが、とにかく行方不明の子が無事に親御さんのもとへ戻ることを、心から願ってやみません。

 【今日の句】 見られてる 言葉に背中 生き様も

2014年1月29日水曜日

報道は、自立こそ存在意義なのに

 NHK籾井会長の発言自体は問題ですが、その会長誕生へ経営委員を組織した安倍首相の責任は、さらに大問題ではないのでしょうか。

 これは籾井氏自身が「政府が右ということを左というわけにはいかない」と発言した姿勢からも、じゅうぶんに読み取れるでしょう。

 放送法の第1条には「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること」「放送が健全な民主主義の発達に資するようにする」と、その目的が書かれています。

 そう、放送は民主主義のため、なんだと思います。

 民主主義国家としての日本の出発点は、侵略戦争の反省からだったはずです。

 つまり、それは国際社会への約束でもありました。

 「慰安婦」発言にしても、公共放送を預かる会長の発言としても、資格が問われる重大発言です。

 「日本の公共放送の新会長が政府の味方に?」(米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版)と書かれるように、世界では、報道の自立性こそ存在意義だというのに。

 確かに危険な安倍政権であり政治情勢ですが、危険ゆえにもろさもあるわけです。

 国内世論も、国際世論も、これは簡単には黙らない。

 ことは民主主義の問題、だからです。

 民主主義を敵視するのであれば、それこそ独裁的姿勢と批判されても仕方ないでしょう。

 日本共産党も、今こそ踏ん張り時!

 【今日の句】 代弁の 御用放送 成り下がり

2014年1月28日火曜日

各党の「立ち位置」がハッキリしてきた

 通常国会での本格論戦が始まりました。日本共産党は明日、志位和夫委員長が代表質問に立ちますので、ぜひご覧ください!(NHK、15:45ころ)

 この国会でも、各党の「立ち位置」が見えてくるでしょう。

 さっそく、みんなの党の渡辺代表は、自民党と政策協議に応じる構えであると報じられました。

 民主党は海江田代表が質問に立ちましたが、消費税では「民自公3党の合意にもとづき」進めていないことが問題だと、増税は基本的に容認。

 維新の会・松野幹事長は、集団的自衛権について「胸襟を開いて議論を」とけしかけました。

 安倍首相は、このような状況を見越してのことでしょう。

 「責任野党」

 などの言葉で、自民党に協力する政党こそ「責任」ある立場だと言わんばかり。

 何をもって、日本共産党や他の政党は無責任だと言うのでしょうか。

 大型公共事業乱発と軍事費増大で、国も地方も「借金まみれ」と言いくるめて、増税と社会保障削減を進めた自民党の「責任」は、どう考えるのか。

 秘密保護法の強行や靖国神社参拝で、アジア諸国だけでなく国際社会からの懸念や批判の声があがり、国益を損なっている「責任」を、どう考えるのか。

 国民生活を守り、日本経済も一定の成長をはかり、アジア諸国と平和的関係をつくり、国家財政も好転に向かうことが「責任」というのなら、日本共産党は一連の政策も提起してきました。

 もちろん多くの国民に知ってもらうためには、私たちの努力も必要。

 しかし与党が、意図的に政策論争を避けるのであれば、それは議会制民主主義の名に恥じることにもなるでしょう。

 明日の志位委員長の質問と、安倍首相の答弁を、ぜひ多くの方にご覧いただきたい。

 まわりの方にも、お知らせください!

 【今日の句】 暴走を 止める責任 自覚して

道民の現実を見て、どこにアベノミクスの「恩恵」などあるのか

 党大会が終わった後は、都道府県ごとの党会議→各地区ごとの党会議と進みます。北海道としての「総合計画」の検討も始めています。

 私も作成にかかわるわけですが、あらためて調べるなかで気づくことも多い。

 農家の戸数は、20年前より半減。

 リーマンショックの時からも、さらに2万世帯ほど増えた生活保護受給世帯。

 非正規雇用率は42.8%で、全国第2位。

 これらだけ見ても、北海道の暮らしと経済の深刻さが伝わってきます。

 アベノミクスの恩恵など、あるのだろうか--町村を回るほどに、聞こえる声。

 ちょうど同じような結果が世論調査で出され、私の実感ともピッタリです。

 そのうえTPPに消費税増税で、地域経済はどうなるのか‥‥!

 そのうえ社会保障の大改悪で、道民生活はどうなるのか‥‥!

 そのうえ労働法制も大改悪で、労働環境もどうなるのか‥‥!

 このまま安倍政権の暴走を許してはいけないと、あらためて文章を書きながら痛感しました。

 まだまだ寒い日が続くなかで、高止まりしている灯油の価格に苦しむ道民のことなんて、きっと安倍首相は頭にも浮かばないのでしょう。

 猛反撃が必要です!

 【今日の句】 浮かぶのは 憲法変える ことばかり

2014年1月26日日曜日

変わらぬ民意は原発ゼロ

 終日、各地の党と後援会の「新春のつどい」を回った後、わずかな時間でしたが札幌・チカホでの原発ゼロ署名行動に参加しました。今日1日で1301筆!も集まったそうです。

 ミニライブや川原茂雄先生の原発出前授業、トークライブなど盛りだくさんのなか、いっしょに原発ゼロ署名を集めよう!という企画(写真は、署名を呼びかける道労連・黒澤幸一議長)。

 思い出すのは、昨年11月に訪れた福島県。

 浪江町の請戸地域は、津波被害を受けたままでした。

 帰りたくても帰れない。

 これが原発事故の真実かと、衝撃を受けました。

 いまだ避難をしている方が14万人以上もいるし、事故は収束していなければ、汚染水問題も解決していない。

 それなのに、なぜ再稼動なのでしょう。

 原子力規制委員会の審査が通れば、安倍政権は再稼動を急ぐでしょうし、関係自治体への圧力もかかってくるはず。

 北海道や関係自治体での、原発を動かさない世論を固められるかが勝負だと思います。

 もちろん集まる署名の数も大事ですが、このような呼びかけを通じて、1人ひとりに働きかける意味こそ大きいのではないでしょうか。

 さて、「新春のつどい」では来年の地方選挙に向けて活動を開始している、村上ひとし(札幌厚別区)・吉岡ひろ子(札幌清田区)のお2人も、元気なごあいさつをされていました。

 秘密保護法廃止へと、街頭宣伝の先頭に立ってきた村上さん。













 どんな寒さにも負けず、朝のあいさつを続けている吉岡さん。












 それもこれも、今の安倍政権の暴走に怒り、何とか国民の声が生きる政治へ進めたい思いからのものです。

 私からも、2人の押上げへ力を尽くすあいさつをしました。

 参加された方も意気高く、熱気あふれた「新春のつどい」でした。

 (厚別区では、いつもお世話になっているTさんから手作りケーキをいただきました。子どもたちと、おいしくいただきました!)

 【今日の句】 週明けの 激突国会 注目を