2014年8月7日木曜日

FREE GAZA!

 思ったより会議が長引いて、最後の5分ほどだけでしたが、北海道パレスチナ医療奉仕団が呼びかけたキャンドルデモに参加しました。

 雨の中でしたが100人!

 ぶれた写真で申し訳ありませんが、平和な社会を!との気持ちはぶれずにいたい。

 今日の「しんぶん赤旗」では、高橋宗瑠さん(前国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表)のインタビューが掲載されています。

 題して「繰り返されるガザ攻撃なぜ」。

 軍事国家イスラエルにとって、武器の有効性をテストできるのが「敵」の存在だといいます。

 つまり「敵」=ハマスで、今のガザ攻撃。

 しかも国際法を無視した大量殺害も居直っている、イスラエルの現状が恐ろしいと警告しています。

 居直れるのは、アメリカが後ろ盾になっているから。

 そのアメリカも「対テロ戦争」に疲弊し、厭戦気分が生まれるなかで、イスラエル非難のデモが起きていると言いますから事態へ変化している。

 そこで「日本はどうするか」なのですが、実際にパレスチナで働いていた高橋さん。

 日本人だというだけで、まわりの表情がやさしくなったと言います。

 これぞ平和国家の国際貢献!

 武力に頼らない(現実は違いますが)という国のイメージが、輝かしい手本のように見えていると言います。

 これが集団的自衛権を行使して、一方の国に軍事的に肩入れすることが当たり前になったら--。

 ガザの問題を通して、いま私たちがやらなければいけない問題が、見えてくるように思えます。

 そういうわけで、今日はFREE GAZA!

 【今日の句】 一人から 上げる声にも 意味がある

2014年8月6日水曜日

静かに8時15分に黙とうしました

 今日は広島への原爆投下から69年の日。あらためて哀悼の意を表するとともに、核兵器のない世界をとの思いを強くする1日となりました。

 被爆者健康手帳を持つ方は、全国で19万2719人(うち広島市に6万1666人、3月末現在)、前年から9060人減っているそうです。

 だんだんと体験者・語り部がいなくなるなかで、この犠牲を風化させずに運動を発展させる、私たちの世代の責任も大きいと痛感です。

 広島に2度、長崎に1度、原水爆禁止世界大会に行ったことがあります。

 どの時も自民党政権下で「強まる憲法改悪の流れ」とか言われていた時でしたが、今年ほど時の権力によって平和が脅かされる中での大会はなかったのでは。

 安倍首相あいさつも、何だか白々しく聞こえたのは私だけでしょうか。

 集団的自衛権の行使容認に踏み込み、武器の輸出も広げて、何が「世界恒久平和の実現に力を惜しまぬ」なのか--。

 本当に平和を思うなら、原爆症の認定制度の改定を。

 原爆症の恐怖にさらされてきた方々の苦悩を、きちんと受け止めてほしい。

 いろんな思いを込めて、私も8時15分に静かに黙とうしました。

 【今日の句】 過ちは 繰り返しませぬ また明日も

2014年8月5日火曜日

道内、あなたの地域は大丈夫ですか

 道内各地でも大雨による避難勧告・避難指示が出された地域がありました。まずは命を守る行動を‥‥同時に、家屋や田畑に被害はないかと地元の党議員さんも懸命です。

 南からの暖かく湿った空気が入ったための大雨ですが、地球環境の変化の一端なのでしょうか。

 地球温暖化には様々な議論がありますが、少なくとも今を生きる私たちが経験したことのない気象の変化が生まれているのは事実だと思います。

 そうであるなら、人間の生産活動が大きな要因である、と。

 それを証明するには生産活動をコントロールしなければいけないわけですが、私はその道を進むべきだと考えます。

 そうでなくても大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムは間違いないわけで、それは地球資源を使いつぶしていることになるのでは。

 いわゆる「先進国」として、いわゆる「途上国」との差異ある責任の果たし方を、真剣に国民的な議論を急ぐべきだと思います。

 まずはこの大雨、大きな被害が出ないよう‥‥・。

 【今日の句】 株価より 気温上昇 気にかけて

2014年8月4日月曜日

タイムライン(事前防災行動計画)を生かすには

 これが札幌か?と思うほど、まるで梅雨のような蒸し暑さ。四国では大雨、北海道も明日は日本海側を中心に大雨だそうで、大きな被害にならないように‥‥。

 高地では、あっという間に川が増水したとの報道もあり、早めの避難が必要です。

 先日、ラジオでタイムライン(事前防災行動計画)の取り組みが紹介されていました。

 例えば台風の上陸が予測され、その3日前には何をする、1日前には何をする、18時間前、12時間前‥‥と、事前の行動計画をつくるものです。

 アメリカでは実施している州もあり、竜巻などでも早めの避難で被害を食い止めた例もあるとか。

 日本の防災行政は「発生主義」と言われ、被害が拡大しそうになって初めて「対策本部」をつくるのが大勢ではないか、とラジオでは問題提起。

 取り組み始めた自治体の住民からは「早めに何をしたらいいか、わかってよかった」などの声もあったそうです。

 予測のうえでの行動なので「空振り」もありえるだけに、事前の住民合意が大切でもあるとの指摘もありました。

 合わせて情報が正確に伝われば、落ち着いた行動も取れることから情報公開の重要さも説かれていました。

 計画をつくっても「絵に描いた餅」ではダメで、日ごろからの避難訓練も重い意味を持つことになるでしょう。

 いずれにしても、これまで経験したことのない自然災害が増えていくだろうなか、防災計画の持ち方も発展が必要なんですね。

 行政では「空振り」となれば、その分の財政支出がムダになる可能性もあるも考えると、事前の行動は足を踏み出しにくいという実態もあるでしょう。

 だからこそ日ごろからの住民議論と合意が必要なんであって、地方都市に住む私にとっても自分に引き寄せて考えなければいけないな、と思いました。

 まずは今後の大雨が、大きな被害にならないよう願うばかりです。

 【今日の句】 強靭化 よりも身になる 防災を

2014年8月3日日曜日

子どもたちの本音を受け止められるよう

 佐世保の同級生殺害事件が連日、これでもかと報道されています。被害者の親御さんや、同級生のことを考えると冷静で配慮ある報道であってほしいと思います。

 教育現場にいた者として、2人の子を持つ親として、私も強く関心があるのは事実です。

 しかし、事件の重大性から見ても、当事者や専門家らが原因や今後の対応策を考えられる、落ち着いた環境づくりが必要だと思うのです。

 これまでも様々な少年犯罪が起こり、厳罰化や「心の教育」こそ大事だとの議論も過去にありました。

 しかし厳罰化しても衝動は突発的ですし、「心の教育」=「本音にフタ」では、かえって問題が浮かび上がらない。

 子どもたちにも大きなストレスがかかる社会のもとで、本音を出しても受け止めてくれる、大人や集団の関係が必要になっているのではないのでしょうか。

 政府が進めようとする道徳の教科化でも、本質的な問題は解決しないように思えるのです。

 今日、小3の娘の宿題(読書感想文)を手伝いました。

 「○○に感動しました」とか「○○みたいに自分もなりたいと思いました」とか、本気で思ってもいないのに、それが感想文の「正解」のようにインプットしていたのなら、何の成長にも役立たないでしょう。

 自分の気持ちを言葉にするというのは、とても子どもには難しい作業です。

 「正解」としてパターン化するのでなく、いろんな言葉を探して表現できる力こそ身につけてほしい。

 迷うことばかりの子育てですが、誰もが通った同じ道。

 もう同じ事件はくり返してほしくないと、心から思います。

 【今日の句】 価値観の 押し付けひどい 総理かな