2014年8月22日金曜日

電気料金再値上げ撤回で、北電へ要請

 広島の土砂災害は、被害が膨らんでいるようです。消防や自衛隊の方による捜索も大変でしょうが、二次災害に気を付けて多くの方が救われれば‥‥と願います。

 直接ボランティアへなかなか行けないので、義援金だったりできることを。

 命が助かっても、住み家も家財道具も失った方もいるはず。

 国は個人資産の形成にあたるものへの支援は、かたくなに拒否してきました。

 政治の面と民間の面で、やれることをしなければ、ですね。

 さて今日は党道委員会として、北電へ電気料金再値上げ撤回の要請に行きました。

 とにかく北電の結論としては「泊原発の再稼働をして、電気料金を引き下げます」。

 道民が原発ゼロを願ってるとの訴えにも、再生エネルギーとの接続や新たなLNG火力発電所へ努力しますと言いつつ、最後に「原発は40年動かせるし、最大さらに20年伸ばせて、可能な限り動かしたい」とポロリ。

 さすがに私から「それでは原発が動かせない場合は、さらに40年も値上げをするということですか。そういう姿勢に、道民が『結論先にありき』とか『北電は声を聞いてくれない』と言っているんですよ」と述べました。

 値上げしていない中国電力との経営の違いも「広大な北海道での費用や、石油による発電の量が違うので‥‥」と応えられ、私から「それなら送電線や配電線の整備を国にお願いしたい、原発から切り替えて再エネ接続のために何年かかけてがんばるというなら、共産党だって『道民や北電の願いだから』と国に迫りますよ」と応じました。

 実際は国策による原発推進であり、安倍政権のもとでそのような要求も通らないでしょうが、泊原発の再稼働前提から抜け出すために、1つでも2つでも前に進めなくては。

 そんな議論をしても、最後は泊原発の再稼働にご理解を、と話されるので「私たちの申し上げた主旨も変わりません」と話しました。

 決着をつけるには、世論の高まりと政治の転換なんだな、とあらためて思いました。

 久しぶりに道庁前の抗議行動にも参加できるかな‥‥と足を運んだら、豪雨のために途中で切り上げたとのこと。

 いつも変わらず準備するスタッフのみなさんがいるから、続いている行動なんですよね。

 高橋知事、原発ゼロのこの思い、きちんと受け止めてくれていますか?

 【今日の句】 わが家でも も一つ電球 外そかな

2014年8月21日木曜日

若者の手には銃よりも

 矢臼別演習場で予定されている米海兵隊移転訓練で、本体が花咲港に到着したとのこと。詳しくは矢臼別平和委員会のホームページをご覧ください。

 海路で本隊が来る、というのは初めてとのことです。

 公開訓練に視察に行った際、若い隊員ばかりだったことを思い出しました。

 海兵隊は「殴り込み部隊」という性格を持つ以上、戦闘・殺傷訓練も激しいものでしょう。

 若い瑞々しい感性が壊されていく--悲しい思いを持ちながら、彼らの顔を見ていたのを思い出すのです。

 さて、そもそも沖縄の負担軽減を口実に、米海兵隊と榴弾砲が持ち込まれて17年にもなろうとしています。

 沖縄の負担は軽くなった?--ウソでしょう。

 沖縄と「同質・同量」の訓練しかしない?--ウソでしょう。

 ウソやごまかしで続けてきた移転訓練。

 前回は着弾地点が大きくそれて、民家・民有地への被害も現地では心配されました。

 道や関係自治体から合意もないのに米軍の都合で訓練が再開され、町長さんなどからも遺憾の表明がありました。

 そもそも事故が起きなければいい、という問題ではない!

 ウソとごまかしで、米軍の訓練拡大の場所を提供しているということではないのですか。

 雨のなか現地での抗議行動や、川瀬牧場からの監視行動が始められています。

 足を運べないのが残念ですが、連帯した気持ちと行動が全道で広がれば!

 (写真は矢臼別平和委員会のホームページより転載したものです)

 【今日の句】 若者の 手には銃より 夢と愛

2014年8月20日水曜日

政治の力でできることは、最大限いろんな対策を

 ニュースを見て広島が大災害なんだと驚きました。こんなに多くの方が亡くなるなんて‥‥心からご冥福をお祈りします。これ以上に被害が広がらないように‥‥。

 消防の方の2次被害も出ているようで、本当に胸が痛みます。

 政治の力でできることは、最大限いろんな手を打ってほしい。

 安倍首相、ゴルフ三昧の場合ではないですよ。

 災害すべてに首相が陣頭指揮を執るかは別問題ですが、被害に遭われた方の気持ちを考えると‥‥誠意ある政治の姿が見えてしかるべきだと思います。

 今日は全道地方議員・候補会議で、私も一緒に学びました。

 特に私より若い候補(そんな年に私もなったのですね‥‥)の、新鮮な決意に心が洗われるような気がしました。

 今日で43歳になった私ですが、謙虚に、でも思い切りよく、政治変革に力を尽くしたいと思います!

 【今日の句】 自衛なら まずは災害 救助こそ

2014年8月19日火曜日

値上げしない電力会社と、再値上げの北電と何が違うか

 国民大運動北海道実行委員会と道原発連による原発ゼロ大運動「秋の学習・意思統一会議」が開かれました。私もいろいろと学びました。

 連帯あいさつでは、道庁前行動に参加し続けているラトゥールさんから心のこもったあいさつをいただきました。

 「人生は一度だけなのですから」

 インドでは七度の人生という教えもあるのだそうですが、一度の大事な人生だからこそ、しっかり声をあげましょう、と。

 ラトゥールさんとは道庁前でも挨拶を交わし、心からのスピーチを共感しながら聞いているのですが、じっくりと話を聞けて本当にうれしい。

 もっと多くの方とも心の通った関係をつくりたいな、と思いました。

 さて会議では道原発連の代表委員でもある私が、今の原発情勢の基調報告。

 北海道では「泊原発を再稼働できないから電気料金値上げ」と、北電が脅しのように言ってますので触れて報告をしました。

 前回値上げと今回分を合わせると、家庭用で26%、企業向けで35%、オール電化で50~60%の値上げとなる規模です。

 泊原発が動かない分、化石燃料の輸入に頼って火力発電の費用が増加している、赤字続きで会社がもたない、というのが北電の言い分です。

 しかし1つに、石炭火力と石油(重油)火力かの問題があります。

 政府の資料でみても、石炭火力はkWhあたり約10円、石油火力は30円台の後半です。

 北電は、重油・軽油を使う火力発電は苫小牧・伊達・知内・音別などで約190万kW分です。

 石炭火力は砂川・奈井江・厚真など。

 福島事故以後、同じ化石燃料に依存するにも安い石炭火力発電に変えられなかったのか。

 もう1つは、輸入量と輸入金額の関係を見る必要があると思います。

 財務省の貿易統計資料を見ると、09年から化石燃料にかかわっては価格が上昇傾向にあります。

 原油でも石炭でも、輸入量で言えば全国ベースですが、大きな変化はありません。

 北電でも、道民の節電などがあるので、同じ傾向は言えると思います。

 原発が動かないから化石燃料を多く買ったわけでなく、円高の作用も含めて、価格それ自体が高くなった問題ではないのでしょうか。

 なお、沖縄をのぞく9電力会社で値上げをしていない2つの電力会社があります。

 原発依存度3%の中国電力。

 水力・新エネルギーなどが25%も占める北陸電力。

 原発依存度の低さや、火力発電にも相対的に頼らない経営が、違いとなってあらわれていると思います。

 電気料金の問題も、根本的には原発ゼロへ切り替えてこそ展望が開かれるのではないのでしょうか。

 安倍政権のめざす原発推進は、そう簡単に進まないぞ!と確認した会議でした。

 【今日の句】 朝晩は 何やら秋の 風が吹き

2014年8月18日月曜日

平和への積極的な思いがあるからこそ

 
 お盆で動いているときに偶然見つけた十勝毎日新聞の世論調査。安倍内閣の支持率は26%! 集団的自衛権への強い反発が表れていると思いました。

 平和のために日本が何をなすべきか、との問いには「戦争放棄の維持」48%、「外交努力や国際交流」32%。

 若い人ほど「外交努力や国際交流」が大切と答える率が高い、ともありました。

 積極的な気持ちの表れとも思いますが、他方で記事では、平和のためには「何もしない」という率も多いのが若い人だ、とも。

 戦争の歴史や憲法の内容が、あまり学ばれていない反映だと思います。

 そういうことに触れられたら、何か変化は起こるはず。

 その促進に、私たちの活動が求められているわけで‥‥。

 さて、お盆では休みをいただき、釧路と宮城のじいちゃん・ばあちゃんと子ども(孫)たちがたわむれて‥‥今日から仕事!

 大きな会議を控えて準備に追われました。

 【今日の句】 また4人家族に 戻り子は暇そう