2015年2月4日水曜日

中小・下請け業者の実態に目を向けて

 連日、衆参ともに予算委員会が開かれます。今日は衆議院で塩川鉄也議員。円安と消費税増税に苦しむ中小企業・小規模事業所の実態を示しながらの追及でした。

 重層下請け構造のなかで、4次・5次まで進むと利益さえも出ない状況。

 飲食業でも、競争の激しさから消費税を転嫁できない状況を紹介しました。

 中小企業団体の調査のなかには「アベノミクス不況だ」との声も出ているといいます。

 「大企業がもうかれば、それが波及する」式のトリクルダウンは、もはや成り立たないのではないのか。

 根本的認識の問題から問いても、安倍首相は今の路線を変えることはない答弁です。

 このまま突き進めば、くらしと経済で矛盾が広がるのではないのかと、答弁を聞いて不安を感じました。

 「アベノミクス、この道しかない」と言い続けてきた安倍首相ですが、日本共産党は別の道を訴えていきたい。

 深刻な実態が、どんどんと広がっているのだから!

 さて今日も、取材・来客・要請などなど、けっこう慌ただしいものです。

 何より食べる時間をきちんと確保しなければと、毎日ではないですが弁当持参で来ています(写真は今日の弁当!)。

 秘書さんとも会話をしながら、頭の切り替えにもなるんです。

 全国ニュースで羅臼町の豪雪が報じられており、人的被害等は出ていないとのことですが、多くの方が心配して過ごされたと思います。

 消防や自衛隊による除雪が助かった、という高齢者の声も報じられていました。

 これまでも暴風雪対策などで要請もしてきて何らかの力になってこれたのなら幸いですが、まずは現地で奮闘された方々に敬意を表したい。

 明日も本会議、調査などに回る予定で、ただいま準備中です。

 【今日の句】 厳寒の 地域の実情 忘れずに

2015年2月3日火曜日

安倍首相、その道でいいのか

 参院予算委員会で、人質事件についての政府の対応へ議論が集中。日本共産党は小池晃参院議員が質問しました‥‥中継をご覧になったでしょうか?

 小池議員が「テロに屈することと慎重に言葉を選ぶことは違う」との質問には、「まるで、ISILを批判してはならないという印象を受ける」と答弁。

 人質がいる状況で、演説が与える政治的影響を考えないのか、という問題ではないのでしょうか。

 安倍首相は、他党議員の質問に「なぜ改正するのか。国民の生命と財産を守る任務を全うするためだ」と、憲法九条を変える前のめりの答弁も。

 もし邦人救出に自衛隊を派遣できるとして、そこには戦闘行為もついてくるでしょうから、武力行使の応酬になる恐れもあります。

 本当に、その道でいいのか。

 これからも論戦は続きますが、いま「イスラム国」に対するのであれば資金源を断つなど、国連安保理決議での方向に力を尽くす時だと思います。

 安全保障関連の法案は後半国会となるかもしれませんが、安倍首相の暴走姿勢を止めないといけないし、軍事力に頼らない外交こそ憲法の示す道だと訴えたい。

 今日は国会内で、諫早湾の開門に向けての院内集会や、もろもろの打ち合わせなど。

 夕方には官邸前のTPPストップアクションに初めて参加。

 紙智子参議院議員、斉藤和子衆議院議員と、衆参の農水委員全員でスピーチしました。

 もちろん私は TPP STOP! のネクタイで!

 粘り強い運動が、官邸前で、北海道で、全国で進められているのだと再確認。

 国民の声に反する政治に未来なし!です。

 【今日の句】 福よ来い この子どもらに 福よ来い

2015年2月2日月曜日

格差問題とともに貧困対策へも目を向けて

 先ほどピケティ教授が登場する番組を見ました。「資本主義や市場をコントロールする必要がある」との主旨の発言をしていました。民主的な規制は、この日本でも必要です。

 日本共産党の綱領には、次のような内容があるんですよ。

 「大企業にたいする民主的規制を主な手段として、その横暴な経済支配をおさえる。

 民主的規制を通じて、労働者や消費者、中小企業と地域経済、環境にたいする社会的責任を大企業に果たさせ、国民の生活と権利を守るルールづくりを促進するとともに、つりあいのとれた経済の発展をはかる」

 ピケティ教授が何を念頭に置いて発言しているかは著書を読んで考えたいと思いますが、資本のあり方が鋭く問われる時代ということは間違いありません。

 「格差論争」などとも言われますが、同時に「貧困」が国民的に広がることが問題であって、今の日本政治では最優先に取り組むべき問題ではないか、と思うのです。

 雇用の不安定化で、若者たちが貧困の淵に置かれています。

 一人親家庭で、子どもたちへと貧困が連鎖する状況も報告されている。

 高齢者も、国際的にみて厳しい年金受給要件のもとで、低年金・無年金で暮らしている方も多い。

 いずれも「自己責任」の言葉で片付けられない、政治の不作為があるのではないか。

 経済的な民主的規制と、社会保障の基本に立ち返ることが今の日本政治に求められていると思います。

 さて今日は朝に札幌駅前での宣伝後、上京して議員会館で調査準備や会議など。

 新千歳空港は飛行機が飛べるほどの天候でしたが、羅臼町では暴風雪だったようです。

 まだ明日まで荒れた天候のようで、道や市町村職員はじめ多くの方が被害が生まれないよう努力されていて、大きな被害が出ないようにと願っています。

 人質事件については経過の詳細などが報じられ始め、冷静な検証を進める必要があります。

 何より今は、ご家族の気持ちを考えると本当に胸が痛む、というのが私の率直な胸の内。

 こんな残忍なことを繰り返させてはならないと強く思いながら、今もパソコンに向かっています。

 【今日の句】 悲しみの ない世界へと 協調を

2015年2月1日日曜日

こんな蛮行を許さず!

 政府が後藤健二さん本人の映像と認めました。湯川遥菜さんに続き、このような残虐なことは許せない! 日本共産党も志位委員長名で声明を発表しました(こちら)。

 
 ご家族の心痛を思うと、胸が痛むばかりです。

 このようなことは二度と繰り返させてはならない。

 「イスラム国」に対しては、声明でも触れたように武装解除と解体の道に追い込んでいくことです。

 日本政府としても、そのような方向を取る必要があるし、この間の対応もきちんと検証される必要があります。

 これを機に安倍首相は「邦人救出」の名で自衛隊の海外派兵を広げたいようですが、日本が「戦争できる国」へと進めることはダメでしょう。

 重ね重ね、お2人のこのような結果は残念だし、こんな残虐な行為を許しておいてはいけない。

 明日から参議院では補正予算の質疑が始まりますが、一方では政府の基本姿勢を正していかなければいけない問題が山積です。

 TPPでは、米国からの主食用米を特別枠で輸入することや、豚肉の関税引き下げなども検討されているとの報道もあり、ドサクサにまぎれてこんな交渉を進めることもまた許されない。

 今週は調査などにも出かける予定ですが、現場の実態を政府へ直接ぶつけたい。

 札幌は雪が強くなってきました。道東地方を中心にした悪天候も心配です。

 【今日の句】 どの理由 並べどテロは 許されず